「“かっこよさ”はアップデートできる」──歌舞伎町ホスト・友唏が語る『ACQUA -Sapphire-』の成長哲学【独占取材】

後輩の育成や面接も担当し、お店の成長を支える存在です。
今回のインタビューでは、ホストとしての仕事の面白さ、奥深さ、そして「かっこよさ」をアップデートし続けるために心がけていることを、たっぷり語っていただきました。
これを読めば、あなたもホストという仕事をもっと知りたくなるはずです!
トピック
ホストの道は「完全に真逆」の挑戦から始まった

まずは、ホストを始めたきっかけを教えてください!
友唏(ゆうき):もともとは普通にサラリーマンをしていたんです。営業職で、中高年の社長さんとかに向けた提案営業。ある意味では「THE・昼職」ですね(笑)でもどこかで、「このままじゃ終わりたくない」って思っていたんです。営業だけでなくいろんな業種でキャリア築きたいなって。
あとは単純にかっこよくなりたいなって思って、ホストにチャレンジしました。
思い切ったチャレンジ!
友唏(ゆうき):ホストって、昼職とは真逆じゃないですか。相手は女性になるし、職場も全然違う。でも逆だからこそ惹かれたんです。今まで水商売にも触れて来なかったし、興味本位で体入に申し込みました。それがACQUA GROUPだったんです!
最初はWワークだったのでアルバイトからスタートして、「あ、意外と楽しいかも」って思えて。気づけば、バイトからレギュラーに転向してました。あとやっていて「ホストのほうが合っているな」って思ったんです。
今サラリーマン時代の写真を見ると老けてるな~って(笑)今はエネルギッシュに働いています!
ほかのグループは見ずにACQUA GROUPのみに体入に?
友唏:そうです!体入に申し込んだ当時の代表やACQUA GROUP内の世界のアオグルの会長が親身に話を聞いてくださって!
どんどん伸びていくグループだと思ったし、いろんな仕事をしながらキャリアを広げられそうだなって思ったんです。実際バーをやりながら働かれている方もいますし!成長スピードという点にも惹かれました。
今「アクアに入ってよかった!」って心から思います!
不安はなかったのでしょうか?
友唏:ありました、ありました!(笑)ホストって怖いイメージがあったから、裏から怖い兄ちゃん出てくるんじゃないかって(笑)
でも実際は全然そんなことなくて、代表や会長もすごく優しくて。最初のイメージが一気に変わりましたね。だから頑張れた!
いつのまにかのめりこんでいて、一度は二部(朝ホスト)で代表取締役として箱(お店)を持たせていただきました!
サファイアに移籍したのは?
友唏:2023年8月です!一部は盛り上がっているし、歌舞伎町がさらに盛り上がっているのを目の当たりにして、「まだまだ挑戦したいしホストのキャリアも伸ばしたい」と思い移籍しました。
プレイヤーとしての成長と、「かっこよさ」の本質

友唏さんは1,000万プレイヤーという実績もすごいですよね。
友唏:ありがたいことに!でもこの売上の実績よりも、ホストを通して「自信」を得られたほうが大きいなって思っています。
その自信はどのように?
友唏:だんだんですね。もともとかっこつけなんですが(笑)会社員時代は「今のダサかったな~」とか思うことって多かったんです。
ホストの仕事をし始めた当初も「どうだろうな~」とか「かっこよくないかな~いやいけるかな~」っていろいろ考えてました。
でもそれって女の子に対して失礼。それに女の子は自信がない人よりも、自信のある男や自分の世界観を持っている男について行きたいだろうなって。
男性アイドルがそうじゃないですか。某事務所のアイドルたちの、特にセンターにいる語って自分に自信があるし世界観がちゃんとある。かっこいいですよね。
最初はそういう方をロールモデルにして、服装も髪型もメイクも気遣いも真似から入りました。
確実にホストをやる前より今の自分のほうがかっこいいと自信を持てるようになりました!まだまだの部分もありますけど!
まさに現状不満足!
友唏:本当にそう。会長がよく言うんです、「現状維持は衰退や」って。だからこそ、歩みを止めず常にアップデートし続けることが、自分の中でのテーマになってます。
最初は嘘でも自信満々に振る舞えば自信はだんだんついてきます!あと言霊ってあるので、自分をだましながらでも磨くことも大切ですね。
では友唏さんのホストとしての軸はかっこよくあることでしょうか?
友唏:おっしゃる通りです!「かっこよくあること」は見た目だけでなく行動も含めてです。服装とか髪型も大事だけど、一番は「言動」。言動もかっこよく!それでいてかっこよく尊敬される存在にいることを考えています。
だからちょっとした振る舞いや気遣いには人一倍気を配っていますね。
よくクールそうと言われますが、そこで「意外と気を遣えるんだ」とギャップになったら良いですし(笑)
ただ顔だけがかっこいい人って飽きられてしまいますから!
『ACQUA -Sapphire-』という“育つ場所”

サファイアさんはどんなお店ですか?
友唏:人はもちろん、うちは「めっちゃ教育熱心な小箱」です!キャストの人数も多くないからこそ、1人ひとりにしっかり向き合える。誰かが気にかけてくれます!
僕も面接に入ったり、後輩とアフター行ったりして、現場で育てる意識を持ってます。
僕は今教育や運営もやりながらですが、プレイヤーとしては一緒にやれるメンバーとして成長中です!
面接では友唏さんとお話しするんですね!
友唏:面接というよりお話ですね(笑)なんでホストやりたいの~とか!フランクにお話ししながらホストの楽しさを伝えつつ、「稼げるのかな?」とか「怖い業界じゃないかな?」といった不安を払拭できれば!
「体入来て良かったな」「意外と楽しそうじゃん」と思ってもらうのが僕の目標です。
友唏さんは柔らかいお話になられるので、安心できそうです。
友唏:そう言ってもらえて嬉しいですね!うちは未経験からはじめた人がほとんど。だからどんな子でもホストになれる場所なんです。
レギュラーだけでなく、昼職や大学生と両立しているバイトの子もいるし、年齢層も20代~30代前半とバラバラ。
もちろん礼儀は大事だけど、トップダウンのお店ではなく、僕や誠主任、内勤が中心に円状に広がっている感じ。男子校ノリで楽しく働けると思います!
アットホームってブラック企業のイメージがあるかもしれないけど、本当にアットホームなお店!僕も後輩からいじられることもありますよ(笑)
聞いているだけで楽しそう!
友唏:体入の子にお店の雰囲気を聞かれた時は「文化祭とか体育祭のクラスの一体感」と答えます!女の子もお店の雰囲気が楽しいと言ってくれる子も多いですよ。学校のクラスにいろんな人がいるように、うちも個性がたくさん。統一してないし、真面目な子もヤンチャな子も、それぞれが個性を出せるんです!個性は体入の時点で僕が見つけます!だからどんな子も輝けます!
友唏が目指すホストの次のステージ

本日の友唏さんのお話を通して、本当にホストというお仕事が好きなんだと感じました!
友唏:はい!今すごく楽しいですね!ホスト業界の魅力は独特なアツさ。先輩に追いつけ追い越せだったり、売上バトルだったり、野心だったり……このアツさは面白いですよね。
実は僕、ホストの仕事がもっとイージーだと思っていました。割と器用に生きてタイプだったし、やればできるだろうと。全然そんなことはなくて。
まだまだ女の子の気持ちもわかってないし、何より自分がガキだなって思い知らされることも。
でも仕事自体が楽しかった。楽しくなかったら腐ってたと思うし、踏ん張れなかったし。前職よりも向上心がもっと芽生えました!
それを今興味がある子にも感じてもらえたら嬉しいですね!
最後に今後の目標を教えてください!
友唏:野望としては年間1億!でもそれ以上に、代表になってお店をもっと良くしたいって思っています。サファイアを好きになってくれるお客様を増やして、お店をもっと大きくしていきたいんです!
プレイヤーとしても運営としてもかっこいい存在に?
友唏:おっしゃる通りです。今は代表が不在なので、僕がその役割を担いたい。売上だけじゃなくて、後輩が「この店に入って良かった」と思える環境を作りたい。
もし自分が面接で出会った子が、シャンパンを入れてもらっている姿を見たら感動しちゃう……!泣いちゃうかも!(笑)