当たり前×継続=自信。歌舞伎町『TOP DANDY -朝TOP-』三遊亭翔太のホスト力とは【独占取材】
三遊亭さんの人柄に惹かれ「朝TOPの魅力は三遊亭翔太がいること」と話すキャストもいるほど、厚い信頼を集めています。
栃木でホストの道を歩み始め、歌舞伎町での経験を経てたどり着いたのは、「人を支え、育てること」に喜びを見いだす現在の立場。
本インタビューでは、挑戦の原点から朝TOP立ち上げの背景、そして仲間と共に描く未来への想いを語っていただきました。
トピック
昼職で感じた限界。自分の可能性を信じて夜の世界へ
ホストの前は昼職をされていたと伺っています。
三遊亭翔太:はい、地元の栃木県で大手自動車メーカーの工場で4年間働いていました!誰よりも早く出勤して、休日出勤もして。とにかく「頑張れば報われる」と信じて働いていたんです。
でもどれだけ頑張っても給料はあまり変わらなくて。同期とも差がなかったし、上司にふと給料を聞いたときも「こんなに責任があってもこれだけなんだ」と衝撃でした。
その上司は一番早く来て、一番遅くまで働く人でした。でもすごく疲れていて、元気もなくて。
それを見て「このままじゃ自分も同じになるのかな」と思ってしまったんです。
それでホストに?
三遊亭翔太:そうですね。もちろん昼職は安定した仕事ではありましたが、行きつく先が見えてしまっているのはどうなのかなって。
もっと頑張れば頑張るほど形になる仕事をしてみたい、と思ってホスト業界への転職を決意しました。親にはかなり止められましたが、あの時チャレンジして良かったなと今では思いますね。
最初はお金目的でホストを始めましたが、だんだんとこの仕事が好きになっていきました。
自分がやっていることに対して、形だけでなくお客様から「ありがとう」って言葉をいただけるようになってやりがいを感じたんです。
ホストを極めようと、1時間かけて茨城県の書店に行ってホストの雑誌を買ったり……そこで歌舞伎町へ挑戦したいなという気持ちも芽生え25歳で上京する決意をしたんです。
歌舞伎町では2部のお店からスタートしたと伺っています。
三遊亭翔太:はい、たまたま面接に行ったときに2部の時間帯に通されて、歌舞伎町では2部からスタートしたんです。1部や2部と営業形態が分かれていることは、東京に出てきてから知りました。
某有名グループでも毎日コツコツ、無遅刻無欠勤を貫いて経験を積みました。
その経験が、今の自信にもつながっているんですね。
三遊亭翔太:そう思います。努力が報われる世界で、自分の力を試したかった。栃木・歌舞伎町の某有名グループでの積み重ねがあったからこそ、次のステップでTOP DANDYに行こうと決意できたんだと思います。
努力と継続が生んだ自信。「運」は準備した人に味方する
TOP DANDYに移籍された当時の気持ちを教えてください。
三遊亭翔太:最初は不安もありましたけど、それ以上にワクワクのほうが大きかったですね。歌舞伎町で働きだしてからずっと憧れていたお店で、「ここで自分を試したい」という気持ちが強かったんです。TOP DANDYって、いわばメジャーリーグみたいな存在。
だから入店した時は、まるで遊園地に来たような気持ちでしたね。ここで白楽さんと出会ったことは僕の転機でしたね。
実際に入ってからは、どんな日々でしたか?
三遊亭翔太:ありがたいことに、環境にも人にも恵まれて、順調にステップアップできました。振り返ると本当に「運が良かった」と思います。でも、いま思えばその運も、準備してきた人にしか味方しないんですよね。
運を味方にするにも準備が必要ということですか?
三遊亭翔太:そうです。成功している人って、そう見せているだけで裏ではちゃんとやってる。僕も遅刻も欠勤もせず、怠けないようにしてきました。
「やることをやって、虎視眈々と継続する」。それを続けた結果、運が味方してくれたんだと思います。
コツコツ努力を続けてきたからこそ、「僕って世界で一番運がいいな」って思えるんです。
続けるって、シンプルだけど一番難しいですよね。誰でも気持ちが折れそうな時はあるし、僕も例外じゃないです。
でも、そんな時こそ「今日も出勤する」「今日も笑う」みたいな小さな“当たり前”を守るようにしていました。
その積み重ねが自分の軸をつくってくれたと思いますし、それが自信につながりました。
運を呼ぶのは、特別なことをするのではなく、当たり前を積み重ねられる人だと思うんです。
そうした日々の積み重ねの中で、変化を感じることはありますか?
三遊亭翔太:感じますね。昔は勢いや危うさが魅力になる時代だったけど、今は違うと思います。努力や継続の中身も、時代とともに変わってきている。お客様も本当に頭が良くて、人を見る目があるから、中身のない人はすぐに見抜かれてしまう。
だからこそ、当たり前のことを当たり前にできる人が、最後に信頼される。
僕にとっての当たり前は、人としての礼儀や誠実さです。
お客様だけじゃなく、仲間やスタッフ、タクシーの運転手さんにも、きちんと接するようにしています。
紳士でとても素敵なお考えです。
三遊亭翔太:そう言っていただけると嬉しいですね。僕はキャストたちにも「ホストとしてより、人として魅力を磨こう」ということをいつも伝えています。
キャラクターや名前だけで売れる時代じゃない。人間性や信頼が一番の武器だと思います。
だから毎回のミーティングでも、そこを一番に話しています。
人としての当たり前を大切にできる人こそ、お客様にも仲間にも長く愛されると思っています。
逆境を追い風に。TOP DANDY -朝TOP-立ち上げの挑戦
朝TOPを立ち上げるきっかけを教えてください。
三遊亭翔太:TOP DANDYでの日々は順調でしたが、次の目標を見失ってしまっていて……。そんな時に気づいたんです。「自分よりも後輩が輝いていくほうが嬉しい」って。
歌舞伎町に来た時は、一生現役でホストを続けていくつもりでした。でもステップアップしていくうちに、「誰かを育てたい」「自分でお店を作りたい」と思うようになったんです。
そこである日の給料面談で言いました。「2部をやらせてください」って。2部の経験もあったので、自信もありました。
朝TOPの発案は三遊亭さんだったんですね!
三遊亭翔太:そうなんです。最初は驚かれましたが、「面白いことを言うね」と真剣に話を聞いてくださって。提案から1~2ヵ月後にグループの了承が下り、白楽さんと二人三脚で準備を始めました。
右も左も分からない中、物件を見に行ったり、2部の市場を調べたりと一つずつ形にしていったんです。
もちろん「2部なんて無理だろ」「うまくいくはずがない」と言われることも多かったですが、逆境の方が燃えるタイプなので(笑)「見とけよ、いい意味で裏切ってやろう」って思いました。
どうして2部営業にこだわったのでしょうか?
三遊亭翔太:僕の6年間の2部での経験は本当に楽しかったんです。お客様より素の感情で関わってくれる時間帯で、「ありがとう」って言葉をダイレクトに感じられる。
1部は華やかで刺激的だけど、2部には「人と人の温度」がある。だからこそ、この時間帯でお店を作ることに意味があると思ったんです。
三遊亭さんの朝TOPにこめられた思いが、お店のあたたかな雰囲気に出ている気がします。
三遊亭翔太:ありがとうございます!現役の頃は、何千人というホストの中から自分を選んでもらえることが嬉しかった。今は、何百という店舗の中から“このお店”を選んでもらえることが心から嬉しいです。
普通に生きていたら出会えなかった人たちと、ここで出会えていること。その出会いを大切にしたいという気持ちはすごく強いです。それはお客様だけじゃなく、従業員も同じ。
そして、白楽さんへの恩返しも続けていきたい。あの人がいなかったら、僕はホストを続けていなかったと思います。
「それじゃダメだ」「もっとできる」と言ってくれたことが、今でも自分の軸になっています。
挑戦を通して、人とのつながりの大切さを実感しました。それが、今の朝TOPという場所にすべて詰まっていると思います。
仲間と育てる覚悟。人を支え、信頼を築く
朝TOPを率いる立場として、今どんな想いを持っていますか?
三遊亭翔太:一番は、「人の人生を預かっている」という責任ですね。朝TOPには、地元から上京してきた子や、昼職を経験してきた子など、いろんな背景を持ったメンバーがいます。
そういう子たちが「ここで頑張りたい」と思って入ってくれた以上、絶対に成功させたいし、幸せにしてあげたい。
だからこそ今は、自分一人で頑張る時代ではなく、仲間の人生を背負う立場としての覚悟を持ってやっていますね。
繰り返しになりますが、現役のころは自分のことだけでしたが、今は仲間が努力して成長して輝く姿を見ることが何よりも嬉しいんです。
その姿を見ると、自分の存在は仲間によって成り立っているんだと実感しますね!
育てる立場になって、意識が変わったことはありますか?
三遊亭翔太:そうですね。「背中で見せる責任」が大きくなりました。それは表面的なこと以上に、人として信頼される姿です。ホストは華やかな世界に見えますが、本質は人と人との信頼です。だから僕は、ミーティングではいつも「当たり前の行動」を話します。
例えば、「店員さんに対しても礼儀を忘れない」「誰にでも感謝を伝える」。そういう小さな積み重ねが、最終的にお客様からの信頼につながると思うんです。
その考え方が、お店全体の文化としても浸透しているように感じます。
三遊亭翔太:ありがたいことに、そう言ってもらえる機会は多いです。うちの上層部たちも、ただ厳しくするだけではなく、真剣に向き合ってくれる。伸び悩むキャストにも、親身にアドバイスをくれるんです。
僕が大事にしている「人としての在り方」が、自然とスタッフに受け継がれているのを感じますね。
それが朝TOPというチームの強みだと思います。
ホストの一般的なダークなイメージも変わりますね!
三遊亭翔太:そうだと嬉しいですね。ホストって派手とか怖いというイメージがまだ残っていると思うんです。
でも、実際は信頼関係を築くために誰よりも努力している人たちが多い。だから僕は、ホストの怖いといったイメージを少しでも変えていきたい。
ホストという仕事は、決して軽いものではなく「人を笑顔にする責任ある職業」なんです。
その意識を持つ人が増えれば、業界全体がもっと良くなると思っています。
未経験でも輝ける。朝TOPという“挑戦の舞台”
朝TOPは、どんな方に向いているお店だと思いますか?
三遊亭翔太:やっぱり「何かを変えたい」と思っている人ですね。昼職をしていた人でも、経験がない人でも、気持ちさえあれば大丈夫。
僕自身も昼職からこの世界に入ったので、不安な気持ちはよくわかります。でも一歩踏み出したことで、今の自分がある。
だからこそ「やってみたい」という気持ちを大切にしてほしいです。「もう来いよ、俺の懐に飛び込んでこい」って言いたいです!
どんな経験をしてきた人でも、ここに来た瞬間からチャンスは平等です。昼職を経験してきた人の気持ちも、長くこの世界にいる人の気持ちも、どちらもわかる。
だからこそ、その人が持っている魅力を引き出すのが僕たちの役目だと思っています。
魅力を引き出してくれると聞くと安心してチャレンジできそうです!
三遊亭翔太:朝TOPって教育体制もしっかりしているんですよ。一人ひとりの歩幅に合わせて教えてくれる先輩ばかりなので、未経験でも自然と馴染めると思います。
そして何より、成長のスピード感を感じられる環境です。これは初回の数が多いというのもありますね。
未経験だからといって初回の席につかせない、なんてこともありませんから安心してください!
頑張った分だけ自分の変化が実感できるから、やりがいを感じながら前向きに働けると思います。
キャストの関係性も良いというのも自慢です!キャストの仲の良さはYouTubeを見てください(笑)
朝TOPさんの働きやすさも伝わってきます!
三遊亭翔太:はい!朝TOPは2部、いわゆる朝ホスと呼ばれる営業スタイルなので、昼夜逆転しない生活リズムで働けるのが大きな特徴です。昼間の時間を有効に使えるから、体調面でも無理がない。プライベートを大切にしながら働ける環境は、長く続けたい方にも向いていると思いますよ。
今後、朝TOPをどんなお店にしていきたいですか?
三遊亭翔太:もっと多くの人に朝ホスの魅力を知ってもらいたいです。ホストの世界って、夜だけのものじゃない。朝の時間帯にも、それぞれの夢や挑戦を叶えられるステージがある。
僕たちはその可能性を広げたいし、ここから業界のイメージを少しずつ変えていきたいと思っています。
そして何より、お客様にも従業員にも「このお店を選んで良かった」と思ってもらえる場所であり続けたいですね!
朝TOPさんの発展がますます楽しみです!本日は素敵なお話ありがとうございました!
三遊亭翔太:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2025年11月5日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。