歌舞伎町『SINCE YOU...Day'z本店』そらまるが実践する、自分から動ける空気づくり【独占取材】
軽い気持ちで飛び込んだホストの世界を「天職だった」と語るそらまるさん。
仕事を楽しむために自分を整えること、TikTokや配信を通して自分の考えを届けること、そして良い雰囲気をつくるためにマイナスを放置しないこと。
優しさと厳しさの間で悩みながらも、一人ひとりと向き合い続ける姿からは、そらまるさんらしい温度のある強さが見えてきました。
ホストとして一歩踏み出したい方に向けて、そらまるさんの言葉から見えた“自分から動ける空気づくり”についてお届けします。
トピック
「自分に一番ホストしろ」。楽しむために自分を整える
そらまるさんは、もともとどんなきっかけでホストを始めたんですか?
そらまる:本当に軽い気持ちでした。当時、ホストのYouTubeがすごく流行っていて、出身の高知にいてもすることがないなと思って。「よし、明日から東京行こう」っていうノリでした。
男なので、ホストは一回やっておきたいなという気持ちもありましたね。
お酒も好きですし、女の子も好きですし、自分に合っている職業なのかなとは思っていました。
本当に軽い気持ちで始めたんですけど、実際にやってみたらホストは天職でした。しゃべりに自信もありますし、お酒も飲めますし!お酒が飲めるお客様に指名されると、僕も嬉しいですね。
天職!では仕事はずっと楽しい、という感じでしょうか?
そらまる:そうですね。それにこの仕事を嫌だと思った日はないです。そもそも、僕は「仕事を楽しむ」というスタンスも大事にしているんですよ。
やっぱり仕事を楽しんでないと、言葉が薄くなるんです。お客様と話していても、自分が楽しめていないと相手にも伝わってしまう。
お客様って敏感なので、作っていることも全部見抜かれます。
だから、接客中も素でいるほうがいいと思っています。それに、作っていても疲れますし、お客様に伝わってしまいますからね。
素の自分のままで仕事を楽しむ?
そらまる:そう。ただ明るくいようとか、そういう精神論じゃないんですよ。もっと現実的な話で、配信も仕事も、嫌だと思ったらパフォーマンスが下がるんです。
だから、自分がちゃんと楽しめる状態を作る。楽しんでいないと、接客中の言葉が薄っぺらくなるからお客様にも伝わらない。
だから、楽しむことって、自分のためでもあるし、お客様のためでもあるんですよね。
マインドの自己管理ですか?
そらまる:はい。僕はまず自分の気持ちをいい方向に持っていくことが大事だと思っています。だから従業員にも「自分に一番ホストしろ」って言葉をかけてるんです。自分で自分の機嫌ぐらい取りなさいって話なんですけど。
お客様に良い時間を提供するには、まず自分の状態を整えないといけない。負の感情を持ったまま接客しても、良いパフォーマンスなんてできませんから。
だから、自分がどういう状態なら楽しめるのか、どうすれば前向きになれるのかを考えて、自分でコントロールするようにしてます。
しんどいこともあるかと思いますが……
そらまる:そのしんどいことも楽しみに変えてしまうんです。僕は「こうなったらこうしよう」とある程度決めています。これはめちゃくちゃ大事。どこでも使えることだと思うんです。
嫌だと思ったらやめようと思ってるんで、やるなら楽しむ。それが自分の中でのルールです。
自分の状態を整えて、自分の状態を整えて、周りにマイナスを出さないことも大事だと思うんです。
周りにマイナスを出さない、ですか?
そらまる:自分が楽しめていないと、従業員にも良い影響を与えられないんですよ。お店を見る立場になって、それがすごくわかるようになりました。だからまずは自分がちゃんとした状態でいること。これが店全体の空気を作る第一歩だと思います。
まず自分が動く。発信も雑談も可能性に変えていく
そらまるさんは、最近TikTokや配信活動も活発ですよね。
そらまる:そうですね。実は配信を利用して、自分の考えや思いを伝えた方が楽なんですよ。喋ることをある程度決めて発信するほうが、自分の考えや思いを伝えやすいというか。
それに、今ホストでも配信が流行っているじゃないですか。
配信を始めたのは、自分がやってみてどうなのかを確認するためでもあるんです。従業員に「やりなさいよ」っていうのは簡単なんですけど、自分が一番最初に背中を見せてやるっていう。
まず自分が動いてから、従業員に伝えるんですね。
そらまる:はい。でも配信もやっぱりセンスが要るんですよ。だから、ホストの中でも配信でうまくいっている人に話を聞きに行ったりもしてます。グループ内でも配信が上手な人がいるんで、そこに聞きに行ったり、教えてもらったりしていますね。
やっぱり僕らはホスト。ホストの仕事が一番です。配信は配信で頑張るけど、配信も、ホストの仕事につなげて考えないといけないんです。
だからこそ普通の配信者に聞きに行くっていう感じじゃなくて、ホストの配信者に聞きに行くっていう形ですね。
配信から来店にも?
そらまる:そうです。僕らホストはライバーに比べて、会えるっていうところは強いですよね。配信がきっかけで実際に何人か会いに来てくれたりとかもありましたし。
その時にやっぱり自分を見てくれるっていう人を増やしていかないといけないのかなって改めて思いましたね。
自分のブランドを高めやすいっていうか、自分の考えをやっぱり発信できるんですよ。
それに、配信はホストにまだ遊びに来たことがない層にも届くことも大いにあります。
配信を通して知ってもらうことでの可能性が広がる、という意味でも配信は続けていきたいですね。
では今後新しいことにもチャレンジしていく可能性が?
そらまる:あります!実は雑談とかで仕事の話につながることもあるんですよ。最近流行っているものや、若い子の感覚を聞いた時も、ただ面白がるだけでは終わらないんです。
それをどう仕事に結びつけるか考えるのって、楽しいじゃないですか。ワクワクできるじゃないですか。
若い子でも、その若い子の感覚を持ってきてくれたら、またそれが昇華するかもしれないし。
ホストとして経験はなくても、それまで生きてきたもの、バックグラウンドだけでそれもできるし、それがまた還元されて褒められて、じゃあ頑張ろうみたいな。
先ほども言いましたけど、仕事はやっぱり楽しまないと続かないんで。
配信もそうですけど、嫌って思った日は一度もない。嫌って思ったらやめようと思ってるんで、そもそもが。
だから、やるなら楽しむ。
その中で、新しいことを形にしていくっていうのが、自分のスタイルですね。
良い雰囲気のところに人が集まる。マイナスを断つ空気づくり
他の従業員さんからも、そらまるさんが来てからお店の雰囲気が変わったという声を聞きました。
そらまる:嬉しいです。僕はお店の中でも「雰囲気」をめちゃくちゃ大事にしてて。みんなが前を向けるような雰囲気ですね。
だから基本的にマイナス発言をする子は怒ります。
人に迷惑をかけちゃうまでもいかないけど、自分がマイナス発信をすることで、それが周りにも連鎖してしまう。そうなると、仕事に来ること自体がダルくなってしまうんです。
だからこそプラスの発言、「今日も頑張ろうぜ」っていう雰囲気づくりにはこだわってるんです。
先ほどおっしゃっていた「周りにマイナスを出さない」ですね。
そらまる:そうです!やっぱりいい雰囲気のところに人が集まるって思ってますし。プラスの雰囲気があれば、従業員同士にも良い影響があります。それだけじゃなく、お客様に対してもプラスになると思っています。
どよーんとしたお店には誰も行きたくないじゃないですか。
だから、雰囲気づくりっていうのは、従業員のためでもあるしお客様のためでもあるんです。
最近はお客様からもいい声が上がってきてると感じますね。店変わったなっていうのはあるし。
だからこそ、従業員さんへも「良いマインド」を大事にしている?
そらまる:おっしゃる通りです!まずその自分の気持ちを上げてあげないと、あれこれやろう、これやろうってならないじゃないですか。
だから、まずマインドをコントロールする、マインドをいい方向に持っていくっていうのを教えてるんです。
具体的にはどのように?
そらまる:例えば、出勤が三日とか連続で休んでた子がいたとします。正直、お店に来にくいと思うんですよ。
でも来たらめちゃくちゃ褒めてあげるとか、よく来たよねと。
その一歩が大事だと。そういうマインドの教え方をしてます。
まず一歩を踏み出せたことを認めるんですね。
そらまる:そうです。あと、従業員には「自分のために頑張りな」って一番最初に伝えてるんです。
というのも、例えば、自分が頑張ることで、店にも貢献できる。実は自分のために頑張るっていうのが、結果的にみんなのためになるんです。
これってホストを辞めようが、そういうことを覚えとけば、他の仕事でも使えると思うんですよ。ホストを辞めた後でも使える考え方を覚えてほしいんですよね。
人としても成長してほしくて。
だからこそ良い雰囲気の中で、自分から動き出せる。そういう環境を作っていきたいと思ってます。
優しさと厳しさの間で悩みながらも向き合い続ける
従業員さんと向き合う中で、難しさを感じることはありますか?
そらまる:はい、店のことも見ながら従業員と向き合うのって難しいなって改めて思うことがあるんです。優しすぎるのが果たして本当にいいのかとか、ちょっと怖さがある方がいいんじゃないのかとか。そういうのを今めちゃくちゃ考えています。
厳しすぎても辞めちゃうし、優しすぎても辞めちゃう。そのバランスが本当に難しいんです。
離れていった子に対しても、もう少し気持ちを上げてあげられたのかなと思うこともあります。
自分の優しさが原因だったのかな、と考えることもありますね。
たしかにそのバランスは難しいですね。
そらまる:そうなんですよ。でも改めて思うんですけど、怒ってあげるっていうことも大事なことなのかなみたいな。たとえば遅刻とかもそうじゃないですか。最初に怒ってあげないと、自分が許してしまうことになる。そうすると、それって他のところでもやってしまうと思うんです。
だから、怒ってあげるっていうのは大事なことだなと。
もちろん、ただ厳しくすればいいわけではないです。でも、人として当たり前のことは、ちゃんと伝えないといけないと思っています。
僕もいつも完璧ではないですよ、時々甘える時もありますがそれは見せません。うまいこと力を抜くというか、やることをやって抜く感じですね。メリハリが大事ですね。
その厳しさは、従業員さんの今後も考えているからなんですね。
そらまる:ここで覚えたことって、ホストを辞めても使えると思うんですよ。他の仕事でも使えるし、人生のプラスになる。ホストを始めた理由って、人それぞれ違うじゃないですか。少し稼げればいいという子もいるし、いろいろ経験したい子もいる。
そこを押し付けにはならないように、うまく伝えていきたいですね。
でも、自発的に動いていくことは大事です。そこが次にもつながると思っています。
だから迷っているならうちに来てほしい。僕が全部面倒を見ますから……!
今後、そらまるさん自身はどんなことを目指していますか?
そらまる:まず一番の目標は、ホストクラブのオーナーになること。だけど、今はしっかり目の前のことを頑張るっていうのが今僕のやるべきこと。自分の個人もそうですし、店っていうのも上げていくっていう感じですかね。
あとは配信を始めて、メディアの大切さも感じました。ホストにまだ来ていない層にも、自分を知ってもらいたい。YouTubeもまた始めてみようかなと考えています。
自分の考えを持って、いろいろやっていきたいですね。
本日は素敵なお話ありがとうございました!
そらまる:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年7月3日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。