歌舞伎町『Maison』火神ハウルの“作らない接客”と、人として向き合う姿勢【独占取材】
2.5次元俳優として舞台に立ち、さまざまな役を演じてきたハウルさん。
その経験を経た今、大切にしているのは、変に自分を作らず、嘘をつかずに人と向き合うことだと語ります。
相手の表情を見て、空気を感じ取り、まずは自分自身が楽しむことで場を明るくしていく。
Maisonで大切にされている“人として向き合う姿勢”と、自然体のまま周りを明るくするハウルさんの魅力を紐解きます。
トピック
嘘をつかないために、作らない
ハウルさんは、初対面でも話しやすい空気がありますね。
火神ハウル:ラフかなと思いますね。もちろんちょっと気を張る時もありますけど、基本的にはラフにいっているほうが個人的にも楽なんです。それに、来てくださる方にも「話しやすい」というイメージを持ってもらえるので、基本的にはラフでいるように心がけています。
自分が変に構えすぎないことが、話しやすさにもつながっているのかなと思いますね。僕は人見知りなところはあるので、初回の時に緊張することはありますが(笑)
緊張するのはちょっと意外かもしれません!
火神ハウル:芸能の時の自分とホストとしての自分ってやっぱ心が若干違うので……舞台より緊張するなって時もあるんです。そういう時はちょっと大きい声を出して緊張をほぐしたり、お酒を飲んだりすることもありますね!
ラフでいるのは、相手のためでもあるし、自分が自然にいるためでもあります。
ラフでいることは、メリットが大きい?
火神ハウル:そうですね。ラフでいることで、変に自分を作らないから、嘘をつかずにいられるんです。ホストだからかもしれないですけど。作ったり相手にどう思われるかを気にしすぎたりすると、自分を守るための嘘が出てしまうと思うんですよ。
それに自分を作りすぎると、自分でも訳が分かんなくなるじゃないですか。だから、自然体が一番だなと思います。
ラフでいるだけでも、本自分自身が明るくなるんです。
ラフでいることが、自然体なハウルさんの軸なんですね。
火神ハウル:はい、だから思ったことも素直に言います。本当に思ったことしか言っていないですし、嫌なものは嫌だって言います。相手に合わせすぎて、自分を作ることはあまりしないですね。
変に自分を作らないで、嘘をつかずにいられる。そうするとホストとしてだけではなく、人として向き合うこともできると思っています。人として向き合うってすごく大事なことだと思うんです。
俳優経験を経て見つけた、作らない自分
ハウルさんは、元々俳優として活動されていたんですよね。
火神ハウル:はい、2.5次元の俳優をやっていました。取材とかインタビューを受けることもあったので、人前で話すことには慣れていたほうだと思いますよ!
2.5次元俳優からなぜホストへ?
火神ハウル:俳優としてはさまざまな舞台を踏んでいましたが、いろんなキャラクターを演じている中で自分自身がわからなくなるっていう感覚があったんです。演じることが続くと、どこまでが自分で、どこからが役なのかが曖昧になってくるというか……
ホストを選んだのは、自分自身を取り戻したいっていう思いもあったかもしれないですね。
葛藤があってのスタートだったんですね。
火神ハウル:あとずっとやりたいと思っている夢があって。その夢のためには稼ぐことが必要だったんです。ただ、俳優として応援してくれたファンの方々に、そのまま辞めるのは申し訳ないっていう気持ちもあって。
それで近い距離で接することができる環境として、ホストを選んだんです。応援してくれた人たちとも、また違う形で会えるかなって。
芸能の仕事の経験が役立っていると思うことはありますか?
火神ハウル:役立っていることはもちろんあります。でも僕にとっては、ホストとしての「火神ハウル」も、本名で芸能活動していた頃の自分も、どちらも自分であることには変わりないんです。
どちらの自分でいても、仕事が楽しいと感じているところは同じですね。
だから今は、俳優時代の経験も持ったまま、ホストとしての自分で人と向き合っている感覚があります。
相手を見て、合わせて、場を明るくする
芸能の仕事の経験が役立っているとのことですが……
火神ハウル:人の感情を読み取るとか、人の表情から生まれる何かを見つけるとか、ですね。そういうのはやっぱ何百種類っていう役を芸能でやってきたので、そこから人間観察能力を、文字じゃなくて顔だけで得られるようになりました。
もう顔見ただけでわかるので、ちょっと敏感になっちゃった自分はいるんですけど……これは芸能時代に感謝ですね。
人を見る時に、意識していることはありますか?
火神ハウル:相手のプラスの要素を見ることは意識しています。マイナスに捉えたり環境のせいにしたりするより、その人の良いところを見たほうがいいと思うんです。
人と向き合う仕事だからこそ、ちゃんと相手を見ることは大事だと思います。周りを見られる人ほど、自然と動けるようになるのかなとも感じますね。
それに周りをちゃんと見れてる人こそ、ホストとしてもうまくいっているなと思ってて。だからこそ僕もプラスの部分を見るようにしていったら、ホストを始めてすぐに手応えを感じました。
相手を見てるからこそ、相手を楽しませられる?
火神ハウル:楽しませるという感覚は正直僕にはないんです。人の気が移るって言うじゃないですか。なので相手の表情を見ながらも、自分がまず楽しむようにしてますね。
そうすれば気づいたら場が明るくなって、みんな楽しんでるっていう環境になるので。
だからホストの火神ハウルでも、芸能の頃の自分でも、どちらも自分を忘れていないんです。それもあってラフに仕事を楽しめているんだと思うんです。
自分が楽しんでいるからこそ、会話も楽しく?
火神ハウル:そうですね。あと僕、人に興味があるんです。自分と違う人、性別もそうですし、中身も人生もそうですけど、そういうものには勝手に興味が湧いちゃうんです。
だから会話には困らないですね。相手のことを知りたいと思うから、自然と話を聞きたくなりますし、そこからまた楽しい空気が生まれるんだと思います。
Maisonで貫く、人として向き合う姿勢
Maisonさんってお店の雰囲気もいいなと感じます!
火神ハウル:Maisonは本気でかっこいい男になろうぜ、というマインドがありますね。人として本気で向き合って、素直にぶつかり合ってこそが男だよねという感覚です。だからこそ、結構中身がしっかりしている人が多いなと感じます。
ハウルさんご自身も「人として向き合う」ことを大切にされていますよね。
火神ハウル:ホストとしてだけではなく、人として向き合うことがやっぱり正義だと思っています。ちゃんと向き合うことが大人の男だと思いますし!もしかしたら歌舞伎町という街には逆らっている自分がいるのかもしれないけど、それが自分なので。
街とか時代とか、そういうものに流されないで生きることは、自分の中で大切にしていることかもしれないです。ただ、順応していくことも大切にはしています。
それはお店の方の影響もありますか?
火神ハウル:どうでしょう……でも運営であり上司である要治さんのことをすごくリスペクトしています。レスも早いし、ザ・仕事人。そういう上司がいるから、自分たちも自然と力が上がっていくんです。
僕も今チームリーダーを任されるようになりました。自分ではリーダータイプだと思っていなかったんですけど、周りからそう見てもらえるなら、その期待に応えたいと思っています。
やっぱり頼られるのは嬉しいですからね。チームメンバーだけでなく、聞かれたら、自分は答えます。チーム外のメンバーももちろん、関わらないよとかじゃないので……!
みんなで底上げをしていくということでしょうか?
火神ハウル:そうですね!Maisonは「家」と意味がありますが、その意味の通り居心地が良い場所です。だからこそ環境に依存してはいけないと思うんです。
この環境に感謝をしながら、土壌を強くしていく。もっと盛り上げる努力をする。それが僕の恩返しかなと思っています!
自分でい続けることは忘れずに、今できることを積み重ねていきたいなと!
最後にホストに興味がある方へメッセージをお願いします!
火神ハウル:迷ったら行動することです。そこで立ち止まって迷っている時間がもったいないと思うんです。行動すれば、勝手にわかるものがありますし、違うなと思ったら次に行けばいい。
でも、違うなと思っても諦めなければ、見えてくるものはあると思います。ホストは忍耐力と継続力の仕事だと思うので、諦めずまずは動いてみることが大切ですね。
Maisonは全員人が良いと胸を張って言えるので、入ったら安心してもらえると思います!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
火神ハウル:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年7月22日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。