ホストを始めて一番の変化はやはり収入ですか?
耀:そうですね。生活水準はどんどんあがっていきましたね。
ということはスタートから順調に結果は出ましたか?
耀:いえ。正直、最初の1年は苦戦しましたね。
1年の下積みは長く感じませんでしたか?
耀:実はそんなことはないんです。
ホストは常に刺激がある仕事。だから1年の体感はあっという間。
結果が出ずに苦労した、というよりも毎日イライラしていましたね(笑)自分の方が誰よりも面白いしカッコいいと思っていたのに、数字が伸びなくて。
「なんで負けるんだよ」って(笑)
でもよく考えれば、結果をすぐに出すって難しいことなんですよね。特に最初はガツガツしすぎて、お客様に「今日来てよ!」って言いすぎてた。今考えると押しつけがましかったなって反省してます。
どうやって克服を?
耀:まずはガツガツせず「今日来れたら嬉しいけど無理しないでね」くらいのスタンスに切り替えました。そうするとお店に来やすいんですよね。
あとは当たり前のことを徹底的にやることですね。遅刻しない、お客様との約束は守る、飽きさせない工夫をする。
例えばアフターでも毎回同じ店じゃなく、新しい場所に連れて行ったり。新しい一面を見せるように意識していましたね。指名して何カ月といった日付も覚えていたり。
それからアプローチの早さも意識しています!誰かに指名が入ったら、そこで僕が指名を取ることはできないので。(※ホストは永久指名制のため基本的に一度指名されたら変更が不可)
些細なことですが、その積み重ねです。
小さい積み重ねが、結局大差をうむんですよね。
あとは
自分の強みを貫くことですね。
耀さんのホストとしての強みとは?
耀:
「男らしさ」ですね。今は中性的なホストが流行っているけど、自分の顔立ちやキャラクター的に「オーガニック」で勝負しようと思っています。メイクや涙袋で盛るよりも、素の自分で勝負したい。明るい場所でも堂々といられるのが強みです。
まぁ顔が濃いので、メイクをするとギャルみたいになっちゃうんですよね(笑)
それにこれまでの人生、性格的にも「男とは」みたいなことを考えて来たタイプ。だからメンズメイクをして勝負するより、
男らしさを出して自分らしく勝負しようと!