憧れを追いかけて。大阪ミナミ『goofee』結夜が振る舞いで魅せる、ホストとしての在り方【独占取材】
結夜さんはアパレルブランドを立ち上げたいという夢を掲げ、その資金を貯めるためにホストの世界を選んだそう。
最初は我流で走り、思うようにいかなかった時期を経験したものの、相手に向き合う接客へと変わっていったと言います。
今では立ち振る舞いや後輩への伝え方にもこだわり、自分のためだけでなくお店や周囲の人のために動く存在に。
そんな夢に向かって積み重ねていく結夜さんの言葉から、成長していく人の強さが伝わってくるインタビューです。
夢を追いかけて選んだホストの道
結夜さんがホストを始めたきっかけを教えてください。
結夜:もともとアパレルで働いていて、将来的には自分のブランドを持ちたいと思っていたんです。そのためには資金が必要だったので、お金を稼げたうえで貯金できる仕事を探していて、ホストという選択肢が出てきました。
もともとホストに興味があったんですか?
結夜:正直に言うと、強い興味があったわけではないです。ただ、キラキラした世界への憧れはありましたし、一度は経験してみたいという気持ちはありました。
なので「挑戦してみようかな」という感覚で、体験入店に行ったのが始まりですね。
体験入店に行って印象に残った出来事はありましたか?
結夜:一番印象に残っているのは、ある先輩の存在です。その方はルックスも整っていたんですが、内面がすごくかっこよかったんです。
挨拶だったり立ち振る舞いだったり、一つひとつの行動が丁寧なのにそれを「当たり前」として動いているのが印象で!
当たり前のことをしっかり「当たり前」としているのが伝わってきたんです。
カッコいい先輩が入店の決め手だったのですね!
結夜:そうですね。ホストらしさというよりも、人としてちゃんとしているところに惹かれました。
それを見たときに、「自分もこんな人になりたい」と思ったんです。
僕の人生で尊敬する人っていなかったんですが、初めて尊敬できる人に出会いました。
体験入店のときにも気にかけていただいて、その人から仕事を学ぶためにgoofeeに入店を決めました。
実際に働き始めてからどうでしたか?
結夜:最初は「そんな簡単な仕事ではないんだろうな」という気持ちがあったんです。ですが、1ヶ月目の早い段階から応援してくださる方もいて、「このままいけるかも」と思っていましたね。
前職で接客には慣れていたので、その点でのギャップが少なかったのは大きかったかもしれません。
結夜さんなりの工夫や考えがあったのでしょうか?
結夜:当時は本当に我流で、がむしゃらにやっていました。「調子いいからこのまま頑張ろう」という感じでしたね。
ただ、うまくいっているように見えていた部分は、実はそうではなくて……。
継続して来店してくださるお客様が少なくて、毎月お客様が入れ替わる状態だったんです。
当時はそれに気づかず、「自分のやり方でもお客様はいるし大丈夫やろ」みたいなスタンスでした。
尖っていた時期なのもあって、先輩からの注意もあまり聞いていなかったんです。
向き合う接客へ変わった転機と成長
ちなみに当時はどんな注意を言われていたのでしょうか?
結夜:それこそ尊敬している先輩から、「そのやり方やったら一気に落ちるで」って言われてたんです。実際その通り、指名してくださるお客様がぱったりいなくなってしまった時期があって、「先輩の言ってたことってほんまやったんやな」って思いましたね。
そこで初めて、先輩たちのアドバイスをちゃんと聞いて、自分の接客を見直すようになりました。
そこから結夜さんはどのように変えていったんですか?
結夜:本当にシンプルなんですけど、一人ひとりにちゃんと向き合うようになりました。「こういうことされたら嫌だろうな」とか、「こういう接し方がダメなんだろうな」とか。
それまでお客様のことは考えていたと思うんですが、自分本位の考え方だったんだと思います。
細かい部分までちゃんと意識して考えるように変えましたね。
意識が変わってから、接客スタイルにも変化があったのでしょうか?
結夜:「相手のことを知ろう」っていう気持ちを持った後は、接客も変わりましたね。最初は自分の話をすることが多かったんですけど、相手の話を引き出すようになりました。同時にどの距離感が心地よいかも考えるように。
結果として、何度も来店してくれるお客様も少しずつ増えていきました。
接客スタイルを変えてから手応えを感じたんですね。
結夜:そうですね。自分が向き合うようになってから、実際にお客様から「人が変わった」「丸くなった」って言われるようになって、その言葉が何より、自分の接客が変わったことの証拠だなと思っています。
そういう変化は自分で気づきにくいからこそ、相手から言っていただけると嬉しいですね。
今振り返ってみて、当時と比べてどんな変化を感じていますか?
結夜:今となっては以前ほど、焦りも感じなくなりましたし、心の余裕も出てきたと思います。最初の頃は、どうしても自分のことばっかり考えてしまっていたと思っています。それゆえお客様も毎月ガラっと変わる状態だから、焦りもありましたし。
ですが今は相手のことを考えて動けるようになったことで継続的に来てくださるお客様も増えました。
精神的にも安定いてきたので、その違いは大きいなと感じています。
やっぱり、ちゃんと向き合うことが大事なんだなって。それを続けてきたことで、今の自分があるのかなと思います。
振る舞いで魅せる結夜の現在地
接客以外にも、営業中に意識していることはありますか?
結夜:立ち振る舞いにはめっちゃこだわっています。歩き方の姿勢や挨拶の仕方、ヘルプの付け方など、一つひとつ。
僕の立ち振る舞いが、良い意味で一番目立つように意識して動いていますね。
なぜ立ち振る舞いを意識するようになったのでしょうか?
結夜:たとえばgoofeeには、系列店との合同営業(一緒に営業するイベント)があるんですよ。その日はgoofeeに普段来ていないお客様もいます。だから挨拶ひとつで印象が変わることもあります。
それに自分のチャンスを広げられることもあるので、自分やお店全体の印象がすごく大事になってくる。
そういう場でしっかり見てもらえるように、どう見られるかを普段から意識しておくのが大切だと思うんです。
そうした考え方は、もともとご自身の中にあったものなんですか?
結夜:先ほど言った尊敬している先輩の存在が大きいですね。ホストとして自分の土台になっている部分は、先輩の背中から学んだので。
後輩への教え方とかにも、影響を受けている部分はあると思います。
後輩に向けて、教える機会も多いんでしょうか?
結夜:そうですね。僕がお店の講習会で、全員に向けて教えることもあります。その中で後輩の顔色を見ながら、ちゃんと伝わっているかはよく見ています。
たとえば微妙な顔をしながら聞いてる人がいれば、講習後に再度かみ砕いて分かりやすく伝えたりとか。
一人ひとりがちゃんと成長できるように、自分から時間を作るようにしています。
結夜さんがそこまで教育に力をいれる理由はありますか?
結夜:昔、自分の同期が鳴かず飛ばずのまま、辞めてしまったこともあったんです。せっかくお店で仲良くなったのに、そういう別れ方は寂しいじゃないですか。
だからこそ僕が時間を使って後輩が成長できるんだったら、それはむしろいいことだと思います。
最近では誰かが成長していく過程を見るのが楽しいと感じるようにもなりましたし、そういう話を共有できるのも楽しいなと思っています。
なので、より教育には力が入っているのかもしれません。
goofeeという環境と今後の展望
goofeeというお店の魅力はどんなところにあると感じていますか?
結夜:やっぱり人間関係の距離感はいいなと思っています。先輩後輩関係なく話しやすいですし、普段から先輩や上の人ともコミュニケーションが取れる環境があります。みんなが気軽に話しかけてくれるんですよね。
内勤さんのサポートもあるし、困ったときに相談しやすい環境だなと感じています。
そういう関係性だからこそ学んだことを活かしやすいですし、未経験でも土台を作っていける場所だと思います。
そういう環境の中で、今はどんなことを意識して取り組んでいますか?
結夜:自分で決めた目標を一つずつ達成していくことは意識しています。まだまだ最初に目標にしていた先輩のようになれていないと思うので、男としてもホストとしても、もっとカッコいい人間になりたいです。
なので1年を通して存在感を放つホストとして、目標を一つずつ達成していくことを大事にしています。
実力と姿勢の両方で、「この人についていきたい」と思わせられるように考えていますね。
今の目標を追いかけた先に、叶えたい夢はありますか?
結夜:最初に話した、アパレルブランドを立ち上げる夢はまだ諦めてません。僕は一度決めたことはやりきるタイプ。
夢を叶えるためにも、まずはホストとして実力と知名度を積み上げたいですね。
ホストでしっかり自分を確立することで、その先の夢にもつながると思っています。
最後に、これからホストに挑戦する方に向けてメッセージをお願いします!
結夜:最初は不安もあると思うんですけど、勇気を出して足を踏み入れてほしいです。その後であれば僕がいろんなことを教えますし、お店のサポートも充実してるんで、案外悪くないかもって思ってもらえるはずです。
未経験であっても、まずは体入から働きやすさを感じてほしいですね。
本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました!
結夜:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年4月20日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。