歌舞伎町ホスト『Maison』天城蓮が語る、無理をしない接客と自分に合う場所の選び方【独占取材】
「焼肉を食べたい」という些細なきっかけから、広島を離れて歌舞伎町でホストを始めた天城さん。
テンションだけでも聞くだけでもない接客、無理に作り込みすぎない自然体は、経験の中で少しずつ見つけてきたもの。
試行錯誤を重ねる中で自分に合う形を見つけ、Maisonに挑戦の場を移した天城さんの、その等身大の姿をお届けします。
トピック
「焼肉を食べたい」から始まった、歌舞伎町への一歩
天城さんのホスト歴から教えてください。
天城蓮:大体5~6年ぐらいです。ホストを始めたきっかけは、本当に「焼肉を食べたい」くらいの些細な理由でした。
焼肉って高いじゃないですか。一人で気軽に行けるくらいの余裕が欲しいな、という気持ちがありましたね。
あとは純粋に、かっこいい男の人が好きだったんです。
魅力的な男や、人からかっこいいと思われる男への憧れもありました。
そんなに深く考えていたわけではなかったですね。
ホストを知ったきっかけは何でしたか?
天城蓮:当時はSNSでROLANDさんが有名になっていた時期で、それを見てホストに興味を持ち始めました。あとは渋谷奈槻さんをニュースで見て、かっこいいなと思ったんです。
それで、もうホストをしてみよう、と。
当時は広島に住んでいたんですけど、ホストをやるために歌舞伎町へ上京してきました。
なぜ歌舞伎町で始めようと思ったんですか?
天城蓮:ホストをやるなら歌舞伎町かなと思っていたんです。不安もあったんですけど、逆に失うものもなかったタイミングだったんですよね。
だから最初は、「やるだけやってみて、ダメだったら広島に帰るか」ぐらいの感じでした。
人生で一回くらいはホストをしてみたいという気持ちもあって、ワクワクのほうが大きかったです。
新しいことに挑戦するワクワクがあったんですね。
天城蓮:逆にホスト以外で、そこまでワクワクすることがあまりなかったんですよ。サラリーマンとして働く人生よりも、少しギャンブルじゃないですけど、若いうちにしかできないことをしてみたい気持ちがありました。
今のお店とは違うグループだったんですけど、そこで経験を積ませてもらいましたね。Maisonでもその経験は生きてるかな、と!
テンションだけでも、聞くだけでもない。経験の中で変わっていった接客
接客は、始めた頃と今で変わりましたか?
天城蓮:多分、全然違うと思います。最初は本当にテンションを上げて、お酒を飲んで、という感じでした。
とにかくその場を盛り上げるような接客でしたね。
ただ、無理にテンションを上げて送り指名に選ばれたとしても、その後が続かないこともあったんです。
そこに気づいてからは、少しずつ接客の仕方は変わっていったと思います。
その後が続かないというのは、具体的にどういうことですか?
天城蓮:極端にテンションを上げて選ばれたら、やっぱり後からボロが出るというか。最初の一、二回は楽しい時間を作れても、長くお客様が通うってなったら、ずっとそのテンションではいられないじゃないですか。
嫌なことがあってテンションが萎えてるときとか、「あれ?いつもと違うじゃん」みたいな。
だから、最初から期待値を上げすぎると、長続きしないのかなっていうのは感じます。
そこから意識するようになったことはありますか?
天城蓮:「男は聞き上手なほうが良い」っていう話があるので、お客様の話を聞くようにしていました。ただ、初回って時間が短いので、ずっと聞いているだけでも、お客様の印象に残らないんですよね。
だから、自分が話す量と相手の話を聞くバランスを大事にしています。
バランスですか?
天城蓮:そうですね。今は、自分も話すし、相手の話も聞くし、5対5ぐらいのバランスに落ち着いています。
聞くだけでもなく、自分だけが話すわけでもないですね。
試行錯誤しながら、ちょうどいい塩梅がこれくらいなのかなって思っています。
今の接客では、どんなことを意識していますか?
天城蓮:初回では、今後につながるような接客を意識しています。最初から完璧に見せすぎると、時間が経つほど落ちていく一方だと思うんですよ。
あまり上げすぎずにいた方が、印象としては右肩上がりになっていく。
なので、最初から無理をしすぎず、時間が経っても変わらないなと思ってもらえる形が良いのかなと思いますね。
無理に作らないから、結果として安心感が生まれる
最初から無理をしすぎないという感覚なんですね。
天城蓮:そうですね。変に気を遣わないほうが楽だし、お客様も気を遣われてるって分かるのもしんどいんだろうなって思っちゃうんで。
だからこそ、フィーリングを合わせようっていう意識はあるかもしれないですね。
たとえば、テンションが高い子もいれば、落ち着いてゆっくり話したい子もいるじゃないですか。その人に合わせたテンション感を、なるべく早い段階から作るようにはしています。
「この人、フィーリング合うな」と思ってもらえるような、空気感を作るのは得意かもしれないですね。
そういう空気感は、どこから来ているんですか?
天城蓮:そもそも人と一緒にいるのが結構好きなんですよ。お客様と話していても苦じゃないですし、お店のキャストといても苦じゃないですね。
一人の時間がそんなにいらなくて、人と話しているほうが楽しかったりします。
そこがホストを続けている楽しさというか、自分の元気にもなっているのかもしれません。
ホストを続ける中で、変わったことはなんですか?
天城蓮:美意識は全然変わりましたね。多分ホストしていなかったら、整形もメイクもしていなかったと思います。
ホストをやっていると、ビジュアル面も少なからず見られるじゃないですか。
それに、ホストを辞めた後のことを考えても、見た目は磨いておいて損はないと思うんです。
美意識の価値観は、ホストを始めてから変わりました。
ホストを続けることへの感覚も変わりましたか?
天城蓮:想像とは違ったかもしれないですね。こんなに長くホストを続けるとは思っていなかったですし。ホストって若いうちから始めた多くの人が、25歳を超えても続けられる業界になっていると思うんですよね。
もちろんやりたいことが見つかれば、その時に変わると思います。
ただ、今の時代は30歳を超えても活躍している人が多いじゃないですか。
ホストを続けたい気持ちがあるうちは、僕も30代前半くらいまではやっているのかなと思いますね。
現実的な基準と、少しの直感。Maisonを選んだ理由
移籍先でMaisonを選んだ理由はありますか?
天城蓮:お店の規模感や初回数、条件面、あとは体入の雰囲気を見ていました。大きいお店だから良い、有名だから良いというより、自分にチャンスが回ってくる環境かどうかを考えていましたね。
自分がちゃんとチャンスを掴める環境じゃないと意味がないと思っていたので、そういう条件のお店でかつ自分に合う規模感のお店を探したんです。
お店を選ぶうえで、特に大事にしていたことを教えてください。
天城蓮:お客様から「前のお店が良かった」と思われるのは嫌だったんです。だからこそ、「接客がちゃんとしていそうなお店」も大事にしていました。
前のお店から来てくださっているお客様も、安心して楽しめる場所が良いな、と。
実際に来てみると体入の雰囲気も良かったし、初回にも力を入れていたので、入店させてもらいました。
あと半分ネタなんですけど、僕、『グランメゾン東京』っていうドラマが結構好きで。Maisonという名前も、体入しようと思った理由の一つではあるんです、実は(笑)
実際に入店して一緒に働くキャストさんの印象はどうでしたか?
天城蓮:アットホームで謙虚な人が多いですかね。ホストクラブは自分の頑張りが目に見えやすいので、調子に乗って態度が変わる人をいっぱい見てきたんです。
そういう人がいないのは素敵だし、人間としてちゃんとできた人が多いのかなと思いますね。
現状に満足したら、多分成長って止まると思うんです。
謙虚な人が多いのは、まだ上を見ている人が多い証拠なのかな、と。
実際、お客様にも「楽しいお店」って言ってもらえているんで、本当に接客が上手い人が多い印象もありますね。
相談しやすい雰囲気もありますか?
天城蓮:あります。僕は経験者で入ってきましたけど、未経験者にとっても良い環境だと思います。変な尖り方してる人とかもいないですし、新人に何か聞かれても「俺はこうでああだよ」みたいなアドバイスは、全員言ってくれると思います。
お店の規模感的にもチャンスが多いですし、キャストの空気感もいい。
6〜7グループぐらい見たうえでMaisonを選ぶくらい、自分にとって良い環境だと思えたんです。
ホストで伸びる人は、どんな人だと思いますか?
天城蓮:大口を叩くより、謙虚に努力を積み重ねられる人だと思います。逆に傲慢な人は、ちょっと良くなっても、すぐに落ちるイメージです。
そこで他責にしても一時的には楽かもしれませんが、自分の成長にはつながらないんですよね。
謙虚な人って、自分の頑張りに満足してないっていうのが内心にあると思っていて。
謙虚でしたたかに努力できる人っていうのが、ホストに向いているんじゃないですかね。
今後のご活躍も楽しみです!本日はありがとうございました!
天城蓮:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年7月24日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。