歌舞伎町『ACACIA』華美、自分に自信がなかった僕がホストになって変われたワケ【独占取材】

公開日:2025年7月2日
今回のインタビューでは、『ACACIA』で活躍するホスト・華美(はなび)さんにお話を伺いました。
実はホストになる前、彼は自分に自信がなかったという過去を持ちます。そんな彼が、なぜこの世界を選び、今では「自分も誰かを支えられる存在になりたい」と語るまでに変われたのか──
その軌跡と、ACACIAというお店のあたたかさが垣間見える、リアルな声をお届けします。
トピック
「友達に“働けよ”と言われて」──ホストを始めたきっかけ

華美さん、今日はよろしくお願いします。まず、ホストを始めたきっかけから教えてください。
華美(はなび):よろしくお願いします!最初は本当に、ホストって怖い世界だと思ってたんです。顔にも自信なかったし。僕、大学に通ってたんですけど、あんまり合わなくて休学しちゃって。半年くらいニートしてたんですよ。
そのとき友達に「そろそろ働けよ」って言われて。そんな軽いノリで「じゃあ一回やってみようかな」って。
そうなんですね。怖いイメージはどんなところでしたか?
華美:お酒が入るし、テンション高い人が多いのかなって。ノリとかも怖そうで(笑)でもACACIAは、全然そんな感じじゃなかったです。
どんな風に印象が変わりましたか?
華美:「あ、なんか意外と普通だな」って(笑)もちろん盛り上げるところは盛り上げるけど、それってパフォーマンスとしてちゃんと成立してるというか。そう思えたから、「ここならやっていけるかも」と思えたのが大きかったですね。
ちなみに体入ではどんなことをしましたか?
華美:キャストの人たちと話して、どんなお客さんがいるのか聞いたりしたあと、実際にヘルプにつかせていただきました。実際に現場を見れたことで、少しずつイメージが湧いてきたんですよね。
「何も話せなかった」から「後輩に教えられる」まで

ホストを始めたばかりの頃は、どんな感じだったんですか?
華美:いやー、最初はマジで何も話せなかったですよ。ニコニコしているだけで、お客さんと話すどころか、何を言えばいいかもわからなくて。
いわゆるコミュ障だったんです。
今のお話しぶりからは、ぜんぜん想像できないです…!
華美:よく言われます(笑)自分で話題を振ることもできないし、黙っちゃうことも多くて……。でも、そんな自分を変えたいって思ったときに「この人の話し方、素敵だな」って思える先輩がいたんです。
だからとにかく真似することから始めました。
話し方を真似してみたんですね。
華美:そうなんです。先輩はすごく優しくて落ち着いた話し方をされる方だったんです。接客中の雰囲気も柔らかくて、「こういうふうに話せたら、お客さんも安心するんだろうな」って思って。
ボケ方を真似した方もいます。
話せるようになったというより、話し方の引き出しを先輩から盗んだって感覚ですね。
真似して、自分のものにしていくのが成長の近道だなって思います。
そうやってしゃべれなかった状況を乗り越えて?
華美:そうですね。いつの間にかコミュ力があがっていっているなって。いつ、というタイミングではなくだんだんとですね。
これは場数の数の多さもあるんです。うちは初回に入るお客様の数がすごく多いんで、コミュ障の子がいつの間にか……って実感できると思いますよ!
今は僕も後輩に教える側になりました。「1日1個覚えればいいからね」って声をかけながら。
最初って何を頑張ればいいかわからないじゃないですか。僕もそうだったので、少しでも安心してスタートを切ってもらえるように、なるべくゆっくり丁寧に伝えるようにしてます。
これも先輩たちに丁寧に教えてもらったからこそ。自分がしてもらったことは、ちゃんと後輩に返していきたいなって思っています。
顔に自信がなかった僕が、ホストとしての“信念”を持てた理由

最初は「顔に自信がなかった」ともおっしゃってましたが、そこからどうやって前向きになれたんですか?
華美:鏡見るたびに「俺ホスト向いてるのかな」って思ってました。整形するお金もなくて、お風呂上がりに鼻をトントンして「高くなれ」って(笑)でも、そういう見た目より、お客さんに気持ちよく飲んでもらうことが大事なんじゃないかって思ったんです。
すごく素敵な考え方ですね。
華美:僕はホストの仕事において「その人が楽しく飲める空間を作る」ことが一番重要だと思ってます。僕、気まずい空気が苦手なんで、せっかくなら楽しんでもらいたいんですよね。それに1万円でもその人にとっては大事なお金だから、全力で楽しんでもらいたいです。
たくさんの人が、自分のペースで楽しんでくれることが僕にとっては嬉しいことですよね。
誠実ですね。
華美:一緒に飲むことでお客さんが楽しい気分になってくれるなら、それが一番。もちろん見た目のことにも気をつかうようになりましたよ!美意識は確実に上がりましたね。
初はメイクも髪も何にもしてなくて……。寝起きみたいなボサボサのまま出勤してたんです。でも、あるとき「これじゃ選ばれないな」って気づいて。周りのキャストの影響ですね。
要さんもいつもちゃんとしててスマートだし、先輩たちもみんな身だしなみに気を遣ってる。「じゃあ俺もやらなきゃ」って思って、髪にアイロンかけるようになって、メイクもするようになって。少しずつ、見た目に対する意識が変わっていきました。
ACACIAは“家みたいな場所”──ホストが支え合うお店の魅力

ここまでお話を伺っていて、ACACIAってすごく雰囲気が良いお店だなと感じました。
華美:とにかく仲が良いですね。最初に入ったときも、みんながすごく優しかったんですよ。分からないことがあったらすぐ教えてくれるし、営業後も「ご飯行こうよ」って誘ってくれる。上下関係もいい意味でフラットなんですよ。先輩の支えも大きかったんですね。
華美:そうなんです。営業終わりに「これでご飯買ってきなよ」って声かけてくれたりして。悩んでることない?って聞いてくれる先輩が多くて。だから自分で考える癖もつきました。
今度は華美さんが後輩を支える番ですね。
華美:はい。昔の自分みたいに不安な子がいたら、絶対に話しかけます。僕、初対面で仲良くなるの得意なので(笑)要さんも一見クールだけどボケたりして楽しい方だし、本当に楽しいお店です。ACACIAにいるから僕は毎日が充実しているんです!
それにうちは世間のイメージとはかけ離れているくらいクリーン。安心して楽しく働けています!
未経験も多いから、気持ちもわかってくれる人のほうが多いですよ!
「自分の成長が、この店の力になる」──未経験から始めた僕のこれから

ホストを始めて1年10カ月。今、仕事は楽しいですか?
華美:めちゃくちゃ楽しいです。毎日違う人と話せて、毎日新しいことがあるから全然飽きないし、何より自分の成長が誰かの役に立ってる実感があるのが、嬉しいですね。素敵ですね。
華美:楽しく働けて、お給料ももらえる!(笑)ACACIAって給率が良いって言われているんです。実際僕も普通の大学生じゃ手にできないようなお給料をいただいています。税金で引かれる額を見ると「おっと!」っと思うけど(笑)
今後の目標はありますか?
華美:「華美がいることでACACIAが強くなってる」と思ってもらえるようになりたいです!歌舞伎町で名前が上がるようなホストの仲間入りができたら嬉しいな!
やっぱりホストなら夢をみたいですよね!
華美:ですね!もし今ホストになろうか迷ってるなら、まず体入に来てみたら?って思います。僕自身、もともと顔に自信もなかったし、コミュ力もゼロ。でも、ここでなら変われたし、今は人と話すのが楽しくなった。“なんとなく気になる”くらいの気持ちでも、来る価値はあると思います。
ACACIAは誰でも馴染めるし、優しくて面白い先輩がちゃんと教えてくれるし。ここでホストを始めてよかったって、心から思えるんで、もし迷ってるなら一歩踏み出してみてほしいです!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
華美:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年7月2日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。