すすきのホスト『GALLERY -SAPPORO-』凌がノンアルだからこそ磨けた考え方【独占取材】
お酒が飲めないというハンデを抱えながらも、自分らしさを武器に信頼されるホストへと成長を遂げてきました。
仲間との支え合いや、ノンアルだからこそ磨かれた考え方、そして「すすきので一番有名なノンアルホスト」を目指す決意を語っていただいた今回のインタビュー。
読み終えた時にはきっと挑戦する勇気が湧いてくるはずです!
トピック
昼職からホストへ。怖さより「挑戦」を選んだ理由
もともとはパーソナルトレーナーをされていたそうですが、ホストに転身したきっかけを教えてください。
凌:専門学校に通っていた18歳の頃から、なぜか「将来はホストになりたい」と言っていたんですよ。4月って自己紹介とかするじゃないですか?あれで「ホストになる」って言って人の心を掴んでいました(笑)
だからそのときは本気ではなくて、すっかり忘れていたんです。
それから社会人になってパーソナルトレーナーとして働いていたんですが、将来を考えたときに「このままでいいのかな」と思うようになって。
自分の上司を見て「これが自分の未来か」と感じたときに、正直ワクワクしなかったんです。
将来の姿を重ねたときに、違和感があったと。
凌:そうですね。もちろん安定して幸せな人生を送っている方々もいらして、それも素敵だなと思うんですが、僕自身がそういう人生を歩むって想像したときに「(自分にとっては)面白くないな」と感じたし、「もっと挑戦したいな」って。
それにお金も時間も限られていて、このまま年齢を重ねたときに「何も挑戦せずに終わるのか」と思うと焦りが出てきて。
「どうすればお金を稼げるんだろう」と考え始めたとき、たまたまYouTubeで有名ホストの動画を見たんです。
そこから「そういえば自分もホストをやりたかったな」と思い出して。
そのタイミングで昔の夢がよみがえったんですね!
凌:はい。それで新しい環境に挑戦しようと決めて、最初に見つけたのが『GALLERY -SAPPORO-』(以下:ギャラリー)でした。
もともと昼職が老舗の職場だったので、「新しい場所の方が自分には合うかもしれない」と思っていました。
実際に探すときも「すすきので一番新しいお店はどこだろう」と調べて、見つけたのがギャラリーだったんです。
新しい環境に飛び込むのは勇気がいりますよね。最初はどんな印象でしたか?
凌:正直、怖かったです。ホストクラブって派手で怖い人が多いイメージがあったので。でも実際に入ってみたら、先輩や運営の方がすごく優しくて、すぐに怖いイメージは変わりました。
それに、僕自身も人と話すのが好きなので、自分から積極的にコミュニケーションを取るようにしていました。
そんな自分を受け入れてくれる環境があったのが、本当にありがたかったですね。
最初の不安を超えられたのは、仲間の存在が大きかったのでしょうか。
凌:そう思います。周りも未経験の人が多くて、同じスタートラインから頑張っている仲間がいたので心強かったのもあります。
中には雰囲気に圧倒されるような人もいましたけど(笑)、どんな職場にもそういう人はいますし、むしろそれも含めて「社会だな」と感じました。
最初の一歩を踏み出したことで、自分の中の「怖さ」はむしろ小さくなりましたね。
挑戦してみて初めて、「思っていたよりも自分はできるんだ」と気づけた気がします。
ノンアルだからこそ磨けた考え方と接客力
(当時の)宣材写真ではお酒に囲まれているのが印象的ですね!
凌:あれ、実は僕お酒飲めないんですよ(笑)しかもアルコールアレルギーで、一滴も飲めないんです。でも、だからこそ面白いかなって。
「飲めないのにシャンパン持ってるって変でしょ?」っていうギャップを狙いました。
結果的に、自分らしい一枚になったと思います。
お酒が飲めないことに不安はありましたか?
凌:もちろんありました。「お酒が飲めないホストなんてやっていけるのかな」って。でも、飲めないことを理由に諦めたくなかったんです。
できないことがあるなら、その分できることを増やそうと思って。
「飲めなくても指名してもらえるようなホストになる」って決めて自分の良さを出せる努力をしました。
ノンアルホストとして苦労した部分もありますか?
凌:ありますね。「お酒を飲めない人は指名しない」っていうお客様も一定数いるんです。
だから、最初は正直きつかったです。
でも、そういうときこそ自分を選んでくれた人を大事にしようと思って。
「飲めない僕を指名してくれること自体が本当に嬉しい、ありがたい」ってはっきり伝えるようにしています。
お酒が飲めないことを、どのようにプラスに変えていったのでしょうか?
凌:飲めないからこその強みって、けっこうあるんですよ。まず、どれだけ長時間の営業でもパフォーマンスが落ちない。
潰れたり二日酔いになったりもしないから、常に冷静でいられるんです。
あとは記憶が曖昧にならないこと。
お客様との会話を一つひとつ覚えていられるので、「この前言ってたこと覚えてる?」って話題にもできる。
その積み重ねが信頼に繋がっている気がします。
視点を変えたことで、働き方にも変化があったんですね。
凌:そうですね。お酒を飲まなくても楽しませるにはどうしたらいいか、常に考えるようになりました。
だから僕は、話題の引き出しを増やすために外に出て人を観察したり、面白い出来事を探したりしています。
そうやって経験を積みながら、自分なりの盛り上げ方を磨いていきました。
飲めないことを言い訳にせず、自分らしいスタイルを作る。それが今の僕のやり方なんです。
仲間とつくる環境。助け合いの中で学んだこと
入店してみて、周りの内勤さんや先輩とはどんな関係性でしたか?
凌:最初に驚いたのは、みんな本当に優しかったことですね。ホストクラブって個人プレーのイメージがあったんですが、実際はすごくチーム感があるんです。
自分が困っているときに声をかけてくれたり、アドバイスをくれたりする人が多くて。
一人で戦うというより、全員でお店をつくっている感覚でした。
「チーム感」という表現、素敵ですね。どんな場面で感じましたか?
凌:たとえば、お客様とのトラブルやちょっとした行き違いがあったとき。自分だけで抱え込まずに、すぐ運営の方や先輩に相談するようにしているんです。それはうちの店がすぐ相談できる環境だから。
運営スタッフの方はよく話を聞いてくれたうえで「こうしてみたら?」とアドバイスをくれることも多いです。
そうやって一緒に考えてもらえることで、結果的にお客様にも気持ちよく帰っていただけるし、トラブルがあっても自然と丸くおさまるんです。
そういう支えがあるからこそ、落ち着いて動けるというか、安心して接客に集中できますね。
周囲が支えてくれる環境なんですね!
凌:はい。それに、僕もただ助けてもらうだけじゃなくて、周りの空気を良くしたいと思っています。
お店って、仲間同士の空気感で雰囲気が変わるじゃないですか。
だからこそ、自分から挨拶をしたり、話しかけたり、良い空気をつくるように心がけています。
その積み重ねで信頼関係ができていくと思っているので。
印象に残っている「助け合い」のエピソードはありますか?
凌:それこそ新人の頃、先輩のアフターに同行したときのことですね。先輩とお客様の間でちょっとした行き違いがあった際に「頼むから来てくれ」と同席を頼まれたんです。
事情を知っていたのでその場を盛り上げることに集中!お客様も最終的には笑ってくださり、その日を終えられました。
後から「助かったよ、ありがとう」と言われたときは、すごくうれしかったですね。
あの瞬間に「チームでやってるんだな」って実感しました。
新人時代から先輩と助けあってきたんですね。
凌:本当にそうです。新人の頃はわからないことだらけで、僕の言葉ひとつひとつに対するアドバイスをいただいたこともあります。
マニュアルがある仕事じゃないからこそ、人の経験を聞くのが一番の学びになるんです。
その経験が今、自分が後輩にアドバイスをするときにも生きていますね。
僕自身が助けてもらってきた分、今度は支える側として返したいと思っています。
変化を恐れず、すすきのを代表する「ノンアルホスト」へ
ホストを始めて、自分の中で一番変わったと思う部分はどこですか?
凌:一番は考え方です。昼職のころは、上司の指示を待つタイプで、受け身の姿勢が当たり前でした。
でもホストを始めてからは「どうしたらお客様が楽しめるか」を先に考えるようになりました。
相手の立場に立って行動できるようになったのは、この仕事を通じて得た一番の変化です。
その意識の変化が周囲との関わり方にもつながっていそうです!
凌:そうですね。たとえば後輩が悩んでいたら、すぐ答えを出すよりも、まず話を聞くようにしています。
僕自身も最初は不安ばかりだったので、その気持ちは分かるんです。
だから「失敗してもいいから、自分で考えて動いてみよう」と伝えるようにしています。
結果が出なくても、その経験は必ず次に活きると思うので。
凌さん自身の変化を実感した瞬間はありますか?
凌:ノンアルでも本気でやってきたからこそ、BMWを手にしたときに「努力は報われる」と心から思えました。飲めないことを理由に諦めず、積み重ねてきた時間が形になった瞬間だったと思います。
お酒を飲まなくても、自分を信じてやり抜けば、ちゃんと道は開ける。
その実感が、次の目標を考えるきっかけになりました。
新たな目標があるんですね、ぜひ聞かせていただきたいです!
凌:もちろんです。僕の中でずっと掲げているのは、「すすきのを代表するノンアルホスト」になること。お酒を飲まなくても活躍できるということを、自分の姿で証明したい。
最終的には、看板に載って「ノンアルホストでもここまでやれるぞ!」というメッセージを伝えられたらなと思います!
夜の世界では「お酒を飲む」が当たり前になっていますが、そうじゃなくても楽しませられるホストは絶対にいる。
そのことを、自分が形にして示したいんです。
最後に、これからホストを目指す人へメッセージをお願いします。
凌:最初は誰でも不安だと思います。でも、一歩踏み出せば確実に景色は変わります。
僕も最初は「飲めない自分にできるのか」と思っていましたが、今は胸を張って言えます。
やってみないと分からないことが、この仕事にはたくさんあるんです。
だからこそ、少しでも興味があるなら挑戦してみてほしいです。
行動した先にしか、自分の可能性は広がらないと思います。
本日は素敵なお話をありがとうございました!
凌:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年11月12日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。