挑戦の先に見えた景色──『TOP DANDY別館』葵日向が選んだ新しい世界【独占取材】

ホストという仕事を通して得た気づき、仲間との絆、そして新たな舞台で活躍する覚悟を語っていただきました。
インタビューを通じて、ホストという仕事の魅力とTOP DANDY別館の雰囲気、そして葵日向さんの挑戦の軌跡に迫ります。
トピック
TOP DANDY別館を選んだ理由──30代だからこそ挑めた場所

まず、葵日向さんがホストを始められたきっかけからお聞かせください。
葵日向:もともと不動産の仕事をしていたんですけど、「死ぬまでにやりたいことの一つがホスト」だと思ったんです。漫画やドラマを見て、男なら一度くらい挑戦してみたいとずっと思っていて。人はいずれ死ぬけれど、その時に後悔しないような選択をしたいと思っていた時にタイミングが来たんです。
「せっかくだしやるだけやってみよう」「最初の1年でダメなら諦めよう」と始めたんです。
男性ならやはりキラキラ世界に一度は憧れを?
葵日向:その通りです。もちろん最初は掃除組からスタート。だけど、がむしゃらに動いていたら3ヶ月目にはうまくいくようになってきたんですよね。そこから本気で頑張ってみようと思いました。
序盤から調子づいたのも、がむしゃら感がよかったのかも!もちろんお店の力もあります。
未経験で参入したホスト業界の中でも、なぜTOP DANDYを選ばれたんですか?
葵日向:30代未経験で挑戦できるお店って、当時はあまりなかったんです。歌舞伎町にはいろいろなお店がありますが、TOP DANDYは業界でも有名だし、30代でも挑戦できる環境が整っているなと感じました。
最初は無謀だと思われるかもしれないけど、どうせやるなら知名度がある場所で挑戦してみたかったんです。
確かにTOP DANDYは大手グループでもありますし、知名度もありますもんね。
葵日向:最初は未経験で入って、一人でやっていけるのか不安もありましたけど、いざ入ってみると「掃除組」からスタートしても、ちゃんと支えてくれる人がいてくれたんですよね。その後、TOP DANDY 別館(以下別館)でも良い方向に向いていますよね。
葵日向:本当にありがたいです。自分一人の力ではなく、仲間やお店のサポートがあってこそだと思っています。ちなみに日向さんは普段どんなことを心がけて接客されているのでしょうか?
葵日向:自分がなりたい人物像を軸に接客しています。「思いやりを持つ」「人のために動く」「他人に対して文句を言わない」とかなんでも良いんです。そうするとおのずとそういう方に指名していただける。僕のお客様たちは平和なんです。
でもただ良い人になるだけではつまらない。だから誰よりも常識を持っていて、常識の範囲内でどこかでぶっとぶことも大事ですよ(笑)
仲間と支え合い、築き上げた好循環

「ホストは店全体の力が必要」と話されていたのが印象的です。その想いにはどんな背景があるのでしょうか?
葵日向:ホストは個の力ではなく、店全体の力が必要な仕事ですからね。最初の1年半くらいは、正直「完全に個人プレー」でした。お店の力ももちろんありましたが、全部自分ひとりでやろうとしていました。
仲間に頼るのが苦手だったし、それがかっこいいと思っていたところもあったんです。
でも、あるとき社員旅行で今は二部(TOP DANDY -朝TOP-)にいる三遊亭翔太さんと仲良くなって、そこからガラッと変わったんです。
どんな風に変わったんですか?
葵日向:翔太さんって面倒見が良い人でヘルプについてくれていて、気づいたら良い方向にいくように。最初は「ヘルプついてくれてるな~」くらいだったんですけど、「あ、これがヘルプの力なんだ」って。楽しんでくださったお客様が、ヘルプを含めた接客に価値を見出してくれたわけですから……!
そこからスタンスが変わったんですね。
葵日向:はい。それまでは「自分がどうするか」ばかり考えてたけど、「仲間を信じて動いてもらうことで、もっと好循環になる」って気づいたんです。翔太さんは二部に異動しましたが、そのあとも僕も良い後輩に恵まれたんです。
だからこそ僕はTOP DANDY に残って後輩に同じことをしたいなって。
それからは、後輩たちにも同じようにヘルプをまわしたり、席を整えたり、自分が翔太さんや白楽さんにしてもらったことを後輩にすることで恩返しをしようと思ったんです。
もちろん後輩にも「僕に恩返しをするのではなく、後輩たちに返しなね!」と伝えています。
良い循環ですね。
葵日向:教えることによって、自分もまた学べるじゃないですか。アウトプットすることで再認識できるので。だから自然と自分も上へ駆け上がれるんですよ!
その循環は別館でも?
葵日向:そうですね。僕以外のメンバーも「お店のために」を持ってやっていると日々感じますね。
だから選んだTOP DANDY別館──次なる高みを目指すステージ

別館に移籍し立ち上げから中心メンバーとして活躍されていますが移籍の決め手はなんだったんですか?
葵日向:実は別館が立ち上がるとき、誰も行こうとしなかったんです。でもこのまま誰もいかないなら……と僕はあえて別館に行く選択をしたんです。実際、一人で行くのは不安もあったけど、やっぱり挑戦したくて。そうしたら(秋月)まことがついてきました(笑)
その選択の裏にはどんな想いがあったんですか?
葵日向:やっぱり「簡単な道」より「厳しい道」を選ぶクセがあるんですよね(笑)正直、別館がまだ始まったばかりで誰も行かないって状況を見て「逆に面白いな」って思ったんです。どうせ挑戦するなら、苦しい方のほうが燃えるというか。
だからこそ別館への移籍を選んだんです。新しいチャレンジ中なので、今楽しいですよ。
その挑戦が今につながったんですね。
葵日向:そうですね。別館はまだ新しいお店だけど、個性豊かなメンバーが集まっていて、一人ひとりが自分の魅力を出せる場所だと思っています。チーム全体で支え合いながら、これからも別館でしか出せない世界を作り上げたいです。
「お店のために」はできているので、あとはどれだけ個の力を出せるかかなとも思っています。
叶成さんや壱成さんの存在も大きかったですか?
葵日向:はい。成くん(叶成)はいつも後輩をしっかり面倒見てくれるし、店全体を見てくれる人なんですよね。壱成くんも本店から別館に移籍してきたメンバーで、もちろん仲間としてもすごく心強い存在です。本店の時はあまりべったり絡むタイプじゃないけど、お互い頑張っていこうっていう空気感があるんですよね。
別館に入った時も、それぞれバラバラで来たけど、同じ方向を向いて一緒にお店を作っていこうっていう気持ちがすごく感じられて。それが別館の空気感や強みを形にしていく力になっていると思っています。
僕が孤独に移籍してきたと思ってたけど、気づいたら成くんも壱成くんもいて、あっという間に周りを巻き込んでいた。別館ってそういう空気がすごくあって、誰か一人の力じゃなくてみんなでお店を作り上げていく感じが最高なんです。
未来のホスト志望者へ──「このお店なら自分もやっていける」

最後に、これからホストを目指す方やお店を探している方にメッセージをお願いします。
葵日向:ホストって怖い世界だと思われがちだけど、TOP DANDY別館は雰囲気が良い。これからどんどんすごいお店を作っていく段階ならではの面白さもあるお店です。
本店から移籍してきた人もいるから、聞きたいことに対して良いところどりができると思います!
人生は1回だから、やってみたいならぜひチャレンジしてみてほしいですね。
すごく勇気をもらえるメッセージです。ちなみに、日向さん自身はこれからどんな目標を持っていますか?
葵日向:そうですね。僕自身もまだまだこれからだと思ってます。まずは、別館のホストとしても存在感を出したいです。あと、今いる仲間たちが「ここでよかった」と思えるように、一人ひとりをちゃんと支えていきたいですね。
きっとこの記事を読んで、葵日向さんみたいに挑戦してみたいと思う方が増えると思います。本日はありがとうございました!
葵日向:ありがとうございました!※本記事は、2025年6月20日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。