「好き」から始まる、人との向き合い方。SINCE YOU...Day’z本店 AYUMUが考えるホストの在り方【独占取材】
約10年のキャリアを持ちながら、今も「人が好き」とまっすぐに語ります。
お客様には相手に合わせて距離を縮め、後輩には分かるまで向き合う。その根底にあるのは、「先輩と後輩の連鎖」という考え方でした。
人とのつながりを大切にしながら、自分の将来にも冷静に向き合う。その人柄と仕事観に迫ります。
トピック
「人が好き」だから、自分から壁を作らない
AYUMUさんはホストを始めてから、どのくらいになるんですか?
AYUMU:19歳手前くらいから始めたので、もう10年近くになりますね。最初は個人店に半年くらいいて、そのあと一度地元に帰りました。そこからまた東京に戻って、SINCE YOU...Day’z本店に入ったのが20歳くらいです。
そのあとSINCE YOU...GROUPも何店舗か含めていくつかのお店を経験してSINCE YOU...Day’z本店に戻ってきましたが、昔一緒に働いていた人とは、今も結構交流があるんですよ!
今別のグループで活躍している子も、また別の形でつながっているのは楽しいですね!
お店が変わっても、関係が続いているってすごいですね……!
AYUMU:僕、人とつながるのが大好きなんです。人間がめっちゃ大好きです。もちろん誰でもってわけじゃないですけど、人と喋るのは本当に好きですね。いろんな人と関わること自体が好きなんだと思います。
人への興味が強い?
AYUMU:そうですね!「どんな人なんだろう」って。本当にそれだけなんですけど。話を引き出そうとか、そういう意識はないんですよ。
その人自体に興味があるだけなんです、僕。
例えばまったく話さない人も「なんで喋らないのかな」「怒っているのかな」「俺のこと苦手なのかな」とか、いろいろ考えるんです。別にマイナスに捉えているわけじゃなくて、単純に気になるんですよ。
そういうタイプの初回では、僕が1人で喋っています(笑)そうすると、最終的には話してくれることが多いんですよ。そういう時間もむしろ楽しんでしまうんです!
初対面でも自分から踏み込む?
AYUMU:はい!僕は「こっちから壁を作ったら終わり」って思っているんですよ。こっちが気にしてたらおしまい。後から「あれ言っておけばよかった」と後悔するのも嫌なんですよ。
もちろん相手を傷つけるようなことは言わないですけど、それ以外なら、とりあえず言ってみようと思っています。
失敗したらリカバリーできるように自分が頑張ればいいだけなんです……!
まぁ僕、実際は気にしいなんですけどね。気遣いは絶対にありますし、年下の子には「うざがられないかな」と考えることもあります。
だから、気を遣わなくてもいいくらいの関係になるために、逆に自分からズカズカいくところがあるんです。昔より様子を見ることは増えましたけど、自分だけで難しかったら周りに任せようとも思えるようになりましたね。
一気に詰めない。相手に合わせて、時間をかける
初対面でも自分から踏み込むとのことですが、お話ししていると距離の詰め方が上手というか……
AYUMU:みんな、やっぱり特徴から入るじゃないですか。見た目から入るというか。僕はどちらかというと、中身からいくことが多いですね。
「優しそうな子だよね」とか、「すごい気遣える子だよね」とか。中身に関して感じたことを言うんです。
そういうことを言うと、相手もちょっと気を遣ってくれたりして、話しやすくなることがあるんですよ。もちろん相手に気を遣わせすぎるのはよくないので、そのときの状況は見ますけど。
僕自身も、どれだけ見た目が良くても、人として合わなかったら長くは続かないと思うんです。それはお客様だけでなく、友達でもそうです。中身を見ないと分からないじゃないですか。
たしかに。とはいえ、相手によっては距離を測るのは難しいかと。
AYUMU:そうですね。全てが分かるわけではないので。ただ、ホストはお酒が入っている分、僕にとっては有利なんですよ。
「こういう人」だって分かってもらうまで、もう回数ですね(笑)ヘルプだったら、うざいくらい何度も卓につきます。
特に、1回でぎゅっと距離を詰めないほうがいい人は、そういう風にしているんです。
だって1回で全部分かるわけじゃないじゃないですか。だから、そういう人には回数を重ねますね。
僕は気難しい子でも、「もうちょっと見てやろう」って思ってもらえるまでいくタイプですね(笑)
距離感は相手に合わせるとして、AYUMUさん自身はどう接しているんですか?
AYUMU:仕事では言葉とか距離感は気をつけますけど、基本的には素ですね。外に出てもこんな感じですし、どこに行っても変わらないんですよ。
お酒を飲んだらもう少し喋るようになるくらいで(笑)
だから長く関係が続いている方も多い?
AYUMU:そうですね。僕は長いお客様だと5年くらいの関係性の方もいますし、指名していただいて8年の方が2名。結構長いですね!毎月お店に遊びに来てくれる方もいます。
8年目の方とは、その長年の関係性だからこそ分かることも、言えることもありますね。
「世話焼きなだけ」。後輩には、分かるまで向き合う
AYUMUさんは歴が長いゆえに、後輩キャストから接客について相談されることもあるのではないでしょうか?
AYUMU:そうですね。「どうやって話しているんですか?」って聞かれるんですけど、経験で覚えてきた部分も多いので、言葉だけで教えるのは難しいんですよ。だから僕の場合は、「じゃあ一緒に回るぞ」と言います。
実際に一緒にヘルプについて、「見て盗め」って。やっぱり現場で見たほうが早いと思っているんです。
僕自身も現場で覚えたし、生の接客を見ないと分からないことって多いんですよ。人によって性格も違いますし、距離の詰め方も違うじゃないですか。
だから、一緒に回りながら「こういうときはこうするんだ」って見てもらうほうが伝わりやすいですね。
とはいえ、なかなか自分から相談できない方もいるのでは?
AYUMU:いますね。僕も若い時は全然相談できなかったんですよ。たまたま仲良くしていただいた先輩がぼうやみずきさんという方で、困ったことがあって聞くとたいていのことが解決していたんです。
そこで「あ、話を聞いたほうがいいじゃん」って思考になったんですよ。
だから僕から声をかけることもあるし、一緒に行動するようにしています。
飲みに連れて行ったりして、僕がまずたくさん喋って何か悩みが出てきたら一緒に考える。「相談してね」って言うだけじゃなくて、聞いたほうが得だって思える状況を作るようにするんです。
相談すること自体のハードルを下げているんですね。
AYUMU:僕は後輩にも、「2対1のほうが強いんだよ」って言います。1人で考えるより、誰かに話せば違う視点が出てくるじゃないですか。
目の前に考えてくれる人がいるなら、頼ったほうがいいよって。僕自身、それで助けられてきたので……!
なぜそこまで後輩キャストのことを考えられるのでしょうか?
AYUMU:世話焼きなだけだと思います(笑)これは母親似ですね。ありがた迷惑かもしれないですけど、2~3年後にその子が得してくれたらいいかなって。
もちろん、ただ優しくするだけじゃなくて、叱ることもあります。分かってくれるまで言いますし、諦めません!
「先輩と後輩の連鎖」。受け取ったものを、次へ渡していく
2、3年後にその子が得してくれたらいい、というのは?
AYUMU:人と人との連鎖というか、先輩と後輩の連鎖だと思っているんです。いつか僕がいなくても、「ああいう先輩がいたな。じゃあ俺もこうしておこう」って、その子が将来誰かに同じようにできたらいいなって。
さらにその10年後のホストとか、その先までつながって、誰かが何か得していればいいかなと思うんです。
自分がしてきたことに、何か返してほしいとは思わない?
AYUMU:リターンを求めることはできないですね。何かを求めて、それで嫌われるのも違うと思いますし。それなら自分でやったほうが早いなって思うタイプなんです。
これは性格ですね(笑)
それはSINCE YOU...Day’z本店さんの雰囲気の影響も?
AYUMU:どうなんでしょう。でもSINCE YOU...Day’z本店で僕がいいと思っているのは、派閥がないところ。もちろん先輩・後輩はありますし、全員がめちゃくちゃ仲良しというわけではないです。
でも、みんながある程度フラットに仲が良くて、誰のヘルプにもつく。普段から会話したり、飲みに行ったりもしています。
だからすごく仕事もしやすいと思うし、チャレンジしやすい場所なんじゃないかなと思いますよ!
では、AYUMUさん自身がホストとして大事にしていることは?
AYUMU:健康です!めちゃくちゃ大事です。週1のラーメンは楽しみにしつつも食生活はかなり気をつけていますし、睡眠も大事にしています。健康は全てに通ずることなので、絶対に大事です。
健康が終わったら、僕はホストも終わりだと思っているんですよ。寝不足だと頭が回らなくて、普段ならできる会話もできなくなるので。ベッドや枕にもちゃんとお金をかけています(笑)
僕は体が持つ限り、ホストを続けると思います。もちろんやりたいことが出てきたときに将来設計ができるよう、しっかり貯金はしてますよ!意外とケチなので(笑)
今後のAYUMUさんのご活躍も楽しみですね!本日はありがとうございました!
AYUMU:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年9月11日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。