歌舞伎町ホスト『TRIDENT』ジン=フリークスの自分を変え続ける美学【独占取材】
大学卒業を控えた時期に、短期のつもりで飛び込んだホストの世界。最初から自信があったわけでも、順調に進んできたわけではないそうです。
それでも「選んだ道を自分で正解にする」という考え方を胸に、後悔や迷いを乗り越えながら、少しずつ自分の在り方を変えていったと言います。
人の言葉を素直に受け取ること、人の気持ちを深く考えること、そしてTRIDENTという場所で受け取った愛を、今度は自分が返していくこと。そんなジンさんの言葉から、ホストとして、人として変わっていくリアルな歩みが見えました。
未経験からホストに挑戦したい方、自分を変えるきっかけを探している方にこそ読んでほしい、ジンさんの歩みとTRIDENTの魅力に迫ります。
トピック
「とりあえずやってみる」から始まった、ホストという道
ジンさんがホストを始めたきっかけは何だったんですか?
ジン=フリークス:大学4年の後期に、単位も取り終わっていて、内定も決まっていたんです。入社まで少し時間があったので、その間に何かやってみたいなと思っていました。その時にYouTubeでホストの動画を見て、「ホストってどういう仕事なんだろう」と興味を持ったんです。
もともと人付き合いが得意だったわけでも、すごくモテるタイプだったわけでもありません。
だからこそ、お金を払ってまで「会いたい」と思ってもらえる人って、どんな人なんだろうと気になりました。
勢いがすごい!
ジン=フリークス:実は、昔からそういうタイプなんです(笑)アニメや漫画をきっかけに野球やバレーをやりたいって思うことが多くて。影響を受けやすくて、いいなって思ったら飛び込んでしまうんです。
その時々で「いいな」と思ったものに、まず動く。やってみて、無理ならそれでいいかなって。だからホストもそうなんです。
そこから、実際に面接へ進んだんですね。
ジン=フリークス:そうです。4月に内定が決まってたので、「短期なんですけど、いいですか?」って言いました。正直に言ったら「いいよ」って。今思うと舐めてましたね。
でもホストは学ぶ姿勢でいたんです。大学卒業後は不動産営業に就くことになってたので、コミュニケーションの面でホストで得た経験が活かせるかもしれないって。
学ぼうとする姿勢がすごいですね。
ジン=フリークス:後先考えないでまず行動するので、周りからは「バカだね」なんて言われることもありました。でも選んだ道は、あとから自分で正解にしようって思うんですよ。
高校選びも、大学選びも、進路も。一旦選んだら、その道を正解に変えるために行動する。
ホストもそうなんです。実際やってみたら学べたことってたくさんありますし!
短期のつもりが、本気で続けたい場所になった
短期のつもりだったのに、ホストを続けようと思った要因は何ですか?
ジン=フリークス:どんどんホストという仕事に惹かれていったんです。思うようにできなかったし、何もできてはいなかったけど、TRIDENTで働くこと自体が楽しくて。
それに「ここで変われてもっと活躍できたら、どうなるんだろう」という思いがあって、「TRIDENTでまだまだホスト頑張りたい!」って思ったんです。
だから内定は辞退しようと決意しました。でも親は大反対。厳しい家庭でもあったので、家族みんなに説得されました。でもそれでも僕の「ホストやりたい」という気持ちは消えなくて。
そうしたら店長が間に入ってくれて話してくれたんです。「ジンはポテンシャルもあるし、ホストとしてやっていける可能性がある。それにうちのグループはセカンドキャリア的なものもちゃんとあるから、面倒を見させてもらえませんか?」って。
今思い返しても、あれは忘れられない出来事ですね。
それでホストを続けることに?
ジン=フリークス:そうです。ただいきなりホスト一本ではなく、内定で決まっていた不動産営業と掛け持ちする形をとりました。正直両立はめちゃくちゃ大変でした。でも僕にとっては掛け持ちという選択肢もあるのか、と。半年間くらい掛け持ちを頑張りました。
半年後にホスト1本に?
ジン=フリークス:はい、そうなんです。掃除組を抜けることができて「うわあ、ホストやって良かった~」って思ったんです。その時に「もっと本気でやれば、もっとうまくいくんじゃないか」とも思って。
親はもちろん大反対ですが、僕はどうしてもホストをやりたかったし、辞めたくなかった。「ジンが辞めるのは寂しい」と言ってくれた仲間もいました。
ある程度稼げるようになって、親に仕送りを始めたら、「健康でいてくれたらいい」という風に認めてくれるようにはなりましたね。
それではそこから順調に?
ジン=フリークス:いえ、また掃除組に……半年くらいは鳴かず飛ばずでした。でもホストを選んだことを後悔して終わりたくなかったんですよね。やっぱり自分で選んだ道を正解にしたかった。だから努力してがむしゃらに頑張ったんです。
そうしたら軌道に乗るタイミングがあって。あの時がむしゃらに頑張って良かったですね。
後悔の中で選び取った、素直に聞くという姿勢
思うようにいかない時期を抜けるために、何か考え方を変えることがあったんですか?
ジン=フリークス:僕には守るようなものは何もなかったから、今活躍している人の言うことを全部やってみようと思ったんです。変なプライドを持ってても、この状況は変わらないなと!
だって、昼職も辞めて、後ろ盾もなくて。でも先ほど言った通り、うまくいかないまま「人生終わったかもしれない」ってなるのは嫌だったんです。自分で選んだ道だから。
だから、自分の考えとか全部押し殺して、活躍している人の言うことを素直にやってみようって決めたんです。
素直に、まずやってみる?
ジン=フリークス:そうです。でももともとは、こんな素直に聞けなかったんですよ。「はい」と聞きつつ、心の中では「でも」って思って。せっかくアドバイスしてくれてるのに、どこかで疑っちゃう節があったんです。
「俺の考えはこうなんだけどな」とか、「伝わってないだけなんじゃないかな」とか、そういう風に思ってしまう。
もともと頑固でめっちゃプライド高かったんで、人の意見を聞かない頑固ちゃんって感じでした。
そんな中で言われたこと全部をはいってやるようにしてから、やっぱうまくいって。
そこで人の言うことを素直に聞くっていうのが一番いいんだなって思ったんです!
素直になれたことが、ご自身の成長につながったんですね!
ジン=フリークス:そうです!今でこそ「ジンの良さって素直なところ」とか、「ピュアでまっすぐなところ」って言ってもらえるんですけど、昔は本当にひねくれてたし、我が強くて。だから自分でも、そこはかなり変わったなって思います。
それに自分が言ったことを素直に「はい」って聞いてくれる後輩は、やっぱり可愛いなって思うし、伸びるなこいつって思うんです。
やっぱりもっと教えたくなるし、どう伝えたら役に立つのかを考えるようになる。
素直に聞いてくれる人には周りも声をかけたくなるんですよね。だから、素直さって本当に大事だと思います。
素直さはどんな人の成長にもつながりますね。
ジン=フリークス:本当にそうです。自分のお客様にも、変に嘘つかない、ごまかさない、素直でいるっていうことはめっちゃ大事にしてますね。
別に悪いことをしてるって思ってないんで、ホストをやってる上でも素直さが一番だと思います!
人の気持ちを深く考える仕事が、自分を変えてくれた
ジンさんはお客様にも素直さを大事にされているんですね。
ジン=フリークス:素直になるのも、ちゃんと向き合いたいからなんです。相手が嫌な気持ちになる時って、「雑に対応された」と感じた時だと思うんです。
誰に対しても同じように流れ作業で接するのではなく、その人が何を感じているのかを考えることが大事だと思っています。
それに僕が接客する時間が少しでも前向きなものになるように、相手のことを理解しようとする姿勢は忘れたくないんです。
ホストを始めてから、人との向き合い方も変わったんですか?
ジン=フリークス:そうですね。向き合い方を真剣に考えるようになったのも、ホストに偏見がなくなったのもありますね。
ホストってただかっこつけて盛り上げる奴らの集団みたいなイメージだったけど、実際は違ったんです。
顔がかっこよくておもしろいだけじゃなくて、自分の気分を上げてくれる人なんですよね。
自己肯定感が高まるから、その人と一緒にいるだけで気持ちが上がったり、前向きに生きようって思える。そういうのがホストの接客なんだなって気づいたんです。
だから自分の感情は一回置いといて、その子のことをすごく理解しようとか、深く考えようって思えるようになりました。
ホストに偏見がなくなって深く考えるようになったのはなぜですか?
ジン=フリークス:自分がTRIDENTで必要とされたから、なのかもしれないです。従業員がみんな僕を必要としてくれて、辞める機会がたくさんあったり、ホスト続けられないかもって思う時ほど、みんなが面倒を見てくれて励ましてくれるんです。
僕っていう一人の人間を必要としてくれてて、承認してくれる場所があるってめっちゃありがたいなって思ったから。
だから僕も、お客様にとってそういう存在でありたいなって思うようになったんです。
TRIDENTという場所が、人のことを深く考えるようになった要因なんですね。
ジン=フリークス:そうなんです!僕が考えている思いっていうのは、誰かに伝わるのかなって思うんですよ。それが長く通ってもらう秘訣というか。
こんなに人のことを考える仕事ってあんまりないんですよ。昔は誰かと喧嘩したら自分も拗ねちゃったり、「もういいや」って突き放しちゃったりしてました。
でも、ホストやってたら、一人ひとりの感情をめっちゃ深く考えるようになった。
人の気持ちを深く考えるっていうのが、この仕事で一番大切で一番の学びだと思います。
TRIDENTで受け取ったものを、今度は自分が返していく
ジンさんはグループでの面接を経てTRIDENTに配属されたと伺っています!
ジン=フリークス:そうですね。ホストってもっとキラキラした箱(店舗)を想像していたので、拡大移転前は「え!違うかも……」となっていました。でも今思えば、TRIDENTに入れてすごく良かった。TRIDENTじゃなかったら続けていなかったと思います。
TRIDENTって愛のある場所なんですよ。
愛のある場所?
ジン=フリークス:そう。みんな気にかけてくれるんですよね。僕の学生時代は友達がいなかったタイプ。人とうまく関われなかったんです。でもここの人たちってメリットデメリット考えずに、ただ一緒にいてくれるし必要としてくれるんです。
「利他的」という言葉が一時期ホスト業界では流行りましたが、TRIDENTはそういう人が多いんですよね。ヘルプについたり、ついてもらったりとか、周りを活かせる子ばかりなんです。
それにその時の状況に合わせて適した言葉をくれるんです。
そのくらい愛を感じられるんです。どこか寂しい思いをしている子も、とても居心地の良い環境だと思いますね!
だから僕はこのTRIDENTという環境に恩返ししていきたいなって。拡大移転はしたけど、もっと大きくしていきたいんです!
そういう環境だからこそ、今はお店への思いも強いんですね。
ジン=フリークス:そうですね。今はこのお店を僕が一番引っ張っていきたいなと。昔こんなこと全く思わなかったんですけどね。だから来てくれた新人は大事に育てたいなって思います。ちゃんと話せる人が多いし、僕だけじゃなくてみんなが見てくれるし、成長スピードは早いんじゃないかなって思います。
どこか寂しい思いをしている子も愛を感じながら、人生を変えられる場所がTRIDENTだと、僕は思います。
僕もホストに対して偏見があったけど、蓋を開けたら全然違った。人とのつながりを大事にしている場所だからこそ、1回体験入店とか面接とかに来てくれたら嬉しいなって思います!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
ジン=フリークス:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年6月4日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。