人生を楽しむために“ホスト”を選んだ――歌舞伎町『ACACIA』の新星・一誠が語るホストの魅力【独占取材】

公開日:2025年7月2日
再びホストという道を選んだ理由や、ACACIAで見つけた“自分らしく輝ける場所”、そして未経験者でも活躍できる環境について語っていただきました。
ホストの世界に迷っている方の背中をそっと押す、そんな言葉が詰まっています。
トピック
人生を楽しむために昼職から夜職へ、再び選んだホストの道

ホストを始めたきっかけを教えてください。
一誠:ホストを初めて経験したのは、ちょうど20歳のときです。それまでは理学療法士として病院で働いていて、毎朝9時から夕方5時まで、通勤に片道1時間半かける、そんな生活を送っていました。
でも、気づいたら自分の時間が全然なくなっていたんです。なんだか「生きている実感がないな」と思うようになって、「このままじゃ人生を無駄にする」って焦燥感のようなものを感じたんですよね。
まさにターニングポイントですね。
一誠:そうですね。相席屋のアルバイトの経験もあって、なんとなく夜の仕事のイメージはついていました。
そこから本格的に「夜の世界ってどんな感じなんだろう?」と知っていくうちに興味が湧いたのがホストを始めた直接のきっかけです。お金を稼ぎたいというよりは、好奇心でした。
「夜の世界をもっと知りたい」「自分の知らない場所に飛び込んでみたい」っていう探究心が強かったんだと思います。
そこから一度離れて、再びホストの世界に戻ってこられたのですね。
一誠:はい。ホストを離れた後は、また昼職に戻ってしばらく理学療法士として働いていました。でも日に日にまた気持ちが煮詰まってしまって……。
そんなある日、歌舞伎町で知り合った相手に騙されて、10万円持っていかれたことがあって(笑)
そのとき、「歌舞伎で失った金は、歌舞伎で取り返すしかない!」って勢いで、再びホストの世界に戻る決意をしました。今思えばちょっと無鉄砲ですけど、あの出来事がなければ、またホストをやろうとは思っていなかったかもしれません。
それもまた運命の導きかもしれませんね。
一誠:そうかもしれません(笑)しかも、元上司が定期的に「戻ってこいよ」って連絡をくれていて。2年近くもずっと気にかけてくれてたんです。
そういった人のつながりも、この世界に戻ってきた理由のひとつですね。声をかけ続けてくださって、本当にありがたいと思っています。
「自分らしく働ける場所」で見つけたやりがい

現在働いている『ACACIA』にはどうやって?
一誠:以前働いていたお店で仲良くしていた後輩が「いいお店がある」と紹介してくれたのがきっかけです。最初は何となく見学のつもりで行ったんですけど、実際に行ってみたら空気感がすごく良くて。「あ、ここならやっていけそうだな」って直感で思えたんですよね。
その空気感とは?
一誠:ホストクラブって派閥があったり、上下関係が厳しかったりすることも多いけど、ACACIAはそういうギスギスした感じが全然なかった。みんながわちゃわちゃしてて、すぐに輪に入れるような空気があったし、「この人たちと一緒に働いたら楽しそうだな」って思えたのが大きかったですね。
今ACACIAは3カ月目(※2025年4月時点)ですが、先輩をいじってるくらい(笑)
本当に仲が良いんですね!
一誠:もちろん最低限の礼儀はありますけど、それ以上に「仲間」って感じが強いです。そういう関係性があってこそ、本音で仕事の話もできるし、支え合えると思っていて。では今が本当に楽しくて自分らしくいられる?
一誠:おっしゃる通りです!表現が難しいのですが、以前はなんとなく自分らしく働けていないなと思う瞬間があったんです。初回のお客様につける機会だったり……
もちろん僕自身の実力やタイミングもあるのですが、やっぱり悔しさもあって……。
今はみんなに平等にチャンスがあるし、僕自身も「どの卓でも自分がまず楽しむ」っていうことを意識できていて。それにヘルプでもACACIAに来るお客様みんなと仲良くできるんです!
お客様に楽しんでもらうためには、まず自分が楽しんでなきゃって思うんです。どんな初回でも、「この場をどう楽しませようか」っていう気持ちを持って接客してますよ。
「楽しい」は最大の武器。ホストとしての哲学

接客中も大切にしているのは「自分が楽しむこと」ですか?
一誠:そうですね。僕、楽しくないことが本当に苦手なんですよ(笑)だから、嫌なことは基本的にしないし、つまらない空気で接客するのが一番苦痛で。
お客様にも伝わりますよね。
一誠:そうなんです。自分がつまらなそうにしてたら、お客さんも絶対に楽しめない。だから「どうしたらこの場が楽しくなるか」「この子のツボはどこだろう」って、毎回考えてます。いわば“ゲーム感覚”ですね。「この卓をどう攻略しようか」って(笑)
ゲーム感覚って、いい意味でポジティブな捉え方ですね。
一誠:そうなんですよ。楽しんでると、自然と顔に出るし、トークも弾むし、場の空気が柔らかくなる。逆に、気分が乗らないまま無理に盛り上げようとすると、空回りしたり、表情が引きつったりしてバレる。お客様って、そういうのすごく敏感に察知するんですよ。
リピートが多い理由も、そこにあるんでしょうか?
一誠:たぶん、そうですね。僕、たくさんのお客様から選んでいただいているんですけど、それってやっぱり「またこの人に会いたい」って思ってもらえてるからだと思うんです。別にテクニックを駆使してるわけじゃないし、無理してウケを狙ってるわけでもない。ただ、「自分が楽しんでる姿」を見てもらって、それが居心地良く伝わったからなんじゃないかなと。
自然体の接客に惹かれるお客さん、多いと思います。
一誠:あとは、「ちゃんと向き合ってる」って思ってもらえること。僕、初回でも雑に接客したくないんです。だってその一回が、その子のホストへの印象を決めることもあるから。だからどんな子にもちゃんと時間を使うし、楽しんでもらえるように全力を尽くしてます。
信頼も積み重なっていくんですね。
一誠:そうですね。「この人はいつもちゃんと向き合ってくれる」って思ってもらえると、距離感も縮まるし、リピートにもつながる。それって最終的に形にも反映されるし、なにより自分が嬉しい。やっぱり、ホストとして認めてもらえるのって、シンプルにやりがいあるんですよ。
「未経験でも輝ける」──それを証明する場所にしたい

ACACIAは未経験の方も多く活躍されていると聞きました。
一誠:はい、実は僕の同期が2人いるんですけど、2人とも完全未経験なんですよ。
でも、今でも3人とも残っていて、活躍している子もいます。ACACIAでは、経験の有無に関係なく「チャンス」がちゃんと与えられるんです。
そのおかげで未経験者でも活躍できる場所だと思います。
すごいですね。それだけ環境が整っているということですか?
一誠:もちろんそれもあるけど、それだけじゃないです。ACACIAは「全初回つける」っていうルールがあるので、新人でも必ずお客さんと話せる機会がある。力がないと初回につけない、といったルールを敷くお店もあるんですが、ACACIAは違う。
新人でもどの卓にも立てるし、初回でチャンスを掴んだら、そこから一気にリピートに繋げられるチャンスも広がる環境なんです。
それは確かに未経験の方にとって大きいですね。
一誠:そうですね。しかも、ACACIAのお客様層って悪くないんです。個人店って……って正直思ってたけど、その予想はひっくり返されましたね。だから、新人でもちゃんと接客できればリピートになるし、活躍にも直結します。
育成面はどうですか?
一誠:正直、ACACIAは教育制度が完璧に整っているわけではないんです。でも、それが逆に良かったりするんです。自分のやり方で試行錯誤しながら成長できる場所なんですよ。もちろん、先輩たちが教えてくれることもあるし、大手での経験がある僕も今は教える立場に回っているので、後輩にアドバイスをすることもあります。
経験者として未経験者を支える一誠さん、頼もしいですね。
一誠:いやいや(笑)でもACACIAは未経験でも「その人らしく輝ける場所」なんで、ちょっとでも興味があるなら、ぜひ一度飛び込んでみてほしいですね。
"自分らしく"を貫く一誠から、未来の仲間へ

一誠さんがいかに“自分らしく働くこと”を大事にしているかがすごく伝わってきました。
一誠:ありがとうございます。僕、本当に“自分らしくいられるか”がすべてだと思ってるんですよ。ホストって華やかに見えるけど、実際は結構メンタル削られたりもするし、浮き沈みもある。でも、そんな中でも「自分であることを楽しめるかどうか」が、続けていく上で一番大きいと思います。
それが、ACACIAというお店の環境とマッチしているわけですね。
一誠:そうですね。ACACIAって、他のホストクラブにありがちな“気を遣いすぎる空気”がなくて、自分のスタイルでやれるところがすごく良いんです。個性を認め合える場所、という感じですね。
一誠:はい。だから、未経験でも遠慮せずに「自分らしい接客」ができる。もちろん失敗もあるけど、そこを責める空気じゃない。むしろ「じゃあ次どうする?」って、みんなで話せる。僕も後輩にアドバイスするときは、「正解を押しつけない」ことを大事にしています。
これからホストを始める人にとって、そういう空気ってすごく安心材料ですよね。
一誠:まずACACIAは僕っていう存在がいることが魅力ですから(笑)それにお茶目で優しい要さんも意見をしっかり聞いてくれます。誰よりも動いている要さんとも運営とも距離が近くて働きやすいなと日々感じています。
あと給率も良いんで!!!(笑)
チャンスも多いし、自分らしく頑張れるから1回体入に来てくれたら嬉しいですね!
最後に今後の野望を教えてください!
一誠:個人店でしょ?って言う方って多いんです。だから大手にも引けを取らなず「楽しい」と言ってもらえるお店にしていきたいですね。
お店のレベルが上がれば、自分の力もおのずと上がると思うので!まずはお店のことを考えて頑張っていきたいですね!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
一誠:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年7月2日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。