すすきの『CLUB Lovereath』ぎんいろの叶愛が語る、信頼を積み上げた先に見えてきたもの【独占取材】
18歳で一度ホストを経験し、20歳で改めてこの世界へ戻ってきた叶愛さん。
最初に大切にしたのは特別な自分を見せることではなく、お客様と自然に向き合いながら信頼を重ねていくことでした。
そして今は、自分だけでなく後輩やお店全体の空気づくりにも目を向けています。
「誰と働くか」を大切にしてきた叶愛さんに、接客への考え方やLovereathで目指している環境について伺いました。
トピック
信頼をつくることから始まった
叶愛さんは18歳の頃に一度ホストを経験し、20歳で改めてこの世界に戻ってきたそうですね。
ぎんいろの叶愛:そうですね。18歳のときに3ヶ月くらいだけホストをやっていて、そのあと一度辞めたんです。
大学3年生の単位もある程度取り終わったタイミングで、もう一度ホストを始めました。
うまくいった経験もあったし、なんとなく「注目される存在=すごい」って思ってたんです。自分自身もお金を稼ぎたい一心で頑張ろうとしていました。
でもそこで気づいたんですよね。注目されている人ってちゃんとお客さんを大事にしているって。そこからただ頑張るのではなく、信頼を作ることに集中するようになったんです。
信頼を作る?
ぎんいろの叶愛:はい。僕の場合はできるだけホストと思わせないようにしていました。というと?
ぎんいろの叶愛:やっぱり初回って、女の子的にも「対ホスト」として見るじゃないですか。だからホストホストせず、あえて話す内容を「普通」にしたんです。本当に高校の同級生みたいな感覚。ご飯の話とか映画の話とか、今日会ったこととか。
当時同い年や年下の方に指名をいただくことが多かったのもあって、本当に友達感覚だったかもしれません。
でもそうしたちょっとしたことってコミュニケーションのきっかけになるんですよね。それをコツコツ積み重ねていく感じです。
何気ない会話から信頼関係をコツコツ積み重ねていく、ということですね。
ぎんいろの叶愛:そうです!お金がなかったからこそ「お金を稼ぐって大変なこと」ってことがわかっていました。それに僕は生活水準をある程度保ちたかった。それも頑張る原動力になってましたね!
危機感と自己理解を武器に、自分に合う場所を選んだ
叶愛さんがホストを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
ぎんいろの叶愛:大学に入って一人暮らしを初めてバイトをしなきゃってことで始めたのがきっかけですね。ホストに復帰後のお気持ちは?
ぎんいろの叶愛:過去の経験ってみんな見られるんですよね。だから「これで注目されなかったら恥ずかしいな」って思ってました。当時の上司に負けたくなかったっていうのもありましたね。
あと、僕が入ったお店って新しい店舗だったんですよ。
キャストの数もそこまで多くなかったので、この環境でダメなら自分は終わりかもしれないって思ってました。
なぜ新店に入店を?
ぎんいろの叶愛:新しいお店なら、まだ周りもこれから作っていく段階。その中なら自分自信とも向き合っていけるかなって考えたんです。自分がどんな環境ならやりやすいかは、結構考えてたと思います。
ご自身のことをちゃんと理解されていたんですね。
ぎんいろの叶愛:どうなんですかね。でも、プライベートだと本当に根暗なんですよ。
ホストクラブっていう場所じゃないと、初対面の人と全然喋れないですし(笑)
それはちょっと意外でした。
ぎんいろの叶愛:でも逆に、ホストクラブっていう空間だから喋れるんですよね。だからこそ、自分が力を出せる環境を選ぶことって大事なんだなって思います。
「誰と働くか」が、自分の熱量を決めてきた
Lovereathさんにはどうして移籍を?
ぎんいろの叶愛:正直、ホストを続けるかどうか迷ってたんです。前の店舗でもお店を見る立場にいましたが……。でもやっぱり男として惚れる人のもとでもうちょっと学びたいなって思ってたんですよ。そんな時に初めて働いたお店の当時の同期の1人から声がかかって。
もともと3人同期がいて、みんな別のお店で働いていました。3人ともホストとしてしっかりやってきた。そんな3人が集合したんです。
しかも僕らの上にも1人信頼できる人がいる。だからこそ未来が見えたんです。僕らはもうみんなおじさんホストですが(笑)これからの男の子たちをしっかり伸ばしてあげたいなと思っています!
では今はLovereathではどんな役割を?
ぎんいろの叶愛:キャストとしても働きつつ、メインは後輩教育です。新人や未経験の子は僕とまず一緒にヘルプに回ったりするので、おしゃべりに不安でも会話の中にいられて次第に慣れていくんじゃないかな。
何も知らないところにいきなり飛び込むのは怖いじゃないですか?だから僕はまずヘルプに一緒に回って、僕が会話の中に入れてあげることで慣れてもらうことを最初にやっているんです。
それに、自分を奢るわけではないですが、ある程度経験した人のヘルプをめちゃくちゃ近くで見られるのって一番勉強になると思うんです。だからまずは一緒に、ですね!
一緒に横に入れてくれる安心感もありそうです!
ぎんいろの叶愛:そうですね。後輩にとって、「この人についていきたい」「この人がいるからLovereathにいたい」って思ってもらえる存在でいたいなとは思ってます。背中で見せつつ、困った時にちゃんと支えられる存在でいたい。でも自分を作りすぎず、ありのままでいることで身近に感じてもらえれば。先輩後輩というより友達感が強いかもしれませんね。
後輩キャストのことを1人ひとり見ているんだと感じます!
ぎんいろの叶愛:僕は一緒に働く男の子たちが、お金を持って幸せになってほしいから。お金があるとないとでは全然違います。そのために手を差し伸べられる存在で在りたいんです。ゆくゆくはセカンドキャリアも作ってあげられたらなと思っているんです!
Lovereathで目指しているのは、一人ではなく店全体でつくる空気
今のLovereathって、どんな雰囲気のお店なんですか?
ぎんいろの叶愛:新しいお店なので、初回のお客様が多いですね。あと未経験で入ってくれた子も結構多いので、新しく入ってきた子も同期みたいな感覚で馴染みやすい環境かなとは思います。
未経験の方も入りやすそうですね。
ぎんいろの叶愛:はい!経験者も多いんですけど、その分、近くで学べることも多いと思います。分からないことを聞きやすい空気はあるんじゃないかなって思いますよ!もちろん近い立場で解決したい時は周りにそういう子たちがいるから話せると思いますし。
叶愛さん自身は、このお店の魅力ってどこにあると思いますか?
ぎんいろの叶愛:僕は結構、「人」だと思ってます。キャスト同士の関係性もいいですし、「みんなで頑張ろう」っていう空気がある。
誰か一人だけが頑張るというより、お店全体でいい空気を作れているのかなって思います。
その空気感って、接客にも影響しそうですね。
ぎんいろの叶愛:あると思います。キャスト同士の関係性が悪いと、やっぱり接客にも出ちゃうと思うので。だからこそ、店の中の空気は大事にしたいですね。
関係性づくりのために、意識していることもあるんですか?
ぎんいろの叶愛:営業後にご飯行ったりとか、店休日にみんなで遊びに行ったりとか。最近はキャストと一緒にいる時間がかなり多いです(笑)やっぱり仲良くないと、働きづらいと思うので。
先輩に聞きづらいことも、同期同士なら話せたりするじゃないですか。そういう関係性を作ることは、結構意識してます。
これからホストを始める方へ、伝えたいことはありますか?
ぎんいろの叶愛:経験者も未経験者もですけど、この仕事って結局自分次第だと思うんですよ。頑張ることもできるし、サボることもできちゃうので。
すぐ注目されたいとばかりに焦らず、まずは目の前のお客様にちゃんと向き合ってほしいなって思います。 その中で、自分なりのスタイルを見つけていけばいいです。
あと僕自身、何をするにしても「人」が一番大事だと思ってるんですよ。
だから「この人についていきたい」って思える人を見つけることも大切なんじゃないかなって思います。
※本記事は、2026年5月27日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。