「未完成」だからこそ挑める。祇園の新店『club MODE』芹沢ナツが目指す理想のホストクラブ【独占取材】
興味本位で飛び込んだホストの世界で9年間キャストとして走り続け、自ら新店を立ち上げるまでに至りました。
まだ発展途上のお店だからこそ見える飾らない現在地と、共に歩んでくれる仲間への想いに迫ります。
好奇心から覚悟へ。ホストとしての土台づくり
ホストで働くきっかけを教えてください!
芹沢ナツ:単純に興味があったから、というのが大きいです。「面白そうやな」というのと「お金が稼げそうやな」という気持ち。あとは夜職ならではのきらびやかな世界に触れてみたいという、純粋な好奇心だけで飛び込みました。
実際に働いてみていかがでしたか?
芹沢ナツ:最初のころは本当に大変でした!先輩のヘルプばかりなうえに、新人というだけでお客さまから煙たがられることもしょっちゅう。
思い通りにいかないし、想像していた華やかな世界とは全然違って、正直めちゃくちゃつまらなかったですね。
それでも辞めようとは思わなかったのでしょうか?
芹沢ナツ:それが、僕はかなりの負けず嫌いでして(笑)。「ある程度形になるまでは続けよう」という思いがあったんです。失敗した時はなぜダメだったのかをちゃんと考えて、すぐに改善する。ひたすらそれを繰り返すうちに、少しずつ立ち回り方が分かってきました。
そして半年ほど経ったころ、ついに僕のことを熱心に応援してくれる指名のお客さまとの出会いが。「これがホストか。面白いな」と、初めて実感できた瞬間でしたね。
指名のお客さまができるまでに、工夫したことはありますか?
芹沢ナツ:一番は出勤数を増やしたことかな。当時は学生だったので、無理なく週4くらいで働いていたんですけど、夏休みをきっかけに毎日フルタイムで働くレギュラー出勤に切り替えてみたんです。その結果、接客できるお客さまの母数が増え、自然に自分と相性のいい方とも巡り合えるようになりました。そこからはもう、楽しくて楽しくて!
本気でホストを極めたくなり、大学は潔く退学。今思えば、ここが僕の人生のターニングポイントだったのかもしれません。
MODE立ち上げの決断
新しくお店を立ち上げることになった経緯を教えてください!
芹沢ナツ:実は、それまで働いていたお店がいろいろあって閉店してしまいまして……。次はどこで働こうかと考えた時に、これまでと同じ祇園エリアだとピンとくる店がなく、とはいえ大阪のワイワイした雰囲気は自分とは合わない気もするしで、なかなか決められなかったんです。
悩んだ末に「いっそ自分で理想の店を作ってしまえばいいのでは?」と思い至り、MODEを立ち上げる運びとなりました。
不安はありませんでしたか?
芹沢ナツ:めちゃくちゃありましたよ。その中でも、本当に人を集めてやっていけるのか、という部分が一番大きな懸念点で。でも、前のお店の時からお世話になっている先輩に「一緒にやってみませんか」と声をかけてみたら、二つ返事で「いいよ」と言ってくれたんです。
そのおかげで「この人に協力してもらうからには、何がなんでも成功させるしかない!」と覚悟が決まりましたね。
他店と比べたMODEの魅力はどこだと思いますか?
芹沢ナツ:開店から約4ヶ月しか経っていないのもあり、胸を張って「ここが優れている」と言える部分は、ぶっちゃけまだありません。規模もそこまで大きくないし、ホストクラブらしいことがやっとできるようになってきたくらい。ただ一つ確かなのは、僕が「絶対に成功させよう」と強く思っていて、その思いに共鳴した仲間が集まってくれているということ。
だから「この店は絶対にこれから魅力的に化けていく」という、確信があります。
「働きやすさ」という面でのアピールポイントはありますか?
芹沢ナツ:とにかく「自由」なところですかね。服装の指定もないし、シフトの制限もない。キャストそれぞれのやり方を尊重しているので、自分の個性を大事にしながら伸び伸び働けると思います。あとは今なら全員がほぼ同期なので、わずらわしい派閥や上下関係がないところも働きやすいポイントかな。
未完成だからこそ見える、MODEのリアル
どんな人が活躍できますか?
芹沢ナツ:個人の営業活動に熱量を持って、サボらず同じルーティンを続けられる人。それと他責にせず、自責思考で困難な状況を打開していける人ですね。いま集まってくれているキャストは経験者が多いんですけど、自分の魅力でお客さまをつかんできた実績があるからこそ、「新店のまだ弱い状況でもやっていけるだろう」という自信を持って入ってくれていて。本当にめちゃくちゃ心強いです。
未経験者の受け入れについてはいかがですか?
芹沢ナツ:未経験の方も受け入れてはいます。ただ、面接時にホストとして成功するためにはどんな努力が必要かを教えたうえで「それができないなら、他のお店に行ったほうがいいよ」と正直に伝えることも多いんですよ。すごく誠実なんですね。
芹沢ナツ:最初にきちんと話しておかないと、結局早く辞めることになってしまうじゃないですか。だから、そこは慎重に伝えるようにしています。手塩にかけて育てて、情が移ったあとのお別れは僕もつらいので……。
でも逆に「それでも頑張りたい」というやる気のある子だったら大歓迎です!
教育体制についても教えてください!
芹沢ナツ:教育は僕と先輩の2人体制で担っています。今は小規模だからこそ、手厚い育成が可能。どちらも夜の世界は長いので、華やかな「ホストらしいホスト」になれるまで、責任を持って育てられる自信があります!(笑)また、他のキャストたちも経験豊富なので、いい刺激をもらいながら技術を磨いていける環境です。
一緒に作り上げていく仲間へ
今後、MODEをどんなお店にしていきたいですか?
芹沢ナツ:「祇園で最高に盛り上がっている店」と言ってもらえるようにしていきたいですね。そのためにも、最近はTikTok配信をはじめとするSNS系の集客に力を入れています。どんな人と一緒に働きたいですか?
芹沢ナツ:一からお店を作り上げていくことを一緒に楽しんでくれる方と働きたいです。責任者という立場ではありますが、僕一人のやり方を押し付ける気はさらさらないので、どんどん意見を出して、自分色にこの店を染めてほしい!
採用にあたって、大切にしていることはありますか?
芹沢ナツ:祇園という立地は決して人が集まりやすい場所ではないので、いろんな媒体に求人を出しています。いい人材を獲得するための広告費は惜しみません。あと、面接は全部僕自身が立ち会って、一人ひとりに直接想いや熱量を伝えるようにしています。
規模はまだ小さいけど、だからこそ「誰が入ってくれるか」に真剣に向き合わなきゃって。当たり前のことかもしれませんが(笑)。
最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!
芹沢ナツ:未完成のこの店を完成させてくれるあなたのことを、心よりお待ちしています!※本記事は、2026年9月28日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。