歌舞伎町ホスト『MAJESTY -本店-』すいが貫く、前に進み続けるための原動力【独占取材】
中学校の同級生に誘われ、ホストの世界へ飛び込んだすいさん。苦しい時期があったものの、「前の自分に戻りたくない」という気持ちで歩みを進めてきたと語ります。
大事なのは仕事をこなすのではなく、自分がワクワクすることを燃料にしながら人間臭くあり続けること。
経験を重ねた今でも現場に立つ理由や後輩に見せていきたい背中など、すいさんのポジティブなメッセージをお伝えします。
トピック
ホストが楽しかったから、本気で進むと決めた
すいさんがホストを始めたきっかけから教えてください!
すい:ホストを始めたきっかけは、中学校の同級生から誘われたことです。今は別の店舗で活躍しているホストなんですけど、本当に幼馴染みみたいな感じの友達で。
成人式で久しぶりに会ってまた話すようになってから、誘われたのがきっかけですかね。
そのときはまだ大学に通ってたんですけど、最初からレギュラーでガッツリ入りました。
大学に通いながらだと大変だと思いますが……。
すい:大変だったので、大学は辞めました。ホストが楽しかったのもありますが、大学に入ってみても特にやりたい仕事が見つからなかったんですよね。
だからホストに専念しようと思って、大学4年の年で辞めたんです。
ホストを続けようと思えたのは、楽しさが大きかったんですか?
すい:そうですね。それ以上に手応えが決め手かもしれません。入って最初の月で手応えを感じなかったら、ホストは辞めて普通に就職しようっていう覚悟で臨んでたんです。
それで、実際に始めてみたら最初の月から手応えがあって。その後も自分の中で手応えを感じ続ける中で、「ここで頑張ろう」と思えるようになりました。
もともと、人と話す仕事は経験されていたんですか?
すい:ホストをやる前にも、いろいろな仕事をしていました。少しだけバーで働いていたこともあります。
もともと人と話すのは得意だったので、接客業は多かったですね。
苦手なSNSが変えてくれたホスト人生
すいさんのホスト人生で転機になった出来事はありましたか?
すい:それで言ったら、個人TikTokを始めたことですね。お店のTikTokはずっとあったんですけど、自分のTikTokを始めたのは、自分の中で変わったと感じたことですね。
なぜ個人TikTokが転機に?
すい:TikTokがちょっとバズって、それがきっかけで来店してくれるお客様も増えました。バズった当時だけじゃなく、いまだにTikTok見ましたって声も聞きます。
実は僕、SNS系がめちゃくちゃ苦手なんです。
だからSNSを始めるっていうのが、まず勇気がいることだったんです。
しかもそのタイミングは、自分のメンタルが落ちていた時期だったのもあって。いろんなことが一気に重なって、出勤できない時もあったんです。
そんな時に始めようと思ったのが個人TikTok。結構、覚悟を決めて挑んで始めたことだったんです。
メンタルが落ちている時にあえて苦手なことを始める勇気、すごいですね。
すい:自分の中の目標が高いので、周りから見ると悪くなくても、自分では納得しきれない部分もありました。その時期に始めたことだったので、自分の中ではかなり覚悟が必要でした。
僕、出勤できない時に気づいたんですよね。メンタルを落として出勤しなくなると、後々跳ね返ってくるダメージが大きいって。
それに気づいてからは、「前の自分に戻りたくない」っていう気持ちが強いんです。もともと僕はいわゆる「お豆腐メンタル」。メンタルは弱めでした。でもここ1年くらいで強くなりましたね……!
その気持ちを支えているものはありますか?
すい:勝利さんの存在は大きいです。自分が頑張るにつれて、いろんな面で彼が積み上げてきたもののすごさを知れるんです。
そんな中で輝いている姿を見て、「自分も横に並びたい」って燃えてくるんですよね。
僕も結構ベストを尽くして頑張っているんですけど、届かず悔しい気持ちになることもありました。
全力でやっているからこその悔しさなんですね。
すい:そうなんです。感極まって泣いたこともありましたね。全力でぶつかりに行ってダメだったら、「なんで俺じゃないんだろうな」って考えちゃいますね。
それでも頑張ってきたからこそ、お店が自分の姿勢を見てくれて、スポットライトを当ててくれたときは嬉しかったです。
メンタル落ちてたときは「なんでホストやってるんだろう」って思ったりもしたんですけど、ここまで続けてこられて良かったですね。
燃料を絶やさず、人間臭くワクワクする
スポットライトを当ててもらったときに、思ったことはありましたか?
すい:一番人間臭く、ずっとワクワクできる人間になりたいと思いましたね。自分の中で、仕事をこなさないというか。
ホストを長くやっていると、接客とか同伴がテンプレ化してきちゃうと思うんです。
でも、自分が行きたいところとか、やりたいことを一緒にしたいなって思っていて。たとえばお金がめっちゃ高い場所だとしても、自分が行きたいところなら行きたいですし。
ロボットみたいになりたくないんです。
わかりやすく言うなら、ワクワクするための燃料を絶やさないイメージですね!
自分の性格的に型にはめると楽しくないので、そういう意味でもホストの仕事はあっていたのかもしれませんね。
というと、ホスト以外の仕事は型にはまる感覚があったのでしょうか?
すい:そうなんです。だから今までのアルバイトとか仕事は全部続かなくて……。ある程度働いていると、だんだん作業になってくるんですよね。
それがつまらない。
なんというか、天井が見えちゃう感じがあったんです。
ホストは他の仕事とは違ったんですね。
すい:ホストは、本当に天井がないのがいいところです。毎日違う人と話しますし、同じお客様でも新しい何かを見つけたり作ったりすることもできる。
自分でも「今日はこういう感じで着いてみようかな」とか「こういう子かな?」って予想して接客を変えたりとか。
自然にやっていることですが、相手の空気感に合わせて接客はしてますね。
相手の空気感に合わせているんですね。
すい:そうかもしれないですね。なにか特別なことをしているわけではないんですけど、送り指名や飲み直しを希望されるお客様が多くて。
自分も「なんで?」って聞くことがあるんですけど、話しやすいって言われることが結構多いんです。
空気感を合わせる接客は、お客様の居心地の良さにつながっているかもしれません。
そういうところでも、まだホストの天井は見えていないですし、自分自身ももっと伸ばしていきたいです。
だからこそ、これからも現場に立ちながら、背中を見せていきたいですね。
MAJESTY -本店-で、見せていきたい背中
お店を見る立場になっても、まだ現場に立ちたい気持ちが強いのでしょうか?
すい:そうですね。お店を見る立場ではあるんですけど、まだ現場で伸び伸びやっていたい気持ちが強いんです。
自分の一番高いところがまだ見えていないからこそ、ここからクオリティをどこまで上げられるかだと思っています。
ビジュアルだったり接客だったり。
未だに「こうしたほうが良かったんだ」っていう気付きが結構あるんですよ。
自分が最前線に立って、後輩に背中を見せていきたいですね!
後輩にはアドバイスをしたりするのでしょうか?
すい:全員に自分から教えに行けてはないんですけど、教えるときは自分の考えを押し付けないように意識してますね。自分が新人のときに色んな意見を聞いて、混乱したこともあったんです。
なので、「3割ぐらいで聞いててね」って伝えています。
なぜ3割なのでしょうか?
すい:成長するために、ホストとしてのオリジナリティは大切だと思うんです。僕からアドバイスはするけど、その話を自分で噛み砕いて工夫してほしいんですよね。
そういった自由さは、お店の雰囲気にもありますか?
すい:良くも悪くも自由で、ワイワイした雰囲気があります。お客様からも、MAJESTY本店はアットホームだよねって言われるくらいです。
居酒屋とかバーみたいになっちゃうのは心配なので、アットホームさとホストクラブらしさをいいバランスで両立できたら最高ですね。
すいさんが新人の方に求めるものはなんですか?
すい:元気ですね!入ったばかりってやっぱりフレッシュな時期だと思うんで、元気に出勤さえしてくれたら、あとは僕たちが教えます。
お酒が飲めない方も働いていますし、そこはお店が臨機応変に対応します。
勢いと元気、あとは変わりたいっていう気持ちがあるなら、挑戦してみてほしいですね。
本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました!
すい:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年6月17日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。