すすきの『Blanc Veludo』皐月店長が大切にする、一人ひとりを原石として見る店づくり【独占取材】
友人の話がきっかけで飛び込んだホストの世界。キャスト時代はお客様やヘルプも巻き込みながら、楽しい空間づくりを大切に歩んできたといいます。
今はお店を見る立場として、一人ひとりを原石として見つめ、やる気を引き出すコミュニケーションを大切にしていると語ります。
皐月さんの考え方とBlanc Veludoの環境は、未経験からホストに挑戦したい方にとって、一歩踏み出す勇気をくれるはずです。
トピック
皐月さんのプロフィール
皐月
- 業界歴:
- 約5年(2026年5月取材時点)
「楽しそう」から始まり、お店を見る立場へ
ホストを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
皐月:もともと大学に行っていて、そこで出会った友達と「体験入店に行ってみるか」みたいな話になったのが最初です。一緒に何店舗か回ったんですけど、正直そのとき自分はあまりハマらなかったんですよね。
ただ、気づいたらその友達が今のお店に入店していて。イベントやキャンプに行っているという話を聞いているうちに、「なんか楽しそうだな」と思うようになりました。
そこから、自分も今のお店に行ってみようかなと思って、体験入店した日に入店しました。
もともと「人生は一か八かでいきたい」みたいな気持ちもあったので大きな不安はさほどなく、興味本位で飛び込んでみるのは面白いかなと思ったんです。
接客に対する抵抗はありませんでしたか?
皐月:そこはあまりなかったです。もともと15歳のころから飲食業界で働いていましたし、居酒屋で働いていた時期はお客様と話す機会もありました。
人と話すこと自体は好きだったので、接客に対する抵抗はなかったですね。
実際に働き始めてからいかがでしたか?
皐月:最初は大学やほかのバイトとも掛け持ちしていたので、週1、2回ぐらいしか出勤してなかったんです。ただ、お店の同期が7人ぐらいいたんですけど、その同期たちが今までの友達とはまた違う楽しさだったんですよね。
そういう楽しさがある中で、だんだん少しずつホストとしての手応えも感じるようになってきて。
「もう少し本気でやってみようかな」と思うようになってから、出勤日数を増やしていくうちに、気づけばホスト1本で続けるようになっていました。
そこから現在までは、どのように歩んできたのでしょうか?
皐月:キャストとしては3年半ぐらいやっていました。そこから内勤を半年経験して、今はお店全体を見る立場になって1年くらい経ちます。合わせて5年くらいですね。
もともと自営業だったり、経営してみたいっていう欲がありました。
その近道が、内勤としてお店づくりに関わることだと思ったんです。
なので、キャストから今の立場になることにも、ためらいなく飛び込めたっていう感じです。
今の立場になってから、意識していることはありますか?
皐月:一番見られる存在だということは意識しています。従業員から見られる立場だからこそ、良くないところは見せられないなと思っています。
カッコいい背中を見せ続けるっていうのが、自分のモチベーションにもつながっています。
僕が目指しているのは、何店舗も任せられるような存在になること。
今の立場もまだ通過点だと思っているので、ここからが大事かなと思っていますね。
楽しい空間は一人で作れない
キャスト時代、接客で大切にしていたことはありますか?
皐月:どうやったらお客様を楽しませられるか、笑わせられるかを一番考えていました。自分は楽しみたい人なので、お客様やヘルプも巻き込んで、楽しい空間にしたいという気持ちはありました。
一緒にヘルプにつく人がいるときも、自分だけで話すというより、その場全体を盛り上げたいと思っていたんです。
みんなが楽しめるように、自分が卓の主導権を握っていきたい、みたいな感覚ですね。
ただ会話をするというより、その場をどうやって楽しい空間にできるかを一番大事にしていたと思います。
楽しい空間を作るうえで、意識していることはありますか?
皐月:ホストって俳優とかと一緒で、演じないといけない仕事だと思うんですよね。自分が思った言葉だったり考え方を持ってても、ホストとして言い換えないといけない場面はいっぱいあるのかなと。
だから、従業員にはプライベートな自分じゃなくて、ホストとしての自分に切り替えてほしいんです。
ホストの仕事を、もっとエンターテイメントとして捉えて、それを届ける意識を持ってほしいなと思いますね。
エンターテイメントを届ける?
皐月:そうです。なので、世間一般でいう、いわゆるクズみたいな感じに寄せるのではなくて、良い意味でホストらしくいてほしいんです。ホストのすごいところって、コミュニケーション能力だったり、お客様に元気を与えられるところ。そして、一緒にいて楽しいと思ってもらえる空間だと思うんです。
そこは大事にしてもらいたいと思う部分です。
楽しい空間はどのように作るのでしょうか?
皐月:やっぱり、一人だけでは作れないと思います。その場にいる周りの人の空気感が大切なんです。活躍している子がいても、そこにつくヘルプも大事じゃないですか。
お客様に楽しいと思ってもらうには、その場にいる人たちも関係してくると思うんです。
ホストは一人でやるよりも支え合うことができるほうが、楽しい空間を作るうえでは強いんですよね。
一人ひとりを原石として見る関わり方
支え合うことが大事だと感じた経験があったのでしょうか?
皐月:キャストのころはメンタルがそこまで強くなくて、途中で一回腐っちゃったこともあったんです。そのときは「全部自分一人でやってやろう」っていう気持ちだったんですけど、思うようにいかずに停滞していて。
でも、そのタイミングで一人の上司がサポートしてくれて、また前に進めた感覚があったんですよね。
ホストをやっていてきついと感じる場面は何回もありましたが、きついときこそ良い変化が起きてきた感覚があります。
そのおかげで、今でも続けられている部分はあるかもしれないです。
その経験は、キャストとの関わり方にもつながっていますか?
皐月:そうですね。自分も沈んでいた時期があったからこそ、キャストの気持ちが落ちているときに少しでも楽になれるようにしたいな、と。なので、自分からコミュニケーションを取りに行くことが多いですね。
やっぱりメンタルって表情にも出ますし、接客にも出てしまうと思うんです。
キャストのメンタルが落ちているときはまた前を向かせてあげられるような、そんなイメージでやっているのかもしれません。
皐月さんから積極的に関わりに行くのですね。
皐月:うちのキャストは、人見知りの子も結構多いんです。新人や後輩の立場からすると、親しみにくいと思われるかもしれないので。
少しでも近づきやすくなるように、自分から話しに行くことは意識しています。
それに、ホストクラブを一回試してみようっていう子たちにも興味があるんです。
みんなを原石だと思うと、その子たちの可能性に興味を持って、自分から話かけたり関わることができるのかもしれないですね。
原石ですか?
皐月:そうです。最初は全然うまくいかなくても、気づいたら良くなっている子っているんです。だから、「自分は無理かも」って思わないことが一番大事かなと考えています。
いつどのタイミングで伸びるかは分からないですが、その子のやる気次第で変わると思うんです。
だからこそ、やる気を持てるようなコミュニケーションは大事にしています。
みんなに120%の力を出してほしいので、しっかりサポートしていきたいですね。
優しい空気を、お店全体の強さに変えていく
Blanc Veludoのキャストは、どんな印象ですか?
皐月:みんな優しくて、トゲがないお店だと思います。従業員同士で喧嘩することも全然ないので、新しく入る子もやりやすい環境ではあると思います。
優しい雰囲気は、お店の強みにもなっているのでしょうか?
皐月:良くも悪くもですね。優しすぎる部分もあるので、恥ずかしがったり、相手の反応を考えすぎて踏み込みきれなかったりする子も多いのかなと。
でも逆に今の時代に合った綺麗なホストクラブの形なのかなとも思っています。
だからこそ一人だけが目立つお店ではなく、未経験者も含めてみんなで綺麗な接客をしていけるお店にしたいですね。
未経験の方を支える体制はありますか?
皐月:うちはキャストの人数に対して、内勤やサポート側の数がほぼ変わらないくらいいます。なので、全面サポートみたいな感じです。内勤もプレイヤー経験がある人が多いのでヘルプで接客面のサポートもできますし、初心者がつまずきそうなところに対しても、具体的にアドバイスができる環境です。
キャストが活躍するためのサポート面に関しては、このお店の強みではあると思います!
皐月さんの今後の目標はありますか?
皐月:今は昔より偏見とかは少なくなっているので、新しい形のホストクラブっていうのは意識しています。そのうえで目指しているのは、みんなが活躍できるお店。
だからこそ綺麗な接客を心がけて、お客様からも従業員からも「Blanc Veludoっていいよね」って言われるようなお店を作っていきたいですね。
最後に、ホストへの挑戦を迷っている方へメッセージをお願いします。
皐月:どんなことにも言えるんですけど、やると決めたならその選択を正解にしていけるように動いたほうがいいと思うんです。ホストって、みんなにチャンスがある仕事だと思います。
だからこそ働く前の不安はあまり気にしすぎなくてもよくて、熱量があればほとんどのことは何とかなると思うんです。
迷っているならBlanc Veludoで、一緒に前に進んでいけたらうれしいですね。
本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました!
皐月:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年7月2日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。