歌舞伎町ホスト『GMC』たけれっかが語る、人が育つ環境と支える仕事観【独占取材】
華やかな世界への憧れをきっかけにこの業界へ入り、一度離れたあとも再び戻ってきたたけれっかさん。長くこの世界にいるからこそ見えているのは、派手さの奥にある人間模様と、この仕事の面白さでした。
「感謝」「礼儀」「人間性」はホスト以前に大切なこと。今は支える立場として男の子たちの表情や空気の変化まで見ながら向き合っています。
最初から完璧じゃなくていい。素直な心があれば変わっていける。そう思わせてくれる言葉が詰まっています。
トピック
華やかな世界に惹かれ、この仕事の面白さを知った
れっかさんは業界歴が長いと伺っています。
たけれっか:そうですね、もう10年以上この業界にいます。僕の時代は、テレビでホストがよく取り上げられてたんですよ。雑誌でも特集が組まれてるし、すごく華がある世界に見えました。
ただ、僕は田舎の新潟出身なんで、都会への憧れもあったんです。歌舞伎町って、映像を通して見ると本当にキラキラしていて。
高校生の時に友達と夏休みを使って一度歌舞伎町に行って空気感を体験しに行ったんですよ。「うわ、すげえ街だな」って、その時に感じたのを今でも覚えてます。
高校を卒業して上京してすぐにホストを始めました。もちろんお金がほしいっていう気持ちもありました。
ホストに惹かれたのは華やかさだったんですね。
たけれっか:そうですね。でも実際やってみたらそれ以上に、この業界ならではの面白さを知ったんです。
というと?
たけれっか:人間模様が本当に濃いんですよ。普通に生きてたら出会わないような人たちが集まる場所なんですよね。いろんな業種の方がいるし、悩みを抱えてるお客様もいれば、すごく刺激的な人もいる。
その「他では味わえない人間模様」がこの世界の一番の魅力だと気づいたんです。後輩でも多いですね。「お前そんな過去持ってたの?」みたいな(笑)
一度離れてもまた戻ってきたのは、そういう刺激のある世界だったことも大きかったと思います。
ホスト業界ならではの刺激は特別なんですね。
たけれっか:そうですね。みんなからもありがたいことに熱い言葉をもらって。特にGMCに来た時は、コロナでお店がなくなってちょうど漠然としてた時期。僕は上がろうかなと思っていたけど、みんなに「いつ来るんだよ」って言ってもらえて。
やっぱり好きで入った世界ですし、みんなが行くなら自分も、という気持ちもありました。そういう流れの中で、もう一度やってみようかなと思ったんです。
戻ると決めたあとも、この世界の熱量みたいなものはやっぱり特別でしたか?
たけれっか:特別ですね。だから長く業界にいても飽きないんだと思います。もしまたホスト上がったら、また空っぽになっちゃうんじゃないかな。
今は男の子たちが輝いている姿を見ているのが、やっぱり嬉しいです。頑張っている姿を知っているから余計に!成長を見るのも面白いんです。
感謝と礼儀は、ホスト以前に大切なこと
男の子を見ていく中で、今いちばん大事にしていることって何ですか?
たけれっか:テーブルマナーとか業務的なことは、もちろん大事なんですよ。ただ、それ以前に大切にしてるのが「感謝」「礼儀」「人間性」なんです。ホストになる以前の問題として、まずはそこを一番重視してます。
自分自身が大事にしてきた部分でもありますし、そこは本当に思い入れが強いんですよね。
感謝と礼儀を、そこまで強く大事にするのはなぜなんでしょう?
たけれっか:子どもの時は、「ありがとう」「ごめんなさい」って当たり前に言えたんですよ。でも大人になると、プライドが邪魔して言えなくなっちゃう人、多いんです。変なプライドなんていらない。悪いと思ったらすぐ「ごめんなさい」。感謝は常に伝える。
思いがあるなら、ちゃんと言葉にして伝えていく。そこが本当に大事だと思うんですよ。
僕はホストを上がった後のことを考えるんですよ。ホストってずっと続ける仕事じゃないかもしれないじゃないですか。だからこそ、ホストを上がった後でも通用する人間になってほしくて。
感謝と礼儀がしっかりしていれば、どこに行っても大事な土台になると思うんです。
れっかさんがプレイヤー時代から貫いてきたことですか?
たけれっか:そうですね。ただGMCに入ってからその大切さを再認識したんですよ。それはGMCというお店の考え方が、感謝や礼儀を大事にしてるから。本当に思い入れを持って教育してくれるし、そこが共感できたんです。
お客様だけじゃなくて、従業員だったりコンビニの店員さんとかタクシーの運転手さんとか。関わる人すべてに礼儀と思いやりを持つ。そういう姿勢をずっと伝えてます。
「どうせホストだから」って思われたくないじゃないですか。SNSの時代だから、どこで見られてるか分からないじゃないですか。「GMCのホストが」って広がることもあるし。
だからそういう一人ひとりの振る舞いが、結局お店の見え方にもつながると思うんです。
常に振る舞いを意識するということでしょうか?
たけれっか:そうですね。赤信号を渡らないとか、ポイ捨てしないとか。そういう当たり前のことを当たり前にしていく。ちゃんとした人として振る舞うことが本当に大事だと思うんです。
ホストは世間のことを何も知らない状態で来る子たちも多いですし、ルールもモラルも分からない子だっています。
だからこそ、今後の将来のことも考えて、1から丁寧に伝えてるんです。ホストをしている今だけじゃなくて、この先にもつながる部分。そこが軸なんです。
支える立場になって見えた、人が成長していく面白さ
GMCで本格的に運営側になり、どんなやりがいを感じられていますか?
たけれっか:黒子役に徹するようになって、男の子たちが輝く姿を見ることが、本当にやりがいなんです。裏でどれだけ頑張ってきたかって、全部が全部見えるわけじゃないですけど、それでもお店でやってきたことだったり、頑張ってる姿は見ているので。
それがちゃんと形になった時は、本当にやりがいを感じます。もう自分のことのように嬉しいんですよ。
そういう成長を見ることこそが面白いなって思います。
成長を見ることの面白さ?
たけれっか:はい。彼らの成長って、表面的なものだけでなく内面的な成長も見られるんですよ。今まで言えなかった言葉が言えるようになったとか。考え方が変わったんだな、みたいなことも見てます。
自分のことばかりだった男の子が利他的になったり。そういう人としての変化もすごく面白いんですよ。
れっかさんは、かなり細かく見ていらっしゃるんですね。
たけれっか:だからこそ、僕は今このタイミングであの子に何をしてあげたら助かるかな、っていうのは常に考えていますね。表情もそうですし、顔色もそうですし。ちょっとしんどそうだなとか、お酒できつそうだなとか、そういうのは見ています。顔色を見るのはプレイヤー時代の経験が役立っていますね(笑)
男の子たちがやりやすい状態を整える。そこに気づけなかったら、その環境は成り立たないんです。
もちろんそれは僕一人の力じゃ無理。ただお店の運営だったり、GMCのプレイヤーたちもすごく協力してくれるんです。
チームワークができているんですね!
たけれっか:その通りで、GMCはチームワークで店を良くしていく感覚を持ってるんです。みんないい子たちばっかりなので、そこが本当にありがたいんですよね。
素直な心があれば、GMCで成長していける
キャストさんを見ている中で、伸びる子の共通点はありますか?
たけれっか:スポンジくんですね!スポンジみたいに何でもすぐ吸収する子は、やっぱり伸びます。素直な子というか、言われたことをちゃんと受け取る子ですね。
あと、出退勤がしっかりしてる子は伸びると感じます。
そこが最低限のラインとしてあれば、他にもいろいろ要素はあるんですけど、未経験でも成長していけると思うんです。
見た目はあとから整えていけます。どんなボサボサのやつが来ても、清潔感はこっちで変えさせることはできますし(笑)
求めてるのは、最初から完成された人ではなくて、吸収できる人、変わっていける人なんです。
素直さが大事なんですね。
たけれっか:素直な心があれば、ここで成長していけると思うんです。GMCはいい子たちが本当に多くて、過ごしやすいし、やりやすい環境だと思います。
全体を見てくれているカイトさんも、従業員との距離が本当に近いんです。席にもガンガンつくし、相談にも気軽に乗ってくれるんですよ。
カイトさんだけでなく、背中で見せてくれる先輩たちもいっぱいいます。
言葉で教えるだけじゃなくて、行動で見せてくれるんですよ。
その姿を見ることで、後輩たちも「あ、こういう人になりたい」って感じるんだと思います。
れっかさんはGMCでの展望はありますか?
たけれっか:新しい子が入ってきて従業員が増えれば2店舗、3店舗と増やしていくことが展望になります。もしかしたらその新しい看板になるのはこれから入る誰かかもしれません。
だからこそ、一歩を踏み出す勇気が本当に大事だと思うんです。
素直な心と、やる気と、根性があれば、壁にぶつかっても乗り越えられると思います。実際にその壁を乗り越えて来た先輩たちがいます。
僕らもサポートします。興味があるなら何も持ってくる必要はありません!一歩踏み出した先で、見えるものはあると思いますよ!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
たけれっか:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年5月26日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。