すすきのホスト『ELITE』緋咲カヲルの信念と変わりたい気持ちを力に変える想い【独占取材】
ホストを始めてから4年半、いまでは後輩の育成にも携わる存在として信頼を集めています。
今回のインタビューでは、初めてホストという仕事に触れた当時の想いから、仕事を通して気づいた信念、そして「変わりたい気持ちを応援する」お店づくりへの考え方までを語っていただきました。
一歩を踏み出したいと考える方に、勇気をくれる言葉が詰まっています。
トピック
何も知らなかった学生が、ホストの世界へ
カヲルさんがホストを始めたのは、いつ頃なんですか?
緋咲カヲル:大学1年生のときです。気づいたらもう4年半くらいになりますね。レギュラーとして働いているのは今年(2025年)の3月から。ELITEがオープンしたタイミングです。
それまでは大学生だったのでアルバイトだったんです。
元々、興味があったんですか?
緋咲カヲル:いえ、全然(笑)当時コロナ禍で、バイトもなかなかできなくなってしまって。それでふとしたきっかけでホストの面接を受けたのが始まりです。
何もわからないまま入りましたが、やっていくうちに「この仕事って面白いな」と思える瞬間が増えていきましたね。
どんなところに面白さを感じたんでしょう?
緋咲カヲル:自分の行動がそのまま仕事につながっていくところです。努力した分がきちんと形になって、自分の成長を実感できるんです。大学生ではなかなか経験できないですよね。
それでホストの仕事に夢中になりました。ただただ楽しかったんです。
でも、途中から「自分だけの仕事じゃない」と感じるようになりました。
後輩ができて、どうしたらその子たちが良いホスト生活を送れるかとか、どうすればもっと働きやすくなるかを考えるようになって。
「もっと良くしたい」と思う気持ちのほうが強くなっていきました。
責任感が強い!
緋咲カヲル:そうなんですかね(笑)でもそれってお客様がいるからなんですよね。形ばかりにとらわれてしまうかもしれませんが、そうすると本質的なものって見えなくなると思っていて。
僕は、ホストクラブという場所は「非日常を楽しんでもらう場所」だと思っています。
だからこそ、お客様が使ってくれた時間や気持ちに見合うだけの価値を返すことが大切です。
またそれ以上の体験をどう届けられるかを、常に考えています。
それを叶えるためにも、キャストの働きやすさや成長は大事ですよね。
自分の信念と重なった『ELITE』という場所
カヲルさんはどうしてELITEさんへの移籍を決めたのでしょうか?
緋咲カヲル:もともとは独立を考えていたんです。自分の理想とする環境ってなかなかなくて。でももし自分が失敗したら、ついてきてくれる後輩たちまで困らせてしまうなと。
そんなときにELITEの立ち上げの話を聞いたんです。上層部のお話を聞いて、目指している方向性や考え方が、自分の信念とすごく重なっていて。
だから「ここで勉強させてもらおう」と思ったんです。
カヲルさんの目指している方向性とは?
緋咲カヲル:「頑張っている人がちゃんと報われる店をつくる」です。キャスト側が損をしない環境であることって、ホストとして働くうえでとても大事なことだと思うんです。
頑張る人が正当に評価される、そんな職場を目指したい。ELITEはそれを実現しようとしているお店です。
それに僕自身も成長させてもらっているんです。
というと?
緋咲カヲル:僕自身、以前よりも明確にお客様の幸せを考えられるようになったなと。もちろん「お客様が使ってくれた時間や気持ちに見合うだけの価値以上のものを提供する」ということは頭にありましたが、それを明確にできたのはELITEに入ってから。
人間として成長できるこの速度感ってELITEならではだと思うんです。それに4年半というキャリアがありつつ、さらに成長できた、変われたと思えたのはすごいと自分でも思います。
ELITEさんは成長が実感できる環境なんですね。
緋咲カヲル:そうです!僕自身が成長を感じられたように、キャストたちも成長を感じられていると思います。
実際にあるお客様の卓にヘルプでついたときに、指名するホストに対して「変わったんだよね」と聞いたこともあります。
それくらいELITEは自分を変えられるお店なんです。
変わりたいを支える側に。ホスト教育に込めた想い
ELITEさんはどんなキャストさんが多いのでしょうか?
緋咲カヲル:自然体な子が多いですね。先ほども言った通り、うちは人として成長できて「変われるお店」です。
ホストを上がった後の未来を見据えた教育をしていて、お金の使い方や人望の築き方など、人としての基礎も学べる環境なんです。
頑張りが形になったときに、「建前が上手くなった」ではなく、人としての本質が成長している。それを見て価値を感じてもらえる教育を大切にしています。
そういった教育と自然体な子が多いからこそ、お客様にも「変わった」ことが伝わるんだと思います。
カヲルさんご自身も、後輩の育成に関わっているんですよね。
緋咲カヲル:はい。今は自分のチームを持っていて、メンバーのモチベーションを支えたり、方向性を整理したりしています。すでに頑張っている子たちをさらに伸ばしていくほうが今は多いかもしれません。
成長段階の違うメンバーを支えるのは難しくないですか?
緋咲カヲル:そうですね。人によってモチベーションの起点が違うので、同じ言葉は通じません。でもそれって接客と同じで、日常の発言や雰囲気から「何を求めているか」を読み取るようにしています。そのうえで、その人に合った声かけや考え方を伝えるんです。
やっぱり一人ひとりの本質を見抜くことが大事ですね。
ELITEさんでは、どんな雰囲気で育成しているんですか?
緋咲カヲル:うちはいわゆる上下関係が強いお店じゃなくて、みんながそれぞれの立場でフォローし合うスタイルなんです。上の立場だから教える、というより、「気づいた人が伝える」「できる人が支える」という空気があります。
だから僕も後輩たちと一緒に考えながら、成長していく感覚に近いですね。
教育にも、ELITEさんらしい「人を大切にする姿勢」が出ていますね。
緋咲カヲル:そうですね。だからうちでは「変わりたい」という気持ちさえあれば、どんな子でも伸びると思っています。誰でもチャンスがあるんじゃないかと。
僕らはその気持ちを受け止めて、「どうやったら前に進めるか」を一緒に考えていく。モチベーションを与える。
そうやって変わりたいという気持ちを支えられるのがこのお店の良さであり、僕自身のやりがいでもあります。
ホストの価値を広げたい。挑戦する人へ伝えたいこと
ホストの仕事を続けてきて、今感じていることはありますか?
緋咲カヲル:最近よく思うのは、「ホストの幅をもっと広げたい」ということです。日本って女性の娯楽が本当に少ないと思うんです。だからこそ、僕らホスト側が「何を求められているか」をもっと考えていかなきゃいけない。
ただお酒を飲むだけの場所ではなく、その先の何かを提供できる場所にしたいんです。
だからこそ僕はこのお店を通して、「人として成長できるホストクラブ」を広げていけたらと思っています!
とても深い考え方ですね。
緋咲カヲル:ありがとうございます。僕自身、ホストの仕事を通して本当にたくさんの経験をしてきました。うまくいったことも、失敗したことも全部含めて、「やってよかった」と思える瞬間が多いんです。
若いうちに、やりたいことをやって、その中で考えて、後悔して、また挑戦する。そういう経験が、自分を大人にしてくれたと思っています。
これからホストに挑戦したい方に、伝えたいことはありますか?
緋咲カヲル:迷っている時間があるなら、まずは一歩踏み出してみてほしいです。やってみて「違った」と思えばやめればいいし、「楽しい」と感じたなら、それを続ければいい。大事なのは「やらなかった後悔」を残さないことです。
人生って一度きりなので。その中でホストという仕事を選ぶのも、きっと何かの縁だと思うんです。
その中でELITEは「変わりたい気持ちを応援してくれる場所」。
僕自身も4年半というキャリアがありながらも成長できたし、一緒に働く仲間たちも日々変わっていっている。
もし何か変わりたいという気持ちがあるなら、ぜひELITEに来てみてほしいですね!
これからのご活躍も楽しみです!本日はありがとうございました!
緋咲カヲル:ありがとうございました!※本記事は、2025年9月18日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。