北千住ボーイズバー『Bar Mix Nuts』ユウセイが大切にする、自分らしくいられる場所【独占取材】
笑顔でそう話してくれたのは、北千住『Bar Mix Nuts』でリーダーを務めるユウセイさん。プロカメラマンとして活動を続けながら、現在はお店を支える存在として後輩の育成にも力を入れています。
実は、そんなユウセイさんも、夜の仕事を始めた頃は不安を抱えた一人でした。
仲間との出会いを通して見つけた「自分らしく働ける場所」とは。そして「今度は自分が誰かの背中を押したい」と思うようになった理由を伺いました。
トピック
面接で「ここだ」と感じた。Bar Mix Nutsとの出会い
まずナイトワークを始めたきっかけから教えていただけますか?
ユウセイ 最初は歌舞伎町のホストクラブで半年ほど、そのあとサパークラブで働いていました。歌舞伎町には3~4年ほどいましたね。15歳の時から高校に行きながらカメラマンのアシスタントをしていて、高校卒業後は本格的に学びに芸大に。今もカメラマンとしても活動しています。
カメラの機材って、当時18歳の僕には本当に高くて(笑)。夢を追いかける軍資金を作ろうと、夜の仕事を始めたのがきっかけなんです。
不安もあったし、右も左もわからず、歌舞伎町はハードルが高く感じたなぁ。でも、ありがたいことに順調に働くことができて、目標だった機材代が半年くらいで貯められたんです。
そこから「かっこよさ」を前面に出すホストのスタイルよりも、もう少しカジュアルな雰囲気のほうが自分には合っていると感じて、サパークラブに移りました。サパーを経て今に至ります。
今もカメラマンと両立を?
ユウセイ ええ、そうです。母の形見だったカメラを手にして、「これで何か撮ってみよう」と思ったのがカメラマンとしての始まりです。実はアメリカに行く話もあったんですが、いろいろあって白紙に。そこで少し充電期間を経て、Bar Mix Nutsの求人をネットで見つけたんです。
歌舞伎町からなぜ北千住に?
ユウセイ 祖父母が北千住の近くに住んでいたんです。もういい歳なので、近くで面倒を見てあげたいという気持ちがあって。それが、歌舞伎町を離れた理由のひとつですね。
北千住にも他にお店がたくさんある中で、なぜBar Mix Nutsだったんでしょうか?
ユウセイ 一番は、面接の雰囲気。他のボーイズバーも受けたんですが、どこも少しカッチリしていて、僕のキャラには合わないなと思っていました。でも、このお店は面接の時点ですごくフィーリングが合って。「あ、ここだ!」って直感したんです。
あと、シャンパンが入った時にマイクパフォーマンスやダンスでお客さまを楽しませるスタイルが、前に働いていたサパークラブに少し似ていて。そこにも惹かれましたね。
入店の決め手は面接の雰囲気でしたが、働くうちに一番魅力を感じたのは「人」でした。夜の仕事って、上下関係が厳しいイメージを持つ人もいると思うんです。
でも、このお店は本当にフラットだった。もちろん最低限の礼儀や敬語はありますが、接客中に僕が先輩をいじっても、お笑いに変えて返してくれるような雰囲気で(笑)。
そういう空気感がすごく働きやすいなと思いました。
尊敬する先輩との出会いが、僕を変えてくれた
このお店で働いてから、ご自身で「変わったな」と感じることはありますか?
ユウセイ めちゃくちゃ真人間になりました(笑)。歌舞伎町にいた頃は、本当にがむしゃらだったんです。今思えば、かなり破天荒な接客をしていましたし、お客さまを怒らせてしまうことも何十回とあって。でも、このお店に入ってからは、店長が言葉遣いや社会人としての常識をイチから教えてくれました。
特に影響を受けた方はいらっしゃるんですか?
ユウセイ やっぱりマネージャーですね。言葉にできないくらい大きな存在です。マネージャーがいるから、このお店で働いていると言っても過言じゃないくらい。僕には絶対にない、人を惹きつける魅力を持っている方。本当に尊敬していますが、それと同時に「この人にはなれない」とも分かっていて。
だからこそ「自分は自分のスタイルを築いていこう」って思えるんです。
接客の仕方も、歌舞伎町の頃とは変わりましたか?
ユウセイ 変わりましたね、昔より上品になった(笑)。それに、お客さま一人ひとりに合わせることを意識するようになりました。初めてお会いする方だったら、見た目や仕草を見て「落ち着いた雰囲気が好きそうだな」とか「明るいほうが楽しんでもらえそうだな」とか、考えてから席に着くようにしています。時には、同業のお客さまから接客の相談を受けたり、ブログの文章を一緒に考えたりすることも。
ただ、やっぱり一番うれしいのは、お客さまが帰る時に「楽しかった」と言ってくれることですね。笑顔で帰ってもらえると、頑張った甲斐があったなと思います。
昔から人の相談に乗るタイプだったんでしょうか?
ユウセイ 相談されたら話を聞くこと自体は、昔からありました。ただ、本心では「そういうの面倒くさいな」と思うタイプだったんですよ(笑)。でも、このお店はみんな本当にフラットで温かくて。気づいたら、自分もその雰囲気に染まっていました。
自然と変わっていったんですね。
ユウセイ そうなんです。今ではお客さまだけじゃなくて、キャストから相談を受けることも増えました。「こういうお客さまには、どう接したらいいですか?」って聞かれたら、「こうしてみたらどうかな」って自然に話していて。このお店が、僕を変えてくれたんだと思います。
支えてもらったからこそ、今度は僕が後輩を支えたい
今はリーダーという立場ですが、後輩と接する時に意識していることはありますか?
ユウセイ なるべく強く言わないようにすること。未経験の人には特に。僕自身、何も分からない状態で飛び込んだので「最初はできなくて当たり前」だと思っているんですよ。自分の当たり前を押し付けず、「この子にとっては初めてのことなんだ」と考えながら、細かく丁寧に教えるようにしています。
新人さんが失敗してしまった時は、どうされるんですか?
ユウセイ 失敗は全然していいと思っています(笑)。むしろ、一回失敗した方が覚えることもありますし。もちろん、その時は僕たちがちゃんとフォローするので、失敗を怖がらなくて大丈夫。僕もたくさんフォローしてもらってきたから、今度は自分が後輩に返していきたいんです。
他にも「このお店ならではだな」と感じることはありますか?
ユウセイ 営業が終わったあとに、みんなでご飯に行くことが多いかな。新人の子が入ってきたら、なるべく声をかけるようにしています。僕が入った時も、先輩たちが自然に誘ってくれたので。そういうところは、このお店のいい文化だなって思います。
自然と馴染める雰囲気があるんですね。
ユウセイ はい。本当にみんなフラットで、後輩だから話しかけづらいとか、そういう空気はあまりないと思います。これからも、自分が迎え入れてもらった時と同じように、後輩を支えていきたい。安心して働ける環境を、これからもみんなで作っていけたらいいですね。
Bar Mix Nutsは、ありのままの自分でいられる場所
これから挑戦してみたいことや目標があれば教えてください。
ユウセイ やっぱり、Bar Mix Nutsをもっと盛り上げていきたいな。何か一つでも、「日本一」って胸を張って言えるものがあるお店にしたい。雰囲気でもいいですし、チームワークでもいいですし。そういうお店を、みんなで作っていきたいです。
ちなみに、ユウセイさんにとってBar Mix Nutsはどんな存在ですか?
ユウセイ 家族、かな。なんでも相談できますし、落ち込んでいる時も笑いに変えてくれる仲間がいる。あまり気を遣わず、ありのままの自分でいられる場所ですね、ここは。
仕事だけでなく、人としても成長させてもらったと思っています
これまでのお話を聞いていても、本当に人とのつながりを大切にされているんだなと感じました。
ユウセイ そうですね。僕は人に恵まれてきたと思っています。だから今度は、自分も誰かにとってそんな存在になれたらうれしいですね。
最後に「ナイトワークに興味はあるけど、一歩踏み出せない」という方にメッセージをお願いします!
ユウセイ 夜の仕事って、どうしても怖いイメージを持たれがちだと思うんです。僕も最初は不安だったんですが、実際に働いてみると、そのイメージとは違うこともたくさんあった。このお店には支えてくれる先輩がいる。僕もそうやって助けてもらってきました。だから、一人で抱え込まなくて大丈夫。
少しでも気になっているなら、一度Bar Mix Nutsに来てみてほしいです。実際にお店の雰囲気を見てもらえたら、きっとイメージも変わるはず。
体験入店からでも大丈夫なので、そんなに怖がらずに来てほしいですね。
※本記事は、2026年8月7日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。