今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は歌舞伎町ホスト『ART』で内勤として勤務されている藤島花さんにお話をうかがいました!
『ART』は新宿駅から新宿区役所通りに入ってすぐ、巨大オブジェがそびえるホストクラブ。
どんな人をも圧倒させる豪華絢爛な同店で、内勤としてご活躍中の藤島さんはプレイヤーから内勤へ転身されました。
今回のインタビューでは、なぜ『ART』で内勤にジョブチェンジされたのかお話しいただきました!
内勤の仕事を頑張る源泉についても語っていただきましたので、『ART』が気になる方は最後までご一読ください!
■プロフィール |
源氏名:藤島花 業界歴:約半年 役職:内勤 |
■在籍店舗 |
ART(東京都/歌舞伎町) URL:https://hostjob.jp/tokyo/area15/662/ |
■経歴 |
・2024年3月『ART』に入店 ・2024年6月内勤に転身 |
藤島花:2024年にARTに入店し、3カ月のプレイヤー期間を経て内勤に転身しました。
現在(2024年7月)内勤の経歴は2カ月です。
藤島花:はい、ホストには興味しかありませんでした。だから「いつかはやってみたい」と思っていたんです。
そんな時に身内に不幸があり……「やるなら今かな」と思いホスト業界に飛び込むことにしました。
体入(体験入店)の申し込みはそこまで恐怖感はありませんでした。「まずはやってみよう」という気持ちが強かったですね。
藤島花:最初はローランドさんです。そこからホストのことをいろいろ調べるようになりました。
調べて分かったのは、ホスト業界は思っていたような怖い世界ではないこと。ホストにもちゃんとした人がいるってことを知りました。
それもホストにチャレンジするに至った理由のひとつかもしれませんね。
藤島花:ホストを通して人間の糧となるものが得られるのではないかと思ったんです。今考えるとちょっと甘いかもしれませんね(笑)
僕は当時、高校を卒業して大学進学を目指すためにアルバイトをしていました。中には飲食店、DVD屋さんといった接客業も、パチンコ屋さんも経験しました。
ただホストのほうがコミュニケーション能力とか人付き合いとか、そういった意味での人生の糧になるものが得られると思ったんです。
藤島花:公務員になることも視野に入れてお店を去ることを考えた時に、社長から提案いただいたんです。
「公務員はすぐじゃなくても良いし、お店のこと好きだし」と思って、内勤の道を選ばせていただいたんです。
辞めます、終わり、ではなく別の道を提案していただいたのはありがたかったですね。
藤島花:ええ。むしろ内勤にジョブチェンジしたのも、ARTが好きだったからでしかないんです。
僕はプレイヤーは3カ月という間でしたが、内勤になりたいと思って入ったわけではありません。でも内勤としてでもこの箱を離れたくないと思えたのは、働いている従業員のことを好きになれたからです。
読んだ本の中に転職に関する本があったんですが、その本には「お金よりも関わる人間のほうが仕事に対する満足度が影響する」と書いてありました。
だから公務員になって新たに人間関係を作るよりも、ARTの好きな人たちといたいから内勤の道に進もうと思ったんです。
藤島花:はい。ARTの人みんなが好きですが、特に理由として大きいのは瑞貴ひなたさんの存在です。
ひなたさんはARTに入店した時から好きで、服装も真似するほど。同じチームで良くしてもらっていたし、入店前にいろいろ調べていた時に直感で好きだなと思ったのがひなたさんだったんです。
人柄も素敵だし、少しでも近づきたいと思ってプレイヤー時代を過ごしました。
好きな人たちの支えになれれば、嬉しいですね。
僕がいま内勤の仕事を頑張れているのは、お給料以前に、やはりARTの人たちが好きだから。これに尽きますね。
藤島花:お店を探す前にTikTokである動画を目にしたんです。それが「夜職の人が言う信頼できるお店紹介」。「女の子に紹介して良かったお店」としてARTの名前を挙げていたんです。
AIR GROUPの評判が良いのは知っていたのもあり、ARTに興味が出たんです。このお店に行ってみたいって心から思ったんです。それで1店舗目の体入にARTを選びました。
実際に体入に来て、雰囲気の良いお店だからと入店をすぐに決めたんですが、入店後に「やっぱりARTにしてよかった」と思ったんですよ。
藤島花:今の内勤の上司をはじめ人もそうですし、内装、立地。良い条件がそろっているんですよ。
特に立地は、駅からの近さでいったら、歌舞伎町でも1番と言えると思います。僕が見たTikTokの動画でも「駅に1番近いホストクラブ」と言っていた記憶があります。
内装は本当に好きですね。ARTは店内に入るまでが二重扉で、フロアまでの扉にはレッドカーペットがあります。その豪華さに、お客様も扉を開けて驚かれる方が多いですね。
フロアは心臓がモチーフになっていると聞いています。「心臓がモチーフなのに店名『HEART』じゃなくて『ART』なんだ」とヘルプで言ったらめちゃくちゃスベりました。韻も踏んでいるのに、残念です(笑)
ちなみにARTは掃除を徹底していて、他のお店の方が研修に来られても「綺麗だね」といわれることが多々ありますよ。
藤島花:僕が経験したホストクラブはARTのみですが、仲の良さは本当に魅力ですね。最初僕はナンバー争いがあるので、もっと殺伐した業界だと思っていたんです。だからそこは良い意味でギャップでしたね。
みんな表裏なく接してくれるので、すぐに輪に馴染めると思います。
藤島花:もちろんです!それに体入に来ていただいた方のアフターフォローも僕たち内勤のお仕事です。
僕はまだその機会は少ないんですが、どう緊張をほぐすかもそうですが、僕の動作ひとつでお店の印象も変わってしまいます。その点は緊張感がありますね。他のお店さんも見られるということも考えると、僕が比較材料になることもありますから……。
僕が入店したときにも感じましたが、プレイヤーがぐいぐい来てくれるから話しやすい分、フォローしながらきちんとした対応を心掛けています。
藤島花:おっしゃる通りです。それにAIR GROUPは福利厚生が充実しています。
知り合いに聞いてよく驚かれるのは、食事が無料であること。清潔な専門レストランで食事ができるうえに、営業終わりに食べられるお弁当がいただけるんです。10種類くらいから食事が選べるし、栄養面もかなり管理されています。
提携ジムもありますし、月1回のヘアカットも無料で利用できるんです。この福利厚生は内勤側も受けられます。
働く人への還元率に関しては、AIR GROUPはかなり高いほうだと思います。
藤島花:ええ。ホスト始めたての掃除組は特に助かりますよね。
ちなみに月1ヘアカットでは髪を染めることも可能です。
本来かかっていたお金はお客様との時間や自分の美容に使うことができるので、すごく良い福利厚生だと思います。
藤島花:プレイヤーを経験したからこそ、内勤とプレイヤーの摩擦を減らしたいと思っています。
プレイヤーが考えていることを汲み取りきるってなかなか難しいことなんです。なのでプレイヤーとの日々のコミュニケーションは欠かせません。
ただコミュニケーションを取るにも距離感は意識しています。仲が良すぎても、何かを言わなければならない場面で言葉に力がなくなってしまうこともあるかもしれません。付け回し(ホストをテーブルに配置すること)の時にプレイヤーに動いてもらわないといけなかったりもしますから。
そこには信頼も必要です。「この人の指示に従って良いんだろうか」「ちゃんとお店が回っているだろうか」とかもあるので、チューニングを考えることがこの2カ月間で大事なことに気づきました。
藤島花:それと順位を扱う仕事を任されている分、お金の管理や成績付けは自分が一番しっかりしなきゃという意識があります。
売上管理はプレイヤー時代は印刷されたものを見て判断するだけでしたが、内勤はお金を取り扱ってデータを管理する側。責任も重大なので、緊張感がありますね。
少しのミスで順位も変わってしまいますから。プレイヤー時代では見えなかったけど、すごく大事な仕事です。
藤島花:僕個人の意見ではありますが、瑞貴ひなたさんをはじめ、昼職では進めないようなところまで自分を成長させていく人たちに一緒についていきたいな、というのが今の思いです。
そんなついていきたいと思える人たちを支える役目に自分も成長していきたいです!
藤島花:ありがとうございました!