人見知りからの脱却──すすきの『white』恋が語るホスト成長物語【独占取材】

公開日:2025/06/16
札幌・すすきので一際存在感を放つ『white』。洗練された雰囲気とキャスト陣の温かさが魅力のこのホストクラブで、いま注目を集める若手ホストがいます。
恋さん――その柔らかな物腰と、どこか親しみやすい空気感に、誰もがつい笑顔になる。
そんな恋さんに、ホストになったきっかけから目標まで、じっくりとお話を伺いました。
トピック
人見知りから飛び込んだホストの世界

ホスト歴を教えてください。
恋:ホストを始めて、今でちょうど1年くらいになります。もともとは牧場で動物たちと接する仕事をしていて、人と関わるのがあまり得意ではなかったんです。でも、ふと「このままでいいのかな」「自分を変えたいな」と思うようになって……。
ホストになろうと思ったきっかけは何ですか?
恋:このままでいいのかなと悩んでいた時に、TikTokやインスタでホストさんたちを見かけて、「こんな世界があるんだ」と興味を惹かれました。それらを見ているうちに、自分も変わりたいという気持ちがどんどん強くなってきて。人と向き合って、自分をもっと成長させたいと思ったときに、気づけば“ホスト”という仕事を選びたいと思うようになっていました。
僕、北海道に来て友達も少なかったし、人との距離を縮めるのが苦手な性格だったんです。だからこそ、あえて人と関わるこの世界に飛び込んで、自分を変えていきたいと思いました。
ホストを始めてから人と関わることに対しての心境の変化はありましたか?
恋:最初はやっぱり不安しかありませんでした。話せるかな、ちゃんとできるかなって……。でも、ホストの仕事はすごく挑戦しがいがあるなって感じています。今思えば、勇気を出して行動できた自分をちょっとだけ褒めてあげたいです(笑)
面接や仕事を始めた当初は緊張もありましたか?
恋:めちゃくちゃ緊張しました(笑)まず面接でいざビルの前まで来て、「本当にここで合ってるのかな?」って不安になりましたね。でも、お店の人たちはすごく優しくて、柔らかく迎えてくれました。そのおかげで緊張はすぐに解けましたし、「ここなら頑張れそうだな」と思えたんですよね。
面接を終えて、最初は2部(朝営業のホストクラブ)で働き始めて、2ヶ月後に1部へ移動しました。そこから「もっと本気でやりたい」という気持ちが強くなってきて、9月からレギュラーになりました。
輝きの舞台裏

輝くための秘訣を教えてください。
恋:やっぱり、目の前のことを全力でやりきることだと思います。お客様に楽しんでいただくこと、あとは僕自身も楽しむことを何より大事にしていて。それが自然とお客様にも伝わって、「この人といると楽しいな」と思ってもらえたのかもしれません。
それと、必ずお客様一人ひとりと向き合うようにしていました。「一緒にいて安心できる存在でいたい」っていうのは、ずっと意識しています。
恋が語る、“ホストの楽しさ”と向き合い方

ホストの仕事は「楽しい」「辛い」どちらの言葉が当てはまりますか?
恋:楽しいですね。表現が難しいのですが、青春ってこういうことなのかなって。学生のころあまりこういった経験や感情を抱くことがなかったので……。ホストになって先輩や同期、お客様と接して、部活みたいにみんなと一緒に過ごす時間が楽しいなと常々思っています。
ホストとして心がけていること、大切にしている価値観を教えてください。
恋:ホストって、やっぱり「人と人」だと思うんです。自分ひとりじゃ絶対に成り立たないし、お客様がいてこその仕事。だからこそ、いま目の前にいる人の気持ちにしっかり向き合うことを何よりも大切にしています。 場を盛り上げるのも大事ですけど、それだけじゃなくて、その人がちょっと落ち込んでたら静かに話を聞く。逆に楽しい気分のときは思いっきり一緒に盛り上がる。
そんなふうに「寄り添うこと」と「楽しませること」を両立させたいって、いつも思ってます。
お客様への言葉の伝え方で意識していることはありますか?
恋:最初は伝え方が下手だったり、言いすぎてしまったり、うまく伝えられませんでした。でも先輩たちがすごくしっかり教えてくれて、「ちゃんと考えてから伝えるように」ってアドバイスをたくさんもらいました。
自分でもそれを意識するようになってから、少しずつだけど、言葉の選び方とかタイミングとかを気にするようになりました。 伝えるのって難しいけど、ちゃんと向き合って話せば気持ちは届くって信じてます。
SNSの「テンションを上げたり寄り添うのが恋」という言葉について教えてください。
恋:これは僕が自分自身を表すために考えた言葉で、「ホストってこうあるべきだな」っていう理想を込めました。お客様のテンションや気持ちに合わせて、ちゃんと空気を読んで寄り添う。ときには元気を与える存在でいたいし、ときにはそばで静かに支える存在でもありたい。
この言葉は自分を表すキャッチコピー、でもそれだけじゃなくて、自分が大事にしているスタンスそのもの。 まだまだ完璧じゃないけど、そういう存在になれるように日々意識しています。
「white」で見つけた成長のチャンスと仲間たち

『white』はどんなお店ですか?
恋:先輩方が本当に尊敬できます。教えるのも上手で、めちゃくちゃ優しい。でも優しさだけではなく、ちゃんと厳しいことも言ってくれるんですよ。 それがすごくありがたくて。寄り添いながらもちゃんと成長を促してくれるというか、そういう環境だからこそ「もっと成長したい」って自然に思えるんです。
周りのホストさんとの関係性はどうですか?
恋:めっちゃいいと思います。年齢とか関係なく、お互いに教え合える関係性っていうか。入店は同じですが年下の同期がいて、盛り上げるのが得意で「こうやるといいよ」ってアドバイスしてくれて。 それがすごく嬉しかったし、素直に「ありがとう」って思いました。
僕、盛り上げるのが最初すごく苦手だったんですけど、アドバイスを聞いて少しずつ得意になってきて。
自分にはできないことができる人はすごいと思うし、できないことを教えてもらう時は謙虚でいたいです。
なので『white』のみんなとは、変な壁はなく、純粋に「一緒に頑張ろう」って思える仲間たちです。
未経験でも安心して働ける環境ですか?
恋:はい、間違いなくそうだと思います。僕自身、未経験で入店しています。最初は人と話すのも得意じゃなかったし、接客の仕方もわからなくて不安だらけだったんですけど、研修や先輩たちのサポートがあったから、ここまでやってこれました。
面接や働いているときに「大丈夫、できるよ」って言ってもらえて、その一言がすごく心強かったんです。今でも覚えてます。 だから、未経験の人でも「ここならやれるよ」って伝えたいです。
記憶に残る存在へ――恋が描く理想と挑戦

恋さんが思い描く“なりたいホスト像”はありますか?
恋:目指しているのは、「恋」という名前を聞いたときに、僕の顔を思い浮かべてもらえるような、記憶に残るホストになることです。そして、一緒に過ごした時間を「楽しかった」「また会いたい」と思ってもらえるような、そんな存在でありたいと思っています。
でも、今の自分はまだまだ未完成。だからこそ、もっともっと成長していきたいんです。周りにはすごい先輩たちがたくさんいて、「この人には敵わないな」と感じることもあります。でも、それでも諦めたくないし、自分の理想を目指し続けたいんです。
そのためにも、まずはお客様の気持ちにしっかりと寄り添った接客を心がけること。そして、自分自身も仕事を楽しむことを忘れずにいたいと思っています。
今後のスタンスは?
恋:今の自分ではまだまだかもしれませんが、それでも努力し続けることに意味があると思っています。常に負けない気持ちで、自分を高めていきたいです!
今後のご活躍がとても楽しみです!本日はありがとうございました。
恋:こちらこそ、ありがとうございました!※本記事は、2025年6月16日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。