北千住『Bar Mix Nuts』ニシナリが語る、自分の強みを見つけるボーイズバーの働き方【独占取材】
「暇だったから」というきっかけで、昼職と並行してボーイズバーへ。夜職に偏見を持っていたものの、実際に働く中で印象は変わり、現在はこの仕事一本です。
「面白ければ何でもOK」と自分らしく接客する一方、そのやり方を周囲には求めません。新人には「できなくて当たり前」と伝え、接客のたびに次に試すことを一緒に考えています。
一人ひとりの強みを見つけながら、未経験でものびのび働けるBar Mix Nutsの環境について伺いました。
トピック
「暇だったから」始まった、想像もしなかった仕事
ボーイズバーを始めたきっかけを教えてください。
ニシナリ:ありのままで言うと、暇だったからです。当時は昼にガソリンスタンドの営業をしていたんですけど、ガッツリ仕事をした後でも、なんか体力が余っちゃって。
それで、携わったことのない職業に就いてみようかなと思って、昼の仕事と並行してこのお店で働き始めました。
副業という形で始めたんですね。
ニシナリ:そうですね。なので最初は、週1~2日くらいのアルバイトからっていう感じでした。お店も家から近いという理由で選んだので、特別な決め手があったわけではないんです。
もともと昼の仕事を辞める予定はあって、うまくできるんだったら、ボーイズバーの仕事一本にしようかなと思って。
ちなみに、当時の採用理由は、雰囲気が独特だったかららしいです(笑)
もともと夜の仕事に興味はあったんですか?
ニシナリ:全然なかったです!むしろ、夜職に偏見がある側でした。わざわざ高いお金を払って、ボーイズバーみたいなところへお酒を飲みに行く意味が分からなかったんです。
でも、暇だったからこそ「今こういうところで働かなかったら、一生働かないかもな」と思ったんです。
多分ほかにも選択肢はあったんですけど、あえて自分が絶対に選ばなそうな仕事をやって、実際に知ってみようかなと。
実際に働いてみて、印象は変わりましたか?
ニシナリ:全然変わりましたね。お客様から「元気をもらいに来たよ」とか「会いに来ました」と言ってもらうことがあって、こういう仕事って意外と世間では求められているんだなって。
接客業という括りでは昼の仕事と同じでも、仕事内容はまったく違います。だからこそ楽しいっていう感じです!
もちろん仕事なので大変なこともあるんですけど、一日一笑いは絶対ありますから。
面白ければ何でもOK。自分らしく楽しませる
普段はどんな接客をしているんですか?
ニシナリ:最初は、何も考えず声のデカさとテンション感で入ったりします。ただ、人によりますね。穏やかに行くときもありますし。
あと、僕はお酒が弱くて、二日酔いでテンションを上げきれないときは、穏やかに接客することもあります。
意識しているのは、知らないことを知らないままにしないぐらいかもしれないです。
知らないことを知らないままにしない?
ニシナリ:お客様から「これ知ってる?」みたいに言われたことを、暇な時間にちょっと見たりします。もう一回来てくれたときに「見たよ」って伝えれば、一個の話になりますし。
「言ったの見てくれたんだ。自分に興味があるのかな」って思ってもらえればいいなっていう感じです。
それで僕のことも覚えてもらって、また来てくれたらいいなと思います。
ほかには、どんな接客をしていますか?
ニシナリ:面白かったら何でもOKです。体を張って、それを面白いと言ってもらえるならやります。
お客様が求める楽しさに合わせることを、嫌だなと思うことは全くないですね。
お客様の笑顔が一番いいです。
でも、僕を見て「ここまでしなきゃいけないんだ」と、新人キャストに思われるのは嫌ですね。
ここまでしなきゃいけないというと?
ニシナリ:僕がやりたいから体を張っているだけで、強要とかはしないです。むしろ、「こうやらないほうが正解だよ」って教えます。
「面白ければ何でもOK」は自分の中に留めておいて、ほかの人に同じことは求めないですね。
できなくて当たり前。接客のたびに次を考える
新人の方には、どんなふうに教えていますか?
ニシナリ:最初は先輩と一緒に動くので、一人にはしないです。なので喋りに自信がない子でも、接客していくうちに慣れて喋れるようになりますよ。
「次はこれをやろう」って感じで、やることを取捨選択しながら進めていきますね。
放置されないのは安心できそうですね。
ニシナリ:最初はできないものだと思っているんです。できなくて当たり前だし、できないことは悪いことじゃない。
何事も「はじめまして」で、できたらすごいことですよ。
僕もだんだん慣れていきましたし、少しずつできるようになっていく子も見ているので、そういう子のほうが多いと思いますね。
そこから、どうやって慣れていくんですか?
ニシナリ:席から抜けたら、「さっきの接客はどうだった?」って振り返りをするんです。できなかったことがあれば、「次につく席では、これをやってみよう」って話して。
終わったらまた振り返る感じで、トライアンドエラーの繰り返しです。
忙しい日は毎回できるわけではないんですけど、時間があるときは一卓ずつフィードバックしていますね。
振り返りながら教えるのは、なぜですか?
ニシナリ:そうですね。「自分でなんとかして」とするより、裏で作戦会議をするほうが覚えやすいと思います。僕が入った頃は放任主義に近かったので、自分なりにやり方を見つけながらやっていたんです。
でも、今は目をかけてほしい子も多いので、お店として育成方針を変えました。
僕も未経験から入りましたし、ほとんどのスタッフが未経験から入ってきています。
だから、夜っぽい教え方をするより、今の教え方のほうが合っているのかなって思います。
誰かの真似ではなく、自分の強みを見つける
ボーイズバーでは、どんなことが武器になるんですか?
ニシナリ:顔がいいとか、話が面白いだけが武器じゃないと思っているんです。お酒を飲めることと、話が面白いことは、それぞれ別の強みなんです。
たとえば、話が面白いなら、お酒を飲まなくてもいいと思いますし。
ノリがいいとか元気があるとか、一生懸命さがお客様に伝わるかとか。そういうのは結構見てますね。
本人がまだ気づいていないときは?
ニシナリ:一緒に席について、どんな話題に反応するかを見ます。逆に苦手な話題は何か、どういうノリが好きなのか。ゲームやお酒で楽しそうにしているか、どんなときに笑っているかも見ますね。
そういうところから、その子の強みを探していく感じです。
お店には、どんな方が多いんですか?
ニシナリ:ほとんどが未経験から入ってきた子です。夜職って怖いイメージがあると思うんですけど、このお店はあまり夜職っぽくないと思います。
SNSに出ているスタッフ同士の距離感も、実際とそんなに変わらないです。
入りやすそうとか、未経験でも働けそうと思ってもらえるお店だと思いますよ。
ボーイズバーで働くことに興味を持つ方に向けて、メッセージをください。
ニシナリ:のびのび働いてほしいですね。本当に。僕自身も自由に働いてきたので、新しく入る子にも同じように働いてもらえたらと思います。
ボーイズバーで働くか迷っているなら、とりあえずBar Mix Nutsに来てください!
本日は貴重なお話をいただきありがとうございました!
ニシナリ:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年8月18日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。