夢はたくさんのホストを独立させること。RIGHTグループのシンデレライライ零がホスト経営者論を語る【独占取材】

公開日:2024/02/07
今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回はアルバイトホストでいながら活躍された経験を持つホスト・シンデレライライ零さんに取材をおこないました!
現在、シンデレライライ零さんは今やL’s collection(エルコレ)のRIGHT gropの『CLUB RICH』『REALM』というホストクラブを管轄する経営者。
さらに、ホストや経営者と並行して美容師の仕事も兼任。一つの肩書に縛られることなく、常に前を向いて突き進むその姿に憧れを抱くホストは数え切れません。
本記事では、そんなシンデレライライ零さんにご自身の営業法や経営者論をお話しいただきました。
今後のホスト業界の予測、ホストの先に見えるビジョンなど、この記事にあなたの未来を切り開くヒントが隠されているかもしれません!
ぜひ最後までご覧くださいね。
トピック
ホスト×美容師×経営者の忙しさの中でも最短ゴールを目指す

―シンデレライライ零さんは、まずアルバイトホストとしてこの業界に足を踏み入れたんですよね。
シンデレライライ零:はい、おっしゃる通りです。僕は20歳の時に歌舞伎町のとあるホストクラブでアルバイトホストを始めました。
当時は美容師をしていて、その時に出会ったホストさんに誘われたのがきっかけですね。「バイトでも良いなら」くらいの気持ちで始めたんです。だから僕は美容師とホストを両立していました。
歌舞伎町でホストを始めてから半年くらいで活躍できて、その後、福岡で自分の美容室をオープンしました。その時に一度ホスト業界からは離れています。
そこからしばらくして、美容師をしながらでも「時間があるな」と思って福岡でホスト復帰したんです。
―時間が余ったのですか!?
シンデレライライ零:はい(笑)僕は効率重視で、最短でゴールを目指すようにしています。無駄なことはしたくないと思っています。
福岡でも最初はアルバイトホストでした。でもアルバイトでも23歳の時にバースデーイベントを打つことができました。
当時の福岡でもかなり珍しいことだったんです。運もあったとは思いますけど(笑)
―バースデーも成功した営業秘訣を教えてください。
シンデレライライ零:強いてあげるのであればマメさでしょうか。僕、美容師もやっているので他のホストに比べたら時間がないと思います。
忙しいからこそその分マメさを大事にしていました。これはホストを始めた当初からこの考えは変えていません。
時々「そんなにマメで面倒くさくなりませんか?」と聞かれますが、正直頑張っていたらそこまで気にはならないと思いますよ。
―「忙しい人ほどマメ」を体現されていらっしゃいますね!
シンデレライライ零:確かにそうですね(笑)
X(旧:Twitter)でも投稿したことがあるのですが、僕は従業員のスマホのスクリーンタイム(androidはDegital Wellbeing)も常日頃からチェックしています。
仕事に集中しているかを見れますからね。
スキマ時間を使ってSNSで情報収集。知識量と会話技術が武器になった

―シンデレライライ零さんはアルバイトでも名前があがるようなホストさんだったと伺っています。。
シンデレライライ零:はい。中洲の中でもそうですね。
中洲でもかなり稼いでいたんじゃないかな(笑)
―継続してご活躍されていると思うのですが、その秘訣を教えてください。
シンデレライライ零:当たり前のことの積み重ねです。サボらないといった基本が大事です。ホストの基本は「連絡をマメにすること」「ホストとしてかっこよくいること」です。
ホストとしてのかっこよさ、というのは見た目だったり、服装だったりもありますが、やっぱり「トーク力」もそう。お酒を飲む場の雰囲気づくりもホストとして大事だし、僕自身が大事にしたことですね。
お客様がお酒を飲みに来ているんであれば、「お酒を楽しく飲ませよう」とかね。そういう基礎がホストとしてのスタートラインだと思います。
それから諦めないことも大事ですね。長く働いた分チャンスは広がるのかなと思います。
いつか花が咲くかもしれないので、まずは踏み込む勇気と諦めないこと、そして当たり前のことを積み重ねていく、この2つが活躍する秘訣です。
―シンデレライライ零さんはどのようにトーク力を身につけましたか?
シンデレライライ零:僕はもともと話すのが得意なほう。だから才能の部類かもしれません(笑)
といっても学生時代、毎日を楽しく過ごしていて、それなりに面白かったので、そこで身についたんじゃないかとは思います。
ただトーク力って知識量にも左右されるのかなと思っています。お客様と同じレベルの話ができるかどうかで変わってきます。
冗談めいた話も、頭の良さを問われそうな話もついていけるか。そのためにも知識量は求められると思います。そもそも会話が成り立たないといけませんから。
さからニュース、エンタメと幅広いジャンルの知識を入れる。むしろ知らない方が怖いんです。
XだったりYouTubeだったりTikTokだったり、SNSは情報源なので常にチェックしています。僕は美容師もしながらだから結構忙しいけど、SNSならスキマ時間で見れます。
シンデレライライ零ならではの経営論とは

―シンデレライライ零さんは26歳でエルコレ初参戦とのことですが、きっかけは何だったのでしょうか?
シンデレライライ零:たまたまの出会いですね。知人に紹介してもらったんです。話を聞いてブランドシェアという新しい形に興味を持ったんです。
当時九州にエルコレがなかったので、東京の風を福岡にも入れようかなと。
現在(※2024年1月)エルコレグループ内に僕のグループであるRIGHT groupがある形になります。この形でグループを率いているのは僕が最年少です。かなり早い段階でこの立場に昇りつめることができました。
―そんなシンデレライライ零さんが経営するホストクラブの魅力を教えてください。
シンデレライライ零:距離感の近さ、それから離職率の低さというのは魅力だと思っています。
離職率が低い要因はお給料システムです。僕のお店では、一般のサラリーマンみたいに長く働けば毎年お給料が上がるんです。
―なぜでそのシステムを取り入れたのですか?
シンデレライライ零:ホストも仕事という意識を持ってもらうためです。時間を守るって当たり前のことだけど、その当たり前を毎日続けられれば皆勤賞という大きなボーナスがもらえる。
しかも3か月、半年、1年といけばどんどん給料が上がる。長く頑張っていればサラリーマンより良い給料が貰えるような仕組みにしているんです。
その恩恵が受けられるように、まずは真面目にお店に来なさいという教育方針なんです。だから伸び悩んでいたとしても、ホストに疲れて辞めてしまうというのがないんだと思います。
さっきも言った通り、ホストは誰にでもチャンスがある仕事だから、まずは諦めず続けることが大事ですからね。
僕は昼の会社もやっているし、経営に関しては長くやっているほうだと思います。しかも経営しているホストクラブはエルコレのブランドシェアなので良いところ取りができるんです。
―エルコレブランドがあることで、よりチャンスは掴みやすそうですね。
シンデレライライ零:そうですね。僕を知っている方も多いと思いますし、さらにエルコレという大きな看板が加わったので福岡の中でも知名度のあるお店だと自負しています。
特に初回の数は自慢できます。初回は中洲のホストクラブの中ではすごいと思うな。リピート率も良いですね。
それにほかのお店のホストたちが移籍してくれているので、いろんなお店の話も聞けます。
それもあってか、未経験者も何名かグループに注目してもらえる活躍をしています。未成年でも活躍したホストもいますよ。
経営者ホストが語る今後のホスト業界。そして彼の夢とは……

―RIGHTグループに興味を持っている方へ一言お願いします!
シンデレライライ零:とにかく1回話を聞きに来てほしいです。最初は1歩踏み出す勇気を持ってほしいです。
知らないところに行くのは怖いと思いますが、それはどの仕事も一緒。ホストクラブであることを構えず、普通の会社の面接に行く気持ちで来てください。
それにうちは採用率は九州でも高いほうだと思います。3ヶ月の研修期間で合う・合わないを決められますし、3ヶ月で僕が当たり前のことができるように育てます!
ホストクラブは今の情勢的に厳しくなり、昔のようにお酒をめちゃくちゃ飲む、女の子に何かをする、そういった話ではなくなってきています。
だからこそ、今後は本当にちゃんとした人しか生き残れないと思っています。
そして、僕はクリーンになっていくからこそ働きやすくなっていく業界だと思っています。ホストクラブも職業選択のひとつに入れてくれたら嬉しいです。
―最後にシンデレライライ零さんの目標を教えてください。
シンデレライライ零:たくさんのホストを独立させることです。
僕はグループを会社だと思っています。年商を上げて多店舗展開をしていって、さらにその数だけたくさんの独立するホストを輩出する。これが今の僕の目標です。
―本日は素敵なお話ありがとうございました!
シンデレライライ零:ありがとうございました!
※本記事は、2024年2月7日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。