歌舞伎町ホスト『YGGRRASILL』動城ハウルに学ぶ、成長し続けられる人の条件【独占取材】
未経験からでも成長できるホストの世界で、どのように差がつくのか。
「成長するほど逆になる」という独自の仕事観や、嘘をつかないという信念、すべてを注ぎ込む行動量の基準まで。
環境・考え方・行動のすべてを掘り下げることで、動城ハウルさんが積み上げてきたものと、YGGDRASILL本店という環境の強さが見えてきました。
トピック
成長するほど「逆」になる
ハウルさんは3年半(※2026年2月時点)続けたホストの面白さは、どこにあるとお考えでしょうか?
動城ハウル:ホストの仕事は、やっぱり「成長すればするほど逆になる」というところがすごい面白くて。ホストを始めた時って「ホストっぽくいよう」って考えるじゃないですか。けど、行き着く先が逆になるんですよ。
最初こそホストっぽくいるのは大事だと思うけど、最終的に自分自身の世界観やブランドを売る時には、「ホストっぽい」と周りと同じになってしまうんです。
他のホストさんと同じ状態にならないっていうのは今すごく考えていますね。
成長するほど逆になる。面白いですね。
動城ハウル:最初は「こうしたほうがいいだろう」も、成長すればするほど逆のほうがいいにたどり着く。こういうことってあまりないじゃないですか?それがめちゃくちゃ面白いんですよ。他のホストさんと同じようにならないようにするには、何かを生み出さないといけないんですけどね。
何かを生み出す?
動城ハウル:そう。僕の今の状態くらいだったら、努力と継続だけでなんとでもなると思っています。それ以上を目指すなら、その先を生み出さないと。
努力と継続は特別なものではないということでしょうか?
動城ハウル:そうです。努力と継続は実は誰にでもできることなんです。そのうえで何かを生み出せるものを作ることがホストとして花開くために大事なのかなって。
はっきりとは言えないんですけど、周りに生み出してる人がいるんですよ。周りができるなら自分もできるはずなんです。
嘘をつかない。従業員には愛情ゆえの厳しさを。
ハウルさんはお仕事の軸などがあるのでしょうか?
動城ハウル:そうですね、僕は嘘をつかないことかな。「嘘をつくお仕事」っていう認識がホスト業界にはあると思うんです。
だからホストを始めたときに最初に思ったのは「嘘をつかないだけでブランディングになるな」って。
嘘をつかないだけで価値になる?
動城ハウル:はい。嘘をつく必要ってないんですよ。言わなくていいことは言わなければいいだけで。相手に理解してもらう時間や向き合うのが面倒だと思う人が嘘をついてしまうんです。嘘をつくって簡単なことだから。
でも結局、難しいほうを選ばず簡単なほうを選んだとて、最後に返ってくるのは自分に悪いふうに返ってくるんです。だからこそ、嘘をつかないことを軸にしています。
お客様に対してもそう。本当に思っていることだけを言えば簡単なんです。
本当に思っていることだけ?
動城ハウル:そう。どんなお客様にも良いところってあるわけで。例えば我が強いお客様。大変だと言う人もいるけれど、僕はその子のことは「軸を持っている」「芯が強い」と思うんです。だからそう思ったことを伝えるだけなんです。
チームの子になると厳しいことも本音で言ってしまいますけど!
それも本当のことを嘘をつかず伝えたいからですよね。
動城ハウル:そうです。ダサかったら「ダサくない?」と言いますし。男の子ですし、目標に対して仕事をしているわけですからそのレベルで話をしなければならないんです。僕はその子たちからお金もらってるわけでもない。でも、その子の人生に影響するんだったら厳しく言うべきだと思うんですよ。
預かっているチームの子は、弟みたいで、可愛いんで……!その子たちの人生が懸かってるって思ったら、そりゃ厳しく言わなきゃいけないんです。
愛情があるゆえの厳しさですね。
動城ハウル:僕、距離が近い関係値を作って深く教育するが好きなんです。もし厳しく言ったゆえに僕から離れようが、その子が別にそれで幸せならそれでいいんで。そういうつもりでチームを見ています。
YGGDRASILL本店にはチームが何個かありますが、僕のチームは少数精鋭。でも成長率は高いって自負はありますよ!
迷わず全部やる。その差が大きい
チームの方で特に印象が強い方はいらっしゃいますか?
動城ハウル:それでいうと玲央(れお)という子ですね。玲央は未経験スタート。特別かっこよかったか、しゃべりはうまかったかって言われるとそうではないタイプ。
でも熱量がすごい。ホストに全部を注ぎ込めるような奴なんです。
だからお給料も保証ではなく、折半の規定を超えるようになってきましたね。
玲央さんの成長要因は熱量?
動城ハウル:そう。ホストって、ホストに全部を注ぎ込めるのであれば自然に活躍の場を手に入れられるんですよ。注ぎ込むためには、やはり熱量が必要。それ以外は何もいらないんです。難しいことではないんですが、意外とそれができないんですけどね。
「頑張っているつもり」って自分基準でしかないんですよね。100%でやらなければ、50%も60%も70%でも80%でも90%でも一緒なんです。
ホストってもっと簡単だと思ってたって言う子が多いのはそこかなって。難しいと思ってたら、もっとやるでしょって思います。
特にYGGDRASILL本店って、感覚でいうなら未経験で強豪校に入ってレギュラー獲得して甲子園行くようなもの。そのイメージをするとどのくらい努力しなくちゃいけないかがわかるはず。玲央はそれができたのかなって思うんです。
どのように頑張るかを迷う方もいると思います。
動城ハウル:そうですね。でも正解のルートなんてないんで、どの道でも行けるんですよ。だから迷って止まってるのが一番無駄で。テクニックよりもまず目の前のこと、「これやったほうがちょっとでもプラスになるよね」ってことを全力でやって時間を埋め尽くすことがまず先決。
それが配信をしようが、初回で頑張ろうが、動画を取ろうが、インスタに写真を載せようがなんでもいいんです。どれを選ぶかで迷うから進まないんです。
僕らは優先順位をつけるけど、新人は時間があるんだから全部やってみればいい。全部やって見えてきたときに優先順位をつければいいんです。
短期路線と長期路線で変えるって考えれば良いと思います。
短期路線と長期路線で分けるとは?
動城ハウル:短期で変えられるものは短期で変えればいい。長期で変えていくものはゆっくり結果を求めていけばいいという考えです。でもそのためにも、まずは詰め込めるだけ詰め込まないとわからないですからね。
まずはやるだけ。それのみなんです!
個人と店。その両方で伸びていける環境
YGGDRASILL本店の強さは、どこにあると思いますか?
動城ハウル:個人ブランディングが上手で、かつ店ブランディングが上手だという両側面を兼ね備えていることです。個人の力だけじゃなく「環境全体をどう作るか」「どうブランド化するか」という視点を持ってる。だからこそ、今後も伸びていくんだと思ってますね。
個人と店、両方のブランディング?
動城ハウル:そう。ホストクラブって商売じゃないですか。みんなそれぞれ目の前のことに目を向けるんですけど、YGGDRASILL本店は全体の構造を見てるんです。それにうちはSNSがうまい。YouTubeは会長の先見の明が強いですし、X自体はグループ全体で強いです。
SNSが大事な時代にSNS全体で強い土壌ができているのは、YGGDRASILL本店ならではの魅力ですよね。ファンがいる状態でSNSを始められますから。
それに上層部もTikTokが強いです。TikTokのおすすめ欄をスワイプしていたらYGGDRASILLのホストのアカウントが出てくるよね、ってくらいです。
SNSで発信は拡散が早い一方、リスクも伴いますよね。
動城ハウル:そうですね。だからこそ、僕はネットリテラシーの教育はすごい重要視してます。ネットリテラシーに関してはYGGDRASILL本店はホスト業界でもトップクラスだと感じています。
自分が守れないのに人を守れるわけがないんですよ、ホストの仕事って。それをわかってるから、一番力を入れているんです。
SNSの基盤もできて、ハウルさんをはじめたくさんの人に刺激をもらえる環境は魅力的ですね。
動城ハウル:本当にそうだと思います。歌舞伎町で上り詰めたいなら、いずれYGGDRASILL本店を選ぶ子は多いと思うんです。なら、早く僕らといたほうがいいんじゃない?って思います。
未経験からスタートした子もたくさんいるから、あとは熱意を全てに注げるか。僕のチームに来たら、厳しいかもしれないけど弟みたいに愛情をもって関わっていきたいと思います!
最後にハウルさんの今後の展望を教えてください!
動城ハウル:目指したいものがあるので、そのために内容をいかに良いものに持っていくかが今年の勝負かなと思っています。内容が伴っていれば、未来は付いてくるものだと思っているので!
SNSでの見られ方、多数に対しての発言の仕方。後はビジュアルもそうですね。この多数に対してどう見られるかっていうビジュアルの意識をもっと磨きたいんです。
あとは関係値や時間ではなく、別のもので僕の価値を見出せればと思います。僕を指名するだけで価値が生まれるとか、そういうブランド要素をより伸ばしていきたいですね。
しょうもない子供みたいなことも喋りながら大人の要素もあるような、僕の良さを前面に出して接客していこうと思っています!
今後のハウルさんのご活躍も楽しみです!本日は素敵なお話ありがとうございました!
動城ハウル:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年4月3日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。