歌舞伎町の朝に輝く。『TOP DANDY -朝TOP-』マハトマリュージが語るホストの流儀【独占取材】
その朝TOPでお店を支える一人がマハトマリュージさんです。
愛媛・大阪・東京と環境を変えながら経験を積み、現在は「効率を極めるホスト」として活躍するリュージさん。
仕事への向き合い方や、長く続けるための考え方、そして仲間とともにお店を強くしていく思いを語ってくださいました。
朝TOPという環境の魅力と、リュージさん流の「ホストの流儀」に迫ります。
トピック
効率を極める男、マハトマリュージの素顔
リュージさんのスタートはミナミからですか?
マハトマリュージ:いえ、愛媛からなんです。愛媛にいたときに声をかけてもらって、半年くらいやりました。当時21歳。全然芽が出なくて、「自分には向いてないのかも」と思って辞めたんです。正直そのときは、またこの世界に戻るなんて考えていませんでした。
でもそこで終わりじゃなかったんですよね。真面目にWeb系の会社に進んだあと、友達と一緒に仕事をするようになりました。僕は営業と制作の両方をやっていましたね。
まったく違う仕事を並行してやる中で、「無駄をなくす」「効率よくやる」という考え方が自然と染みつきました。
このときに身についた感覚は、今のホストとしての動き方にも直結しています。
そこから再びホストに挑戦されたんですね。
マハトマリュージ:はい。ミナミで友達と一緒に始めました。26歳か27歳の時ですね。自分たちで会社をやるための資金集めとしての再スタートでしたが、僕はそこでやり続けました。
やめるのは簡単だけど、続けないと見えない景色があると思った。だから「まっすぐやってみよう」と決めたんです。
とにかく続けること。それが今の自分のベースになっています。
歌舞伎町を目指した理由は?
マハトマリュージ:やっぱり「ホストなら一度は歌舞伎町を見てみたい」という気持ちがありました。あとは環境の良さを求めました。友達とも会社をする話は、残念ながらなくなってしまったし。3店舗で迷ったんですが、レスポンスの速さとタイミングでTOP DANDYに入店したんです。
僕は見た目も服装も環境も、どんどんアップデートしていったほうが得という考えでここまで来ています。
でも田舎出身だった僕が歌舞伎町でホストしている未来なんて想像もしていませんでしたね(笑)
とはいえ今から就職したとしても、こんなに良いお給料をいただける仕事ってないと思うんです。それに美容も進んでいるし、効率よく仕事をするのに僕にはホストが適していると思っているんです。
では2部に異動したのもアップデート?
マハトマリュージ:そうですね。実は一度、1年間休んでいた時期がありました。復帰するときには移籍も考えましたが、そのタイミングでちょうど2部の立ち上げの話があって。めぐり合わせだと思いましたね。
朝ホスはまだ未開拓の地でしたし、どうせなら新しい環境で挑戦したいと思って、朝TOPでの再スタートを選びました。
仕事を続けた先に見える景色がある、その信念のもとで積み重ねてきた結果が、今の自分につながっていると思います。
朝TOPで働く魅力とその強み
働いていて感じる朝ホスト(2部)ならではの強みはありますか?
マハトマリュージ:一番は働き方のリズムですね。1部だと同伴のほか営業後にアフターがあったりして、拘束時間が結果的に長くなることもしばしば。でも朝は、同伴のほうが圧倒的に多いと感じます。
もちろんアフターがまったくないわけではありませんが、働くときは働く、休むときは休む。その切り替えができるのは2部の強みですね。
それにこのリズムって、生活の質そのものにも関わってくるんですよ。
朝働いて昼には解放されるから、ゴールデンタイムに自分の時間が作りやすい。
昼職や学校と両立している人も多いですし、ホスト一本でやる人でも生活のリズムを整えながら続けやすい。夢を追いかけながらホストも効率的にできると思います。
僕も今の働き方のほうが合っていると感じますね。
中でも朝TOPさんは未経験の方も多いと伺っています。
マハトマリュージ:未経験は挑戦しやすいと思いますよ。いきなり夜の1部でガッツリやるのは不安という人も多いと思うんです。でも朝TOPなら「まずはやってみよう」って気持ちでスタートできる。
学校に通いながらとか、昼職を続けながらでも挑戦できる。最初から全部を背負わなくてもいいのは、未経験の人にとって本当に大きいと思いますね。
それに朝TOPはTOP DANDYというブランド力があるし、歌舞伎町のど真ん中にある。お客様は入りやすいんでしょうね。
だから初回のお客様がとても多いんです。ふらっと来る方も目立ちます。
ホストを始めても「お客様が来ない」となると気持ちが折れてしまいますが、ここは違う。自然とチャンスがある環境だからこそ、やる気のある人には平等に可能性があると思います。
たしかに立地とブランド力は魅力ですね。
マハトマリュージ:しかも朝TOPは人も本当に穏やかなんですよ。怒鳴る人なんていない(笑)20代から30代まで幅広い年齢層がいて、全体的に落ち着いた空気がある。
ギラギラした雰囲気が苦手な人もいると思いますが、朝TOPは安心して働けます。
未経験の人でもすぐになじめる環境で、居心地の良さが続けやすさにもつながっていると思いますね。
それに朝TOPの内勤は付け回しもスムーズだし、お皿洗いをキャストにさせることもない。
細かい部分まできっちり整っているから、キャストはお客様に集中できるんです。
裏がしっかりしているお店って、思っている以上に働きやすいんですよ。その安心感があるからこそ、みんなが前向きに頑張れるんだと思います。良いところしかないですね(笑)
リュージ流・ホストを続けるための「心の整え方」
長くホストを続けるうえで、大事にしている考え方はありますか?
マハトマリュージ:ホストの仕事って、ある意味「営業」なんですよね。営業って当たり外れもあるし、使った時間が全部実を結ぶわけじゃない。
でも、だからこそ病まずに続けることが大事なんです。
さきほども言いましたけど、やめるのは簡単だけど、続けないと見えない景色がある。僕はそれを信じてやってきましたし、それで成功体験をしています。
続けるって、地味だけど一番強いと思うんです。やり続ければ成長しますし、感覚も磨かれますよ。
時には気持ちの切り替えを求められると思いますが……
マハトマリュージ:そうですね。僕は気持ちを切り替える時には、小分けに寝るようにしています。
動物学的にも、寝ることで記憶が整理されるって言われているんですよ。嫌なことは寝て忘れる。でも、ポジティブな気持ちは残したい。だからあえてこまめに寝て、気持ちをリセットするようにしています。
そうやってバランスを取ることで、次の日も前を向けるんです。
ホストを続ける上で、自分の中でリセットの仕方を見つけておくのは大切だと思います。
リュージさんって物知りなんですね!
マハトマリュージ:あはは(笑)うんちくが好きなんですよ。SNSはあまり得意じゃないので、その代わりにうんちく動画を化粧中に見たりしているんです。動物や心理の話が多いんですけど、見ていると面白いし勉強にもなるんですよ。
SNS見るのって食欲とかそういう欲求の次くらいにある知識欲からだと聞いたことがあります。僕はそれをうんちく動画を見ることで満たしているんです。
お客様との会話でも、そういう話をしてしまうことがあります。「うんちくが多い(笑)」って言われることもあるけど、それで笑ってもらえるならそれでいい。
知識を語るというより、話のきっかけを作る感覚ですね。
リュージさんのお話に納得感があるのは、そういった知識があるからでしょうか?
マハトマリュージ:ん~、僕の場合はギリギリのところで正論を言うようにしているのもありますね。僕は相手が怒らないギリギリの正論を言うことで、相手が喜ぶという感覚があります。だから女の子からも相談が多いなって感じます。
これってメンタルを病まずに切り替える方法がわかったからできるんだと思うんです。続けて来たからこそわかることですね。
僕は効率よく動くことは意識していますけど、効率って単に早く終わらせることじゃない。どうすれば相手が気持ちよくなれるか、どうすればお互い無駄がないか。その最適な形を考えるのが、僕にとっての効率なんです。
無駄を減らして、相手とまっすぐ向き合う。それが僕のやり方です。
仲間とともに強くなる朝TOPの未来
リュージさんは後輩キャストからお話を聞かれることも多いかと思います!
マハトマリュージ:僕はあれこれ言いすぎないようにしています。ただまずはやってみて、と伝えています。そのうえでフローチャートを書かせるんです。そうすると「ここは無駄じゃない?」「こうすれば早い」というふうに、効率を意識させることができるんです。
効率を考える力をつけさせる?
マハトマリュージ:それよりも「まずは実行する」ですね。フローチャートはあくまで意識して実行してもらうための手段。まずはやってみてからじゃないと、具体的な疑問って出てこないんです。
これは僕がWeb系の会社でプログラミングでわからないことを聞いたときの先輩から学んだことです。漠然とした疑問の時は答えてくれないけど、まずやってから質問すると答えてくれる。お互いにとって効率的ですし理にかなっていますよね。
大事なことですね。リュージさんはどんな方と朝TOPで一緒に働きたいと思いますか?
マハトマリュージ:真面目な人がいいですね。どんな仕事でも、やっぱり真面目さが一番大事だと思うんです。それに、テンション感を合わせられる人。お酒を飲んでから来る女の子も多いので、周りと楽しくその場にいられる人が向いてると思います。
あと、朝TOPは労働時間が短いので、「別のこともやりたい」と考えてる人にも合うと思います。ダブルワークをしたい人とか、昼職と両立したい人も多いですしね。
いきなりホスト一本に絞るのは怖いっていう人もいると思うんです。でも、うちはバイトから入って、「もう少し本気でやってみよう」と思ったタイミングでレギュラーになる人もいます。
その意味でも、まず挑戦しやすい環境だと思います。
最後に今後の目標を教えてください!
マハトマリュージ:朝TOPをもっと“強いお店”にしていきたいです。強いっていうのは、人の力のことですね。一人ひとりが自分の強みを出して、お互いを高め合えるようなお店にしたい。そのためにも、仲間を増やしていきたいと思っています。
朝TOPは環境が整っているので、あとはどう動くかだけ。僕もまだまだ成長途中なので、一緒に朝TOPを盛り上げてくれる人が増えたら嬉しいですね!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
マハトマリュージ:ありがとうございました!※本記事は、2025年10月22日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。