歌舞伎町『GMC』東雲凪が目指す「ついていきたい」と思われる人【独占取材】
好奇心から飛び込んだホストの世界で、同期の存在をきっかけに、初めて夢中になれる仕事を見つけたという凪さん。多くの人との関わりを通じて、周囲の立場から物事を見る視点を身につけてきました。
自分は成長したい。でも、その価値観を他人には押しつけない。相手が自分で考えられるようにサポートする向き合い方にも、凪さんらしさが表れています。
個性を尊重するGMCで、「この人についていきたい」と思われる人を目指す凪さんの想いと、その根底にある考え方をお届けします。
トピック
好奇心で飛び込んだ世界で、同期の存在が原点になった
凪さんはいつ頃からホストに?
東雲凪:約4年半前の大学1年の終わりごろですね。当時は居酒屋でアルバイトをしていたんですけど、大学生って時間があるじゃないですか。僕は結構、好奇心旺盛で刺激を求めるタイプなんです。それで、知らない業界に入ってみたいなと思ったのが、ふわっとしたきっかけでした。
「めちゃくちゃホストをやりたい」というわけではなく、純粋に好奇心。お金が欲しかったとか、華やかな世界に憧れていたとかでもなくて、本当に「刺激」です。
横浜の大学だったから、横浜のホストクラブを調べて。1店舗だけ体験入店して、そのまま働き始めました。
ずっとホストの仕事を続けているのは、順調だったからでしょうか?
東雲凪:いや、全然です!学生だったから、テストの時期とか休ませてもらってて。本当に途中がしんどかったんですよ。周りがどんどん先に進んでいくのを見ているうちに、劣等感みたいなものにやられてしまって。始めてから4、5か月くらいで、一度ホストを離れました。
そのあとは3か月くらい、また居酒屋でアルバイトをしていましたね。
でもやっぱり気持ちが変わって。もう1回やってみようと思って戻りました。戻ってからですね、ホストに夢中になったのは。
どうして夢中になれたのでしょうか?
東雲凪:同期の存在ですね。同期とお互いを意識しながら切磋琢磨していくうちに、どんどん夢中になっていきました。男って本能的に負けず嫌いなのかな。「頭ひとつ抜けた存在になってやる!」みたいな。
その時のメンバーとの関係性は、今でも自分の中の原点になっていますね。
今も、その頃の同期は凪さんにとって大きな存在ですか?
東雲凪:そうですね。横浜時代の同期は、今もそれぞれ違う道でホストを続けています。一人は自分のお店を数か月前に出したり。
そんな姿をみていると、同期たちに肩を並べたい、超えたいって気持ちが出てきますよね。今、自分のホストクラブを持ちたいと思うようになったのも、同期の存在がきっかけの一つですね。
今GMCでは比較的自由にやらせてもらっているので、自分のスタイルを貫きながら、自分自身をもっと高められたらなと思っています!
多くの人と関わる中で、自分だけではない視点を持つようになった
ホストを始めてから、考え方が変わったと感じることはありますか?
東雲凪:ホストって、ものすごい数の人と出会う仕事じゃないですか。いろんな人と関わる中で、考え方はちょくちょく変わってきたと思います。自分ではあまり気づいていなかったんですけど、たまに実家へ帰ると、母親から「変わったよね」って言われるようになって。
何が変わったのか聞いたら、物事を俯瞰して見られるようになったというか、他人のことを考えられるようになったと言われました。
昔の自分を振り返ると、本当に「自分が良ければ何でもいい」というタイプだったんですよ。子どもの頃からそういう傾向があって。でもホストを始めてから、周りの人の立場とか気持ちを考えるようになったのかな。
多くの人と関わって、その人数が増えるほど責任感も増していくんです。お客様だけじゃなく、後輩とか接する先輩も増えていくと、その分責任感って大きくなっていくから自然と意識も変わってくるのかもしれませんね。
ご自身にとって良い変化だったんですね。
東雲凪:自分では「こう変わった」って気づくことはあまりなくて。人から「こういうところあるよね」って言われて、「俺ってそうなんだ」って知ることのほうが多いですね。ホストとしての力を磨くことも大切ですけど、同時に人としての能力も高めていきたいという気持ちが強いんです。
この仕事が、人生で初めて夢中になれた仕事なんですよ。中学や高校の部活よりも、もっと熱く打ち込める何かがあるんです。
真剣に向き合っているからこそ、大変なこともたくさんあると思いますが……
東雲凪:そうですね。誰もが平気なふりをしてるんですよ。でも実際は傷つくこともある。心の傷って、簡単に消えるものではないと思うんです。だから僕は、その瞬間をどうやり過ごすかに重きを置いてます。僕の場合はゲームをしたり、サブスクで映像作品を見たり。考えない時間を作るようにしています。
それでもホストを続けられるのはなぜですか?
東雲凪:やっぱり自分で掲げた目標があるからなんです。それから逃げたくないという気持ちが強い。あとは応援してくれてる人たちへの思いもあります。その人たちの期待を裏切りたくない。そういう複数の思いが重なって、続けられてるのかな。
楽しいからだけじゃなくて、そういういろんな思いがあって続けているんだと思います。
自分は成長したい。でも、その価値観を他人へ押しつけない
凪さん自身は成長を大切にしている印象です。
東雲凪:そうですね。でも僕は、すべての人に成長が絶対に必要なものではないと思います。成長しなくても生きていけるじゃないですか。ただ、成長を意識できた人が、人としての勝ち組というか……ね。お金とかじゃなくて、物事の見方だったり、人との接し方、人脈。全体的に人として豊かになっていくのかな、と。
だから、将来自分の店を持ったとしても、後輩に成長を強要するつもりはないんです。自由にやってもらいたいというのが、僕の考え方ですね。
では後輩に何かを伝えるときにはどんなことを意識されているのでしょうか?
東雲凪:テクニックを教えるというより、まずはマインドですね。人としての考え方だったり、ホストとしての考え方だったり。「お前はこうしろ」と言い聞かせるんじゃなくて、「こうしたほうがいいんじゃない?」って、アドバイスとして伝えるようにしています。
例えるなら、学校のテストで「答えは何々」じゃなくて「こういう公式があるからやってみて」みたいな。
言い方も、基本的にはソフトにしますね。ただ、本当に伝えたいことは強く言う。そのあたりは緩急をつけています。
答えをすぐに教えないのはどうしてですか?
東雲凪:本人が自分で考えて、答えにたどり着けるようにしたいからです。答えそのものより、そこに導くための考え方を伝える感覚ですね。正直に言うと、後輩との関わりも、将来自分が店を持つための練習なんです。それも一種の経験ですから。
すべてが自分のための学びになってるというか。先輩への接し方、後輩への接し方。全部が自分のためのステップだと思ってるんです。
結局、昔から自分のために動いてきた性格って、根底では変わっていないのかもしれません。僕、結構利己的なんですよ(笑)
そうした経験の中で、人との向き合い方について大切だと思うことはありますか?
東雲凪:お客様もキャストも、十人十色だと思ってるんです。全員が同じ方法で満足するわけじゃない。だからこそ、一人ひとりに合った向き合い方を考えているんです。お客様が求める距離感があったら、その距離感に応じて日頃の関わり方や接客を変えてますし。
その子に合わせる。そうすることで、本当に満足してもらえるんじゃないかなって思ってるんです。
個性を尊重する『GMC』で、「ついていきたい」と思われる人へ
移籍先としてGMCを選んだ理由を教えてください。
東雲凪:前のお店を辞めることになって、いくつかのお店を見て回ったんです。その中の一つがGMCでした。いろいろ条件を出す店が多い中で、GMCだけ何も提示してこなかった。その対応に反骨心が刺激されたというか(笑)
でも、それが一番の理由というわけでもなくて、なんとなく惹かれたんです。「なんでここに入ったんだろう?」って自分でも思うくらい、感覚で選びましたね。
お店選びって結局はフィーリングだと思います!
実際、GMCで働いてみていかがでしょうか?
東雲凪:各々の個性を尊重してくれるお店だと思っています。ホストクラブって、そのお店の色に染めようとするところもあると思うんですよ。例えば赤い店に青い人が来たら、無理やり赤に染めるみたいな。
でもGMCは違う。個性を持った人がいても、その色を尊重してくれるんです。我が強い人なら、自分のスタイルを貫きやすいし。まだ方向性が定まってない人も、多様な先輩がいるから、自分に合う人を見つけられるんです。
「個性を尊重する」というのはどんなところに感じたのでしょうか?
東雲凪:実はものすごくいいなと思った出来事があって。ある時バックヤードに集まって暇にしてる子たちがいて、その子たちをホール出すのに、普通なら「ホール出ろ」と叱るじゃないですか。
でもGMCは違った。その子たちが主体的に行動するようにするにはどうするか、という仕組みを作っていると感じたことがあって。実際にそういう意図だったのかは分からないですけど、僕は、直接的に圧力をかけずに、本人たちが主体的に動くようにしたのかなって感じて。
僕自身、上から圧力をかけるより、下から押し上げるような人が理想の上司なんです。そういう意味でも、GMCは自分の考え方に合っていると思いますね。
そんなGMCで働く凪さん自身は、今後どんな人を目指していますか?
東雲凪:僕が目指しているのは、「ついていきたい」と思われる人間になることなんです。店を持つことも、最終的なゴールではないんですよ。お金だけじゃなくて、人脈や人望って築くのが難しいものだと思ってるんです。
100人に聞いて、100人から「この人についていきたい」と言われるような人間になりたい。そういう人間がいる環境づくりをしたいんです。
GMCはまさにそういう環境じゃないですか。自由に自分のスタイルを貫ける人が集まってて、その中でもみんながついていきたいって思える先輩がいる。そういう店を僕も作りたいですね!
もし今ホストをやるかどうか悩んでいる人がいるなら、「君が悩んでいる間に、周りの奴らは一歩先を行っているよ」と伝えたいですね。考えるより行動。成功者がよく言うことですけど、確かにそうだなって思うんです。
自分の人生は一度きり。興味があるなら、まず一歩踏み出してみる。その勇気が大切だと思います!
※本記事は、2026年8月26日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。