口出しすぎず、放っておかない。千葉『Rêve』渋谷彩夢が「任せる」を選ぶ理由【独占取材】
キャスト一人ひとりに対するまっすぐな向き合い方が印象の渋谷彩夢さん。
プレイヤーとしての経験を重ね、現在はお店を支える立場として現場に立つ彩夢さん。
これまでの歩みや仕事への考え方、キャストと向き合う中で大切にしていることについてお話を伺いました。
トピック
陰キャで家好き。それでも「相談される側」になる理由
ホスト業界で16年近くいると聞きました。この業界には魅力を感じたのはなぜでしょうか?
渋谷彩夢:いろんな仕事を経験してきたけどホストが1番とんとん拍子にいって稼げて楽しくて。でも始めた当初から経営側に回りたいという想いがありました。それで内勤を早くからやることに。ただ運営側になると悩むことばかり。ホストクラブはキャストが商品みたいなものなので、彼らがいなくなったら店舗も成り立たないんです。だからヘルプに回って話を聞いたり、自分からきっかけを作りました。
今特に苦戦しているのはジェネレーションギャップですね。
ジェネレーションというと?
渋谷彩夢:30代前後の人は厳しい人が多かったけど、今の20代は違う価値観で生きている。「やれ」と言うのではなく、自分で気づいてもらうようにすることが大切だと思っています。そうでないとモチベーションも上がりませんからね。
自分で気づいたほうが長く続くんじゃないかと!
ほどよい距離感を意識されているんでしょうか?
渋谷彩夢:そうですね。こちらから声をかけることも多々あります。でも「最近何が悩みか」と聞いてもすぐには出てこない。だから話せる関係性を作ることも大事なのかと。
悩みをすぐに言ってもらえれば、こちらもすぐに考えて答えられますしね!
まずはキャストとは共通点を見つけることから始めています。一番コミュニケーションをとるきっかけになると思うんです。アニメとかゲームとか。
相手を理解しようとすることが、信頼につながりますね。
たしかに共通の話題があるとお話ししやすいですもんね。
渋谷彩夢:そうなんです。僕も根本は陰キャ。アニメを観たり、ゲームをしたり、家にいるのが好きなんです。プライベートはお酒をほぼ飲まないし、たいてい家にいます(笑)
怒るのって簡単じゃないですか。でも大事なのは「相手のやる気を出させること」。難しいんですけどね!
一人ひとりと向き合い続けることで
運営側になり、ジェネレーションギャップ以外に悩んだことはどんなことだったのでしょうか?
渋谷彩夢:特に「どう言えば伝わるか」ということは、めちゃくちゃ考えましたね。先ほども言った通り、怒るのは簡単。だけど「やる気を出させる」のって本当に難しいんです。
一人ひとり個性があるし、考え方も全員同じじゃない。それに今の時代と若い子の価値観も違う。
「どうやって言ったらこの子の考えが変わるんだろう」って、ずっと考えてましたね。
だからこそ、普段のコミュニケーションが大切?
渋谷彩夢:本当にそうです。その子がどういうタイプなのかを考えるのが大事。どう関わるのがいいのか内勤になってから、ヘルプをして、話を聞いてきっかけを作るようにしていました。
積み重ねが信頼関係に繋がりますし、店全体でスムーズに動けるようになると思うんです。
それに自分でやるべきことにも気づいてくれるんじゃないかと。そのためにも背中を見せることも意識していますね。
やるべきこととは?
渋谷彩夢:TikTokの配信をはじめとするSNS。今の時代、配信しているホストは多いので難しいのも分かるんです。
僕も名古屋時代にSNSに力を入れていました。それは誰か上の人に言われたからではなく、「自分のできることってなんだろう?」と考えた結果たどりついたものなんです。
だから僕自身としては現時点では集客よりもキャストたちのコミュニケーションを大事にしているんです。
自分で気づくからモチベーションにも?
渋谷彩夢:おっしゃる通りです。だからガミガミは言いません。ただ報連相だけはお願いしています。報連相がないと何かあったときに対応できないので……。
何事においても報連相って一番大事なことだし、一番基礎ですからね。
ホストとして大切なこと
ホストとして大切なことって、どんなことだと思いますか?
渋谷彩夢:まずはやっぱり経験。たくさん失敗して、次につなげる。その繰り返しなんです。例えばですが、料理も最初は下手じゃないですか。でもやり続けるから徐々に上達していく。ホストの仕事もそうなんです。
未経験スタートは特にできなくて当たり前。だからうまくできなくても気にしなくていいんです。徐々にできるようになると信じて、「次どうしよう」と考えてたくさん経験していくことが大切ですね。
まずは場数を?
渋谷彩夢:そうですね。僕も当時はTwitter(現X)をひたすら使って集客をしていましたね。今みたいにインスタやTikTokはありませんでしたから……(笑)従業員のお客様がお友達を呼んで、それがきっかけで流れを掴んだこともあります。
どこにチャンスがあるかって分からないんです。接客って結局、人と人の仕事じゃないですか。だから、実際に席についてみないと分からないことが多いんです。
だからこそ、まずは場数で経験を積むのが大切ですね。
他にも伸びるホストの条件はありますか?
渋谷彩夢:あとはどれだけ先輩の話を聞けるかですね。先輩たちは経験を積んでいるわけで、その経験談を聞けるのは重要。あとはどう自分に落とし込むかですね。
先ほどおっしゃっていた、報連相の相談の部分にもつながりますね。
渋谷彩夢:まさにそうです。それでいて、空気を読みながら行くときは行く、引くところは引くができるようになると輝けると思います。
人の様子を見ながら動ける人は、自然と周りとの関係も作れると思いますし、そういう姿勢が大事なんじゃないかなと思いますね。
ホストで夢を叶える
彩夢さんはホストという仕事をどう捉えていますか?
渋谷彩夢:ホストはお金を稼ぐ仕事。みんなお金、好きじゃないですか(笑)ホストをやっている子たちは基本的にお金を稼ぎたいと思うんです。ただそのお金っていうのは手段に過ぎない。
その先に何か夢があると思うんです。
僕だったらホストで稼いで経営するのが夢でした。今グループで地方展開をするということで、ここ千葉に出店することで叶えていますが……!
その思いが店名に?
渋谷彩夢:はい。「Rêve」はフランス語で「夢」を意味します。ちなみに店名はグループのルナさんといくつか候補があったなかで決めたんですが、夢や成功をキャストたちには掴んでほしいなと思っています。
ちなみに彩夢さんが描く、これからのRêveの展望は?
渋谷彩夢:拡大移転や2店舗目の出店ですね。でもまだRêveは始まったばかりのお店。まずはキャストたちとコミュニケーションをとりつつ、良い雰囲気、ワイワイとした楽しいお店にしていきたいですね。
新規店の強みはみんながスタート地点に立てること。グループならではの恩恵も感じられると思います。バイトも大丈夫です。
まずは体入に来てくれたら嬉しいですね。
今後が楽しみですね!本日は素敵なお話ありがとうございました!
渋谷彩夢:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年3月11日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。