福岡中洲『GG本店』九条朱鳥が見つけた、人と向き合うホストの楽しさ【独占取材】
入店当初は人見知りで、愛想笑いをすることしかできなかったと語る朱鳥さん。
しかし先輩の言葉を素直に聞き、考えるようになったことで少しずつ手応えを感じていきました。
相手を一人の人として知ろうとする接客観。そして先輩の背中を見て後輩に伝えようとする思いまで、GG本店で歩んだ等身大の成長ストーリーをお届けします。
トピック
最初は愛想笑いだけ。人見知りだった自分がGG本店に入るまで
まず、朱鳥さんのホスト歴と始めたきっかけを教えてください。
九条朱鳥(くじょうあすか):ホスト歴は、もうすぐ3年ぐらい。始めたきっかけは、人からの紹介みたいなとこですかね。そのときは自分で何か仕事をしようかなと思っていて、いろいろな人と関わる中で、ホストをやっていたっていう人の話を聞いたりしてたんです。
それで、その人から「やってみたら?」と言われたのがきっかけですね。
もともとホストには興味があったので、自分でも調べてみようかなと。
そこからGG本店に入店されたんですね。
九条朱鳥:そうです。求人サイトで調べて、一番上に出てきたのがGG本店だったので、そのまま入店したっていう感じですね。
僕が人見知りっていうのもあったし、どこのお店が良いとかもわからなかったんです。
だから他のお店とかは見に行かず、体入もせずにそのままGG本店に入った感じでした。
人見知りだったというのは、少し意外です。
九条朱鳥:話すこと自体は嫌いじゃないし、むしろ好きなほうなんですよ。ただ入店当初は人見知りというか、警戒心が強いというか。人に嫌われたくない気持ちがあって、素の自分を出すっていうより、変に自分を作ってたと思います。
お客様のこともわからないし、どんな話を振れば楽しんでもらえるかもわからないし、嫌われたくないし。
いろいろ考えすぎて、話せなくなっちゃうんですよね。
入店してすぐは思うように話せなかったんですね。
九条朱鳥:そうなんです。ホストっていうものが、どういう世界なのかもあまりわかっていなかったのもあります。なので入店して1ヶ月ぐらいは本当にほとんど話せなくて、話しかけられても笑顔で愛想笑いをするぐらいしかできなかったですね。
だから、テーブルマナーだけはちゃんとやろうと思って、そこに集中するのが精一杯でした。
当時はあまりうまくホストをやれてる感覚はなかったですね。
勢いだけでは届かない。先輩の言葉を聞いて変わった接客
そこから成長を実感した経験はありましたか?
九条朱鳥:お酒を飲まなくても話せるようになったタイミングですかね。最初は人見知りだったので、酔っ払っていないと話せなかったんです。
なので、初回やヘルプにつくときは、必ず裏でお酒を飲んでから席に付くこともありました。
お酒を飲むと楽しくなるタイプなんで、少しフレンドリーに話せるようになるんです。
でもそれをやめても、初回やヘルプで話せるようになったタイミングで、自分の成長を実感しましたね。
話せるようになってから、さらに変わった部分はありますか?
九条朱鳥:そうですね。僕の中では、話せるようになってから手応えを感じるまで長かったんです。もう一段壁があったというか……お酒の力を借りたり勢いで話したりするだけでは、その先に進むのは厳しいな、と。
だから話せるようになっただけで終わりではなく、そこからさらに考えるようになったんです。そうしたら少しずつ手応えを感じられるようになったと思いますね。
考えるようになってから、行動は変わりましたか?
九条朱鳥:前より先輩の話をよく聞いて、質問するようになりました。もともと、わからないことがあったら聞くタイプではあったんです。でもただ聞いてやってみはするけど……みたいな。なんとなく聞いていただけになっていたんです。
でも、もっと上を目指すって意識してからは、まだ足りなかった、もっと聞けたなと思うようになりました。
素直に先輩の話を聞いて、いい意味で自分の意見や価値観を変えていく。
そうしていくことで、アドバイスをもっと吸収できるようになったのが変わったところですね。
そこまで成長を続けられた理由は何だったと思いますか?
九条朱鳥:毎回、壁はめちゃくちゃあるんですけど、自分は結構負けず嫌いなんです。負けたくない気持ちもあるし、個人として認められたいという気持ちもあったと思います。
自分はあまり青春みたいなものを送ってこなかったので、そういう憧れみたいなものがあるんです。
だからこそ、ホストとして青春したい気持ちもありますね。
人を知るほど、ホストの仕事が楽しくなっていった
仕事の楽しさは、どんなところにありますか?
九条朱鳥:楽しさは、やっぱり出会いですかね。ホストって毎日いろいろな人が来て、いろいろな人と関わる仕事じゃないですか。
そこで、相手の価値観だったり人生だったりを知れるのがちょっと楽しいなって思うんですよね。
相手の価値観を知ることが楽しさにつながっているんですね。
九条朱鳥:そうです。僕、基本は聞いて答えるタイプなんですよ。聞かれたら自分のことも答えますけど、自分から自分の話をするのはあまり得意じゃないですね(笑)
話を聞いて、この人ってどういう考え方をしてるんだろうとか、どういう人生だったんだろうみたいなのとか。
その中で、自分の視野だったり考え方が変わったりもするんで、そういうところに仕事の楽しさがあるのかな、と。
もともと人に興味があったんですけど、ホストを始めてからもっと人に興味が湧くようになりましたね。
相手を知るために意識していることはありますか?
九条朱鳥:お客様としてではなく、一人の人として見ることです。ホストはどうしても目の前のことに追われ過ぎてお客様を表面的な部分でしか捉えないキャストもいると思うんです。
でも自分を応援してくれる一人の人として見たときに、表情とか話し方、聞き方を通じて、相手のことをちゃんと知りたいと思っている気持ちが伝わるのかなって。
だからこそ、相手に興味を持つ姿勢は意識していますね。
その気持ちは、相手にも伝わるものなんでしょうか?
九条朱鳥:そう思います。なので、相手の本心から興味を持って、素直に聞いちゃいます。そういう意識で向き合っていると、相手も少しずつ話してくれるんです。
だから、ただ話すだけじゃなくて、相手をちゃんと知ろうとすることが大事なんだと思います。
先輩の背中を見て、今度は自分が楽しく伝える番へ
相手を知ろうとする意識は、お店全体にもありますか?
九条朱鳥:そうですね。GG本店はキャスト同士の距離が近くて仲が良いので、助け合いの精神みたいなものは出てるんだと思います。
たとえばお客様を見てちょっとテンションが低いなと思ったら、呼ばれていなくても「あそこの卓ついていいですか?」みたいな感じで周りが自然と動くこともありますね。
担当以外の席でも、周りがヘルプとしてカバーしたり、楽しませたりする空気はあります。
その空気はお店で教えている部分なのでしょうか?
九条朱鳥:僕は、先輩たちを見て学んできました。自分のお客様が少し気分が下がっているときに、先輩が察して卓についてくれたり盛り上げてくれたり。そういう姿を見て、ヘルプってこういう感じなんだなってわかるようになったんです。
ヘルプの入り方も僕が下の子たちに直接教えているわけじゃないんです。
それでも自然とやってくれているんで、自分たちがやっている姿を見て学んでくれているんだと思います。
距離感が近いからこそ学べることも多いんですね。
九条朱鳥:そうですね。相談とかも全然聞きに行きやすい環境だと思います。入ったばかりだから先輩に話しかけづらい、みたいな空気はあまりないと思います。新人のキャストもすぐ仲良くなれる環境ですね。
いつから始まったのかもわかんないんですけど、新人とか関係なく初指名になったり、誕生日だったりすると、みんなで胴上げするんですよ(笑)
誰かがノリで始めたことでも「それいいじゃん」ってなれば、お店全体で自然とやることもあります。
朱鳥さん自身も、先輩に支えられてきたんですね。
九条朱鳥:そうですね。先輩は大好きです。ご飯にもたくさん連れて行ってもらいましたし、服とかアクセサリーをもらったこともあります。
最初の方はお金がなかったりもするので、そういうことをしてもらえるのは嬉しかったです。
でもそれ以上に、「こうなりたいな」と思えたことが大きかったですね。
自分より少し年上の先輩が、すごくかっこよく見えたんです。
今度は、朱鳥さんが後輩に背中を見せる番なんですね。
九条朱鳥:そうですね。自分も先輩にしてもらったことがあるので、今度は後輩に見せたいなと思っています。後輩に何かを教えるときは、なるべくしんどそうに見せないようにしています。
実際にしんどい部分もあるとは思うんですけど、伝え方は意識していますね。「これならできるかも」とか「楽しそう」と思えるような言い方をしたいんです。
ホストとして成長するには、素直にホストを楽しむことと、素直に聞けることが大事。それができれば、未経験でもなんとかなると思っているので。
自分も先輩に背中を見せてもらったので、今度は自分がそういう存在になりたい。
だからこそ、今後は僕がお店を引っ張る存在として、グループ全体を盛り上げていきたいですね!
今後のご活躍を楽しみにしております!ありがとうございました!
九条朱鳥:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年7月15日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。