目標があるから、人生はおもしろい。池袋『Lilian』あすいるるがホストを続ける理由【独占取材】
3年半のニート生活を経て、ホストの世界へ飛び込んだるるさん。ゲームで目標を追いかけることに夢中だった経験をきっかけに、現実でも自分自身を高めていく楽しさを見つけました。
自分で決めた目標には徹底的に向き合う一方で、周囲には同じ熱量や働き方を求めない。自分には厳しく、仲間には自由を大切にする姿勢が、るるさんらしいホストとしての在り方につながっています。
るるさんが目標を追い続ける理由や、お客様・仲間との向き合い方、Lilianで大切にしている働き方についてお話を伺いました。
トピック
ゲームの目標が、現実の目標に変わった
ホストを始める前は、しばらくニートだったと伺っています。
あすいるる:そうなんです。3年半くらいニートをしていて、本当にゲームしかしてなかったです。高校時代まで振り返っても、目標っていう目標はなかったですね。唯一あったのがゲームの目標くらいで。
ゲームって、目標があるから楽しいじゃないですか。目標がなくなった瞬間に、飽きちゃうんですよね。
ホストを始めたきっかけは、女友達に見せられたホストを見て「自分のほうがかっこいいんじゃない?」と思ったこと。それまでお酒も家で少し飲んだことがある程度だったんですよ。
当時住んでいたところに近いということで、歌舞伎町ではなく池袋で調べてLilianに入店しました。
ニート生活からいきなりホスト生活は大変だったのでは?
あすいるる:めっちゃ楽しいなって思ったんですよ。それまで長い間、生身の人とろくに話していなかったので、人と会話すること自体が楽しくて。ホストにも、お店に来るお客様にも最初は偏見があって。「変な人しかいないんじゃないか」とか、ホストはガラが悪くて性格も悪そうとか思っていました。
でも実際に働いてみたら、意外といい人が多かった。キャストもいい人たちだったし、思っていた世界とは違いましたね。
そこに加えて、夢中になった理由のひとつが、次々と目標ができること。ゲームでは、自分のランクやスコアを上げることに夢中になっていました。それがホストを始めて、ゲームの中じゃなくて、リアルの自分を高めていく感覚に変わったんです。
ゲームに向いていたモチベーションが、そのまま仕事へのモチベーションになった感じですね。
目標があるのがホストとしての原動力?
あすいるる:そうですね。当初は毎月目標を決めていました。最初の月も、自分で決めた目標を達成できなかったら「辞めます」って、周りのキャストや内勤さんに言っていたんですよ。入店してすぐにホストの仕事って楽しいと思っていたんですけど、それくらいやらないと自分のモチベーションが上がらないと思って。
自分でかなり行動しましたね。
あとは同期の存在も大きかったかな。
同期がいらっしゃったんですね!
あすいるる:入店が1週間くらいしか違わない同期がいたんです。その子も結構頑張るタイプで。お互いの目標について話したり、「明日新しいお客様が来るんだ」と話したり。そういう会話もモチベーションになっていました。
ニートをしていた頃にはなかった、人と話す楽しさもあって。そこに自分で追いかけられる目標もできた。そういうのがモチベーションになっていましたね。
ホストを始める前は、給料がいいのかなとは思っていました。でも今は、目標を追いかけていたら、その結果として給料もついてくるような感覚です。
僕は本当にホストをやってよかったと思っています。ホストをやっていない人生を考えたら、ちょっと怖くなるくらい。なんなら、もっと早く出会ってもよかったなと思います。
努力と呼ばなくなっても、目標を追う気持ちは変わらない
目標を追っていく中で考え方の変化などはありましたか?
あすいるる:それはそうですね。昔は、モチベーションがないときにも耐えて行動することを努力だと思っていました。SNSとか出勤も含めて。でも今はそのSNSや出勤は努力じゃなくて「義務」とか「ルーティン」「最低限のこと」として捉えています。努力だと思っていたことを、努力と捉えなくなったのが1番の変化かな。
でもその分、自分では「努力できていないな」と思うこともあります。
ほぼ毎日出勤をしていますが、出勤している以外の時間を持て余していると「堕落しているな」みたいな。
SNSはもうやるのが当たり前ですから。最低限のことをしているな、くらいです。
SNSを当たり前として捉えるから継続できる?
あすいるる:そうかもしれませんね。入店当初は毎月ノルマを決めて更新していましたけど。質問箱を設置してたくさん答えたり。SNSもフォロワーが増えていきますが、フォロワー数も目標としていたものに到達すると「当たり前」になる。周りから「有名ですね」と言ってもらっても、自分ではそんなに思えなくて。
他のことでも同じことが言えます。ホストを始めたときも、「いつかここまでいけたらいいな」と思う目標があったんですけど、実際に達成すると、それまで憧れていたものが意外と身近に感じるようになって。
そうすると、「じゃあ、もう少し上を目指したいな」ってなるんですよ。その繰り返しで、目標を達成して満足ではなく、次の目標に目が行くんですよね。
どうしてすぐ次の目標に目を向けられるのでしょうか?
あすいるる:目標がなくなると、モチベーションを失っちゃうからです。目標がないと飽きちゃうんです。これは僕自身の性格ですね。目標に追い込まれるときは、「何かしないと」って、寝られなくなるくらいソワソワすることもあります。でも、僕はそういう状態だからこそ頑張れるタイプなんだと思います。逆に何かを追いかけていないと、ダメなんです。
新たな目標を作ることで、ご自身を保っている?
あすいるる:というより、目標を持っている人間のほうがかっこいいと思うんですよね。少年漫画の登場人物って、みんな目標を持っているじゃないですか。直近の目標もそうですし、最終的な目標とか。
そういう目標をちゃんと持って追いかけてるだけでも、それは価値ある人間って思うんですよね。特にホストは。
それに一緒に頑張ってくれる周りのためにも、目標は絶対達成したいという思いもあります。
期待には、仕事で応えたい
目標を達成したいと思う理由は、自分自身のためだけではない?
あすいるる:そうですね。目標を追いかける中で、自分自身がどう見られるかも意識しています。例えば、担当しているお客様からすると「自分が応援している人がどんな存在なのか」というのは大事だと思うんですよね。
やっぱり「この人を応援していてよかった」と思ってもらえるような、お客様が誇れる存在になりたい。
それに期待もしてもらっていると思うんです。その期待に応えられないのは失礼かなと。
だからそのためには言葉や態度で大きく見せるよりも、仕事で応えたいんです。
うちに秘める想いがあついですね!
あすいるる:よく「感情がなさそう」とか「人に興味なさそう」と言われますけど(笑)自分で決めた目標を達成したときに、お客様と喜べるのはやっぱり嬉しいですよね。あまり感情を表に出さない?
あすいるる:そうですね。接客中は一緒に楽しく飲む感覚は大事にしているし、人に興味がないわけでもないんですけどね(笑)例えばタクシーの運転手さんと話すこともありますし、知らない人の話を聞くのは普通に楽しいです。その人が経験してきたこととか、自分が知らないことを聞けるので。
自分から積極的に話しかけるタイプではないですけど、話しかけてもらえるのは嬉しいですね。
ホストって普通にしていて良いんですよ。最初は「ホストってもっと作らないといけないものなのかな」と思っていたんですけど、意外と普通の自分のままでもいいと感じました。
無理してホストっぽく振る舞っている人より、自分らしくやっている人のほうが自然に魅力が出ると思います。
自分には厳しく、仲間には「自由が一番」
るるさんはご自身に対してストイックな印象です。
あすいるる:自分は高い目標を決めて追い込むことで行動してきたんですけど、他のキャストには同じ熱量や働き方は求めていません。それは個々に求めているものが違うから。大きな目標を持つ人もいれば、生活のために働いている人もいていいと思うんですよ。ヘルプなど、自分の役割をきちんと果たしているなら、それでいいと受け止めているんです。
だからチームでも細かく何かを教えたり、指示をしていることはあまりしていないんです。普通に雑談をしているほうが多いんです。
雑談?
あすいるる:チームでご飯に行ったり、サウナに行ったりもしますし、そういう時間の中で自然に話す感じですね。雑談していると、聞きたいことは聞いてくれるし、相談したいなら相談してくれますし。
もちろん雑談の中で「あ、この子最近モチベーション高いな」とか、「最近ちょっと落ちているのかな」とか、そういう変化は見るようにしていますよ。
その子の気持ちやモチベーションに沿いたいから雑談を重視?
あすいるる:そうですね!自由が一番。のびのびやらせているかは分からないけど、チームには長く続いているメンバーが多いですね。僕自身一度歌舞伎町に挑戦しましたが、もっと自由に働きたくて、歌舞伎町からLilianに戻ってきています。縛られたくないというか。仕事と思って出勤したくないと思っているんです。
Lilianは縛られず自由に働ける環境?
あすいるる:そうですね。前のお店も楽しかったですけど、各々自由にやっているLilianがいいな、と。変なルールがないんですよ。ガミガミ言われることも少ない。目標を追いたければ追えばいいし、自分で楽しめる範囲で働ければそれでいいんです。Lilianは自分に合った働き方を探している人には、合う環境だと思います。気軽に応募してみてほしいですね!
本日は素敵なお話ありがとうございました!
あすいるる:こちらこそありがとうございました!※本記事は、2026年8月27日時点での取材内容をもとに構成しています。今後の制度やルールの変更により、一部内容が掲載当時と異なる可能性があります。