与えられる側から、与える側へ。すすきのホスト『ATOM -SAPPORO-』れいやの変化【独占取材】
コロナ禍をきっかけに飛び込んだホストの世界。最初は順調に見えたものの、気持ちが空回ってしまい悔しい経験をしたといいます。
そこで気づいたのは、「相手に何を返せるか」を考える大切さ。
今では対話を重ねながら一人ひとりと向き合い、先輩からもらってきたものを、今度は後輩に返していきたいと語ります。
与えられる側から与える側へと変化していく、れいやさんの相手軸の考え方について詳しく伺いました。
大学生活の中で踏み出した真逆の世界
れいやさんがホストを始めたきっかけはなんですか?
れいや:当時は大学生で、それまでは普通にバイトしてたんですけど、ちょうどコロナの時期で暇になったんです。それで時給じゃなくて、頑張った分だけ評価される仕事って何だろうって考えたときに、ホストかなって思ったんです。
最初は本当に興味本位でしたね。
もともとホストに興味があったわけではなかったんですね。
れいや:そうですね。でも、YouTubeとかで見てて、キラキラしてる感じとか、働いてる人の見た目もかっこいいなとは思ってました。
自分は大学入るまではずっと勉強してきたタイプだったので、話すのも全然得意じゃなかったんです。
だからこそ、今までの自分とは真逆のことをやってみたいっていう気持ちもありましたね。
真逆だからチャレンジしてみたいと?
れいや:そうですね。大学生になるまではずっと学校行って、塾行って、みたいな生活だったので。
自分の中では、ホストって違う世界の人みたいな感覚でした。
実際に体入に行ってどうでしたか?
れいや:最初に体入したのが「大手だから」という理由で選んだATOM -SAPPORO-だったんです。その体入で話しかけてくれた先輩が、自分と同じ学生だったんですよ。しかも上の人も、もともと大学行ってたって聞いて。
「意外と自分と同じような人もいるんだな」って思ったんです。
もともと他のお店にも体入に行く予定だったんですけど、空気感も良かったですし、「ここなら自分でもやれそうだな」って感じたので、そのまま入店しました。
すぐ馴染めそうな環境だったのでしょうか?
れいや:そうですね。最初は緊張とかもあったんですが、先輩たちがすごい優しくて、みんな話しかけてくれたので、仲良くなるまでに時間はかからなかったです。
新人の頃は、ほぼ毎日のようにご飯にも連れて行ってもらってましたし、そのおかげで仕事を続けてこられた部分は大きいと思います。
入ってからは先輩にもサポートしてもらいながら、少しずつ手ごたえも感じられていたので、そこまで大きな不安はなかったですね。
与えられる側から、与える側へ
順調なスタートだったんですね。
れいや:そうですね。入ってからは結構トントン拍子で、自分の中でも順調だなっていう感覚はありました。
でも、初めての自分のバースデーイベントで、うまくいかなかった経験をしたんです。
そのことについて詳しく伺ってもいいですか?
れいや:入店4カ月目くらいのタイミングだったんですけど、直前でお客様が離れてしまって……。当時はまだホストとして全然未熟で、頑張りたいっていう気持ちが空回りしてしまった感じでした。
結果的にお客様があまり来なくて、すごく悔しい思いをした記憶があります。
張り切りすぎてしまったイメージでしょうか?
れいや:そうですね。今振り返ると、自分のことばっかり考えてたなって思います。
当時は、自分の気持ちを先に出してしまっていることも多くて。
だからうまくいかなかった原因も、自分にあったんだろうなって考えていましたね。
まず自分を見直したんですね。
れいや:もともとの性格でもあるんですけど、基本的に悪いことがあったときは「自分に悪いところがある」って考えるようにしてるんです。そのときも「どうしたら良かったんだろう」って考えて、自分から何かを与えられるようにならなきゃいけないなって思ったんです。
自分軸からお客様軸で考えるように変わったんですか?
れいや:おっしゃる通りです。「お願いするだけじゃダメなんだな」って思うようになって、自分から先にお客様に与えられる存在にならないといけないなって。
それまでは自分がどうしたいかを優先してた部分が大きかったんですけど、そこからは「相手が何を求めてるんだろう」っていうのを軸に考えるようになりました。
対話を重ねて、相手に返していく接客
相手軸で考えるようになってから、接客はどう変わりましたか?
れいや:ホストに来る理由って、人によって違うと思うんです。毎日の中で満たされないものがあって、それを埋めるために来ている部分もあると思うので。
そこを自分が埋めてあげたい、という感覚になりましたね。
お客様にしてもらった分は、自分からも何かしらの形で返したいなっていう気持ちが強くなりました。
その“満たされないもの”には、どう気づいていくんですか?
れいや:それはやっぱり、いっぱい対話することですね。人によって求めているものは違うと思うんですけど、だからこそ、ちゃんと話して歩み寄っていくことは大事かなと。
話すことで信頼を築いていくんですね。
れいや:そうですね。自分もちゃんと向き合うからこそ、相手にも誠実にいてほしいというか。
人として当たり前の部分は、ちゃんと大事にしたいです。
そういう「当たり前」とか「信頼」の積み重ねが、長く続く関係につながっているのかなと思います。
接客が変化したことで、お客様にも変化があったのでしょうか?
れいや:そうですね。お客様から「今からお店に行ってもいい?」とか「元気出た」とか、そういうプラスな言葉をかけてもらえることが多くなりました。
それはホストっていうのを抜きにして、純粋に嬉しかったですね。
今は長く来てくれているお客様も多くて、ちゃんと向き合ってきたことが今の関係性にもつながっているのかなと思います。
先輩にもらったものを、今度は後輩へ
お客様だけでなく後輩から頼られることも多いのでは?
れいや:今はチームを持つ立場になったので、後輩に教えることもありますね。僕が入りたてのころはプライベートでご飯に連れて行ってもらってましたが、今は連れていくほうが多くなりました。
後輩と関わるときに意識していることはありますか?
れいや:上司から言われたんですけど、「女の子と違って野郎はパッションだ」って言われて。僕が理系思考なので、最初は淡々と理論的に説明するタイプだったんです。
でも、今伸び悩んでいる子たちって接客のテクニックというより、気持ちの部分だと思うんで熱く伝えるようにしてます。
気持ちの部分ですか?
れいや:そうです。伸び悩む子って、なんとなくホストを始めて、目標も曖昧なままになってることが多いんです。
だから自分から目標に向かって頑張っていけるように、目標を立ててあげることは意識してますね。
それでうまくいかなかったら、こっち側で「こういうことだから」っていう風に言語化して紐解いてあげるんです。
成長のサポートをしているんですね。
れいや:そうかもしれないです。新人の頃、自分も先輩たちにすごく支えてもらったんですよ。ご飯に連れてもらったり、相談しやすい空気を作ってもらえたり。
だから今度は、自分が後輩に返していきたいなっていう気持ちは強いです。
れいやさんの今後の目標を教えてください!
れいや:「ATOM -SAPPORO-と言えばれいや」って思ってもらえるくらいの存在にはなりたいですね。ホストって下積みがあって、次に自分に投資をして、さらに次にお客様に還元するっていうフェーズに分かれてると思っているんです。
僕はフェーズがまた進んで、後輩の面倒も見るようになったタイミング。
だからこそ、先輩として与えられる側から与える側になりたいなっていうのは思います。
接客の話と一緒で、今まで与えられてきたからこそ次は自分が与えていく番ですね。
最後に、応募を迷っている方へメッセージをお願いします。
れいや:自分も、応募画面を開いてから30分くらい悩みましたし、面接のときも扉開けるのに5分くらい悩みました。だから不安な気持ちはすごくわかります。
でも、一歩踏み出すだけで人生観って本当に変わると思うんです。
それにホストはどんどんかっこよくなっていく子も多い。自分磨きをすることで褒めてもらえることも多くて、どんどんかっこよくなっていくのもやりがいです。
今の日常に退屈してる人とか、自分を変えたいって思ってる人は、まずはうちに体験入店だけでも来てみてほしいですね。
れいやさんのこれからのご活躍も楽しみです!本日はありがとうございました!
れいや:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年6月22日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。