歌舞伎町ホスト『MILDROUS』氷翠零の気負わず上からいかない人の距離感【独占取材】
素のままの言葉が印象的な零さんが19歳で一度ホストの世界に入り、昼職を経て再び戻ってきた背景には、「やり残した」という感覚がありました。
1年以上うまくいかない時期があっても焦りすぎず、「いつかいけるでしょ」と構えていたという零さん。
自分を大きく見せすぎず、上からいかず、良い距離感で人と向き合う零さんの姿には、MILDROUSという環境の心地よさも重なっています。
トピック
焦らず、気負わず、氷翠零さんが続けてきた理由
零さんはどんなきっかけでホストに?
氷翠零:19歳で大学受験浪人をしていた時に、何もやることがなくて。その当時の自分で稼げる仕事として思い浮かんだのがホスト。特に深く考えてなかったんですよね。
楽しかったけど半年で一度辞めたんです。親戚の会社に入ることになって。
なぜまたホストに?
氷翠零:昼職が暇すぎたんです。安定はしていたけど、刺激はなくて。ホストをやっていたあの半年間が純粋に楽しかった。10代だったので、なんでも刺激だったのもあるかもしれませんが……
それに「やり残したな」って感覚もあって。またやろうかなと。それで入ったのがMILDROUSです。
当時七原柊也さんや俊さんのX(旧Twitter)が流れてきて、せっかく見たし行ってみようと。すぐ働きたいと思って、他は見ずに決めました。
まぁ俺ならどこでもいけるっしょ、みたいな。ちょっとなめてたし、根拠はないけど自分に自信があったんです。でも最初は苦戦しました。
そうなんですか?!
氷翠零:1年以上うまくいかなくて。でも僕自身が焦りとかはないタイプで。「うまくいかなかったな」と思うことはあっても「いつかいけるでしょ」くらいの感覚がありました。
その人にはその人のタイミングがあるじゃないですか。だから焦ることが一切なかったんです。実際今は順調にステップアップできていますし。
切り替えは早いほうだと自分でも思いますね。
気持ちの切り替えはコツなどあるんでしょうか?
氷翠零:ん~、僕自身が楽観的なんだろうな。まぁいっかって、ただ逃げてるだけかもって自分では思うときもあるんですけど。
楽観的でいられると、病まないで済むというメリットがあります。
あとは自分を知って感情をコントロールすること。焦らないでいるのも、病まないでいるのも、まず自分を知ることからがスタートだと思います。
そうすると自分が安定するから、長く指名していただくことも多いんです。
自分を盛らないからこそ、素のままでいられる
当初から自信があったということですが……
氷翠零:そうですね。根拠のない自信ですね(笑)自分を知っているからこそ、見せ方もわかっているし。でも自分をすごい人間だとは思ってないんですよね。気づいたら、今の立場になっていたくらいの感覚ですけど。
そうなんですか?
氷翠零:プライドはないけど自信はあるって言ったほうが良いかもしれないです。最初の頃は、ミーティングも全部録音していました。中でも何が響いたかって言われても、パッと出てこないくらい身に染みています。
新しい考えに対して受け入れ態勢があるんです、僕。だからプライドは高くない。
自信とプライドは違います。自信が多少あるほうが男はかっこよく見えますしね。
かっこよく見せたい?
氷翠零:そうですね。僕は見せ方を一番意識していて。自分のなりたい姿、かっこよくいたいっていうのが一番の軸なんです。
ホストって、自分の理想の姿を再現しやすい仕事だなって思うんですよ。昼職だと、髪の長さとかおしゃれとか、やりたいことができない。
でもホストなら全てが自由じゃないですか。好きな髪の長さにできるし、服装も自由に選べる。
だからこそ見せ方を考えるんです。でも無理して別人になることはないんです。大きく見せることもありません。
かっこよく見せながらも素の自分でいる?
氷翠零:そうです。取り繕っていると疲れちゃうじゃないですか。だから気取ることもありません。この話し方なので気取っては見られますけど(笑)
クールに見えて、上から来ない。その距離感が印象に残る
零さんはクールでかっこいいと感じます!
氷翠零:たしかにクールに見られることは多いですね。でもボケたり、おちゃらけたりしますね(笑)人によっては、ずっとボケてたりします。素でいれるときは特に。ギャップです。可愛いと言われることも意外と多いかも(笑)
たしかに意外です!
氷翠零:最初の指名のきっかけは顔ですけど(笑)受ける人には受ける顔をしている自覚はありますね。でもそれ以上に、僕は空気を読むことに気を付けているかもしれません。これができていると意外とお客様との関係性って切れないんですよ。
空気を読む?
氷翠零:そもそも人の目がめっちゃ気になる性格なんですよね。人前で話すのは苦手だし、発した言葉に対してどう思われてるんだろうって。だからこそ空気を読むのは人一倍得意だと思うので、そこはホストで役に立ってるのかもしれません。
空気を読むからこそ、入り込みすぎないようにはしていますね。
深くまで行きすぎないというか、距離感は結構大事にしてるかもしれない。良い距離感、ですね。
良い距離感、大事ですね。それは後輩とも?
氷翠零:そうですね。後輩とは同じ目線で話を聞くようにしています。先輩だぞ、みたいな上からいくのってダサいと思うんですよ。嫌われたくないっていう気持ちもあるし(笑)
それに僕が上だという意識もありません。だからか後輩とも結構話しますし、相談されることも多いですね。
これまで空気を読んで生きてきたからこそ、後輩含めて人との距離感は敏感なのかもしれませんね。
俊さんの存在と、MILDROUSの空気
MILDROUSがどんなお店か改めて教えてください!
氷翠零:MILDROUSの良いところは、ホストホストし過ぎていないところ。バチバチしすぎている感じもあんまりなくて、働きやすいと思うんです。あとは俊さんがいるからこそこの店にいる、というのがあるんですよね。
俊さんがいなかったら、別のお店に行っていたんじゃないかなと思うんです。あれぐらいすごい人、見たことないですね。
俊さんがいるだけで、空気が変わるんです。
では支柱となるメンバーが安定している?
氷翠零:そうです。組織としても強いと思うんです。でも一方で、若い世代の子たちがステップアップしていかないと。そこが今後のMILDROUSの課題でもあるのかな。
そん中で一生懸命聞いてきてくれる子は、やっぱり可愛いなって思いますよね(笑)
後輩の将来を見てくれている先輩がいるのは安心ですね。
氷翠零:そうですね。好き嫌いなく、フラットに接してます。というか、後輩はみんな好きですね。伸びる伸びないはその子次第。だからまずはなんでも経験することが大切です。
でもその経験するにも環境も重要。僕がMILDROUSに出会えたのは運命。縁があった場所。そんな場所の環境がとても良かったんです。
僕のこの記事を目にしたのも何かの縁だと思うので、一度MILDROUSに体入に来てみてほしいですね。
最後に今後の展望について教えてください!
氷翠零:特にこれっていうのはないんです。でも今をかっこよく生きるのだけは崩したくない。誰かと比べるんじゃなくて、現状不満足でこれからも自分と戦っていきたいですね。
本日は素敵なお話ありがとうございました!
氷翠零:こちらこそありがとうございました。※本記事は、2026年5月22日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。