鬼まるさんは昼職のご経験があると伺っています。
鬼まる:ええ。もともと警察官でした。あんまりいないですよね(笑)
本物のご遺体に直面したり、不規則な勤務形態だったり、厳しい研修だったり……いろんな要素が重なってメンタルをやられてしまい、警察は退職する決意をしました。
もともと群馬出身で、一人旅で来た北海道にそのまま住み、いろいろあったんですが……世間知らずだったがゆえに、ある時
知人にお金を貸してだまされる形で200万の借金を背負うことになりました。
元警察官が、って感じですが……(苦笑)
まずい、すぐに返さないと、といって飛び込んだのがホスト業界だったんです。
ホストはすぐにお給料がもらえるという即金性があるので。ちなみに、Michele‘Sとは別のお店です。
なので業界歴でいったら1年弱ほどになります。
ただ前のお店は環境が合わず……やめたときもちょっと大変な思いをしたんです。
3カ月ほどで業界自体を引退しました。
一度引退されたあとどうしてMichele’Sでホストに再挑戦されたのでしょうか?
鬼まる:ホストをやめたあとも働き口を探していて、バーの面接に行ったんです。そこで
「ホストのほうが合っているんじゃない?」とMichele‘Sをすすめられたんです。
Michele‘Sには当時のことすべて正直に話したうえで、「よかったらうちで働いてみないか」とお言葉をかけていただけました。
Michele’Sはいろんな人を受け入れてくれるだけの体制があるんです。
中身を評価していただけた、と感じられたので嬉しかったですね。
ホストをやる気はなかったけど、実際Michele‘Sさんが良かったからもう一度チャレンジしようと?
鬼まる:そういうことになります。
当初は「せっかくすすめられたし、もう1回くらい体入に行ってみるか」という気持ちだったのですが、
体入に行って「この中で働いたら絶対楽しい」と思ったんです。
とはいえ前のお店の件があったので不安でしたが、そこも含めて受け入れてくれたのでお店には感謝しかないですね。
ホスト業界に対する印象もMichele‘Sに入店してから良いものに変わりました!
どんな風に変わったのでしょうか?
鬼まる:借金がなかったらまずやっていない仕事だし、「人を楽しませてお金を得る」って絵空事だと思っていたんです。
でも
Michele‘Sは「人を楽しませてお金を得る」を実現できていると思うんです。
ホストは女性関係のお仕事という印象があるのは間違いないと思いますが、僕は自分も楽しいし相手も楽しんでくれているからこそお金が発生していると感じています。
でもこれは1人ではできないこと。僕ができないことを補ってくださる先輩の力強さは間違いなくあります。
上の方たちが下のひとたちをちゃんと見てくれる環境なんです。
支えてくれる人がいるからこそ、売上が立つんです。
お店に対する信頼もあるからこそですね。
鬼まる:本当にそうです。
お店に対して信用があって相談しやすいのも影響していると思います。よく
「風通しの良い職場」と耳にしますが、それはまさにここMichele‘Sですね。
でも今はちゃんとしゃべっていますが、先輩方としゃべるときや営業中はもうちょっとテンションは高いんですよ(笑)