今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は歌舞伎町のホストクラブ『ART』の年間1億プレイヤー・七瀬澪さんにお話をうかがいました!
大手・AIR GROUPの人気店舗のひとつ。
そんな同店で主任としてご活躍されているのが、七瀬澪さんです。
七瀬澪さんは福岡の中洲でホストデビューし、移籍先として『ART』を選ばれ、月間1,700万や年間1億という輝かしい記録を残しています。
本インタビューでは、七瀬澪さんが見据える上司像と夢、ホストを始めたきっかけなどについて存分に語っていただきました。
『ART』の魅力もお話しいただきましたので、ぜひ最後まで要チェックです!
■プロフィール |
源氏名:七瀬澪(ななせ みお) ホスト歴:約4年(※2024年現在) 役職:主任 |
■在籍店舗 |
ART(東京都/歌舞伎町) URL:https://hostjob.jp/tokyo/area15/662/ |
■最高売上 |
月間1,700万円、年間1億円 |
■経歴 |
・前職:大学生、アルバイトして営業職も経験 ・2020年20歳の時に中洲でホストデビュー ・2022年6月に歌舞伎町『ART』へ移籍 ・2022年11月度No.1を獲得 ・2023年「ドラゴンズカップ」優勝 ・2023年1月売上1,700万円達成 ・2023年上半期グループ売上No.4 ・2023年、年間1億円達成 |
七瀬澪:ホストを始めたのは2020年の20歳の時です。最初は福岡・中洲のホストクラブで働き始めました。
大体1年半ぐらい働いて、2022年に今在籍している『ART』へ移籍しました。体験入店した時に「ここかも!」ってビビッときたんですよね。
そこから現在にかけて、色々と楽しいことも辛いこともありました。でもそれ以上にありがたいことにお客様や従業員に恵まれて、月間1,700万や年間1億といった記録を出すことができました。
今は主任として自分の売上だけを追い求めるのではなく、チームメンバーの育成にも携わっています!
七瀬澪:ホストを始めたきっかけは大学の友達の紹介です。
「向いているんじゃない?」って言われて、接客には自信があったのでやってみようかなと。
というのも、僕は当時、大学に通いながらアルバイトで訪問販売の営業をしていたんです。
営業成績は良くて、大学生ではありましたが月40万~ぐらいのお給料を貰っていました!
その時の接客経験がホストでも活かせるのかなと思ったんですよね。
七瀬澪:上手くいくと思っていたのですが、全然通用しませんでした……。
今だから言えるのですが、当時は少し舐めていたところもあったと思うんですよね(笑)
営業は自分でお客様先へ訪問して接客するのに対して、ホストはお店にお客様が来店してくださるので、そのハードルがないからいけるかなって。
だから最初は自分が思い描いていた理想像と現実のギャップに悩みましたね。
でも元来僕は負けず嫌いで「負けたくない!」「売上を上げたい!」という思いがあったから、そのギャップを少しずつ埋めるためにがむしゃらに頑張りました(笑)
七瀬澪:先ほど話した負けたくないと言う感情や考えは、ホストを始めた当初から変わらず根底に持つようにしています。
その気持ちがあったからこそ、原動力にもなって自分を奮い立たせることができました。
2024年でホストを始めて4年が経ちますが、負けない、負けたくないと言う負けず嫌いである自分は変えずにいきたいですね。
七瀬澪:はい!自分のチームを持たせていただいています。
七瀬澪:みんなのモチベーターになれたらなと。
僕を見て頑張ろうと思えたり、僕にいいところを見せてやりたいと思ったり。そういった感情を後輩に抱かれるような上司が理想です。
七瀬澪:後輩育成で意識しているのは、褒めることと相手に考えさせる質問をすること。
どんなに小さなことでもいいなと思った行動が見られれば褒めるようにしています。
あと何か相談されたときは、すぐに答えを言うのではなく、一旦相手に逆の立場になって物事を考えてもらえるような逆質問をします。
自分で考えて答えに辿り着く回数が増えていったら、その思考力はホストという職以外でも通じますね。
七瀬澪:やっぱり負けず嫌いな子ですね。結局どれだけ僕が「やろうね」と言ったところで、本人の中で動機づけと行動がないと難しいので……。
その点、負けず嫌いな子は自分の中で頑張る理由を作れるので、接客の仕方とか売上を見ていても伸びているなと日々感じます。
七瀬澪:JINです。彼は2024年1月頃に入店したのですが、早くも7月に初ナンバー入りをしました。JINは僕のチームメンバーであり、目をかけている後輩の1人です。
ホストとしてはまだまだ未熟かもしれないけど、これからどんどん経験を重ねて、JINが1,000万プレイヤーになる姿を見たいです!
七瀬澪:現在は30人くらい。でもこの箱(お店)の広さなので、40人〜50人いたら嬉しいですね。
七瀬澪:お金が欲しい、有名になりたいといった理由でホストを始める子が多いと思うのですが、僕が一緒に働きたいのは主体性のある男の子。
自分から先輩に質問しにいく子や自分で仕事を見つけられる子は伸びているなと思います。
あと、『ART』のホストは20代が中心、特に2002年生まれの子が多いですね。
ちなみに、新人が入店したらある程度の売上があるメンバーが教育担当としてつきます。
教育担当がテーブルマナーや接客の仕方などを教えていきますが、新人歓迎会も開催してほかの先輩ホストとの接点も作っています。
新人さんが1日でも早くお店に馴染めるように機会を作るようにしています!
七瀬澪:入店後はまずお店のルールを覚えてもらっています。そのあとはチーム決め。5つのチームからどのチームに入るか決めます。
ちなみに、入りたいチームは自分で決められますよ。この人についていきたい、教えてほしいという人が見つかれば、そのチームに入るのもありですね。
所属するチームを選ぶために、毎週実施しているミーティングを見てもらって、それからチームを決めることもできます。
チームを決めたら席についてどんどん業務に慣れていってもらうという形です!
七瀬澪:そうですね。
ちなみに僕のチームの強みは細かい連携が取れるところです。それからフランクなところ。上下関係をあまり感じないので、楽しく働けると思います!
七瀬澪:ありがとうございます!
でも僕だけじゃないと思います。『ART』自体が仲間思いのホストクラブなんですよ。
表情が暗いキャストがいたら誰かが声を掛けるんです。他人の小さな変化に敏感に気づけるキャストが多いので、「仲間思い」という言葉が良く当てはまるお店だと思います。
それに、今のホスト業界はクリーン化に向けて動いています。つまり後ろめたい気持ちなく働ける業界になってきているんです。これは僕にとっても嬉しいことです。
働く側だけではなく、来店される側、つまりお客様にも安心していただけるのかなと。
だからホストに興味があるならチャレンジしてほしいですね。ホストでしか得られないこと、勉強できることがあるし、やって良かったって思える仕事ですよ!
七瀬澪:『ART』の魅力は3つあります。
1つは先ほど話した「仲間思い」であること。2つは「向上心があるメンバーが多い」こと。
向上心があるメンバーが多いということは、それだけ他のメンバーも一緒に引き上げられるということです。相乗効果ですね。
3つ目は「内装のキレイさ」です。内装は歌舞伎町のホストクラブの中でも群を抜いていると思います。強みの1つですね。
七瀬澪:グループの待遇になるのですが、掃除組を対象としたご飯が無料で食べられる食堂があります。
あとヘアメは無料ですし、寮も3ヶ月間は無料で利用できます。売れるまでのサポートはかなり手厚いと思います。
なので現在の所持金が0円の状態でも、入店してやっていけると思います!
七瀬澪:その通りです!
人それぞれですが、今回一緒に取材を受けている蓮は入店半年で売上1,000万を達成しています。
売れる人材育成ができるのはうちならではの魅力だと思います。
もちろん本人の努力もありますが、環境や条件が良くないと頑張れないですからね。その点『ART』はノイズのない集中できる環境なんです。
それに僕は、『ART』は歌舞伎町の中でもトップレベルで流行る可能性を秘めているホストクラブだと思っています。
だからこそ僕自身も売上と知名度をさらに上げて、従業員同士の結束力を強めてそこを目指していきたいですね。
七瀬澪:今年中に支配人になるのが今の目標です。でも支配人になるためには数字が伴わないと認められません。みんなから認められるためにも、頑張っています!
あとめっちゃ負けず嫌いなので、自分より数字が優れている人を目の当たりにするとふてくされちゃいます(笑)
自分でもまだ若いなって思うところであり、短所であり長所です。そこもちょっとずる良い方向に持っていけたらなと。
七瀬澪:はい!
でもやっぱり大事なのは数字。役職はあとでついてくるものなので、まずは自分自身の最高売上を更新するのが目標です!
今後は例えばお店の代表だったり、自分の立場を引き上げたり、グループの中で年間上位に入ってトッププレイヤーとして認知されていきたいと思っています!
いずれは経営もやりたいですね。何を経営するかは模索中です!
七瀬澪:ありがとうございました!