前橋ホスト『CLUB REY-別館-』霧嶋キリヤを支えてきた、価値をつくる考え方【独占取材】
前橋『CLUB REY-別館-』(以下REY別館)で働く霧嶋キリヤさんは、強い憧れや覚悟があったわけではないといいます。
実際キリヤさんは顔や才能に自信がなかったそう。けれども考え方や工夫を重ねながら、自分なりのスタイルを築いたと語ります。
今回のインタビューではホストを始めたときの率直な気持ちや、仕事を続けるうえでの考え方、そして未経験の方が安心して働ける環境についてインタビューしました。
トピック
できそうだからやってみた ホストを特別に感じなかった理由
キリヤさんはどんな経緯でホストの仕事を始めたのでしょうか??
霧嶋キリヤ:ABEMAの『愛のハイエナ』がホストを始めたきっかけです。山本裕典さんのホスト姿を見て「あ、できそうだな」って思ったんです。前職は営業職。仕事という面ではホストと営業は似ている部分も多いのではないのかな、と。
営業と似ているならできなくないかもなという。本当にそのくらいの感覚です。
憧れというよりは、自分のバックグラウンドが活きるか否かということでしょうか?
霧嶋キリヤ:そうですね。だから正直「人生かけてホストをやるぞ!」というつもりはなかったんです。昼職をやめて半年ほど仕事をしていない期間があって、この先どうしようかと考えるようになって。
そういった事情で家から近い場所で働けて、生活リズムを崩さずに働けそうな前橋のホストクラブに体入しました。
体入に行ったのはREY別館だけだったんですか?
霧嶋キリヤ:そのときはREY別館のオープン前だったので、系列店ともう1店舗の体入に行きました。そこでお店の雰囲気とか働くホストを見て、入店を決めた感じです。
そのときにはREY別館ができることが決まっていたので、1カ月だけ系列店で働いてそのままREY別館に移籍しました。
初めて間もない中でオープンメンバーに挑戦したんですね。不安は感じませんでしたか?
霧嶋キリヤ:最初は不安を感じましたが、やっていくうちに「意外と大したことないかも」と思えたんですよね。ホストクラブで働く人は若い人が多いと思いますが、僕が始めたときは29歳。
昼職や年齢もあって、社会経験の差が武器になると思ったんです。
顔や才能に自信がなくても続けられた考え方
当初、周りのホストとはどこに差を感じていましたか?
霧嶋キリヤ:若いホストはやっぱり勢いがあるので、自分はそこを武器にできないと思っていたんです。なので、自分がどうやって価値を出すのか。別のところで自分の価値が出せる何かがないと、活躍できないんじゃないかと感じていました。
その「別のところ」というのは、どういう部分だったんでしょうか?
霧嶋キリヤ:若さや勢いでは差別化が難しいなか、自分でしっくりきたのは営業時代の経験。営業時代、どんなに商品が良くても営業の伝え方次第で結果が大きく変わる場面を何度も見てきています。
だからこそ、僕にとって他のホストと差別化できるのは「営業の仕方」だと想ったんです。
ホストも結局は、自分の価値をお客様にどう伝えるかだと思っています。
顔や才能だけじゃなくて、考え方や接し方でも印象を変えられると信じていましたね。
そのために意識的に取り組んでいたことはありますか?
霧嶋キリヤ:心理学を調べたり、SNSでホストの発信を見たりして勉強していました。
勉強するものも自分の判断基準に合いそうなものを選んで、実際の接客で試してみるようにしていたんです。
「提供する商品が良いモノであると自分が信じないと売れない」って考えているので、自分を信じるために勉強するという感じです。
ホストは才能ではなく、努力によって活躍できるということでしょうか?
霧嶋キリヤ:まさにそうですね。納得できる材料を集めて試した結果、自分に合った価値の作り方が少しずつ見えてくるんです。
おかげで、僕は応援してくださるお客様に支えられています。
ホストは顔や才能に自信がなくても考え方や工夫によって活躍できる仕事だと、今は思っています。
自分に合う形を探して見つけた価値のつくり方
ご自身の価値を模索する中で、キリヤさんはどのように工夫をしていたのでしょうか?
霧嶋キリヤ:僕はひとつの営業方法に固執しないようにしていました。ホストにおける営業の仕方って、いろいろあると思うんです。
飲んでて楽しいホストだったり、一緒にいて退屈しないホストだったり。
どのポジションにも当てはまらないようにしていました。
感情もあまり出さないようにしているので、ミステリアスな雰囲気があると思います。
なのでお客様からすると僕がどんなホストなのか掴みづらいらしく、「何を考えているか分からない」と言われることもあります。
結果的にお客様から、気になる存在として見てもらえているのかもしれないなと思っています。
ずっと気になる存在でいるのも難しいと思いますが……。
霧嶋キリヤ:全部を一気に見せない、というのは意識していました。最初から何でも話してしまうと、それ以上知りたいと思ってもらえなくなる気がして。
かといって魅力を伝えないと、お店に遊びに行く理由がなくなってしまう。
なので小出しに自分の魅力をアピールしていくイメージですね。
一度で全部ではなく、少しずつ自分の価値を伝えていくほうが、長くお客様から興味を持ってもらえると考えていましたね。
そうやって考え続けてきたことが、今につながっている感覚はありますか?
霧嶋キリヤ:あると思います。自分に合うスタイルを探して、少しずつ積み重ねてきた結果、今の形ができたのかなと。
それでもいつかは自分のことを全部伝えてしまう可能性もあるので、別の接客や営業方法でお客様にアプローチが必要なはずです。
なのでこれからも考えることをやめずに、自分なりにアップデートを続けていきたいと思っています。
ここなら大丈夫だと思えた理由
アップデートを続けるうえで、働く環境は大事なのでしょうか?
霧嶋キリヤ:大事だと思いますね。先ほど話した通り、僕はREY別館のオープンメンバーだったので、色んな挑戦をして失敗した経験もたくさんありました。
お店のまとめ役もいなかったので、「先輩の自分がしっかりしなきゃ」という責任も感じていましたし。
でも最近では色々失敗したからこそ、今の自分があると思っているんです。
未経験からホストを始めてつまずいた経験がある分、後輩の不安な気持ちは想像しやすいんです。
未経験者にとっても、働きやすい環境作りも意識されてるんでしょうか?
霧嶋キリヤ:そうですね。僕は後輩が安心して働ける環境作りを意識しています。ホストをやっていると、色んな壁に当たることも多いんです。
特に未経験の方だと、壁の乗り越え方が分からなくなってしまうことも……。
なので僕が失敗した経験を伝えてそれを後輩がしないようにすれば、お店にとってもプラスだし、働きやすい雰囲気になるんじゃないかと思ってますね。
お店の雰囲気については、どう感じていますか?
霧嶋キリヤ:REY別館は、良い意味でホストっぽくないお店だなと感じています。若いキャストも多いので、和気あいあいとした雰囲気ですかね。
上下関係はありますが、殺伐とした雰囲気じゃないので自分らしく働けると思いますよ。
前橋でホストとして働くなら、REY別館はちょうどいいお店だと思いますね。
実際に前橋のホストクラブで働いてみて、魅力に感じた部分はありますか?
霧嶋キリヤ:前橋から新宿までは電車1本で行けるんですが、都内は家賃や物価が高いイメージがあるんですよね。もちろん新宿と比べると人は少ないかもしれませんが、REY別館はグループ店で群馬での知名度もあり、お客様の入りにも不満はないかなと。
なので真面目に仕事していれば、どんな方でも活躍できる場所だと思います。
これからホストを考えている人に、伝えたいことはありますか?
霧嶋キリヤ:ホストに限らず、何かを始めるときって、緊張すると思うんですよ。でも実際にやってみると、思ったより大したことないと感じる方も多いと思います。
特別な才能がなくても、ちゃんと考えて向き合えば活躍できるのがホストという仕事。
まずは一歩踏み出して話を聞いてみるくらいが、ちょうどいいんじゃないかなと思います。
本日は貴重なお話をいただきありがとうございました!
霧嶋キリヤ:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年6月11日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。