歌舞伎町ホスト・流川レオがつくる『UNSER』という場所で自分の答えにたどり着くための考え方【独占取材】
ホストという仕事に興味はあるけれど、「何を目標にすればいいか分からない」「自分に向いているか不安」そんな未経験の迷いを、否定しません。
順調に見えるキャリアの裏で、失敗や立場の変化を経験してきたレオさんだからこそたどり着いた「育て方」。
UNSERが、未経験でも一歩を踏み出しやすい理由を今回のインタビューで伺いました!
トピック
正解が分からないまま、それでも選び続けてきた道
レオさんは業界歴は5年以上になったと伺っています。
流川レオ:そうですね。2020年、ホストをはじめてすぐコロナになった時期ですね。今でこそ5年以上いますが、もともとは続けるのは1年だけって思ってたんですよ。
お客様にも「レオにとってホストは天職だね」って言われるんですけど、それ以上にホストという仕事が楽しかったんですよね。
お酒も好きだし、女の子も好きだし、お金も好きだし。ホストクラブに関わるものがすべて好きだったんで、僕にとってはストレスを感じない仕事だったんです。
どんどんホストに夢中に?
流川レオ:そうですね。自分にはっぱをかけるために「店を持ちたい」と宣言していましたね。ホストって、目標がないとダラダラしちゃう子も多いじゃないですか。それは自分も同じだなって分かってたので、目標は宣言として言っていましたね。
未経験2年目でグループでも注目されるようになって。実際にお店を持つまでにもなりました。
未経験で入店されたお店も新店でしたよね。
流川レオ:そうです。UNSERの前身のFIRSTというお店です。できあがっているお店より、まだ形が決まっていないお店のほうが自分には合うなと思って。
上が詰まっているところで一個ずつ上がるより、まっさらな状態から入ってステップアップしていくほうが早いと思ったんですよね。
新店かつ未経験2年目でグループでも注目されるのはすごいですね。
流川レオ:僕はとにかくわからないことを聞いていたんです。当時オーナーと、すごく影響を受けた先輩2人にくっついて。
遠回りしたくなかったんです。それにプライドとか関係なくて、分からないなら聞いたほうがいいじゃんって(笑)
グループから注目されましたが、最初から正解なんて分かってなかったですよ。
うまくいかなかった経験が、考え方を変えた
レオさんは順調にホスト人生を歩んでいらっしゃる印象です。
流川レオ:そうですね。でも立場が変わって、個人だけでなくキャストたちを見るようになり……考え方はこの2~3年で変わったと思いますね。考え方が変わった大きなきっかけはあったのでしょうか?
流川レオ:出店したOVERというお店が閉店してFIRSTと合併して。その時に一回自分の人生というか、ホストのことを考えた時に、「今、変わらなきゃな」って思ったのが大きいです。
大人になってから変わるって結構難しいじゃないですか。でも、そこはもう変えるしかなかったですね。腹をくくりました。
具体的に、どんなところを変えようと思ったんですか?
流川レオ:最初は従業員に対して「とりあえずやってみろ」というスタンス。自分が教えたほうが早いと思っていたんです。でもうまくいかなかった。
というのも、僕は新人の子たちや下の子たちにとっては上の存在。何か教えたとしても「レオさんだからできるんでしょ?」って思われてしまうこともあるんですよ。
だったら僕よりその子にとって立場が近い先輩ホストが教えたほうが響くし、結果的に成長スピードが僕が教えるより早いんです。
直近で体現しているから、行動したときの未来が見えやすい?
流川レオ:おっしゃる通りです。答えをさくっと教えるよりも段階を見せられたほうが、説得力が増すんです。自分より一歩前を走っている先輩って、その子にとっては模範解答なんですよ。
だから最近は僕より立場が近い子が言っていることをクリアしてから、僕に相談してほしいというルートに変えました。「だれだれにまず聞いてみな~」って感じで。
ご飯に行くときも、その子と僕の間に必ず立場の近い先輩を入れます。僕と1対1だと、ただ「ご飯をごちそうしてもらった」だけで終わっちゃう。
でも立場の近い先輩の振る舞いを見ることで、「こうすればいいんだ」って自然に学べる。
昔は全部自分でやろうとして失敗したからこそ、今は「任せること」を選ぶようになりました。
正解を教えない理由と、「人として」の基準
「教える」ということ自体の捉え方も変わっていったんでしょうか?
流川レオ:そうですね。今でいうと、最初から答えを渡すことはあまりしていないです。というのも、ホストって結局「人と人」なんですよね。
マニュアル通りにやっても、相手がどう思うかは分からない。だったら、自分で考える癖をつけないと、あとで絶対につまずくんです。
考えさせることを大切にしている?
流川レオ:よく言っているのは、「逆の立場だったらどう思う?」ですね。自分がされて嫌なことは、相手も嫌だし。自分が嬉しいことは、相手も嬉しい可能性が高い。
ホストは商品って言われることもありますけど、感情が絡む時点で完全な商品ではなくなるんですよ。
ホストはマニュアル通りに動けばいい仕事じゃない。相手の気持ちが毎回違うからこそ、その場で考える力が必要になるんですよね。
だからこそ、「自分が同じことをされたらどう感じるか」そこを考えなさい、ってずっと言っています。
だからまずは「人として」ということを伝えているんです。
まずは「人として」を優先?
流川レオ:そうです。もちろんホストなので「稼ぎたい」といった気持ちはあると思いますが、それは後からついてくるもの。やるか、やらないかで決まります。それよりも大事にしているのは、ホストを辞めたあとにちゃんと社会でやっていけるかどうか。礼儀とか、時間を守るとか、挨拶とか……
正直、古い考えかもしれないですけど、そこができないまま年齢だけを重ねてしまって、もし昼職に戻ったとき本当にきついと思うんですよ。
ホストの先も見てくださるんですね。
流川レオ:昔よりも大学生だったり、昼職を経験した子たちも多いからこそ、礼儀などは大切にしないといけないと思うんです。しっかり人として育てて、じゃあ次のステージ行きなさいよっていうのは大事かなと!
最初から答えをすべては渡さないけど、放置はしないです。ただ、支配もしない。
自分の価値観を押し付けたら楽ですけど、それをやって失敗してきたので。
その子なりの考え方で動いて、失敗したら一緒に修正すればいい。
最終的に「自分で考えられる人間」になってくれたら、ホストを続けても、辞めても、どっちでもいいと思っています。
UNSERで見つけられる、自分なりの答え
これからホストを始めようか迷っている未経験の方も多いと思います。
流川レオ:そうですよね。「何を目標にすればいいのか分からない」って、不安になると思います。でも正直、最初から答えを持ってこなくていいと思っていて。僕自身も、最初はそこまで深く考えてなかったですし。
やってみて初めて分かることって、かなり多いんですよ。
最初から「こうなりたい」が決まっていなくても大丈夫?
流川レオ:全然大丈夫です。途中で変わってもいいと思っています。やっていく中で、「あ、これ違うな」って思うこともあるし、逆に「思ってたより楽しいな」ってなることもある。
その時その時で、自分なりに選び直せばいいんです。
最初から正解を求めすぎるとたぶん苦しくなります。ホストって仕事は人も状況も毎回違うし、同じやり方が通用するとも限らない。
だからこそ、自分で考えて、自分なりに答えを作っていくしかないんです。
UNSERは、その「途中」にいられる場所ということでしょうか?
流川レオ:そうだと思います。未経験の子も多いですし、「最初から完成している人」ばかりじゃない。
だから、周りを見ながら「あ、こういうやり方もあるんだ」って気づける。
ラッキー待ちじゃなくて、自分なりに動いてみて、考えて、修正していく。その繰り返しができる環境かなと思います。
UNSERは今未経験の子も多いから、同じスタートラインに立ちやすい。「自分は今どの段階か」って考えやすいんです。
正解が分からないままでも、選び続けていけば、いつか自分なりの答えにたどり着く。
UNSERは、その過程を一緒に考える場所だと思っています。ここ・UNSERで何かを見つけてくれたら、それが正解なんです。
僕はその土台として「人として」の部分を成長させてあげられたらなと思っていますし、僕こそ未経験からここまで来れたので未来は見えやすいかなと思います!
UNSERさんのこれからが楽しみですね。本日はありがとうございました!
流川レオ:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年2月6日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。