歌舞伎町ホスト『YGGDRASILL本店』内勤・東京の湿度が語る、夢を支えるという仕事【独占取材】
一度は業界を離れながらも、もう一度“支える側”として戻ることを選んだ湿度さん。その背景には、業界の現実と向き合った経験と、それでも「ここでやる」と決めた覚悟がありました。
100人以上のキャストを見守りながら、一人ひとりと向き合い、関係値を築いていく。そして、夢や目標をただ語らせるのではなく、分解し、道筋を示しながら伴走していく。
湿度さんの言葉から見えてきたのは、一人ひとりを「愛情を持って育てていく」覚悟を持った姿でした。
トピック
なぜもう一度、この業界で支える側を選んだのか
湿度さんは一度業界を離れていますよね。
東京の湿度(以下湿度):そうなんです。憧れていた方と働きたいと内勤になって、この仕事の面白さを感じるようになりました。1年10カ月働きましたが、一緒に働くのが困難になり……それで業界を離れることにしたんです。ホスト業界には正しい指導者やお店もある中で、業界にいたからこそネガティブの部分も知ってしまったからですね。
そのときは、夢とか目標も一度なくなってしまった感覚があって。そこから自分探しの旅をしました。「後悔したくない」「日本一のものを見に行こう」と思って花火大会に行ったり、富士山に登ったり。神社も好きなので、伊勢神宮や出雲大社に行ったりしていました。
自分探しを通して、「自分は内勤としてまだ一人前になれていないな」って気づいたんです。余裕が出たからこそ、見えて来たんですね。
それでYGGDRASILL本店に?
湿度:そうですね。社美緒さんとは共通の知人を通してお話する機会をいただいて。美緒さんの人柄に触れて、改めてYouTubeを見て「この人のもとでならもう1回やりたい」と思えたんですよね。
YGGDRASILL本店で第二の内勤人生をスタートしようと思い、今に至ります。
YGGDRASILL本店は自分が想像できないくらい本当にすごい環境。こういう大きなお店で内勤を続けられたらと思ったんです。それにこのお店なら業界を変えたいという思いも叶えられるかもという期待もできたんです。
なぜならYGGDRASILL本店は新しい波、新しい時代のホスト像を作ろうとしている環境だから。自分も微力ながら力を発揮できるかもしれないって思ったんです。
業界を変えるチャンスが掴める、ということですね。
湿度:おっしゃる通りです。YGGDRASILL本店は、人に迷惑をかけたり、人を不幸にしないのであれば、「とりあえずやってみなよ」って背中を押してくれる環境なんですよ。
実際に、自分も内勤でありながら、配信やメディアの仕事にも関わらせてもらっていて。
新しいことに挑戦できる場所だなと感じています。
内勤さんも挑戦できる環境はすごいですね。
湿度:そうですね。それにはやっぱり僕自身が信頼をおけるグループであることは必要不可欠。美緒さんと話したことで、それが叶っているのかなと思いますし、YouTubeチャンネルをやってみたり、ラップを歌ってみたり、MVを作ってみたりができたり、YGGDRASILL本店だからこそチャレンジできていると改めて感じますね。
畑を耕すように……愛情で個に向き合う
YGGDRASILL本店は歌舞伎町の中でも大規模のお店ですよね。
湿度:そうですね。100人以上の在籍があります。北は北海道、南は沖縄まで、いろんなところから人が門を叩いて来てくれるんです。それが自分にはカナダみたいだなと思うんです。いろんな文化や考え方が集まっている場所。
だからYGGDRASILL本店って、歌舞伎町の中でも本当に広大な「畑」みたいなイメージなんですよ。
同じ作物であっても、手間暇掛けたほうが美しさだとか品質だとかって高まるじゃないですか?だから一人ひとりに愛情をもって接したいな、と。ひまわり畑のひまわりも、適切な時期に種をまいて、水を与えて、時期を見て花が咲くわけですから。
1人ひとりと向き合う、ということでしょうか?
湿度:そうです。3分くらい短くてもいいから、まんべんなく1人ひとりと話す。そうすると2~3日で全員と話せるんです。こうやってコミュニケーションをとることで、全員と関係値を作れるんです。自分の中でもすごく大事にしていて、ルーティンの一部になっています。
社会から歓迎されない方々も多い業界ではありますが、「美緒さんと働きたい」という共通の想いがあって、美緒さんの考えに賛同した人たちがYGGDRASILL本店には集まっています。だからYGGDRASILL本店にいる方々には愛情を持って育てていこうと思うんです。
プレイヤーに対してのマニュアルがないので、手探りをしながらの教育にはなりますがコミュニケーションを通して一人ひとりを見られるかなと。
プレイヤーへのマニュアルがないからこそ、個別に寄り添う必要があると。
湿度:はい。コミュニケーションをとることで、その子に興味を持って相手を知る。そのうえで「こういう人もいたよ」「このやり方はどう?」と、広い知見から提案して、試行錯誤していく。
そうやって二人三脚でやっていく店舗運営が、僕の理想であり、今の「立ち回り」に繋がっています。
「愛情を持って知る」を大事にされているんだなと感じます。
湿度:そこは本当に、自分の家族に感謝ですね。母が昔ながらの接客業をしていて、利益よりもホスピタリティを優先する人だったんです。「遠くから来てくれたからサービスしよう」とか。そんな姿を小さい頃から見て育ちました。大人になって社会に出てみた時に、「ああ、これが愛情か」と変換ができたというか。
この核の部分があるからこそ、今の自分の立ち回りがあるのかなと感じます。
信頼とYGGDRASILLの基盤で新しい波を作る
関係ができているからこそ、伝えられることもありますよね。
湿度:そうですね。僕はキャストたちにお願いをすることもあれば、時には「今のはイエローカードだよ」と注意をしなければいけないこともあります。その時に「関係値」がないと、伝わらないんですよ。
知らない人に言われるのか、普段から見てくれる人が言ってくれるのかで全然違うんです。言われて「ダメなんだ」って納得できるところまで気持ちを持っていけるのって、関係値があってこそなんです。
その関係値を作るために、日々のコミュニケーションが大事なんです。
「信頼」があってこそ、厳しいこともちゃんと伝わるということですね。
湿度:おっしゃる通りです。人って上司の影響を受けることってあると思いますが、僕もそう。例えばキャストから相談されて「違う」と思ったら、美緒さんを憑依させてガッツリ言わなきゃいけないことがあるんです。
美緒さんと働きたいと思う人が多いグループだからこそ、美緒さんの代わりに言うのも僕の役割だと思っています。
さきほどもお話ししたように、僕は業界の現実をこの目で見てきました。だからこそ、これまでの型に当てはまらない「新しい波」を作ろうとしているYGGDRASILL本店の環境に、期待している部分があるんです。自分も微力ながらその力を発揮したい。その想いが、今の行動に繋がっているのかなと思います。
お客さまにとっても安心できる環境にするためでもある、ということでしょうか?
湿度:そうですね。美緒さんがYGGDRASILL本店に求めているのは、誰かに頼ったお店の利益ではなくどのくらいのお客様に来ていただけるか。
テーマパークのように「この金額でもこのレベルで楽しめる」と思えるようなものを目指す。これが本来のホストクラブのあるべき姿かなと僕も思うんです。
その土壌が作られているYGGDRASILL本店は良いキャストも集まる?
湿度:そうだと思います。今はまだ既存の枠にはまらないからこそ「アイドルホスト」と呼ばれて、色々なご意見をいただくこともあります。でも、新しいことをすれば必ず壁には当たります。
あと数年もしたら、僕たちが作ろうとしているものに必ず新しい「名称」がつくはずです。
そんな瞬間に立ち会えるかもしれない。僕は門を叩く勇気さえ持ってくれれば全力でお手伝いします。僕はキャストの「伴走者」でありたいと思っていますから……!
覚悟があれば叶わない夢はない!一流に身を置く意味
湿度さんはキャストさんに叶えてほしいことはありますか?
湿度:その人が本気で叶えたいと思っている目標を、叶えてほしいですね。特に、誰かに言ったら笑われるかもしれない……って、自分でブレーキをかけてしまっている人がいたら、僕はそれを一番に叶えてほしい。
漠然とした夢があるのにどう叶えていいか、道筋なんてわからない。それは当然なんですよ。だから、まずは体入に来て、何でもいいからその目標を僕に言ってほしいんです。
目標を教えてくれたら、それを『山』に例えて一緒に考えます。「あそこが頂上(夢)だね」「じゃあ、今はここにいるからこう登っていこう」って。
もちろん、レベルが高くなれば難易度も上がるし、しんどい時もあります。覚悟や困難は絶対に伴うもの。でも、本人の覚悟さえあれば、僕は叶わない夢なんてないと思っているんです。
もし途中であきらめる選択をしたとしても、挑戦したことには変わりないから「ここまでお疲れ様」っていたいので、目標や夢を叶えるお手伝いができればと思います!
目標までのステップアップを一緒に考えてくれるんですね!
湿度:そうです。僕らだけでなく、夢・目標を誰かに伝えたら「じゃあこういう風にすればいいんじゃない?」と分解して道を示してくれる人がいるのもYGGDRASILL本店だと思うんです。
僕も内勤をしながら配信やYouTubeチャンネル運営など広告、宣伝のメディア部分に携わらせていただき、内勤というイメージを壊せているような気がします。
先日33歳になりましたが、この年齢で新しいことを始めるってYGGDRASILL本店だからできることだと思うんです。
年齢を言い訳にしなくて良い?
湿度:はい!僕は自分で自分を納得させるためだけに年齢を盾にしてしまうことってあると思うんです。若い子のほうがいいよね?みたいな。でもダンディさの部分にフォーカスしたら、逆に年齢がプラスになることもあります。マイナスをマイナスで終わらせるんじゃなくて、プラスにできる方法を探すことが人生を豊かにすると思います。
それを「一流」と呼ばれる環境に身を置いてチャレンジできるんです。
一流の環境に身を置くと、脳が「自分も一流だ」って錯覚して所作や立ち回りが変わると聞いたことがあります。つまり自分をアップデートさせる一番の方法なんです。
なので門を叩く勇気を持って!体入に来てほしいと思います!
最後に湿度さんの今後目指すところを伺いたいです!
湿度:マスコットキャラクター的な存在になること。一番わかりやすいのは青い某猫型ロボット。「なんだよ~また困っているのかい?」って、キャストにとって気軽に頼れる存在になれれば。
解決の道にエスコートしつつ、キャストたちが自分で道を選べるように導ける内勤になりたいなと思っています!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
湿度:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年4月13日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。