すすきのホストの快進撃!『ATOM -SAPPORO-』ゆとり。が語るNo.1へのこだわり【独占取材】

その名は、「ゆとり。」。ホスト歴わずか数年ながら、型にはまらない発想と、誰よりもまっすぐな人間力を武器に、自分らしいホスト像を貫くホストさんです。
「目立ちたいからこそ、埋もれない場所を選んだ」「毎日が楽しい」。そうインタビューで語るゆとり。さんの言葉には、華やかさだけじゃないリアルと温かさが詰まっていました。
今回は、ゆとり。さんのホストとしての哲学や『ATOM -SAPPORO-』というお店の魅力に迫ります!
トピック
歌舞伎町じゃなく、あえて“すすきの”を選んだ理由

ゆとりさんのホストとしてのキャリアは、珍しいスタートですよね。
ゆとり。そうですね。静岡出身で、最初は東京・六本木にいたんですけど、「歌舞伎町でやると埋もれるな」と思って。どうせやるなら目立ちたいじゃないですか。だったら、あまり注目されてない場所で目立ったほうが良いかな、とあえてすすきのという土地を選びました。
僕からしたら飛行機使わないといけないし、簡単に帰ってこられない。それに、観光地でもあるし、チャンスが多いと思ったんです。
なるほど。目立ちたいからあえて競争の少ないフィールドに?
ゆとり。そうです。どうせやるなら、スポットライトを独り占めしたかった。人と違うことをするのが好きなんです。「優れるな、異なれ」っていう信条があるんで。とは言え最初は友達もいないしお金もないしでどうしようかなって……。
そんな時に目についたのが大手の『ATOM -SAPPORO-』だったんです。もう環境に惹かれました。せっかくやるならキラキラした場所で立ちたいですしね!
ちなみに、最初からホストに興味があったんですか?
ゆとり。全然なかったです(笑)ただ、単純に「稼げる」って思ったから。最初はホストに対して偏見も普通にありましたし、でも実際に入店してみたら「こんな感じなんだ!」って、みんなすごい良い子じゃんって。良い意味で裏切られましたね。
「どうせみんな自分勝手なんでしょ」って思ってたんですけど、全然違いました。みんなで盛り上げる雰囲気とか。
それにホストって、ちゃんとやればスポーツ選手並みに稼げる職業なんですよ。夢あるなって。
かっこつける。それは“感謝”と“人としての美しさ”を忘れないこと

お話を聞いていて思うのですが、ゆとり。さんって、“ホストらしくないホスト”というか、すごく真っすぐな人柄が魅力ですよね。
ゆとり。:あはは、ありがとうございます。でも、全然頭よくないし、ただのかっこつけですよ(笑)ただ、僕はその「かっこつける」ことをホストとして大事にしています。見た目をキメる、という意味ではなく「人としてちゃんとする」という意味で!
たとえば?
ゆとり。:ちゃんと「ごめんなさい」が言えるとか、女の子に嫌なことは絶対しないとか、レディーファーストを忘れないとか。ホストうんぬんじゃなくて、男としてどうあるべきかっていうところを、僕はこだわっています。
基本的な部分かもしれないけど、それって意外とできなかったりするんですよ。でもめちゃくちゃ大事なこと。
だって、どれだけ見た目が良くても、性格が意地悪だったら全然かっこよくないじゃないですか? それって、女の子に自慢できる男じゃない。
女の子にとって“自慢できる男”でいたいから、ごめんなさいや感謝は忘れず、人間味のある接客をしたいと思ってます。
SNSでも「感謝」や「反省」を口にされていて、誠実な印象を持ちました。
ゆとり。:常に「感謝」はしてますね。だって、僕が輝けてるのって、毎日お店が開いてて、お客様が来てくれて、支えてくれる仲間がいるからじゃないですか。全部あっての自分だと思ってるんで!
シンプルだけど、それがかっこよさに繋がっていると思うと納得です!
ゆとり。:僕、シンプルに考えるようにしてるんです。複雑に考えすぎると、空回りしちゃうから。「かっこよくいる」ってしているだけも、結構かっこいいと思いますし(笑)
このお店だから変われた──ゆとり。が語る“育つ環境”と“背中を見せる力”

今や周囲から頼られる存在だと思うのですが、入店当初からどんな気持ちの変化があったのでしょうか?
ゆとり。:最初は完全に自分のためでしたね。お金がなくて、家もなかったし、友達もいない。だから、「とりあえず稼がなきゃ」って思ってました。でも気づいたら「店のために」って動いてる自分がいました。お客様を楽しませるのはもちろん、後輩にも声をかけるようになってて。最初は全然そんな感じじゃなかったんですよ。
後輩ホストさんとはどんな風に関わるようにしているんですか?
ゆとり。:「調子どう?」じゃなくて、「気持ちの調子どう?」って聞くようにしてます。僕、テンションが落ちてたら出勤前に好きなことをしてから来いよって伝えてるんです。ジム行ったり、スケボーしたり。心のコンディションって、めっちゃ大事なんですよ。
営業前から明るい気持ちだから明るく接客できるし、お客様も楽しめる。だから自分の機嫌は自分で取れって意味で、好きなことをしてから出勤するように言っているんです。
後輩指導もですが、「お店のために動く」ってなかなか難しいと思います。
ゆとり。:そうですね。でも僕、よく言うんですよ。「グループがあってこそのお店かも知れないけど、俺らからしたら“俺の店”なんだ」って。僕自身もその気持ちで本気で向き合っているんです。
だから自分がまず変わる必要があった。自分が変わったなって思うのは、やっぱ周りが変わったときですね。
昔は何か言っても背中を向けてた子たちが、今はちゃんと話を聞いてくれるようになった。そういうときに、「あ、自分ちょっとは変われたんだな」って思います。
本気で向き合っているからこその回答ですね。
ゆとり。:うちの店ってアツいんですよ。わかりやすく例えるなら「部活」。全力でやって、ちゃんとぶつかって、でも最後はみんなで笑っている。だから燃えるし楽しいし夢中になれるんです。
それに未経験の子が多いのも特徴です。みんなゼロからだからこそ、伸びしろだらけなんです!
未経験の方でもなじめる雰囲気なんですね。
ゆとり。:本当にそう!やる気さえあれば、誰でも良いって思ってます。最初はみんな初心者だし、僕もそうだった。それに「兄貴的な立場」になることが好きな子がいるから、引っ張っていってくれます。
もちろん僕もちゃんと引っ張り上げますよ!
ホストという舞台を走り続ける覚悟

ここまでたくさんのことを伺ってきましたが、ゆとり。さんの今後の目標とは?
ゆとり。:うーん……一番モテたいっすね(笑)シンプルですけど、モテるってかっこいいじゃないですか。だからこそ、40歳までホストは続けたいなって思っています。
実際40歳で活躍している人もいますし。そういう先輩たち見て「かっけえな」って思うんですよ。大人の余裕も出てくるし、色気も増すし。自分もそんなふうになれたらなって。
お話を伺ってると、すごく頼れる先輩で、男としても人としても魅力的だなって感じました!
ゆとり。:嬉しいですね(笑)最初はただの“かっこつけ”だったけど、それを続けるうちに自分の中の美学になってきたというか。今はもう、毎日が楽しいです。
ホストは夢中になるほど楽しいお仕事なんですね!
ゆとり。:そう!最初は不安だったけど、今ではこの仕事が本当に好きになってる。だからこそ、これからも続けたいし、もっと良い男になりたいと思ってます。
僕自身、未経験だったけどここまでうまくやれています。つまり、やる気さえあれば、未経験でもなんとでもなるんです!
うちは本当に人が温かいお店だから、少しでも迷ってるなら一回飛び込んでみてほしいです!体入待ってますよ!
ゆとり。さんの今後のご活躍も楽しみにしています!本日はありがとうございました!
ゆとり。:ありがとうございました!※本記事は、2025年7月4日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。