すすきのホスト『PARTY』優が考える「幸せをつくる」仕事としてのホストの魅力【独占取材
昼職からホストに転身し、仲間や先輩に支えられながら少しずつ自分を磨き上げてきたといいます。
今回のインタビューでは、努力が報われた実感や「誰かの幸せをつくる」ことへの想い、そして仲間と共に成長する環境の魅力、これから挑戦したい未来について語っていただきました。
ホストに興味を持つ方はもちろん、新しい環境に踏み出す勇気を求めている人にもヒントが見つかるはずです。
トピック
19歳の春、すすきの『PARTY』で踏み出した最初の一歩
ホストを始めたきっかけを教えてください。
優:前は料理の仕事をしていたんですけど、正直かなり大変で。「仕事ってこういうものなのかな」と思い込んでいました。でも、もっと自分のやりたいことを実現できる力が欲しいと考えるようになったんです。
友達と遊んでいても「これ欲しいな」「あそこに行きたいな」と話すだけで終わってしまう。全部理想でしかなくて、現実にはならない。
そんなときに夜の世界を知って、「頑張った分がすぐに形で現れるかもしれない」と思ったんです。
挑戦してみようと決めたのは、ROLANDさんの発信を見てホストに憧れを持っていたことも大きかったですね。
数あるお店の中で、なぜPARTYを選んだのでしょうか?
優:インスタで声をかけてもらったのがきっかけで、体験入店に行きました。自分が一番大事にしたいと思っていたのは「人間関係」と「働きやすい環境」。
この2つが揃っているかどうかが判断基準でした。
当日お店に入った瞬間に、雰囲気がすごく合うなと感じて「ここなら頑張れる」と思えたんです。
先輩たちの接し方も柔らかくて、この人たちと一緒に働きたいと自然に思えました。
初めての挑戦には不安もあったのでは?
優:もちろんありました。正直、偏見も持っていましたから。ホストの世界って、暴力があったりお酒を飲ませたりするんじゃないかって……。
でも実際にPARTYで体験入店をしてみたら全く違いました。みんな優しくて、頼れる人ばかりで。
体験入店をしたことで、不安が一気に払拭できたんね。
優:そうですね。体験入店を経て「ここで続けたい」と思った決め手も、やっぱり“人”でした。
最初から先輩が親身になってくれて、わからないことを丁寧に教えてくれる。その温かさが自分の性格にすごく合っていたんです。
前職で「人間関係が悪い環境では続けられない」と痛感していたからこそ、PARTYの雰囲気は決定的でした。
ここなら安心して挑戦できるし、きっと成長できる。そう確信できたんです。
努力が報われる瞬間と「幸せをつくる」実感
優さんはSNSで「努力は報われる」とよく話していますよね。
優:そうですね。それを一番感じたのは、周りからの反応が変わった瞬間です。入店して少し経って、先輩やお客様から「雰囲気がすごく変わったね」と言われたり、初対面の方に「新人ぽくないね」と驚かれたり……
そのときに「やってきたことが少しずつ形になってきた」と思えました。
でも、最初から自信があったわけではないんです。
むしろ逆で、人と話すのが得意じゃなくて、席についても何を話していいか分からないことばかりでした。
それでも場数を踏んで失敗してを繰り返していくうちに、少しずつ自然に会話が回るようになったんです。
それに気づけたときに「続けてきてよかった」と心から思えましたね。
自信をつけるためにどんな努力をしていたんですか?
優:とにかく毎日、小さな挑戦を積み重ねるようにしていました。たとえばメイク道具を研究したり、先輩の服装を真似してみたり。
おしゃれに無頓着だった自分には大きな挑戦でしたけど……この仕事は対面だからこそ、見た目や所作が説得力になると感じたんです。
写真の撮られ方やポージングも先輩に見てもらいながら直して、少しずつ整えていきました。
毎日「昨日より少し新しいことを試す」を意識して、地道にアップデートを重ねてきましたね。
そうした努力は、お客様との関係にもつながっていったんですね。
優:そうですね。特に誕生日に「お祝いしたい」と言っていただけたときは忘れられません。
その瞬間、自分が誰かに必要とされている、存在を認めてもらえたという実感が強く湧きました。
自分が楽しんでいる時間をお客様と一緒に過ごせて、その時間を特別だと感じてもらえたことが心から嬉しかったと同時に、この仕事の意味を改めて実感しました。
その意味とは、節度やルールを守りながら、その人にとって特別な時間を形にできたとき、「自分はいま誰かの幸せをつくれている」というものです。
努力を続けられる秘訣はありますか?
優:負けず嫌いな性格もありますが、一番は「必要とされている実感」です。選んでいただいたからには前より少しでもいい時間にしたい。そのために、今日の自分に一つ課題を出して、明日の自分に一つ改善を渡す。そんな積み重ねを意識しています。
小さな変化でも昨日より前に進めたなら、それはもう昨日の努力が報われている。
そう思えるようになってから、毎日の努力が楽しくなりました。
仲間と支え合う環境が背中を押してくれる
仲間に支えられていると強く感じた出来事はありましたか?
優:大きかったのは、尊敬していた先輩が退店したときです。自分にとってその先輩の存在がとても大きかったので、しばらくは気持ちが揺れました。
でも食事に誘ってくれたり、悩みを聞いてくれたり、仕事の話にとことん付き合ってくれる人が周りにたくさんいたんです。
自分が気付いていなかっただけで、日頃から見てくれていた先輩が多いってことに気づいて……。そこから店全体がもっと好きになりました!
20歳の誕生日なんかはキャストのみんなが祝ってくれて。
本当に嬉しくて、思わず泣いてしまいました。安心できる環境で働けていることを心から実感しましたね。
自然に支え合える関係があったんですね!先輩から学んだことも多そうです。
優:そうですね。先ほどもお話しした通り、見た目や所作は、先輩の姿を見て学ぶことが多かったです。おしゃれな先輩の服選びを参考にしたり、先ほども言いましたけど、写真の写り方を見てもらって直したり。自分でも工夫することも最近はしていますね!
接客の入り方や会話の運び方もいろんな人のやり方を観察して、自分なりに真似して試せて自分のスタイルを確立できるのがPARTYというお店なんです!
PARTYで働く中で、お店を好きだと感じるポイントを教えてください。
優:人間関係が良いことと、基礎をとても大切にしているところです。来店してくれた女の子に対して「お客様」という呼び方を徹底している点や、テーブルマナーなど。当たり前のことを当たり前に積み重ねる意識が徹底されているところがとても好きです。
入店当初にしっかり土台を教わったことで、接客の良さが伝わりやすくなりました。
わからないことはそのままにせず相談すれば、先輩が具体的にアドバイスをしてくれる環境も自分に合っています。
優さんからみてPARTYのキャスト同士の雰囲気はどうですか?
優:とにかく仲が良いですね。仕事終わりにご飯へ行くこともあれば、時間が合えば一緒に遊びに行くこともあります。
お店の規模が大きすぎない分、お互いが見えやすいんですよね。誰かが困っていれば自然と手を差し伸べる空気がある。
仲間というより、チームとして一緒に成果を目指している感覚が強いです。
そうした環境が、優さん自身の成長にも?
優:そうなんですよ。気持ちが下がったときでも一人で抱え込まずに済むので、改善のためにすぐ行動に移れるんです。
教えてもらったことを席で試して、うまくいかなかったら次は別のやり方を相談する。
その繰り返しのスピードが速くなりました。
仲間に見てもらえている安心感が、挑戦する勇気に変わっていると感じます。
未経験でも働きやすいと感じるポイントはありますか?
優:在籍している人の多くが未経験スタートなので、つまずきやすいポイントを先輩たちが具体的に分かっているところが大きいです。最初は席に着くのも緊張してうまく話せない時期がありましたが、場数を踏める機会が多くて、都度アドバイスをもらえる。
経験で語るというより、同じところで苦労した先輩の視点で寄り添ってくれるので実践で改善しやすかったです。
ホストの魅力とこれからの挑戦
ホストという仕事の魅力はどこにありますか。
優:一番は必要としてもらえる実感です。自分を選んでくれた方と向き合って、その人にとって特別な時間を一緒に作れるところにやりがいを感じます。
たとえば記念日や頑張った自分へのご褒美に合わせて、過ごし方を一緒にデザインする。
喜んでもらえた瞬間に、自分ももっと良くなりたいという気持ちが自然と湧いてきます。
見た目や所作も含めて相手にとって心地よい存在に近づいていくことが、この仕事の醍醐味だと思います。
挑戦のひとつとして、SNSの発信にも力を入れているそうですね。
優:そうなんです。席についている時だけではなく、普段から知ってもらえる存在になりたいので、インスタやライブ配信などで自分の考え方や取り組みを発信していきます。
発信があると来店前からイメージを作りやすくなるので、実際に会った時により良い時間を作りやすいと感じています。
お店でも発信に取り組む人が多いので、学びながら自分なりの見せ方を磨いていきたいです。
今後の目標を聞かせてください。
優:もっと多くの方に知ってもらえる存在になることです。接客していない時でも「この人に会ってみたい」と思ってもらえるように、自分の価値を発信で伝えながら、選んでいただいた場面では今まで以上の時間にする。
最終的には、会う前から期待してもらえて、実際に会った時にその期待を超えられるホストを目指しています。
最後にこれから体入を考えている方へメッセージをお願いします。
優:PARTYの体入は最初にお店の説明があって、その後はキャストと実際に話す時間があります。自分もできる限り体入に来てくれた方の席について、緊張がほぐれるように会話を大切にしています。
かしこまった話ばかりではなく、好きなタイプや趣味の話なども交えながら働くイメージを持てるように意識しています。
夜の世界に不安がある人の気持ちはよくわかりますが、環境と周りの人に支えられて前に進めるお店です。
まずは体験で空気を見に来てほしいです。合うと感じられたら、きっと挑戦する価値があります!
本日は素敵なお話をありがとうございました!
優:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年10月14日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。