受け取った優しさを力に。仙台ホスト『Stream』真人が歩む恩返しの道【独占取材】
軽い気持ちで始めたホストの仕事でしたが、周りの人との関わりの中で、少しずつ考え方が変わっていったといいます。
思うようにいかなかった時期もあったようですが、変わらず見守ってくれた先輩の存在が、ホストを続ける理由の一つになったそうです。
無理に自分を作らず自然体で働いてきた日々は、これからのホストとしての在り方につながっているとのこと。
ホストという仕事を通して見えてきた価値観や、これから大切にしていきたい想いを語っていただきました。
トピック
バイト感覚から始まったホストという選択
真人さんがホストを始めたきっかけを教えてください。
真人:ホストは、本当に軽い気持ちで始めました。当時は別のアルバイトをしていて、SNSを見ていたふとしたタイミングで「やってみようかな」と思ったのがきっかけです。
学生のころから友達に「ホストやってみたら?」と言われることも多かったんですよ。
だから職業の選択肢として、ホストは頭の片隅にずっとありました。
実際にホストという仕事を選ぶまで、迷いはありましたか?
真人:正直ホストに対してダークなイメージがあったので、いざ働くとなると不安は大きかったですね。体入に行ったときも入口がちょっと怖く感じて……「本当に入っていいのかな」って、ドアの前で立ち止まりました(笑)
今考えると、もしあそこで引き返していたら相当もったいなかったですね。
かなり緊張したと思うんですが、振り返るとどうでしたか?
真人:せっかく来たし、一回中を見てから考えようかなって。体入に行った店舗もStreamだけでしたし、「まずは入ってみよう」という気持ちでしたね。
内心では、結構ドキドキしていました。
店内に入ってみて、印象はどうでしたか?
真人:中に入って先輩たちを見たとき、「こんな自由でいいんだ」って思いましたね。真っ白なスーツを着ている人もいれば強面の人もいたり。個性的な人が多かったです。
でもみんな面白くて、優しくて。想像していた雰囲気とは違いました。
そのとき、「ここならちゃんとやれそう」って思ったのを覚えています。
個性的な先輩が多かったのですが、僕の場合は無理にキャラを作らず、自然体のままホストを続けていくことを選びました。
前向きになれた理由は、逃げなくなった自分
自然体とのことですが、ホストを始める前はどんなタイプだったんですか?
真人:かなりインドアで、めんどくさがりなタイプでしたね。家にいるのが好きで、「外に出たい」という感じでもなかったんです。それにめんどくさいと思うと、できるだけ避けてしまう性格で。
逃げられることは、わりと逃げてきたと思います。
一つのことを長く続けるのも、あまり得意じゃなかったですね。
ホストを始めてからどうして変われたのでしょうか?
真人:やらなきゃいけないことが一気に増えたから、ですかね。人と向き合うことも含めて、逃げられない場面が増えたというか。
それまでみたいに、自分のペースだけで動くのが難しくなって。
気づいたら、自分のやるべきことに向き合う時間が増えていきました。
その環境は、正直プレッシャーではありませんでしたか?
真人:きつかったというよりは、「やるしかない」っていう感覚に近かったんです。「嫌だからやらない」という選択肢が少なくて。
気づいたら、ちゃんとホストの仕事に向き合っていました。
ホストの仕事と向き合うようになってから、ご自身にどんな変化を感じましたか?
真人:大きく変わったというよりも、少しずつですね。できなかったことが、少しできるようになって。それが積み重なって、自信になっていきました。
それで「逃げなくなったな」って、後から気づいた感じです。
気づけば、ホストも2年続いていました。
振り返ってみて、その変化はなぜ起きたと思いますか?
真人:意識が変わったから、環境が変わったんじゃなくて。この環境に入ったから、意識が変わったんだと思います。
最初から前向きだったわけでも、強い意志があったわけでもないです。
でも逃げにくい環境に身を置いたことで、前を向けるようになりました。
支えてくれた人がいたから、もう一度立てた
仕事に対してすごく前向きな印象がありますが、ここまでずっと順調だったんでしょうか?
真人:最初のほうは、正直がむしゃらでしたね。目の前のことに必死で取り組んでいました。でも1年目の後半くらいに、少しずつ気持ちが揺れた時期がありました。
そうだったんですね。詳しくお聞きしてもいいですか?
真人:あるきっかけがあって、仕事に対するモチベーションが下がってしまったんです。それまでは「やるしかない」っていう気持ちで続けていたのに、月に5回くらいしか出勤できない時期がありました。
その状態から、「また頑張ろう」と思えたきっかけは何だったんでしょうか?
真人:いつも面倒を見てくれる店長の凜さんが、変わらず優しく見守ってくれていたんですよね。「もっとこうしろ」とか「頑張れ」と言われることもなく、「自分のやり方でいいよ」って。
それがすごく安心でした。
凜さんの存在が、真人さんにとって大きかったんですね。
真人:そうです。凜さんの存在がホストを続ける理由の一つになっていると思います。相談をしに行けばちゃんと話を聞いてくれますし、納得できるアドバイスもくれます。
仕事のことだけじゃなくて、プライベートの悩みも話すこともあって。
本当に心の支えになってくれている方ですね。
真人さんの心を支えてくれた方が原動力なんですね!
真人:はい!「支えてくれた人に恩返ししたい」という気持ちが一番大きいですね。自分のためだけだったら、モチベが下がったときにホストを続けられていなかったと思います。
うまくいかない時期でも、優しく接してくれたことが支えになったんです。
だからこそ、「もう一度ホストを頑張ろう」って思うようになりました。
今はお店のメンバーから一目置かれる存在になるのが目標です。
それが凛さんにとって、恩返しになると信じて頑張っています。
平等に向き合い、背中で示すホストでありたい
そうした姿勢のために、普段意識していることはありますか?
真人:お客様とはできるだけ平等に向き合うことを意識しています。誰かだけを特別扱いするというよりは、来てくれた一人ひとりと、ちゃんと向き合う感覚ですね。
人と関わること自体は苦手じゃなかったので、自然体で、居心地のよい距離感を大事にしています。
誰にでもフランクに接する、というのは強みですよね。
真人:そう言ってもらえて嬉しいです。昔は人前で話すのは、あまり得意じゃなかったんですよ。たとえば小学校の1分間スピーチとか、すごく嫌いでしたね。
でもホストは1日に何十人と話すこともある仕事。お酒もあるので、やっていくうちに自然と慣れました。
無理にキャラを作るとしんどくなると思ったので、自然体での接客を心がけています。
今後、ホストとしてはどんな存在になっていきたいですか?
真人:後輩から見て、「ああいう人になりたいな」って思ってもらえる存在ですかね。自分がしてもらったように、言葉じゃなくて背中で引っ張っていきたいです。
行動とか日々の姿勢が、自然と伝わるような存在でいたいですね。
最後に、ホストに興味はあるけど迷っている人へ、一言お願いします。
真人:ホストを始めるか迷っているなら、一度やってみてもいい仕事だと思います。自分はやって後悔はありませんでした。
Streamは「今日は行きたくないな」と感じる日が、ほとんどない場所です。
無理をさせられることもなく、人として、ちゃんと向き合ってもらえる環境がありました。
もし生まれ変わることがあっても、またStreamを選ぶと思えるくらい、自分にとって大切な場所です。
最初の一歩が不安な人ほど、ここは安心して始められる環境だと思います!
※本記事は、2025年12月26日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。