歌舞伎町『SINCE YOU... -Day'z本店-』内勤・黒月ウタが支える、チャンスが巡る現場【独占取材】
「やってみたかった」という思いからホストの世界へ飛び込み、Day’z本店で任される仕事が増える中で、プレイヤーから内勤へ。
現在は初回の付け回しやマイクパフォーマンス、演出を通じて、お客様が楽しめる時間と、従業員にチャンスが巡る現場を支えています。
その言葉から見えてきたのは、自分の知識や経験を活かしながら、表に立つ一人ひとりの挑戦を支える黒月ウタさんの姿でした。
トピック
「やってみたかった」から始まったホストへの道
まず、ホストを始めたきっかけを教えてください。
黒月ウタ:きっかけは、本当に暇だったらから(笑)もともと中学生のころから、ホストになってみたいなという気持ちはありました。
昔、ホストの密着ドキュメンタリーみたいなものを見たんですよ。
それを見て「かっけーな」と思ったのが最初ですね。
ホストのどんなところに惹かれたのでしょうか?
黒月ウタ:仕事に対して、熱量を持てるところです。営業終わりに、熱くなってお互いの意見を言い合えるくらいの熱量というか。
そこまで仕事に熱量を持って働いている世界ってどんなものなんだろう、みたいな。
ただホストの世界に飛び込む前に、自分がお酒に弱いことに気づいたんです。
「これはダメだ」と思って、一度はホストを諦めました。
そこからホストを始めるまでは、どんな流れだったんですか?
黒月ウタ:高校を卒業してからは、電気工事士をしたり、結婚式場のホールで働いたり、高速道路のパトロールをしたりいろいろです。そんな中、とび職をやっている友人が東京出張に行くっていうので、「寂しいからついてきて」と言われて、昼職を辞めて東京に。一週間くらい友達の家に居候していたんです。
暇だなと思ってYouTubeを見ていた時にホストの動画が出てきて、「やってみたかったし、やってみるかな」と。
本当にそんな感じです。
最初に入ったのがDay'z本店だったのでしょうか?
黒月ウタ:最初は違うお店ですね。そこは内勤さんの方針が色濃く、接客スタイルもかなり細かく決められていました。でも僕は個性が活かせるほうが面白いと思ってて……。
自分が目指したいものとは少し違うと感じて、そのお店は離れることにしたんです。
そこから仲間といくつかお店を見た中で、Day'z本店に入店しました。
Day'z本店を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
黒月ウタ:人事担当の方が、めちゃくちゃ面白くて親切だったんです。僕は東京に出てきているので、荷物が多くて駅のロッカーに預けていたんです。でも駅のロッカーって置いているだけでもどんどんお金がかかるじゃないですか。
そういうところも考慮してくれて、「荷物があるなら先に寮に置いておいてもいいよ」と言ってくれたんです。
めちゃくちゃ優しいなと思いました。
入店前から、安心できる対応があったんですね。
黒月ウタ:そうですね。入店を決める前から、人事担当の方と一緒にご飯に行って、すごく親切にしてもらって。
その時に「こういう店、いいな」と思ったんです。
親切にしてくれる内勤さんや運営さんがいるお店ならいいなと思って、Day'z本店に入りました。
任されることが増え、内勤という役割へ
Day'z本店に長くお勤めかと思いますが、長続きする理由も伺いたいです。
黒月ウタ:もちろん居心地の良さもあるんですけど、僕の意見をしっかり尊重してくれるところです。お店のリニューアルの時の話なんですけど、マイクパフォーマンスなどで使う設備を、グレードアップするかしないかという話があったんです。
ただ、その設備が壊れた時に対応するには、第二種電気工事士の資格が必要だったみたいで。
「俺、持っています」と言ったら、即決で設備のグレードアップが決まっちゃったんですよ(笑)
自分ありきの設備に変わったことで、「必要とされているな」と実感しましたね。
上の人たちが頼ってくれるからこそ、その期待に応えたいと思えるんです。
だから居続けている感じですね。
もともとの経験が、お店の中で活きたんですね。
黒月ウタ:今の機材は全部パソコンで管理しているんですけど、機材まわりを全体的に把握しているのは僕しかいなくて。そもそもプロ仕様なので、この機材を100%扱えるようになったら、それだけで仕事になるらしいんですよ。
やれることが多いのは楽しいですし、知識をつけたり、資格を取ったりするほうが好きなんです。
だから、裏からいろんなことを覚えて、お店に還元したいという気持ちが強くなっていきました。
営業中の動きに関わる仕事も増えていったのでしょうか?
黒月ウタ:機材だけじゃなくて、営業中の動きに関わる仕事も増えていきました。当時、付け回し担当がDay'z本店にいなかったんですよ。
最初は3人で分担しながらだったんですけど、気づいたら自分がやる割合が多くなっていて。
でも、僕は付け回しが嫌じゃなかったんです。
言い方は難しいんですけど、全体の状況を見ながらどう配置してくかを考えるのが楽しかったんです(笑)
当時はプレイヤーもしながらだったんですけど、機材だったり、付け回しだったり、内勤に近い仕事に触れる時間が増えていきましたね。
プレイヤーから内勤に変わったきっかけは何だったのでしょうか?
黒月ウタ:上の人から、「もっと機材を使いこなして、演出のクオリティを上げたい」という話を聞いてからですね。今後の展望を聞いて、それを形にするにはプレイヤーをやりながらではちょっと厳しいな、と。
実は僕、MBTIが建築家で感覚で動くよりも、機械を扱ったり知識をつけたりするほうが好きだし、向いているタイプなんです。
プレイヤーとして頑張っていくより、上の人の夢を現実に近づけたいなっていう思いで「内勤になります。」と伝えたんです。
初回を回しながら、キャストにチャンスを広げる
現在は、内勤としてどんな仕事を担当しているのでしょうか?
黒月ウタ:今は付け回し、マイクパフォーマンス、DJを担当しています。付け回しでは、初回のお客様を受け持っています。
初回の付け回しをする際に意識していることはありますか?
黒月ウタ:初回に誰がつくのか、どのタイミングで入るのかを見る立場なので、普段から従業員とコミュニケーションを取るようにしています。初回のお客様に関しては、全くの未知じゃないですか。
でも従業員がどういう人なのかは、普段から話していればある程度わかる。
お客様に合う合わないを見極めるのが僕なので、従業員がどういうタイプなのかを知っておくのが大事になるんです。
様子を見て、席の時間も変えているのでしょうか?
黒月ウタ:そうですね。お客様があまり楽しめていなさそうだったり、従業員が気まずそうにしていたりすると早めに抜きますね。
逆に、相性が良さそうな雰囲気だと思ったら、他で縮めた時間分、伸ばすこともあります。
僕は全従業員にチャンスを広げてほしいなって思うので、時間配分は意識していますね。
全従業員にチャンスを広げる?
黒月ウタ:お客様や従業員の人数によっては、1人あたり3分ぐらいで回すこともあります。短い時間でも印象を残せる人は残せると思うので。
従業員によって得意不得意もありますし、いろいろ試しながら全員平等に時間を与えるようにしています。
その場の状況を見ながら、臨機応変に回してますね。
最初から臨機応変に付け回しができていたのでしょうか?
黒月ウタ:最初は、かなり機械的だったと思います。言い方は悪いですけど、「言った通りに動いてくれ」みたいな感じだったんです。効率的に回したいと思っていたので。
でも、上から目線になると従業員も協力的ではなくなるし、効率よく動いてくれなくなるんですよ。
一方で、一人ひとりの要望を優先しすぎても効率は悪い。だから、ちょうどいい塩梅を探すのが一番いいなと思いました。
従業員のモチベーションにも関わるので、今ではお店の状況を確認しながら付け回すのを意識してます。
全員にチャンスを回したいと思う理由は何でしょうか?
黒月ウタ:自分がプレイヤーだった時に、つきたい初回につけないのがすごく嫌だったんです。初回につけるチャンスがあるだけで、少しは気持ちに余裕が出ると思うんですよ。
この初回がダメでも次で頑張ろうと思えるような、余裕を持って接客に臨めるような環境を作れたらいいなと思います。
特別な時間を支えるためにできること
マイクパフォーマンスや演出では、どんなことを大切にしていますか?
黒月ウタ:お客様が心から喜んでくれるような時間にしたいです。そのために僕ができることって、マイクを持った時に誰よりも汗をかいて、喉を枯らすくらい全力でパフォーマンスすることなんです。
お客様にとって特別な時間になるので、笑顔で「来てよかったな」と思ってもらえるのが一番いいかなって思います。
ありがたいことに大きな場面で任せてもらうこともあるので、その分ちゃんと応えたいですね。
演出の面では、どんな役割を意識していますか?
黒月ウタ:初回の付け回しでチャンスを回して、従業員が頑張ってつかんだ場面を、僕がマイクパフォーマンスや演出で盛り上げる。そうやって盛り上げることも、僕の大事な役割だと思っています。
だからこそ、機材をもっと扱えるようになりたいですし、自分ができることを増やしていきたいですね。
これから、どんな現場を支えていきたいですか?
黒月ウタ:さっきも言ったんですが、従業員に少しでもチャンスを広げていきたいですね。僕の主観ですけど、余裕がない男って本当にカッコ悪いと思っているんです。
だからこそ、僕がバンバンチャンスを作って、演出面でも従業員を支えられたらいいなって思いますね。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!
黒月ウタ:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年8月6日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。