人に流されず、自分を曲げない。愛媛『Groovy』渚カヲルが明かす、ホストとしてのプロ意識【独占取材】
嘘をつかないストレートなホストとしての接客軸や、家族みたいに温かく熱い仲間との日常、未経験の背中を優しく押す言葉まで、インタビューを通してリアルな声をお伺いしました。
「自分を曲げずに、自分らしく輝ける」その魅力に迫ります!
トピック
しゃべれず酒も飲めず、ただカルピスを飲んでいた新人時代
カヲルさんがこのお店に入ったきっかけについて教えていただけますか?
渚カヲル:もともと友達がやっていた他のお店に体験入店してみたのですが、そこの雰囲気があまり自分には合わなくて。それから1、2ヶ月後くらいに、Groovyの上の方に声をかけていただいたんです。
とりあえず体験入店に行ってみたらお店の雰囲気がすごく良くて、その日にすぐ入店しようと決めました。
即決だったんですね。最初から「ホストとして稼ごう!」という感じだったのでしょうか?
渚カヲル:いえ、当時は昼にパン工場で働いていたので、最初はバイトというか「お小遣い稼ぎになればいいな」くらいの感覚でしたね。求人条件や給与面も特に気にせず、本当に軽い気持ちでスタートして。
ただ、昼の仕事は残業が多くて夜も遅かったので、次第に「ホスト一本で頑張りたい!」と思うようになって途中で切り替えたんです。
入店されたばかりの頃、お仕事で苦労されたことはありましたか?
渚カヲル:そうですね、新人時代は一対一でヘルプにつくのが本当に苦手で……。トークが上手いわけでもないですし、入店当時は未成年だったのでお酒も飲めなかったし。
席に座って、ただカルピスを飲んでいるだけのヘルプだったなあ(笑)。
最初からおしゃべりが得意だったわけではなかったのですね。
渚カヲル:めちゃくちゃ苦手でした。女性と話すこと自体、そこまで得意ではなかったので。お酒についても、二十歳を過ぎて飲めるようになってからも最初はすごく弱くて、すぐベロベロになっていたんです。
そこから接客に慣れていくまでに、どのような転機があったのでしょうか?
渚カヲル:入店して半年くらい経った頃かな。「先輩の接客やしゃべり方を真似してみよう」と思って、自分から観察して盗むようになりました。直接手取り足取り教えてもらうというよりは、話の流れやタイミングを目で見て学んでいった形です。
具体的に、どのようなところを意識して変えていったのですか?
渚カヲル:まずは「大きな声を出すこと」。声を張って場を盛り上げて、笑いが取れるなら取っていくスタイルに変えたんです。しっぽり話すというよりは、とにかくワイワイ明るく楽しんでもらう接客を意識して、なんでもやってみましたね。
接客スタイルを変えてみて、手応えや変化はすぐに現れましたか?
渚カヲル:はい!これまではずっと成長を感じられなかったんですが、接客スタイルを変えてからは初めて爪あとを残せて!やっと手応えを感じられたときは本当にうれしかったですし、そこから一気に仕事が楽しくなりました。
努力が形になった瞬間の喜びは格別ですよね。
渚カヲル:はい、「もっと頑張ろう!」とモチベーションがすごく上がったんです。会話もお酒も苦手だったゼロからのスタートでしたが、自分の意識と行動次第で変わっていけるんだと実感できた瞬間でした。
お客さまにも自分にも嘘はつかない。プロとしての覚悟とスイッチ
カヲルさんが現在、接客において一番意識されていることはなんですか?
渚カヲル:一番気をつけているのは、お客さまに対して嘘をつかないこと。思ったことは基本すべてストレートに伝えています。接客のタイプとしては“俺様キャラ”みたいな感じで、感情をむき出しにして接することが多いかもしれません。
とてもストレートなんですね!お客さまの反応はいかがですか?
渚カヲル:もちろん中には離れていってしまう方もちょくちょくいますが、自分にもお客さまにも嘘はつきたくなくて。媚びたり偽ったりするくらいなら、ありのままの自分でいたい。
そういう自分を理解して、気に入ってくれる方がついてきてくれますね。
自分をごまかさない姿勢、かっこいいです。その軸は最初からお持ちだったのでしょうか?
渚カヲル:仕事の軸として「人の意見に流されない」というのは最初から変わらず、常に意識しています。自分の意見もしっかり出したうえで、その中で最善の選択を考えて行動するのが僕のやり方。
基本的に「自分を曲げない」という想いが強くあるんですよね。
人の意見に流されず、自分の芯を貫く強さがあるのですね。
渚カヲル:もちろん必要な部分は変化させますけど、根本の考え方や軸はブレさせたくなくて。お客さまと対等に向き合うためにも、自分の意見や意志をしっかり持つことが大切だと思っています。
目標を達成するために工夫されていることはありますか?
渚カヲル:普段お客さまと連絡を取る時は、基本的に仕事に対する真剣な話を中心にするようにしているんです。日常のやり取りの中で、自分の熱意や「今月はこう頑張りたい」という気持ちをしっかり伝えておく。
そして、お店に来ていただいた時は、ただただ全力で一緒に楽しむというスタイルをとっています。
普段のやり取りと対面する時間で、しっかり役割を分けているのですね。
渚カヲル:そうですね。以前は「相手の気持ち」を余計に考えすぎて、せっかくの応援を遠慮して断ってしまうような、変な謙虚さがあったんです。でもそれだと、後から「あの時しっかり熱意を伝えておけばよかった」と後悔することが多くて。
だからこそ今は、自分の目標や熱意をストレートに伝えて、応えてくれたお客さまには「本当にありがとう!」と素直に感謝の気持ちを爆発させるようにしています。
その熱意が伝わったことで目標を達成できた時は、すごくやりがいを感じましたね。
ちなみに普段のカヲルさんとお店でのカヲルさんは、雰囲気が違ったりするのでしょうか?
渚カヲル:実は、プライベートでの自分とお店での自分は完全に真逆(笑)。普段はほぼ一切しゃべらないですし、基本的に一人で静かに過ごしたいタイプ。でも、お店に入った瞬間に勝手にスイッチが入って、ホストとしての「渚カヲル」になれるんです。
見事なオンオフの切り替えですね!
渚カヲル:本当にもう「0か100か」という感じ(笑)。プロとしてお店に立つ以上は、常に100パーセントの自分でお客さまに向き合うし、全力で声を張って場を盛り上げる。
この仕事を通じて、昔の自分にはなかった切り替えや考え方が身につきました。
愛ゆえの厳しさに食らいついてくる、頼もしい後輩たち
お店で長年勤められている中で、後輩の育成や指導で意識されていることはありますか?
渚カヲル:僕、言葉で説明するのがすごく下手で。だから「まずは一回、自分の目で見て学んでほしい」というスタイルで関わっています。後輩から相談を受ける時も、「分からないことがあったら細かく質問してほしい」と伝えていて。
大雑把に「どうすればいいですか?」と聞かれるより、「こう思うんですけど、こうしたほうがいいですか?」と選択肢を出して聞いてきてくれたほうが、具体的なアドバイスもしやすいんですよね。
なるほど!ただ教えるだけでなく、後輩自身に考えさせる関わり方なのですね。
渚カヲル:はい。だからこそ、自分が教えた後輩のファンが増えたり、評価が一つでも上がったりすると本当にうれしくて。それこそ、少し前に相談に乗ってあげた子がいるのですが、その子の頑張りや努力が実った時は、自分のことのように喜んでしまいました。
後輩へのアドバイスや指導の際、どのようなアプローチをされているのでしょうか?
渚カヲル:結構どストレートに厳しく言っちゃうタイプ。「どうやって成長させるか」「どうすればもっと洗練できるか」を考えて、ダメなところははっきり伝えます。
たまに「嫌われちゃうかな」と不安になる時もあるんですけどね(笑)。
本気で相手の成長を考えているからこその厳しさですね。後輩の反応はいかがですか?
渚カヲル:みんなすごく素直に受け止めてくれますし、「これどうですか?」って積極的にアドバイスを求めに来てくれる子も多くて。「自分を変えよう」という強い意志を持って応えてくれるので、教えがいがありますね。
お店の雰囲気やキャスト同士の関係性はどのような感じですか?
渚カヲル:お互いをリスペクトしながら切磋琢磨している関係かな。営業が終わった後に「もっとこう出来たな」と自分に対して悔しがっている姿もよく見かけるくらい、みんな負けず嫌いで(笑)。
でも、ギスギスした感じではなくて、すごく仲が良いと思います。
すごく刺激的で素敵な関係性ですね!後輩から頼もしい言葉を掛けられることもあるのでしょうか?
渚カヲル:「今月はもっと頑張ります!」「カヲルさんに追いつけるようにやっていきます!」って真っ直ぐ想いを伝えてくれる子もいて。すごく燃えていて、かわいいんですよ。そうやって、お互いに熱く高め合える仲間がいるのは、本当に良い環境だなと感じますね。
カヲルさんご自身は、お店の中でどのような役割だと感じていますか?
渚カヲル:今のお店では一番歴が長くて、上に立つ先輩もいない状態。だからこそ、お店全体に対する責任感は誰よりも強く持たなきゃな、と。
自分の接客だけでなく、営業中も常にお店全体や後輩の動きに目を配るようにしていますね。
営業中も常に全体を見守られているのですね。大変に感じる部分もありますか?
渚カヲル:ずっとお店全体に目を光らせて配慮するのは、確かに大変な面もありますね。でも、一人ひとりが成長していく姿を見られるのは、何よりのやりがいなので。
みんなでお店を盛り上げていくためにも、これからも背中を見せながらしっかり引っ張っていきたいと思っています。
Groovyは家族のような場所。一緒に上を目指す仲間を待ちたい
Groovyというお店の魅力や、働きやすさについて教えていただけますか?
渚カヲル:うちのお店は「ルールが多すぎない」というのが一番の魅力ですね。なんでもかんでもルールでガチガチに縛ってしまうと窮屈になってしまいますから。服装に関しても自由で、スーツ指定の日であっても出勤時は私服でOK。
未経験の方でも気軽に挑戦しやすく、すごく入りやすい環境だと思います。
とても自由度が高く、未経験からでも飛び込みやすい環境なのですね!
渚カヲル:はい。ただ自由な反面、毎日の掃除やお客さまへの丁寧なご案内、あいさつといった一つひとつの所作は、全員ですごく大事にしていて。メリハリを持ってしっかり取り組んでいるからこそ、安心して働ける雰囲気があるんです。
Groovyで働かれているキャストさんは、やはり未経験スタートの方が多いのでしょうか?
渚カヲル:そうですね。うちのお店のキャストは、基本的にみんな未経験からのスタート。それも最初から「ホストとしてガッツリやってやるぞ!」と意気込んで入ってくる子ばかりではなくて、最初は出勤数も少なめだったりして。
でも、働いていくうちにどんどん仕事が楽しくなって、毎日出勤するようになる子が多いですね。
未経験からでも安心して仕事を覚えていけるサポート体制はあるのでしょうか?
渚カヲル:未経験向けの教育・研修体制をしっかり整えていますよ。具体的には、動画で接客のイメージを見ることができたり、テーブルマナーを先輩がしっかり教える日を設けたり。
不安なく仕事を覚えていける環境があるので、安心して飛び込んできてほしいです。
カヲルさんにとって、Groovyはどのような存在ですか?
渚カヲル:うーん、家族に近い存在かもしれない。うちのお店、従業員同士が本当にめちゃくちゃ仲良くて、プライベートでも基本みんなで一緒に行動しているんですよ。
営業終わりにご飯に行くことはもちろん、休みの日に後輩と旅行に行くことも。
年に二回のペースで沖縄や北海道などに社員旅行も行っていて、毎回バカ騒ぎしていますね(笑)。
本当に家族のように温かい関係性なんですね!
渚カヲル:ただ仲が良いだけじゃなくて、仕事になればお互い本気でぶつかり合えるのも、ここで働く人たちの良さ。朝礼でもみんなに「地域で誰からも愛される、魅力あふれるお店にしていこう」と熱く伝えているんです。
そしてそこで終わりではなく、「Groovyでの成長を糧に、新たなお店を出したい」という大きな夢もあって。今はそこに向かって、全員で一丸となって走っています。
最後に、ホストという仕事に興味を持っている方にメッセージをお願いします!
渚カヲル:とにかく「まずは一度やってみてほしい」。自分では「向いていない」「会話が苦手だ」と思っていても、実際にやってみたら隠れた才能が見つかるかもしれないじゃないですか。
だから1日でも、1週間でも、1ヶ月でもいいので、一度飛び込んでみてほしい。それで「合わないな」と思って辞めたり逃げたりしたって全然構わないですから。
自分の可能性を見出すためにも、迷っているなら一歩を踏み出して、僕たちと一緒にGroovyで熱く挑戦していきましょう!
※本記事は、2026年9月29日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。