「止まるより、走っていたい。」歌舞伎町ホスト『MAJESTY -NOVA-』皇志が選び直した努力のかたち【独占取材】
入店から約1年。順調に見える一方で、「まだ足りていない」と語るその姿勢の裏には、強い危機感と明確な考え方がありました。
量を重ねることで磨かれた感性、そして相手の気持ちを引き出す言語化の力。すべてはこれまでの経験と環境の中で培われてきたものです。
未経験からでもホストとして成長できるのか。不安を感じている方にこそ読んでほしい、リアルな思考と歩みをお届けします。
満足しないから、止まらない
皇志さんは入店して約1年ということですが、勢いが止まらない印象です!
皇志:ありがとうございます!2025年1月から未経験でスタートしたので、今(※2026年2月)1年がすぎて2年目にはいったところ。評価はしていただいていますが、僕の中では全然で。足りていないなって感覚です。
この店でも一番危機感があると思うんですよ。
危機感があるのはなぜでしょうか?
皇志:ホストとして達成したい目標があって、そこに行くには毎月到達したいものがあるけど、自分にはその力がまだなくて。そういうのって重なると後々しんどくなる。今の力やとギリギリ足りないところ。だから危機感しかないんです。
僕はホストって賞味期限の短い職業だと思ってて。その焦りもありますね。早い方だと18歳からこの世界にいるわけで。
一方僕はまだまだ1年目。時間が人よりないのかなって思うんです。
現状不満足、ということでしょうか?
皇志:そうですね。僕もある程度満足してしまったらそこで辞めてしまうかもしれない。でも現状、まだまだ満足していない。
もともと経営には興味があって、その延長で今はホストとしての目標を追っています。
今は、MAJESTY -NOVA-(以下NOVA)を率いる友介さんみたいになることが理想ですね。そばに目標にできる人がいる環境は大きいと思います。
すごいバイタリティですね。その原動力はどこから?
皇志:量かな。接客量とか、いろんなお客さんとの出会いとか。去年(2025年)はたくさんの方と出会って、学んだことがたくさんあるんです。感性にたくさん触れるという意味で。
たくさんの方と出会い、いろんな感性に触れたからこそ、その分自分も動き続けられていると思うんです。
量を信じて磨かれる感性
皇志さんの危機感は何かこれまでの経験と関係があったりするのでしょうか?
皇志:はい、おっしゃる通りあります。大学受験ですね。行きたい大学があって、全部をすてて全力で頑張ったけどそこには届かなかった。自分の全力を注いでも目標にたどり着けないことってあるんです。
でも「努力をしない」って選択は自分の中ではなくて。努力しなかったらもっといけないと思うんですよ。
努力そのものは疑わない?
皇志:そうですね。とはいえやるものに対しては「質」が大事で。質を生むにはまず量が必要。量をこなさなければ質ってものは生まれませんからね。
さきほどバイタリティも「量」とおっしゃっていましたね。
皇志:はい、僕は昨年グループで見てもたくさんの新規のお客様と出会いました。いろんな人を見て来たからこそたくさん勉強ができて、的外れなことを言わなくなったり、自分自身のレベルアップにつながったりしているんだと思います。
いろんな人に会ってたくさんの感性に触れるんですが、僕はその感性の量も蓄積できていると思うんです。
感性を感じ取れることについては、自信があるんです。それは大学でそういう勉強をしてきたから。
僕は美術の先生の勉強をしてきたんですが、どこを評価基準にしているかっていうと上手・下手ではなく感性を表現できているかなんです。そこを読み取る訓練をしていたんです。
感性が読み取れると、ちょっとした変化の読み取りも?
皇志:そうですね。僕は頭は理論派だけど、感性ってすごく大事だと思っていて。それは今活躍したり注目されているホストさんを同業で見てもそうですね。そうなる理由が会っただけで分かる。その空気感を作り出す力も感性や量の蓄積。
僕もまだまだ勉強中。足りていない。だからもっとたくさん経験を積みたいなって思うんです。
言葉にする力が関係を作る
培った感性を、皇志さんはどのように活かしていらっしゃいますか?
皇志:言語化ですね。相手の言葉を引き出すって難しいですよね。「なんで言ってくれへんやろ」って思うことも正直あります。
でもそれって実は相手がまだ言語化できていないことを、寄り添いながら対話を重ねて引き出していくことがまず必要なんです。
だからまずは相手を見る。なんとなく感じていることを汲み取って言葉にする。それには感性が必要なんです。
なるほど。感性を使って引き出していくイメージでしょうか?
皇志:そうですね。だから僕、1:1の接客って得意なんです。思っていることを真剣に言語化して相手に伝えるってところは、感覚ではないので強みかと。
僕の気持ちもちゃんと言語化します。感情的にならないので、冷めているって言われてしまうこともありますが……
言語化ができると、お互いの気持ちも理解できそうですね。
皇志:もちろん全部は理解できないです。でも「こう思っているよね」に対して相手が納得できることが一番大事だと思うんですよ。温度感を言語化していくって難しいけど、それこそ昨年接客量が多かったのは生きていますよね。
「楽しかったね」以上に相手の心の機微を感じ取って言語化していく。そこを僕は大切にしています。
その積み重ねが、皇志さんの接客の土台になっているんですね。
皇志:そうです。積み重ねのためには、まず自分のできることを先にする。利害は考えません。ホストは人として魅力を感じてもらわなければそもそも選んでもらえないですからね。人って心が動くときに価値が感じられる。これは大学時代のミスターコンで配信をしていた時も感じていました。
「人の心はどうやったら動くのかな」をもっと考えていきたいですね。
足りないから、学び続ける
ここまでのお話を聞いていると「まだ足りない」という言葉が印象的です。
皇志:本当に足りないと感じていますからね。足りないでいうと、NOVA でホストとして卓でみんなを巻き込んで楽しくするみたいな力もそうです。
友介さん、光さんをはじめ、学べる人がNOVAにはたくさんいるんです。
特に光さんは歴も長いし、初回についてはクオリティはずば抜けています。距離の詰め方とか。多分誰が来ても「仲良くなったな」と思って帰るんじゃないかな。
僕が入ったとき、初回については光さんの接客を1番に勉強しましたね。
NOVAは学ぶべき先輩がたくさんいる?
皇志:おっしゃる通りです。その学びを、この空間でできることもすごいと思います。僕が入った当時、NOVAはまだオープンして1年ほどのお店でした。でも友介さん・光さんはじめ教えてくれる人が多かったんです。
NOVAの箱を最大限に活かすには、僕もSNSなどでも頑張らなきゃと思います。キャストもかっこいいですし、力もある人が多いから……
後輩が入ってきたら僕が学んできたことも教えてあげたいとも思っています。
そのためにはたくさんの人から良いところを吸収していきたい。NOVAだけじゃなくてこのニュージェネというグループには真似したいと思える人がたくさんいるんです。
いろんな方を見て、自分の中で消化して砕いて、自分が一番発揮できるホスト像を構築できたらなと思います!
NOVAだからこそそう感じた?
皇志:そうかもしれません。働く環境として、ここで良かったなとすごく感じています。仲が良いし優しい人が多い。いい意味でホストっぽくないというか。アットホームなんです。
ホストってなんとなくダークなイメージがありますが、ここはそうじゃない。お客様も担当がいなくても最後まで楽しんでいる方もいるくらいのお店なんです。お店が好きって言ってくださる方も多いんですよ。
業界自体も優しい人が多いなと思うから、意外と大丈夫です。怖い気持ちも分かるけど、やるって決めたらすぐ応募!僕は「ホストをやる」と決めた日に応募しました。
そのくらい勢いがないと、どんどん気持ちが後ろ向きになっちゃうから勢いで応募するのが良いと思います!違うと思ったらすぐ身を引けばいいですし。
NOVAに体入に来たら僕とも話せる機会があると思うので!その時を楽しみにしています!
皇志さんの今後の活躍も楽しみです!本日はありがとうございました!
皇志:僕自身まだまだつぼみだから、つぼみのまま落ちないように頑張ります!こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年3月30日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。