最後には笑顔で。歌舞伎町ホスト『SINCE YOU... -Day'z本店-』橘大和が届ける”寄り添う接客”【独占取材】
ホストに対する偏見をきっかけにこの世界へ飛び込み、迷いながらも自分のスタイルを見つけてきた橘さん。
相手の気持ちに寄り添いながら、少しでも笑顔に変えたいと語る姿勢からは、前向きな空気が伝わってきます。
先輩の言葉やお客様の反応を受け取りながら、明るさを自分の力に変えてきた大和さんの歩みをお届けします!
「偏見を払拭したい」で飛び込んだ世界
大和さんはホストを始められてどれくらいになるんですか?
橘大和:ホストとしては1年半過ぎぐらいです。その前はバーで働いていて、途中から並行して仕事していたので、業界歴は2年くらいになると思います。
バーからホストで働こうと思ったのはなぜですか?
橘大和:最初は世間のイメージもあって、僕にも「ホストは悪い」っていう偏見があったんです。でも、バーで働いているとホストの方と話す機会もあって、話しているうちに全然印象と違うなと感じて……。
お客様と並んでいる場面を見ても、嫌な顔をしているときがなかったんですよね。
それもあって、「自分としては悪じゃないと思うけど……。」みたいな。
だったら自分の目で確かめて、偏見を払拭したいと思ってホストを始めました。
実際に見た印象と、世間のイメージが違ったんですね。
橘大和:そうですね。あとそのときは、話せるようになりたいっていう気持ちもありました。
元々学生時代からコミュ障で、人と話すのが苦手だったので。
「自分ももっと喋れるようになりたい」っていうのは大きかったと思います。
苦手を克服するために、あえてその環境に飛び込んだんですね。
橘大和:そうですね!偏見も払拭しつつ、その過程で話せるようになれれば良いかな、と!あとSINCE YOU... -Day'z本店-(以下Day'z本店)で働く、ともやさんの存在も大きいです。
実は働いていたバーのお店を見ていたのがともやさんで。
仕事で関わっていて、ともやさんは立ち振る舞いや接客の姿勢がすごくかっこよくて、「この人について行こう」と思える方だったんです。
偏見の払拭や憧れの存在など、いろんな思いが重なっていたんですね。
橘大和:そうですね。重なっていたと思います。ただ、自分がここまでポジティブになれたり生き生きできているのは、ホストという仕事のおかげだと思っています!
ホストになってから、自分が変わったと感じる部分は多いんです。
迷いながら見つけた自分なりの形
実際にホストとして働き始めてからは順調でしたか?
橘大和:いや、自分の中では結構迷っていました。Day'z本店って、良い意味で個性を大事にしているお店なので、似たような人がいないんですよ。
一人ひとりがしっかりしてるからこそ、一本一本の道が強い。
だからこそ、「この人のやり方いいな」と思っても、そのまま取り入れたら自分の道がガタガタになったり、遠回りしすぎちゃうんじゃないかと思ったりして。
自分のやり方に迷う時期はありましたね。
いろんな道があるからこそ迷ってしまったんですね。
橘大和:そうなんです。いいとこ取りはしたいんですけど、その人に合っているからこそ成立している部分もあるので。先輩が言うのと自分が言うのでは説得力が違うとか。
言葉選びもそうですが、誰かの仕草を真似しようにも全部が難しく思えました。
その中で、自分のやり方をどうやって見つけていったんですか?
橘大和:それで思ったのは、みんなの個性が強いからこそ、「自分も自分なりの個性を出していいのかな」って。基盤はそこで決まったんですが、方向性までバチっと決まったのは、お店を引っ張ってくれているそらまるさんのおかげですね。
そらまるさんが方向性を決めてくれたんですか?
橘大和:そのことに関して直接アドバイスをもらったわけではないんですけど、すごく自然に「自分と似ているな」って思ったんですよね。真似しやすいというか、フィーリングが合うというか、波長が合うというか。
普段いろいろ考えていたのが、そらまるさんっぽくなるように考えつつ自分らしさを混ぜるように意識したらできていったと思います。
大和さんにとって、いいところ取りしやすい方だったんですね。
橘大和:そんな感じです。やっぱりその人じゃないと言えない言葉もあるのでそこはちゃんと分けるんですが、取り入れるところは取り入れる。
いろいろ迷いながらではあったんですが、上手く自分の道ができたような感じですね。
自分が話せるようになったり明るくなれたのも、そこを取り入れるようになったからかなと思いますね。
相手の物語を聞く接客
大和さんが接客で大事にしていることはありますか?
橘大和:やっぱりお客様に楽しんでほしいっていうのが一番ですね。自分の中ではそこがモットーなので、相手が喜ぶことを大事にしています。
「楽しんでほしい」という考えは昔からですか?
橘大和:そうですね!もともとダンスとか歌が好きで、パフォーマンスを届けるっていうのを小学生からずっとやってきてたんです。
だからこそ、目の前のお客様を楽しませるような活気を作るっていうことは大切にしていますね!
自分のパフォーマンスをどう届けるかを考えることもあるんですか?
橘大和:ある意味、相手が乗ってきてくれるからこそ、自分を表現できると思っていて。楽しいって言ってきてくれるからこそ、もっと頑張りたいっていう気持ちになるんですよね。
その方にあったやり方で楽しんでもらうために、お客様の発言とか表情とか行動とかを見て、喜んでくれてるかっていうのを見てますね。
喜んでる表情を見ると自分に自信がついてくるし、こっちも楽しくなって「じゃあこっちはどう?」っていう行動につながるんです。
接客しながら相手の発言や表情を見るのは大変そうですが……。
橘大和:それはダンスの経験が生きてるからかもしれません。振り付けを覚えるときに振り付け師の動きをよく見ていたので、そういった「見る力」がお客様の表情や行動を読むのに役立っているのかと……!
結果的に経験が生きた形ですが、大事なのは相手に寄り添うことだと思うんです。
ただ話を聞くっていうよりかは、隣に歩み寄るじゃないですけど相手の話を物語として聞くこと。
それで、ちょっとでも気持ちを明るくさせたいとかそういうところに目が向いてるのかなと感じますね。
相手の物語として聞くというのは?
橘大和:たとえば、自分がポジティブなのでわりかしテンション高いタイプなんですけど、お客様に悲しいことがあったとき。そういうときは自分のキャラを維持しつつも、相手の話に入り込んで冗談を言って空気を変えにいったり。
そうすると、お客様が悲しいときでも笑ってくれたりするんですよ。
寄り添いがベースなので、そうだよねとかわかるよって共感するときもありますけどね。
悲しいときほど笑わせたいっていう気持ちがあるのでしょうか?
橘大和:自分としてはお客様が悲しんでるっていうのが嫌なので、最終的には楽しかったなって思ってもらうのが一番大事だと思っています。お客様が1時間の間に、ちょっとでも笑えたかなって思えてるんだったらそれは良いこと。
だからこそ、悲しいまま帰るんじゃなくて、少しでも明るくさせたり、笑顔に変えるっていうのは意識してますね。
そこもお客様へ寄り添う気持ちですか。
橘大和:そうかもしれませんね!お客様からも「優しいよね」とか「楽しくなる」とかは、良く言ってもらえます。
自分の言葉って返ってくると思うので、お客様から褒められると自信につながるし、もっとポジティブになっていくんだと思います。
一人ひとりを見てくれる活気ある環境
大和さんがポジティブだからこそ、先輩たちも気にかけてくれそうですね。
橘大和:そうなんですよ。一人ひとりの活躍をちゃんと見てくれているからこそ、応援されてる意識になるので、環境にはすごい恵まれてますね。
自分も実際に、「ここ最近大丈夫か?」って声をかけてもらったことがあって。
先輩たちが一人ひとりの活躍をちゃんと見ているからこそ、応援してもらえる環境。それがこのお店の最大の魅力だと思いますね。
先輩たちからアドバイスもらうことも多いんですか?
橘大和:そうですね!さっき話したように個性的な先輩が多いので、こういうことに悩んでますって相談しても、自分に合ったアドバイスをくれる先輩がいるんです。
教えられてハッと気づかされることもあるし、考えながらやって相談すると「良くできてるじゃん」とか「こうしたらもっと良くなるんじゃない?」みたいに言ってくれる。
そういうフィードバックがあるから、自信につながるし、もっと頑張ろうって気持ちになるんですよね。
相談しやすい空気感なんですね!
橘大和:そうなんです!良い意味でアットホームな環境ですね。
従業員同士で飲みに行ったり、アドバイスし合ったりしてるのも見ますね。
あとコミュニケーション能力が高い人が多いと思うので、協力もしやすいし、お互いを高め合える環境になってるのも大きいです!
新人の方もすぐ馴染めそうな雰囲気を感じます。
橘大和:そうだと思います!個性が強い人が多いからこそ、自分のやり方に合う先輩がいると思いますし、自分の個性を生かして働くこともできるんです。
少なくとも個性がぶつかることはなくて、お互いを尊重し合っているので、いい刺激をもらいながら働けると思います。
大和さんが後輩に接するときに意識していることはありますか?
橘大和:相手のことを決めつけないで、「自分はこうやってるよ」っていう伝え方をするようにしています。積極的に自分は自分はっていうよりかは、やり方の一つとして教える感じです。
人それぞれやり方があると思うので、それを受け取ったうえでどう生かすかは相手次第なので。
最後にホストに挑戦しようか迷っている方へメッセージをください。
橘大和:自分は成り行きでやってみた形ではあるんですけど、悩んでいるならまず行動してみて決めたほうが良いと思います。結局見ないと分からないことって多いですし、話を聞くだけでも全然違う。
まずは1回経験してから考えてもいいと思います。
自分たちのお店はアットホームで受け入れ体制もしっかりしているので、安心して来てほしいですね。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!
橘大和:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年6月3日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。