ホストって、初回のお客様を指名につなげたり、SNSで集客したり、すごく難しいイメージがあります。最初からうまくいきましたか?
桜庭紘:全然うまくいかなかったです(笑)。でも、あまり「売上を作ろう」っていう意識はなくて、
とにかく目の前のお客様を楽しませることだけを考えていましたね。
それでも結果を出せたのはなぜでしょう?
桜庭紘:単純に
「できることを全部全力でやる」っていうスタンスだったからです。連絡したいから連絡する、みたいな。
お金を使ってもらおうとか、売上を上げようとか、そういうのを考えるより、「目の前のお客様が楽しんでくれた上でお金使ってもらえたらラッキー」くらいの気持ちでいましたね。
その積み重ねが、最終的にNo.1につながったんですね。
桜庭紘:結果的には、ですね。でも、それを狙ってたわけじゃなくて、ただ
お客様に「桜庭がいるから行こう」って思ってもらえるように頑張っていただけです。
また楽しませるのはもちろんですが、
応援してもらえる価値ある行動をするのも大切ですね。仕事の取り組み方を含め、僕という人間に対して価値を見出していただかないと結果はついてきませんからね。
その結果、2024年5月には1300万プレイヤーに……!
桜庭紘:ありがとうございます!
今成長段階だって話を先ほどしたと思うんですが、その過程で1,000万プレイヤーという肩書が必要だなと思ったんです。
5月はバースデー。女の子にもお願いして達成することができました。
お客様に夢を叶えてもらった、とのことですがそのためには普段からの接客に力を入れないとなかなか達成できないと思いますが……
桜庭紘:そうですね。
どう接したかは企業秘密ですが(笑)簡単に言えば、
1人ひとりの楽しみ方を理解して接客することは重要だと思います。
暇だったら行くね、というスタンスのお客様に「毎日お店に来てほしい」というのは違うじゃないですか。
お客様が楽しみたい方法を尊重するのは大事なことですね。
お客様を尊重するスタイルで営業されているかと思いますが、桜庭さんの理想のホスト像はどういったものでしょうか?
桜庭紘:
応援され続けるホストかな。
「最強のホストになりたい」「キラキラホストになりたい」って思っていたこともあったけど、抽象的。だから目標がぶれちゃうのかなって考えた時期もありました。
その中で自分の「楽しませる」「できることをする」という軸で日々積み重ねた結果「応援され続ける」という考えにたどり着いたんです!
応援され続けるということは、お金を使っていただける価値があるってこと。そのためにも見た目だけでなく中身や接客……いろいろ磨いていきましたね。