大阪梅田『VANQUISH』五十嵐輝が語る、応援に応えるホストの仕事論【独占取材】

公開日:2025年7月3日
人との縁を大切にしながらキャリアを築いてきた五十嵐さんに、その歩みと仕事観をじっくり伺いました!
現場のリアルが垣間見えるこのインタビューは、ホストに興味を持つあなたの背中を、きっとそっと押してくれるはずです!
トピック
ホストという道と『VANQUISH』との出会い

五十嵐さんのホスト歴から教えてください!
五十嵐輝(いがらしてる):2023年10月からなので、もうすぐ2年です!VANQUISHがホスト人生のスタートです。入店した時はすでに28歳。「最後のチャレンジかな」という気持ちはありましたね。
もともとホストに興味が?
五十嵐輝:いや、特別詳しかったわけじゃないです。もともとバーで働いていましたし、偏見などはありませんでした。でもなんとなくやってみたいという気持ちがありました。接客業は勉強になりますし!
バー時代は固定給だったからこそ、自分の頑張りがダイレクトにお給料に反映される歩合制の仕事っていいなって。だったらホストやってみたいなと!
きっかけになったのはVANQUISHのキャストがバーに遊びに来てくれたこと。だから「ホストをやるならここかな」って。
まさに“ご縁”が導いた出会いだったんですね。
五十嵐輝:はい。それがなかったら、ホストをやってなかったかもしれないです。それにやっぱり知っている人がいるのも大きいですよね。
ホストといえば梅田(キタ)よりもミナミのイメージがある方が多いと思うんですが……
五十嵐輝:そうですね。ただミナミは若い子が多い印象があって。自分が20代後半で始めるなら、梅田のほうが客層的にも合ってるんじゃないかって考えたんですよね。
それで「梅田 ホスト」ってネット検索したらVANQUISHが出てきて……やっぱりここしかないと思いましたね。
いざVANQUISHに体入に行ったら、なんか不思議と居心地が良くて。人間関係もすごくフラットでした。従業員同士の会話も和やかだなって。
「ここならやっていけそう」と思えたあの時の自分の直感を信じて良かったと、今振り返ると思います。
そうでなかったら今の自分はいないと思うので!
自分が変わっていく──ホストとしての成長と“応援される”意識

ホストを始めてから、ご自身の中で変わったなと思う部分ってありますか?
五十嵐輝:めちゃくちゃありますね。特に「美意識」と「仕事への向き合い方」がガラッと変わりました。どんな変化を感じられたのでしょうか?
五十嵐輝:バーの時はそこまで意識したことはなかったけど、今では毎日鏡で自分の顔をチェックするようになりましたね!やっぱりホストって「見られる仕事」じゃないですか。
自分の見た目って、お客様にとって最初の印象になるんで、自然と気を遣うようになりました。服装や髪型、肌のケアもそうだし、「清潔感」ってめちゃくちゃ大事だなって思うようになって。
お仕事への向き合い方の変化は?
五十嵐輝:実は僕、もともと向上心とか全然ないタイプだったんですよ。どっちかっていうと「まあこれでいいか」みたいな感じで……。そうなんですか!?
五十嵐輝:そうですか?(笑)でも、ホストを始めてからは「自分も頑張らないといけないな」って思うようになったんですよね。お客様が一生懸命応援してくれてるのに、自分がそれに応えられないのって、すごく失礼じゃないですか。
たしかに、応援って信頼の証とも捉えられますからね。
五十嵐輝:そうなんです。だから自然と「もっと良い接客をしたい」「もっと喜んでもらいたい」って考えるようになって、それが少しずつ行動にも出るようになってきて。気づけば、以前よりもずっと前向きに仕事に向き合えるようになっていました。
応援される存在になるために意識していることはありますか?
五十嵐輝:「当たり前のことを、当たり前にやること」ですね。これは僕の中でずっと意識している軸で、たとえばヘルプのときでも、自分のお客様じゃなくても楽しんで帰ってもらうことを大切にしています。自分のお客様だけを大切にするんじゃなくて、お店全体の姫として向き合うことが大事だなって思ってて。
それって最終的にお店の印象にもつながるし、僕自身もヘルプに入って助けてもらうことがあるから、ちゃんと返したいなっていう気持ちもあるんです。
個人プレーに見られがちなホストの仕事だけど、実はチームワークも大事なんですね。
五十嵐輝:めちゃくちゃ大事ですね。僕自身、まわりのキャストに助けてもらいながらここまでやってきた感覚が強いので、今度は自分が返す番だなって思ってます。僕がこういう意識になれている理由も、仕事を頑張れている理由も、全部応援してくれる人たちの存在なんです!
トントン拍子じゃなかった──新たな挑戦と“自分の力”の試され方

五十嵐さんはホストとして順調にキャリアを積まれてきたんですね!
五十嵐輝:いや、すぐに壁にぶつかっているんです。当初はバー時代のお客様が足を運んでくださることもあったんですが、なかなか新規のお客様から指名をいただく機会がなく……
「ここから先どうやって広げていこう」ってすごく悩みましたね。
バーでは会話や雰囲気でなんとなく成立してたけど、ホストって「応援したいと思ってもらえるか」がすごく重要で。ただ楽しいだけじゃ通用しないって、めっちゃ実感しました。
そこからどうやって乗り越えていったんですか?
五十嵐輝:正直、すぐには解決しなかったです。いろいろ試して、失敗もいっぱいしました。でもVANQUISHは少数精鋭でやってる分、チャンスも多くて。初回のお客様に付く機会も多いし、失敗できる回数もある。
その中で見せ方を意識するようになりました。自分の頑張りをちゃんと伝える、見せることが大切だなって気づいたんです。
その“見せ方”はどうやって学んだんですか?
五十嵐輝:先輩の一城悠さんの接客をめっちゃ見てました。ヘルプに付くことが多くて、横で「こうやって伝えるのか」「こうやって空気を作るのか」って勉強させてもらいました。また一之瀬恋さんが「応援したくなる人って、“先の物語”を感じさせる人やで」って言ってくれて。
自分をただ飾るんじゃなくて、ちゃんと“見せる”ってことを意識したら少しずつお客様の反応も変わっていきました。
だからこそ「最低限やることはちゃんとやる」っていう意識だけはブレないようにしてます。
それが積み重なって、ようやく「この人って信頼できるな」とか「応援したいな」って思ってもらえるようになるんだと思います。
チームでつくる強さ──『VANQUISH』の人間関係と支え合い

ホストがチームワークが大切となると、雰囲気がよさそうなVANQUISHさんでは仕事がしやすそうですね。
五十嵐輝:はい、本当に雰囲気がいいんですよ。体験入店のときから感じてたんですけど、キャスト同士の会話が自然で、上下関係を気にしすぎるような感じもなくて。いい意味で壁がないんですよね。先輩方との距離感も近いんです。めちゃくちゃ優しいですし、上層部とも普通にお話しできます。
営業終わりに一緒にご飯行ったり、月に1回レクリエーションがあったり、コミュニケーションの機会がすごく多いんです。
それは心強い…!未経験の方にとっても入りやすそうな環境ですね。
五十嵐輝:そうですね。誰にでも相談しやすいし、わからないことはすぐ聞ける。だから「相談できる人がちゃんといる」っていうのは、うちの大きな魅力だと思ってます。
それに先ほどお話ししたように、背中で見せてくれる人や考えさせてくれる人、先輩でもいろんな人がいて勉強になります。
ちなみにVANQUISHのキャストさんの年齢層は?
五十嵐輝:ちょっと年齢層は高めですね。20代後半の人も多いですし、落ち着いた雰囲気の人が多い。未経験スタートの人も結構いるので、経験の有無に関係なく溶け込みやすいと思いますよ。タイプはバラバラ。でも全員ちゃんと周りを見て動ける人ばかりです。接客面を客観的に見ても平均的なレベルが高いと感じます。
しかもお互いを尊重し合える関係性ができてるんで、安心して働けるんです。
応援に応えるホストであるために

ここまでのお話を聞いていて、五十嵐さんの原動力は「お客様の応援」なんだなと感じました。
五十嵐輝:はい。結局、僕が頑張れるのって、自分のためというよりは「応援してくれてる人がいるから」なんですよね。「この人を応援しててよかった」って思ってもらえる存在になりたい。その期待を超えていきたいって思ってます。
そのうえで「ただ楽しかった」だけで終わる接客よりも、「この人と時間を過ごして、前向きな気持ちになれた」って思ってもらえるような存在でいたいなと思ってます!
将来のビジョンも見据えていらっしゃるのでしょうか?
五十嵐輝:今のところは、正直まだ具体的なイメージはないんです。でも、このお店にいると選択肢はどんどん広がっていくし、周りの人たちの動きを見てるだけでも、すごく刺激になります。本気で向き合ってるからこそ、いろんなことが自分の中でも整理されてくるというか。「この先どうしたいか」っていうのも、きっとこのまま続けていけば見えてくると思ってます。
最後に未来のホストへ一言お願いいたします!
五十嵐輝:僕自身、どちらかというと個性がないタイプだと思ってます。特別目立つキャラでもなかったし、ホストに向いてるとも思ってなかった。でも、そんな自分でもここまで来れたのは、応援してくれる人たちの存在と環境の力があったからなんです。
VANQUISHには年齢も経験も関係なく挑戦できる環境があります。自信がない人にこそ、ぜひ一度飛び込んでみてほしいです。ここなら、きっと自分の可能性に気づけると思います!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
五十嵐輝:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年7月3日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。