歌舞伎町ホスト『MAJESTY -SECOND-』一ノ瀬乃愛が更新をやめないという生き方【独占取材】
ホストとしての経験を重ねる中で、常に「考えること」をやめず、自分自身を更新し続けてきた乃愛さん。挑戦を恐れず、苦手なことにも向き合いながら人としての厚みを大切にしてきたといいます。
キャストとの向き合い方や仕事への価値観、そしてMAJESTY -SECOND-という環境で大切にしていることについて、率直な言葉で語っていただきました。
考えることをやめなかったからたどり着いた今
乃愛さんはホスト業界に長く携わられていると聞いています。
一ノ瀬乃愛:そうですね、ホスト歴はもう6~7年になります。もうあまり覚えていない(笑)この6~7年が濃すぎて、たしかな年数を覚えていないっていうのが正解かな。
もともとすごく興味があったわけじゃないんですよ。僕はバースタート。働いていたバーの系列がホストを経営していたんです。
そこで「ホストやりなよ」って声をかけられて。最初すごい嫌だったんです。ホストをやることに抵抗があって……
なぜ抵抗があったのに踏み出せたのでしょうか?
一ノ瀬乃愛:「かっこいいんだから、お金になるよ」って一言ですね。この顔で稼げるのであれば、そのほうがいいのかなと。そんな何気ないスタートなんです。
それからはいろいろありました。働いたお店がなくなり、次のお店もなくなり……次のお店もまたなくなるということで、NEW GENERATION GROUP(以下ニュージェネ)に来ることになったんです。
いろんなことがありましたね(笑)ニュージェネにはみんなで移動したけど、その後もいろいろあって大変な状況で。
そんな時にMAJESTY -SECOND-の創設と異動の話が来たんです。1人でもいいから残って二部を引っ張ると思って今に至ります。
MAJESTY -SECOND-のお話を引き受けたのには理由があるのでしょうか?
一ノ瀬乃愛:自分がどれだけできるかという部分にチャレンジしたかったからです。僕の人生のテーマは「挑戦」。挑戦し続けることが大切だと思っているんです。それが自己成長につながるし、僕は衰退をしたくなかったんです。
あとは僕のような思いを、他の子にはしてほしくなくて。守ってあげられる人がいるなら、僕がその役目をやりたいと思ったんです。
覚悟を感じます。
一ノ瀬乃愛:そうですね。守る立場にいるからこそ、自分がまず「人として」の部分で折れちゃだめだなと思っています。
人としての部分を崩さなかったのは、歌舞伎町に来て唯一ブレなかったこと。嫌われる覚悟だったり、裏切りや嘘を受け止める覚悟。そういうトータルの面で、人として揺るがない軸を持ってないといけないと思っています。
気づいたらこの考えにいましたね。ずっと考えながら仕事をしていたからかな。いろいろ考えて、さらに考えて、そのうえで考えを更新していって。そこにたどり着いたんです。
薄い人間にはなりたくない
考え方をかなり深く掘り下げている印象ですが、普段から意識していることはありますか?
一ノ瀬乃愛:とにかく嫌なことにトライすること。目を背けてしまう部分って、生きていく中で結構あるじゃないですか。「ああ、これ苦手だからやめよう」って思うことが誰にでもある。
苦手なことは他の人にやらせるという選択肢もあると思うんです。でも僕は、苦手なことでも自分はやらないとダメだって思って生きてきたんですよ。
NOって言いたくない。とにかくやってみる。本当に全部です。
とにかくまずやってみる?
一ノ瀬乃愛:そうですね。例えば、ネイル。僕は女性がネイルをする気持ちを理解したかったんですよ。だから自分もネイルをしてみたんです。ネイルして出社したり、出かけたりする気持ちを理解するために。
実際にやってみると「ああ、こういう気持ちなんだ」って、言葉の説得力が全然変わるんです。誰かから聞いた話をそのまま言うことって、説得力が弱いしちゃんと説明できない。
でも自分が体現することによって説明できるじゃないですか。たった一つのことで十通りのことを説明できたり。それが深みじゃないですか。厚みになるかなって。
薄い人間になりたくないんですよね。スポンジみたいに生きて、なんでも吸収したいんです。
どんなこと・どんな人からも吸収するということでしょうか?
一ノ瀬乃愛:そうです。女性のお客様から聞くことも多いですし、タクシーの運転手さんと話すこともあります。何気ない会話の中でも、「なんでそう思うんですか?」って聞いたりすると、「そういう考え方もあるんだな」って気づくことが多いんですよ。
プライドで聞けない人って、本当に多いと思うんです。
でも僕は、プライドはないですね。上にいても、下から追い上げて来る子がいるんで、もっと話さないとって思う。
上の立場だから学べないとか、そういうのはないんです。
常に学びの姿勢でいたい。そうやってやってると、どんどん自分に磨きがかかって、人間としての成長につながるんだと思うんです。
内面磨きが大事なんですね。
一ノ瀬乃愛:中身が強い人ってかっこいいんじゃないですか。自信をつけるために必要なのって、実は厚み。自信のある男はかっこいいけど、過信になってしまえばそのかっこよさは消えて周りから人がいなくなります。
僕は40代・50代・60代になってもダンディーでかっこいい男になりたい。そのためには中身を磨くことが本当に大切だと思ってます。
技術よりも前に伝えること
キャストさんに対して、最初に伝えることって何ですか?
一ノ瀬乃愛:女性を自分より上だと思って寄り添うことですね。何でも勉強して、何でも吸収して、常に疑問を持って考えてごらんって。なんでこうやって言ってくれたんだろうとか、なんでこういうことをしたんだろうとか。その裏側には必ず理由があるんです。
そこでつまったら教えてあげる僕の出番です。
行動の裏側を考えるということですね。
一ノ瀬乃愛:そうです。人それぞれ育ってきた環境によって、人の普通って違うじゃないですか。価値観も違う。
だから自分の意見よりも寄り添うことをしてみると、新しい発掘があるんですよ。
相手の考え方を、まずは理解する。それが寄り添うことのスタート地点だと思うんです。
技術ってセンスもあると思うんです。でも寄り添うことって、センスじゃないんです。人としての部分なんですよね。
だからまずそこを大事にしてほしいと思っています。この仕事から身を引いた後も残るものですから。人としての部分が強い子はどんな環境でも生きていると思いますし!
乃愛さんはキャストさんにも寄り添っていらっしゃるんですね。
一ノ瀬乃愛:とことん向き合います。例えばネガティブなキャストがいたら、まずとにかく一緒に過ごします。一緒にいる時間を増やすことで、「こういう考え方をしたほうが楽だよ」って見せます。
必然的に今まで下げて考えたことを「それってプラスなんだよ」という発想の転換を教えるんです。
行動と言葉で見せる?
一ノ瀬乃愛:そうです。でも優しく寄り添うだけでは甘えになってしまう可能性もあります。ホストは男社会の一面もあるので、厳しく言うこともあります。
メリハリが大事。甘いだけではダメだし、厳しいだけでもダメなんです。
その子の成長のために、どうするか。どの距離感で、どう接するか。常に考えながらやってます。
そのためにもコミュニケーションが大事。後輩とご飯行ったりとか、サウナとか温泉行ったりもします。僕はよく喋りますよ、うるさいっていうくらいに(笑)たまにイタズラをしてふざけあったりもします(笑)
更新をやめない人のそばで
ここまでで、乃愛さんは常に進化し続けている印象です。
一ノ瀬乃愛:あはは(笑)そうですね、アップデートはしていますね。完成形を目指していないんです。常に変わり続けていく。その繰り返しなんです。
おかげで「飽きない」と言われることは多いですね。
乃愛さんのそばで働くと、多くの学びがありそうですね。
一ノ瀬乃愛:MAJESTY -SECOND-の魅力は僕がいることもあります。でもそれ以上にここまで付いてきてくれたキャストたちが魅力的なんですよ。うちは個性が満遍なくあるんですよね。
あとは自由に自分のやりたいようにやっているところですね。すごく。みんなが楽しく仕事してることですね。
朝の二部の時間帯はミラクルがたくさんある。一部の時間帯を経験したからこそ思います。
だから興味があればぜひ挑戦してほしいですね。
変わりたいと思う人がいたら、僕が誰よりも覚悟を持って、身を削ってでも変えてあげます!だからその人生を頂戴、と思うんです。
MAJESTY -SECOND-ではホストにとどまらないものも得られそうです。
一ノ瀬乃愛:そこです。終わった後に何を残すかっていうのが大事なんです。3年後、5年後に「何も残らなかった」って思うのは、本当に辛いし悲しい。技術だけ教えて「頑張ってね」じゃなくて、人としての成長を一緒に見守る。
その子がMAJESTY -SECOND-にいたからこそ、人として「厚くなった」って思える環境を作りたいと思っています!
今後のMAJESTY -SECOND-のみなさんのご活躍も楽しみしております!本日はありがとうございました!
一ノ瀬乃愛:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年3月18日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。