人対人で向き合う。すすきのホスト『Free Style』乃愛が育む楽しさをつくる接客【独占取材】
未経験からスタートし、ホストの仕事の楽しさに気づいたことをきっかけに、大学を辞める決断をしたといいます。
お店から学んだ「人対人」を大切にする柔軟な姿勢と、原点の熱量を忘れない努力が今の接客スタイルにつながっているとのこと。
これからホストに挑戦したい方や不安を感じている方にとって、背中を押してくれるはずです。
トピック
勇気を出して偏見があるホストの世界へ
乃愛さんのホスト歴と、始めたきっかけから教えてください!
乃愛:2024年の8月に入店したので、だいたい1年半くらいですね。(2025年2月取材時)当時は大学に通っていて、そのときの友人がFree Styleのキャストと知り合いだったんです。
それで友人伝いに声をかけてもらったのが、ホストを始めたきっかけでした。
ちょうど休学していたタイミングだったので、時間もあるしやってみるかくらいの気持ちでしたね。
ホストを始めるにあたって、不安はありませんでしたか?
乃愛:不安はすごくありました。もともとホストに偏見があって、厳しい世界なんだろうなと思っていたんです。
上下関係もはっきりしていて、目立っている人が正しい、みたいな空気もありそうだなと。
僕は相手のペースに合わせてしまう、人見知りな性格だったので。
そうしたギラギラした世界をイメージしていたこともあって、自分が本当にホストとしてやっていけるのか不安に感じていましたね。
実際に体入してみて、印象は変わりましたか?
乃愛:イメージしていたホストとは、全然違いました。Free Styleには「人対人」という価値観があって、キャスト同士の壁を感じにくい環境なんです。
キャスト間で意見を出し合うのはもちろん年下が年上をいじることもあるくらいで、堅苦しさはありませんでした。
先輩ホストだけでなく、オーナーも体入で席についてくれたんですが、オーナーも先輩たちも、話してみたらみんな面白くて優しい。
友達ゼロのような状態だったんですが、すぐにお店になじめました。
雰囲気が想像と違ったんですね。
乃愛:そうですね。Free Styleにはキャストの肩書がないので、従業員同士フラットな目線で話し合えるんです。
なので、自分のやりたいことがあれば、全員で意見を出し合って決める文化になっているんです。
みんな仲が良くて活気もある環境だからこそ、「ここならやれそう」と思えました。
ほかの店舗に体入は行かなかったんですか?
乃愛:Free Style以外のお店は見てませんでしたね。勢いもありましたけど、それ以上にお店への安心感が大きかったですね。
最初は偏見しかなかったですけど、周りの良い雰囲気に引き込まれたことで、自然と前向きに変わっていけました。
ただ、だからといってすぐに覚悟が決まったわけではありませんでした。
大学に戻るかホストを続けるか迷った末の決断
入店してから、迷うことがあったのでしょうか?
乃愛:進路について悩む時期があったんです。最初は休学していた大学に戻るつもりで仕事していたんです。
大学に戻るか、ホストを続けるか。迷っていた時期は、気持ちも定まりきっていなかったと思います。
乃愛さんの仕事の取り組み方にも変化はありましたか?
乃愛:ありました。どこかで「大学に戻るかもしれない」と思っていたので、全力で仕事に向き合えていたかと言われるとそうではなかったです。迷いがあったので、正直なあなあになっていた時期もありました。
大学とホストを掛け持ちしてやっていける自信もなかったですし、どちらもちゃんと向き合えない気がして。中途半端になって全力でできないのは嫌だったんです。
そんな中で、気持ちが変わるきっかけはあったんですか?
乃愛:ホストとして少しずつ成長を実感できたことですね。元ホストのオーナーからのアドバイスがすごく的確で、そこで教えてもらったことを、接客中にちゃんと試すようにしていました。
インプットとアウトプットを続けていくうちに「あれ、自分の接客良くなってるかも」と手応えを感じる瞬間が増えてきたんです。
そこから、ホストが楽しいと思えるようになりました。
ホストの楽しさを感じて、気持ちは自然と固まっていったのでしょうか?
乃愛:そうですね。仕事の楽しさもありますが、オーナーのフォローも自分の中では大きかったですね。
仕事のアドバイスだけじゃなくて、アクセサリーや服をくれたり、生活の面でも支えてくれたりしてくれました。
もちろんお店の従業員全員にしていたことですが、それだけ自分と向き合ってくれたことが嬉しかったです。
なので、もらった恩を返したいという気持ちもありました。
そこで、ホストを続ける選択をしたのでしょうか?
乃愛:はい。中途半端に両方をやるより、ホストの仕事一本で向き合っていこうと考えたんです。最終的に決断をしたのは自分だからこそ、そこからは本気で向き合う覚悟が決まりましたね。
寮に入ってホストに集中できる環境を整えました。
自分で選び直した道なので、できることをやっていこうと思いました。
相手に合わせる力が楽しさをつくる
お客様への向き合い方に変化はありましたか?
乃愛:お客様への向き合い方に変化は少ないかもしれませんが、より意識的にはなったかなと思います。先ほどお店全体の価値観で「人対人」という話をしましたが、それはお客様も同じです。
自分たちが楽しく働ける環境をつくるのと同じで、お客様も楽しいと思ってもらえる時間にしたいんです。
お客様に楽しんでもらうために、接客で意識していることはありますか?
乃愛:テンションや距離感は、お客様に合わせていますね。お店に来てくれた以上は笑顔で帰ってもらいたいので、盛り上げられるように意識しています。相手に合わせられる自分の性格は活きているんじゃないかと!
その性格が活きているというのは、具体的にどういう部分ですか?
乃愛:ずっと楽しいという感情だけだと、刺激がなくなると思うんです。だからこそ、相手の反応を見たうえでメリハリをつけるように意識しています。
卓では明るく盛り上げるけど、送りでは落ち着いた雰囲気を見せたり。紳士的な部分もあれば、少し強引さを見せる瞬間もある。
そういうギャップがあるほうが、印象に残ると思うんです。
ホストは自分のことを知ってもらうことも大切ですが、まずは楽しい時間の中にもちゃんと変化をつけたいですね。
お客様との向き合い方に幅を持たせているんですね。
乃愛:そうですね。あとはホスト歴が長くなってきたからこそ、トークのマンネリ化には気をつけています。
同じ話題を繰り返さないように、毎日違う引き出しを用意するイメージです。
最近は、ボキャブラリーを増やすために本を読んだりトーク番組を見たりしています。
大学を辞めた当時の熱量は今でも自分の原点なので、その気持ちを忘れないように努力している感じですね。
そこまで努力を続けられるのはなぜですか?
乃愛:先輩たちにしてもらったことを、今度は自分が返したいという気持ちが大きいです。自分が教えてもらって成長できたので、同じように支えられる側になりたいと思うようになりました。
ありがたいことに後輩も少しずつ増えてきて、相談されたり質問されたりすることが増えてきました。
僕が教えることで後輩が成長して卓のレベルが上がり、結果的にお客様がもっとお店を楽しめるなら嬉しいですね。
未経験でも挑戦できる、Free Styleという環境
働いている乃愛さんが感じるお店の魅力はありますか?
乃愛:やっぱり従業員の仲の良さは、Free Styleの魅力だと思います。先輩後輩関係なく質問や意見も言いやすいので、なじみやすさもあると思います。
先ほども言いましたが、やりたいことがあれば話し合って決めるので、自分ひとりで頑張らなくてもいい環境なんです。
働きやすさは本当に感じていますね。
未経験の人でもなじみやすい環境ですか?
乃愛:そう思います。自分自身が未経験スタートでしたし、最初は何も分からない状態でした。
でも一つずつ教えてもらえましたし、フォローもちゃんとしてくれます。
大事なのは「失敗しない」ことではなく「前に倒れる」、つまり「そこから学ぶ」ということ。
仮に失敗しても「次はどうするか」を一緒に考えてくれるので、前向きな気持ちでチャレンジできる環境だと思います。
チャレンジを応援してくれるのは心強いですね。
乃愛:本当にそうだと思います。最近はノンアルのほうが働きやすいと感じていて、お客様から勧められない限りは飲まないようにしています。
実際、20歳になるまではノンアル営業でしたしね。
Free Styleは、お酒の強さよりも仕事にどう向き合っているかを見てくれるお店だと思っています。
なので、お酒が弱い人や自分に自信がない人でも、安心して働ける環境だと思います。
最後に、これからホストを考えている方に伝えたいことはありますか?
乃愛:やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいいと思っています。僕自身、最初は偏見もありましたけど、一歩踏み出したことで世界が変わりました。
体入だけでもいいので、まずはチャレンジしてほしいです。
チャンスは経験に関係なくある環境のFree Styleは、その一歩を受け止めてくれる場所だと思います。
※本記事は、2026年3月4日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。