歌舞伎町ホスト『GMC』紅葉が語る、プレイヤーの先で向き合う人と環境【独占取材】
「ただお金が欲しかった」という理由から始まったホスト人生。がむしゃらに走り続けた経験は、今支える側としての考え方にもつながっていると言います。
「ホストは一人ではできない仕事」と語る紅葉さん。
精神論だけで終わらせず、動き方まで教える姿勢。そして、自分も不安だったからこそ怖さを減らしたいという考え方からは、現場を走ってきた人ならではのやさしさが見えてきました。
最初から大きな目標がなくても、やりながら見つければいい。紅葉さんの言葉には、これからホストを始める方の不安をほどく温度がありました。
トピック
がむしゃらに走ってきたからこそ、今わかること
紅葉さんはどんなきっかけでホストの仕事を始められたのでしょうか?
紅葉:ただただお金が欲しいっていう……ただそれだけですかね。当時は「これがやりたい」とかもなく。何か夢を持ってホストを始める子もいますが、僕の場合は最初から明確な目標があったわけではなかったんです。
しかもホストって稼げるイメージはありましたからね(笑)
ホストに興味は?
紅葉:ん~これといって。確かにダークなイメージはありました。バチバチな世界なのかなって。でも今となってみたら、不安感を抱きながらのチャレンジはいい経験だったのかなと思います。
実際やってみると、自分との戦いではありましたし。どれだけ努力できるかとか、どれだけ動けるかで変わってくる仕事なんです。
最初のモチベーションはお給料で、とにかくがむしゃらにやっていたんです。
もちろんなかなかうまくいかず、モヤモヤしたこともありました。でも頑張った分だけ返ってくる感覚もありましたから、もっと頑張ろうって思えたんですよね。
ホストにどんどんのめり込んでいった?
紅葉:そうですね。がむしゃらにやっていました。最初はきつかったこともありましたが、筋トレみたいに次第に慣れてくるんですよね(笑)
僕がうまくいったのは努力と運ですね。
今GMCではどんな立場なんでしょうか?
紅葉:プレイヤーから運営にシフトしている段階です。指名をいただくこともありますが、今はGMCのみんなが輝いてほしい気持ちが強いんです。下積みのしんどさもわかりますから。
恩着せがましいかもしれないけど、せっかくGMCを選んでくれたからには、みんなを支えたいですね。
一人ではできない仕事だから、誰と働くかを大事にした
紅葉さんのホスト人生の中で、一番の転機はどこだったんでしょうか?
紅葉:やっぱりGMCに入るタイミングですね。前の店で3年半ぐらい働いていたんですけど、移籍を考えた時に、本当にいろんな店舗を見たんです。
その時は「自分の人生を決める」くらいの気持ちで選んでたんですよ。
GMCは#あむろというもともと一緒に働いていた先輩がいて、その方の紹介もあったんですけど、やっぱり誰についていきたいか、誰と一緒に働きたいかが決め手でした。
「誰と働くか」を大事にされていたんですね。
紅葉:そうですね。僕自身、ホストは1人ではできない仕事だと思っているんです。というのも、例えば飲酒のキャパシティ。飲酒のキャパシティって人によって限界があるじゃないですか。
だからヘルプの仲間が飲んでくれて、自分のことを助けてくれる。
そうすると、自分も「この人が助けてくれたから、今度は自分が手伝おう」ってなるんです。
体力の問題だけじゃなく、協力プレーもそう。
うまく盛り上げてくれたら感謝が返ってくるし、その後誰かのヘルプについた時に「この前助けてもらったから」って思える。
細かい部分で助け合える関係性があるんですね。
紅葉:その点GMCはみんな協力し合って動いてますね。支え合う空気感があるんです。支え合いっていうのは、今の自分の中でもかなり大事な部分ですね。
では今運営として、そういう視点が大事ということでしょうか?
紅葉:はい。特に運営側になると、周りを見ることが増えました。プレイヤーの子たちが不満なく働ける環境を作るとか、お客様にきちんと対応できる環境を整えるとか。
一人じゃできない仕事だからこそ、今は誰かを支える側に回ろうって思えたんだと思います。
「時間」が武器。だからこそ、動き方まで教える
紅葉さんは新人さんたちにはどんなアドバイスをされているんですか?
紅葉:新人の子たちが最初に持っているものって「時間」だと思うんです。活躍している人ほど時間の使い方がうまくなっていくけど、体は一つじゃないですか。行きたいところに行けないっていうのが活躍している人の課題なんです。
でも下の子たちは全部行けるんですよ、時間があるから。
だから、ひたすら動くことを大事にするように伝えてますね。
新人だからこそ時間が武器になる?
紅葉:その通りです。だからまず動くことが大事。動かないと疑問点も見えてこないですから。一回やってみて失敗しないと、どう動いていいか分からないじゃないですか。
だからまず、やってみてほしいんです。
その中で「あ、ここはどうしたらいいんだろう」っていう疑問が出てくるんですよ。
そういう時に「わかんないから教えて」って来てほしいんです。
動いた上であれば必要なサポートができる?
紅葉:そうですね。状況に応じてわかんなかったら、そのわかんないっていうのを伝えに来てほしい。そしたらもう、ちゃんとフルでサポートはするので!「頑張れ」って言うだけじゃなく、やり方がわかんないんだったら、そのやり方を教えてあげる。
「どう動いていいですか?」って来たら「こういう風に動いてみたら」って教えるんです。
現状を理解することも重要だと思ってるんです。
ただ気合と根性は本当に大事だと思ってます。精神論だけで終わらせたくないんです。
というと?
紅葉:まず理由を理解することで、初めて「じゃあ動かなきゃ」ってなるんですよ。ロジックが大切。最初は本当にしんどいと思いますけど、やっぱり体力を使って育ってくるんですよ。
最初はつらいことでも、何回もやればできるようになる。筋トレみたいにね。キャパシティが広がっていく。
細かい部分で、本当に助け合うことで、みんなが成長していくんだと思います。
自分もがむしゃらに動いてきたからこそ、こういうことが言えるんだと思うんです。大変さも動くことが大事であることも知っていますから。
社会見学くらいでいい。怖さを減らすために意識していること
現在紅葉さんはどんな役割を担っていられるのでしょうか?
紅葉:僕は新しく入る人の面接を担当しています。最初に会う立場だからこそ、すごく意識していることがあります。それは怖い印象を持たれないことです。
特に未経験の子って、ホストに対して怖いイメージを持ってると思うんですよ。業界全体として、まだ「ホストは女を騙して稼いでる」とか「暴力がある」みたいなイメージが残ってる部分もありますから。
でも実は、今はそういうことは一切ないんです。
それでも未経験の子が面接に来る時って、かなり緊張した顔をしてるんですよ。
自分も最初は怖さや不安があったんで、できるだけ怖くない対応を意識してますね。
「ホスト怖い」って思うのは分かるし、自分も昔の自分を見てるような感覚で、当時の自分が怖かった部分とか、嫌だなと思った部分をなるべくなくして入店してもらいたいんです。
緊張して顔が硬い男の子を見ると、本当に昔の自分を思い出すんです。だから、なるべく不安を減らして入店してもらうことを心がけています。
最初に安心感が感じられそうです!
紅葉:入ったあとも、みんながまんべんなく新人を見れるような体制でいます。というのもGMCはチーム制を作っていないんです。もし派閥ができちゃうと、ストレスが増えたり、聞きにくい雰囲気ができちゃうじゃないですか。
運営陣も多いので、目をかけてもらいやすい環境だと思いますね。
1ステップずつ、着実にホストとして歩みを進められそうですね。
紅葉:そうですね。だから最初から大きな目標がなくても大丈夫なんですよ。僕も「お金がほしい」くらいでホストを始めましたから。
「これがやりたい」って決まってなくても、やりながら見つければいいって考えでいます。
ホストに興味があるなら、最初は遊びに来る感覚で体入に来てもらえたら!社会見学みたいな気持ちで来てくれたら、いいと思うんです。
気になったら、まずは来てみる。その先で何か見えてくることもありますからね。
本日は素敵なお話ありがとうございました!
紅葉:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年5月26日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。