歌舞伎町『SINCE YOU... -Day’z本店-』伊吹りおんが大切にする、楽しませるための自分らしさ【独占取材】
芸能関係の仕事を経て、友人の誘いで飛び込んだホストの世界。
ワイワイと場を盛り上げる接客の裏側にあるのは、第一印象を残すための工夫と、悔しさや失敗を次につなげる考え方でした。
自分も楽しみながら、お客様にも楽しんでもらうこと。そして、自由に挑戦できる一方で、周りがきちんと見てくれる環境。
りおんさんの言葉から見えてきたのは、勢いだけでは終わらない、前向きに打席へ立ち続ける働き方でした。
トピック
「印象操作」と言い切れる、勢いと工夫
まずは、ホストを始めたきっかけを教えてください。
伊吹りおん:もともとは芸能関係の仕事をしていました。その中で「顔も良いし、スタイルも良いからホストをやってみたらいいんじゃない?」と話があったんです。
それで友人から誘われたのをきっかけに、いわゆる二部と呼ばれる朝ホストで働き始めました。
実は当時のお店も今のお店も、一緒に働いているたいきさんが誘ってくれたんですよ。
そうだったんですね!二部から一部へ移る時、不安はありませんでしたか?
伊吹りおん:最初はすごく不安でした。働く環境が変わると人って不安になるじゃないですか。昼職でいう部署異動と同じような感覚です。
でも実際にやってみると、意外と通用するな、と。
それに、このお店は見方によっては欠点に見えるところも、個性として尊重してくれるような実感があります。
だから初回でも自分らしくいけるんです。
初回接客が得意なのでしょうか?
伊吹りおん:初回の印象の強さは、かなり自信があります。僕は第一印象の法則で接客しているイメージをしてて、組み立て方で言うともう印象操作です(笑)
たとえば僕、実家で豚を飼っているんですけど、その話って結構印象に残るじゃないですか。
なので豚の写真を入れた名刺にして、女の子の反応を引き出したり。
あと、肉屋やアイドルの仕事もしていたので、色んな話に合わせられるんです。
そうやって、自分の存在を覚えてもらうカギになるポイントを作ることを意識しています。
かなり計算して動いている印象があります。
伊吹りおん:トークはわりと勢いでいくんですけどね。「あれぐらい打ったらウケるな」っていう感覚です。
もしスベったとしてもスベリ芸として成立するし、周りが拾ってくれるっていう信頼があります。そういうところも安心できるところですね。
まず印象に残ることを大切にしているんですね。
伊吹りおん:そうですね。ただ、そこから先のリピートは自分の課題だと思っています。だからこそ、いろんな人に聞いたり、周りがくれるアドバイスを参考にしたりしています。
先輩とかにも相談しやすいので、Day'z本店は間違いなく成長しやすい良い環境だなと僕は思います。
「楽しませたい」と「自分も楽しみたい」がつながっている接客
お客様と話すときに意識していることはありますか?
伊吹りおん:僕は基本的にワイワイでいっちゃいますね。せっかくホストクラブに遊びに来てくれたのなら、やっぱり楽しいほうがいいじゃないですか。つまんないなら、それこそ同性同士で飲んでればいいわけで。
「じゃあホストクラブの良さって何?」って考えると、楽しさを提供することなのかなと思うんです。
だからこそ僕は楽しさに振り切って接客してますね。
楽しさに振り切るですか?
伊吹りおん:そうです。こっちが楽しんでないと、相手も楽しくないと思うんで。ネガティブな空気って、相手にも伝わると思うんです。だからこそ、こっちがポジティブでいたいというか、基本的には自分が楽しむスタンスです。
そこは自己満に過ぎないんですけどね。
自分が楽しむことも、場の空気を明るくするために大切なんですね。
伊吹りおん:そうです。お客様が楽しんでくれているなら、それが正解だと思います。たとえば新人の頃は、シャンパンコールをメインでやらせていただいたこともあるんですけど、すごいミスったりしてたんですよ。
でもミスった中でも、そのまま勢いで楽しませるじゃないけど、パフォーマンスとしてお客様が楽しんでたらそれは正解だな、と。
丁寧さの中に多少の雑さがあっても、最終的には楽しませられるかだと思うんです。
楽しませるためには、やり切ることが大切なんですね。
伊吹りおん:その通りです。そこはちょっと芸人と似ているかもしれないです。面白くなるなら体を張るし、結局お客様が楽しく通っているなら、それが正解なんです。
悔しいから、また次の打席へ立つ
ホストとして、成長を感じた瞬間はありますか?
伊吹りおん:初めて自分の努力が形になったことですね。そのときはすごく嬉しくて、本当に泣きそうになりましたね。
当時は「顔がいいのになんで活躍できないの?」とずっと言われた時期もあって。
自分の中では下積みが長かった感覚があるので、一つ峠を越えたような安心感がありました。
努力を形にすることは意識していたのでしょうか?
伊吹りおん:ずっと意識していました。「自分はここまで行ける」と、色んな人に言い続けてましたね。
自分がどういう目的で仕事を頑張っているかを言葉にしていると、言霊みたいに返ってくるのがホスト業界だと思うんです。
その経験を経て、気持ちの変化もありましたか?
伊吹りおん:そのときは自分の中ですごい勢い余っていて、気持ちが盛り上がって天狗になっていた部分もありました。でもそこから一回落ち込んでしまって、スランプみたいになった時期がありました。
スランプになったときはどのように考えていましたか?
伊吹りおん:悔しさって、自分を成長させてくれるんですよね。僕は負けず嫌いなので、送りや飲み直しは自分が取りに行きたいと思っているんです。
その中で初回がうまくいかなかったり、飲み直しにつながらなかったり、リピートにつながらなかったりすると、悔しいって気持ちが湧くんですよ。
でもそこで「自分にどこが足りなかったんだろう」って考えるんです。
失敗したらしたで、それが学びになるんです。
学びですか?
伊吹りおん:そうです。やって失敗するのと、やらなくて失敗するなら、やって失敗したほうがいいと思っています。「この空気感は違ったな」とか、「この子の雰囲気には合わなかったな」とか。
そういうのがあれば、「じゃあこれ直そう」っていう改善につなげていくのが大切なんです。
改善を積み重ねることが大切なんですね。
伊吹りおん:バッティングセンターでも、バットを振り続けてたらいつか絶対当たるじゃないですか。それと同じで、次の打席に立ち続けているイメージです。
最後までやり切ったやつがカッコいいと思っているんで。
自由にやれる。でも、ちゃんと見てくれている
Day'z本店は、どんな雰囲気のお店だと感じていますか?
伊吹りおん:すごく働きやすい雰囲気だと思います。ほかのお店だとルールがしっかり決まっているところもあります。ですがDay'z本店はある程度、自由にやらせてもらえるんです。
僕は自由奔放なタイプなので、ルールがガチガチに決められているお店より、自分で決められるほうが動きやすいんですよね。
自由にやれる環境だからこその良さがあるんですね。
伊吹りおん:だと思います。でも放任されている感じはあまりないです。先ほども言った通り、個性を否定しない空気があったり、卓でスベっても拾ってくれたりと、先輩方は普段から周りを見ているなっていうのを感じます。
普段からというと、営業中以外もですか?
伊吹りおん:そうなんです!顔色の悪さとかもそうですが、「めっちゃ昨日飲んでたよね」とか「浮腫んでるね」とか言われることもあります(笑)それぐらい普段から見てくれているので、自然にアドバイスを聞きに行けますし具体的なんですよね。
具体的なアドバイスをもらえるのは心強いですね。
伊吹りおん:おっしゃる通りです。お店をまとめているそらまるさんとかが「送りすごいやんけ」とか、小さい部分も褒めてくれるんです。
その上で「こういう風につなげたら、もっとリピート取れるんじゃない?」っていうアドバイスを言ってくれる。
忙しい立場なのに一人ひとり見てアドバイスをくれるので、そうだなって思いますし記憶にも残る。
そらまるさん以外にも、人としてできている人が多いので、未経験を含めこれから入ってくる人にとってもめちゃめちゃいい店だなって思いますね。
最後に、これからホストを頑張る方へメッセージをください!
伊吹りおん:ホストってキラキラして見えると思うんですけど、泥水をすするような苦しいところもあります。僕の場合は、泥水をすするような期間が長くて、最初から毎日がキラキラしていたわけじゃありません。
だからこそ、まずは自分で頑張って行動して、折れずに継続することが大事なんです。
半年継続すれば、いろんな出会いや見えてくるものもあると思います。
そこの入口をDay'z本店はサポートしてくれる。自分の人生の投資だと思って、一緒にホストを頑張っていきましょう!
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!
伊吹りおん:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年7月3日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。